






*絹本着彩 共箱(2重箱)
*画面40,5×51cm
*うすく点シミ有
*価格 25万円
☆大正・昭和と、大阪の画壇で活躍
し、島成園・中村貞以など多数の
画家も育てた北野恒富の美人画です。
「男舞」は、白拍子などの遊女が男装
し、舞をするものですが、美人画の名手
の画家らしくほのかな色香が漂って
います。
衣装は、左右非対称の柄を丁寧に書き込み
ながらも、全体の色調のバランスをうまく
まとめています。
恒富は、大阪美術展覧会や画塾・白耀社
などを設立し、周囲にはいつも仲間や塾生
に囲まれていました。その他、商業ポスター
原画の製作などにも柔軟に応えていましたし、
18歳まで金沢で育った恒富ですが、かなり
大阪気質が肌にあっていたようです。今で
言う総合プロデューサーのような存在だった
のでしょうね。