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TIME/タイム

2012-03-15 18:07:55 | 英数字の映画
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『TIME/タイム』
“IN TIME” (2011・アメリカ・1h49)
監督・脚本 : アンドリュー・二コル
出演 : ジャスティン・ティンバーレイク、アマンダ・セイフライド、キリアン・マーフィ、ヴィンセント・カーシーザー、アレックス・ペティファー、オリヴィア・ワイルド



時間が何よりも価値を持つ未来。持つ者と持たざる者の超格差社会が形成されていた。
持たざるが故に母を失った青年は社会への反逆者となる。



時間が通貨であり、時間により半永久的な生命を得られる。
しかし、各々が予め持っている時間は有限である。
その限られた時間を一握りの富裕層が作り上げたシステムが搾取し、貧困層との格差が生まれる。

って事なのかと思う。
そのシステムには何か巨大な陰謀が隠されていて。みたいな社会派SFサスペンスなんだろうと思ったら、そんな社会にに反旗を翻す主人公とヒロイン。というアンチヒーローが誕生する物語だった。
どこかアメリカンニューシネマ的な。だからちょっと物語的に古臭い感じがしたのかも。

それが反逆止まりで革命にまで至らなかったのは、狙い通りだったのかそれともそこまで作り込めなかったのか。
誰か、何かを倒さないと革命が成立しないし。その前提として取り敢えず軍部制圧をしなきゃいけないんだろうと思う。あの世界に軍隊は有るんだろうか?

あの例のタイムバトルからしてよく分からないし、あれを含めて全体的にざっくりした感じがやっぱり反逆止まりの映画だったのだろうかと思う。

ところで主人公が使うタイムバトルの必殺技って誰から伝授されたんだろう?父親がその使い手だったらしいけど、主人公と父親ってあまり接点が無いとかいう事だったのでは。
そもそもどういう必殺技なのかがよく分からないけど。



主人公と母親、そして主人公とヒロインの走るシーンが良かった。3人とも走る姿がカッコ良くて。

ヒロインの父親役の人が良かった。見た目若いんだけど妙な落ち着きがあって変に気持ち悪い。それが富裕層の気持ち悪さを表していて良かった。


J・エドガー

2012-02-07 20:03:30 | 英数字の映画


★レオナルド・ディカプリオ主演★■先行告知Ver■ [映画ポスター] J・エドガー (J. EDGAR) [ADV-DS]


『J・エドガー』
“J.EDGAR” (2011・アメリカ・2h17)
製作・監督・音楽 : クリント・イーストウッド
出演 : レオナルド・ディカプリオ、ナオミ・ワッツ、アーミー・ハマー、ジュディ・デンチ








FBI設立から長官として50年近く君臨したジョン・エドガー・フーバーとはいかなる人物だったのか。



凶悪犯罪からアメリカを守った英雄である一方、その権力を使いアメリカを裏で牛耳ろうとした人物とも言える。
その人物をどう評価するかは観た人にお任せ。

しかし評価するのに難しい人物だと思う。フーバーが作ったとも言えるある面での社会構造やシステムに影響を及ぼされている現在をどう評価するのかが難しいように。
現在の世界は良いっちゃ良いし、悪いっちゃ悪い。となればフーバーも良いっちゃ良いし、悪いっちゃ悪い。

良い悪いが問題なのではなく、何が良くて何が悪いのかが問題という事だろうか。
イーストウッドが『父親たちの星条旗』と『硫黄島からの手紙』で太平洋戦争を米日両方からの視点で描いたように、物事を単一的に見るべきではないし、それで理解できるものではない。って事なのだろう。



スタント・コーディネーターとしてバディ・バン・ホーンの名前を発見。イーストウッド作品にはもれなくスタント・コーディネーターとして参加しているらしい。
名前見つけただけでなんか懐かしい気分になった。



レオナルド・ディカプリオはやっぱり上手いなぁと思った。上手過ぎて面白みに欠けるのが欠点と言えば欠点なのかもしれないが。
早口はスコセッシがお手本?

特殊老けメイクも思ったより違和感なかった。とは言え若干不気味に思える所も無くは無く。
老けメイク中、一瞬だけマーロン・ブランドに見えた所が有った。


50/50 フィフティ・フィフティ

2012-01-09 21:32:37 | 英数字の映画
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『50/50 フィフティ・フィフティ』
“50/50” (2011・アメリカ・1h40)
監督 : ジョナサン・レヴィン  製作・出演 : セス・ローゲン
出演 : ジョセフ・ゴードン=レヴィット、アナ・ケンドリック、ブライス・ダラス・ハワード、アンジェリカ・ヒューストン



ある日突然ガンを宣告された男。それまでの生活が一変する。



難病モノでありながら難病である事を特別視しない映画。
当の本人や周りの人たちからしたら人生を左右する出来事で特別以外の何事でもない。
しかし、難病である事とそうではないという状態だけで考えるならばそれは50%の確率なわけで。それは誰しもにその片方の50%の中に属する可能性が常に存在しているという事で。
だから何も特別な事ではない。自分の人生を見つめ直し、周りの人たちとの絆を強めるいい機会を得たじゃないか。ぐらいの心持ちで。

