肺ガン記録

2010年3月に肺ガンが発覚した自分が、胸の内を綴る。

通院 -治験中止

2012年02月23日 | 通院
11月のCTでは問題なし。
12月のCTでは肝臓に転移した部分が若干濃くなっているように見える。でも治療を変えるレベルではないので経過観察。
1月のCTでは12月から変化なし。


そして本日2/22のCTでは…


肝臓に転移した部分は12月からそう変化は見られない。
しかし、リンパ節のがんが若干増大、肺の一部に酸素が行きとどいていない=軌道をがんが塞いでいる
と複数の増悪所見が見られ、「耐性ができたとみなし、治験薬中止」となった。
ついにこの日が来てしまったか…。残念。


治験薬を身体から抜くために、数週間は休薬期間となり、その後新たな治療…3rdラインが始まる。
自分に提案された3rdラインの選択肢は二つ。


【アリムタ】
・最速で2週間後から治療開始可能。(前の投薬から2週間開けないといけないため。)
・点滴治療。最初の2週間は入院、その後3週間ごとに通院して点滴&経過観察。
・標準治療なので普通にお金が掛る。一回15万円。更にCTやMRI代も負担。
・おもな副作用は投与後数日吐き気、倦怠感、食欲不振。しばらくすると収まる。
・脱毛発疹等、目に見える副作用はほぼ無し。

【タルセバ+ARQ197】
・最速で4週間後から治療開始可能。(前の投薬から4週間開けないといけないため。)
・内服薬。薬は家で管理。最初の2週間は入院、その後2週間ごとに通院して経過観察。
・治験なのですべてタダ。(入院費は負担)
・おもな副作用は全身にできる発疹。飲み続けている限り発症する人もいれば、
 一度発症したがその後落ち着いた人もいる。個人差あり。



効果はほとんど差は無いらしいので、あとは「副作用」「経済的負担」などで判断し選択することになる。
今のところ後者に気持ちは傾いているが、正式な決定は3/7に報告する予定。


~発覚・経緯~

2010年1月
健康診断で引っかかる。「左肺に浸潤影が見られる」

2010年2月下旬
精密検査。

2010年3月
腺平上皮肺ガン3a期発覚。


★1stライン治療開始(4コース)
放射線治療+ニモツヅマブ(治験薬)+シスプラチン+ビノレルビン(ナベルビン)

2010年03月08日~04月30日 長期入院(1・2コース)
2010年05月10日~05月13日 短期入院(3コース目始まり)
2010年06月07日~06月11日 短期入院(4コース目始まり)
2010年07月05日 4コース終了。


以降、経過観察。
この間、放射線治療の副作用である食道炎に悩まされる。
ものを飲み込むたびに激痛。ツバも飲み込めず。

2010年11月05日 肝臓への転移が発覚。

★2ndライン治療開始
ALK阻害剤PF-02341066(治験薬)

2010年11月15日~11月23日 短期入院


現在、PF-02341066を1日2回(250mg×2)を服用。
3週間に一度通院、6週間に一度CT撮影。

2012年2月22日 治験中止。