気まぐれ人間の気まま情報新聞

どこかにいる、もう一人の自分のようなみんなへの、ひとりごとのような、語りかけのような、あいまいな発信基地不明の新聞です。

「生活重視」と民主党が言うとき、ほんとうに国民の視線からか見ていきたい。

2009-09-08 22:10:06 | Weblog
これまで不況は経済の「景気回復」という言い方で、国も企業もあたかも自らがその主体のような言い方をしてきました。しかし、それは嘘です。

以前から経済の回復の主体はすでに「消費者」に移っている時代になっていると何度か書いてきました。消費者は一人ひとりが「わたしひとりだけでは」と思っていても、おなじような思いを抱いていて、それが集まれば実は大きな意志になることをますます想定すべき時代になっている気がします。

今回の選挙は民主党が有利といわれていました。しかし、ほんとうにこれほどの圧勝とみんな思っていたでしょうか。それはどこか国民の怒りを甘く見て、これまでのとうり何とかなると甘く見てきたつけだとわたしは思います。

ひとりが思ったことは、みんな共通の思いだとみんな初めて、自分の怒りがまちがっていなかったと自信を持ったのではないしょうか。

「おれがひとり思ったところでどうにもならないよ」とあきらめ好きのアジア的傾向の日本の国民が、「みんな同じ思いを抱いていたのかな」と初めてなげやりな孤独がすこしなぐさめられ、すこしは自分の思いに自信を持ったのだと思います。

この国民が主体になったことを民主党がどれだけ思想、理念のなかにすえることができるか、またぞろえらそうに、国民を導くのはわたしだと、徐々にいごこちのいい権力的な姿勢になっていくのか、じっと見守りましょう。