と言われたら気が楽になるのかどうかはよく分からないが。



セス・ローゲンの毎度のウザさはさすがにあの状況では無いなぁ。と思っていたけど、実の所はとてもいい奴だった。


friends もののけ島のナキ

2012-01-06 17:20:45 | 英数字の映画

friends もののけ島のナキ オリジナル・サウンドトラック

『friends もののけ島のナキ』
(2011・日本・1h27)
監督・脚本 : 山崎貴  監督 : 八木竜一
声の出演 : 香取慎吾、山寺宏一、新堂結菜、阿部サダヲ






永き間隔絶されていたもののけ界と人間界。お互いに平穏を保っていたが幼な児コタケが二つの世界を急速に結び付ける。果たしてもののけと人間が平和に共存する幸せな世界は実現するのか。



童話「泣いた赤鬼」がベースになっているという事で。「泣いた赤鬼」薄っすらとした記憶しかなかったのであまり気にせずに観ていたけど、途中でそういう事になるんだなぁと分かって。グンジョーいい奴だった。ビーストモードもカッコよくて。
人間がどうしようもなかった。コタケを除いて。

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3D。東宝のロゴが浮いた。



TOHOシネマズ渋谷にて。
去年の12月にスクリーン5と6がオープンで全6スクリーン。スクリーン5は旧渋東シネタワー3(2F)。
天井低いのどうすんだろう?と思ったけど、やっぱり全部に段差は無理みたいで途中から段差。以前のスロープからしたら大分見やすくなっている。
ロビーに座る所が有るのがいい。4Fと7Fにも是非座れる所を希望。


CUT

2012-01-04 10:15:57 | 英数字の映画


『CUT』
(2011・日本・2h00)
監督・脚本 : アミール・ナデリ
出演 : 西島秀俊、常盤貴子、菅田俊、笹野高史



映画を心から愛する男はある日殴られ屋となった。殴られる事の痛みは真の映画を守り通す事への痛みでもあった。



至極真面目な映画愛についての映画であった。
映画とは芸術であり娯楽である。その際の娯楽とはただ単に映画を観てああ楽しかったといったものではなく、芸術的な映画を観てそれを素晴らしいと思うこと。それが娯楽であると。
今現在においてそのような真の映画は存亡の危機に立たされているのではないか。真の映画を守るため映画を愛する人たちが立ち上がる時ではないのか。

とまあそのような事ではないかと思う。芸術性皆無の映画(と言っては失礼か)大好き人間ではありますが、真の映画が作られる環境、またそれらを観る事の出来る環境は大事であるなぁと思いました。

まあしかし本作を観るような人は少なからず映画に興味のある人かと思われ、映画に興味がなければこの映画自体も観ないわけだから高らかに謳い上げられたメッセージが届くこともなく。
映画の中で映画愛を叫んでもそれが届く範囲は極めて限られているのかなぁと思ったり。



アミール・ナデリ監督が選んだと思われる真の芸術たる映画100本の中にアニメーションが入っていなかった(と思う)のは残念。
真の映画の定義は人それぞれという事であろうけど。
『ゴッドファーザー』も確か無かった。コッポラ作品では『カンバセーション 盗聴』がランクインだったような。



2011年大晦日、シネマート新宿にて。
ナデリ監督が来場していてロビーで上映終了ごとに観客とコミュニケーションをとられていた。
その観客がごくわずかだったのが何か申し訳ない気持ちになってしまった。日本の映画危機はかくも深刻であります。


INVITATION from SPIKE JONZE

2012-01-03 16:03:58 | 英数字の映画

There Are Many of Us


『アイム・ヒア』 “I'M HERE” (2010・アメリカ・0h32)
監督・脚本 : スパイク・ジョーンズ    出演 : アンドリュー・ガーフィールド、シエンナ・ギロリー


『モーリス 万博に行く』 “MAURICE AT THE WORLD'S FAIR” (2009・アメリカ・0h04)
監督・出演 : スパイク・ジョーンズ/ランス・バングス   出演 : キャサリン・キーナー

『みんなのしらないセンダック』 “TELL THEM ANYTHING YOU WANT: A PORTRAIT OF MAURICE SENDAK” (2009・アメリカ・0h44)
監督・出演 : スパイク・ジョーンズ/ランス・バングス  出演 : モーリス・センダック、キャサリン・キーナー

の3本を上映。



『アイム・ヒア』
人間とロボットが共存している社会。ロボット同士の純粋な愛を描く。

I'm Here

ロボットのデザインが秀逸。女の子ロボットもまた可愛らしかった。
デザインはソニー・ジェラシモウィック。『かいじゅうたちのいるところ』でのかいじゅうたちのデザインもこの方だとか。
デザインした方は当然天才ながらそれを採用してより魅力的に映し出したスパイク・ジョーンズもまた天才だと思った。

