肺ガン記録

2010年3月に肺ガンが発覚した自分が、胸の内を綴る。

肺がん患者の最期は

2011年10月27日 | 思うこと
肺がん患者の最期は必ず激痩せしている。
自分の知っている限りでは、
体重減少が無いままに肺がんで亡くなった方を見たことがない。

芸能人・有名人…
ブログで自身の写真を公開している方…
祖母…
いずれもあてはまっている。

逆に言うと、体重が減らないうちは平気なんじゃないかと思っている。

テレビで見かけた肺がん患者の方は「脳転移した」「もう使える抗がん剤が無い」
と仰っていたが、見た目には全然肺がん患者には見えないほど健康的な体型・顔色
をしていたので、「この方はまだまだ元気で過ごせるな」と感じた。

「自分よりももっと進行している方がこんな元気に過ごしているなんて!」
と自分にとって大変励みになった。

闘病ブログ

2011年09月13日 | 思うこと
肺ガンが発覚してから、同じ病気と闘っている方々のブログを見るようになった。
「同じ病気」と言っても程度は様々だが、

どのような生活を送っているのか、
どのような治療を受けているのか、
どのような症状が出るのか、
どのような副作用が出るのか、
どのようなことを考えているのか、

などが知りたかったのだ。
有益な情報は自分の生活にも取り入れたり、
時にはコメントをして励まし合ったりもした。



ブログの更新頻度には個人差があり、
頻繁に更新されるブログは毎日のようにチェックていたが
更新ペースがゆっくりなブログはチェックが疎かになっていた。

先日ふと思い立ち、最近チェックしていなかったブログを全て見ると
多くの方が病状が悪化したり、亡くなっていた…。

すごくショックだった。

数か月・数日前にはブログを更新出来るほどに元気だった人が、今はもういない…。
肺がんの進行はそれくらい急激に速まるものなのかと恐ろしくなった。
今自分もこうしてブログを書いているが、いつか……

布団に入り電気を消すと、暗く大きな不安に押し潰され
涙が止まらなかった。




涙が収まった後もなかなか寝付けずいろいろと考えたが、
しばらく他の方のブログを見るのをやめることにした。
PC・ケータイに登録しておいたブックマークも消した。

「闘病ブログ」に関して改めて振り返ってみると、
時には励まされたり有益な情報もある。が、
自分に関してはマイナスの影響を受けることの方が圧倒的に多い気がする。

なかなか難しいが「自分は、自分。」と念じて、これからも闘病を続けようと思う。

2011年06月06日 | 思うこと
昨夜録画した「仁-JIN-」を視聴。


中谷美紀演じる野風のガンが再発し、乳がん・リンパ・肺への転移という状況。
そんな中での出産を成し遂げる。


ドラマではガン→死に直結という描かれ方がされがちだが
今回は一命を取り留めて安堵した。


ガンで死ぬ姿を見るのはドラマの中とは言えツラいので
野風には生きて幸せになってほしい。

発がん性

2011年06月03日 | 思うこと
WHO、携帯電話のリスクを「発ガン性の可能性あり」に分類


携帯電話から電磁波が出ている、ということなんだろうけどさほど気にすることは無いだろう。


そんなことを言い始めたら、


電子レンジも
IHヒーターも
PCも
TVも


ほとんどの電化製品が使えなくなってしまう。



実際自分がガンになると原因なんて全くわからないものだ。

おいくら?

2011年05月31日 | 思うこと
まだ製品化されていない治験薬を無料で飲ませて頂いている訳だが、


ふと治験コーディネーターさんに「これって製品化されたらいくらするんでしょうね?」
と尋ねた所、


「似たような薬で1粒4000円くらいしますね」と。





1粒4000円 × 一度に飲む量3粒 ×1日2回 = 1日24000円


…。


自分は治験でしか治療をしたことがないので改めて「ガンの治療はお金が掛かる」と痛感した。


改めて「1粒1粒ありがたく飲もう」と思った。