肺ガン記録

2010年3月に肺ガンが発覚した自分が、胸の内を綴る。

おいくら?

2011年05月31日 | 思うこと
まだ製品化されていない治験薬を無料で飲ませて頂いている訳だが、


ふと治験コーディネーターさんに「これって製品化されたらいくらするんでしょうね?」
と尋ねた所、


「似たような薬で1粒4000円くらいしますね」と。





1粒4000円 × 一度に飲む量3粒 ×1日2回 = 1日24000円


…。


自分は治験でしか治療をしたことがないので改めて「ガンの治療はお金が掛かる」と痛感した。


改めて「1粒1粒ありがたく飲もう」と思った。

治験

2011年05月30日 | 治療
自分は1stライン治療も2ndライン治療も「治験薬」を中心としたものとなっている。


1stライン治療は分子標的薬「ニモツヅマブ」、
2ndライン治療はALK阻害剤「PF-02341066」だ。


治験(ちけん)とは、医薬品もしくは医療機器の製造販売に関して、
薬事法上の承認を 得るために行われる臨床試験のことである。



つまりは一般発売される前段階の薬を使い治療し、そのデータを提供するということだ。
十分なデータが蓄積され問題がなければ販売されるようになる。


人によっては「そんな薬になる前の薬を使うなんて嫌だ」と思われるかもしれない。
(実際、人によっては治験薬が体に合わず治療中止になることもあるようだ。)


しかし自分は【 未来の薬に掛ける 】という思いで治験薬での治療に臨んでいる。


ネットで調べると「○○ガン ○年生存率:○%」という表現をよく見かけるが
これはあくまで過去から現在までの治療法によるものでしかない。


治験薬を使えばこの数値をもっと好転させられるかもしれないし、
奇跡が起こるかもしれない。


幸い今の治験薬は自分の体によく合っていて副作用も比較的少ない。
このままガンを抑制し、一粒でも多く飲めることを祈る。

通院

2011年05月27日 | 通院
10:30予約だったのだが実際に主治医に診てもらえたのは12時過ぎ。
薬受け取りも時間が掛かり病院を出たのは13時過ぎになってしまった。


・レントゲン/CTはなし

・白血球値がやや降下(2650)

・数日前にみぞおちが痛くなったことを伝えるが、
 継続して痛む訳ではないのでガンとは関係ないとの判断。

・やや下痢が強くなったことを伝えた。

・たちくらみの頻度が増えたことを伝えたが、貧血の数値は出ていないので
「夜更かしなどが原因かもしれません」とのこと。

・特に悪くなっている兆候は見られない。

汚い話だが…

2011年05月25日 | 症状・副作用
汚い話だが…


今飲んでいる薬の副作用で、かれこれ半年近く下痢気味だ。


この薬を飲むまで下痢を経験したことが無かったので、
これほどまでにしんどいものなのかと驚いている。
家の中なら良いのだが、出先で便意が頻発すると非常にキツい。


一応、「出かける日にはこれを飲んでください」と
整腸剤を頂いてはいるのだが、これを一旦飲むと今度は
数日間出なくなるので、なるべく飲みたくないのだ。


1stライン治療では逆に便秘の副作用が酷かった。
抗がん剤投与の前もって下剤を飲んでいたのだがそれでもなかなか出ず…
腸の中でガッチガチに固まったモノを出すのは激痛で
腸を傷つけたのか便器が血で真っ赤に染まる時期があった。


去年は便秘、今年は下痢。
どちらも嫌なものだ、普通がいい。

腹痛

2011年05月24日 | 症状・副作用
ガンとは関係ないかもしれないが、昨晩みぞおちあたりがググッと痛くなった。


数時間すると収まったが…「ガンが進行したらこういう痛みに襲われるのだろうか」
と怖くなった。


一応次回通院時に主治医に報告しておこう。