近藤史恵さんの本。
絵は左の方が好きなんですが、右の方を新しく出し直したということで、右の方を買いました。
右の方のあとがきに
「これまでの版とはひとつ結末を変えてあります。(中略)
運がよかっただけの人間が、強いふりをして、運の悪かった人を責めるのは無責任だと、この年になって気づきました」
とあり、どこが変わったのか気になったので、左の方を図書館で借りたのであります。
ある話の最後の1ページだけでしたが、確かに違っていました。
逃げ道がなく諦めている人を、切り捨てるのではなく、自分にできることをやった上で、最後にどうするのか決めるのはあなただよ、という終わりが力強くて前向きで、よかったと思います。
「私の命はあなたの命より軽い」
の文庫版のあとがきも、ものすごくいいことが書いてあって、何回も読んでしまいました。
あとがきだけでも男の人に読んで欲しいけど、意味わかんねーって顔されて終わりそう。
もどかしくて悲しい現実。
図書館ではついでにこの2冊も借りてきました。
「インフルエンス」はWOWOWでドラマ化されてますね。(見れないけど)
「ふたつめの月」はお友だちのおすすめで読んだのですが、なんと続編でした(笑)
「賢者はベンチで思索する」を先に読まねばならなかったようです。
近藤史恵さんは児童向けの小説も書いていると知り、みかん(小4)に買ってみました。
今はもう絶版になっているみたいで、古本屋さんで買いました。
古本屋さんにもなかなか出回らないので、続きはやっぱり図書館で…。
私が先に読んでしまったのですが、香港が懐かしくて懐かしくて!
チムサアチョイとかユンヨンチヤーとかいう単語を見るだけで、香港の景色が浮かびました。
もうあの香港には行けないんだな、という寂しい気持ちも少し。
さて、返却日までにみかんは3冊も読めるのでしょうか!?