セーターとかどうやって着るんだろう?なんて疑問は、高性能ロボットがいるくらいなんだから超伸縮素材のセーターくらい有るだろう。って事なんだろうなぁと。


主人公ロボットを演じたのはアンドリュー・ガーフィールド。『わたしを離さないで』といいイノセントな役が上手い。

この世界観と物語を好きな人はものすごく好きだろうと思う。生涯ベストワンになるんではなかろうか位の。
個人的には世界観は好きだった。



『モーリス 万博に行く』
『かいじゅうたちのいるところ』の原作者モーリス・センダックの子供の頃の想い出。

『みんなのしらないセンダック』で語られる少年時代とは若干異なる内容。ちょっと意地悪な感じで物語化されるのがモーリス・センダックらしさなのかも。



『みんなのしらないセンダック』
絵本作家モーリス・センダックへのインタビュー。

インタビュー集なのでモーリス・センダックの著書について知っておいた方が、その作品とモーリス・センダックの人生観や生い立ちや人となりがつながったりつながらなかったりして、より意味のあるインタビュー集として観れるのだろうと思った。


RANGER 陸上自衛隊 幹部レンジャー訓練の91日

2011-12-23 19:33:11 | 英数字の映画


『RANGER 陸上自衛隊 幹部レンジャー訓練の91日』
(2011・日本・1h41)
監督・撮影 : 田口清隆



レンジャー候補生を教育する幹部レンジャー。その幹部レンジャー候補生の育成課程に密着するドキュメンタリー。



特撮監督、視覚効果マンとして多くの映画、テレビに参加し、映画監督としても『大怪獣映画G』(自主映画)『長髪大怪獣ゲハラ』(短編)などの作品がある田口清隆さんがドキュメンタリーを監督した。意外だった。

ドキュメンタリーの監督経験は既にあったらしい。

ロックドリルの世界 ~地底世界の超機械巨神~ [DVD]

ロックドリルの世界 ~地底世界の超機械巨神~ [DVD]

  • 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
  • メディア: DVD




この一見してお堅いドキュメンタリーを撮ろうと思った動機はなんなんだろう?という事の方に興味を持って観た。
その答えは出なかった。ただ単に興味が有ったからなのか。それともこれから映画監督として進んでゆく。その決意の表れなのか。

お堅いドキュメンタリーの中に特撮映画的演出も見られるのが田口監督らしさであろう。



レンジャーというとレスキュー隊の中の精鋭。みたいなイメージだったけど、有事に備えての実戦部隊だった。
日本に実戦部隊が存在する。っていう意味を深く考えることが出来ないけれど、なんだかんだで備えておく事は大切だよなぁと薄っすらと考える。

有事に備えてという事は戦う相手がいるという事で。その相手はどこの誰を指しているのだろうか。
まああの国なんだろうけど。

そういうことを踏まえた上で、対宇宙人、対怪獣に備えて密かに訓練している実戦部隊が有った。みたいなモキュメンタリーを作ったら面白そう。


1911

2011-12-07 19:28:07 | 英数字の映画


■中国映画DVD■辛亥革命〜1911(DVD)


『1911』
“辛亥革命” (2011・中国・2h02)
総監督・出演 : ジャッキー・チェン  監督 : チャン・リー
出演 : ウィンストン・チャオ、リー・ビンビン、スン・チュン、ジョアン・チェン








今ある腐った社会を壊し、新たな理想の社会を目指した男たちの想いが叶う時がやってくる。



辛亥革命につて真摯に描こうとしているのが分るのは、恐らく革命において重要であったと思われる人物の名前および役職の字幕スーパー。
いちいち説明してくれるけど、さりとてこの映画の中では重要人物でもなく。一応覚えようとしたけど覚えられるわけもなく。そこらへんでちょっと戸惑う。
革命を成し遂げたのは孫文一人だけの力じゃないよ。って事なんだろうとは思う。



もう一つ熱気が伝わってこなかった。『Ronin坂本竜馬』ほどの。『Ronin坂本竜馬』が熱過ぎるのだが。
なんかこの革命には裏での取引が有ったんだろうなぁとか思えてしまう。孫文があっさりと身を引く所とか。
まあそんなもんなんだろうけど。



ジャッキーのサービスアクション有り。NGシーンは無し。親子競演有り。
ジャッキー吹き替え?声がいつもより男前。


12人の優しい日本人

2011-10-31 19:25:54 | 英数字の映画
【送料無料】12人の優しい日本人
『12人の優しい日本人』 (1991・日本・1h56)
監督 : 中原俊   出演 : 塩見三省
                   相島一之
                   上田耕一
                   二瓶鮫一
                   中村まり子
                   大河内浩
                   梶原善
                   山下容莉枝
                   村松克己
                   林美智子
                   豊川悦司
                   加藤善博




殺人事件を審理する12人の陪審員。



三谷幸喜監督最新作『ステキな金縛り』公開を記念して三谷監督が選んだ“ステキなシネマセレクション”として上映。
ユナイテッドシネマ豊洲にて。
http://www.unitedcinemas.jp/toyosu/cinema-selection/index.html

十二人の怒れる男 (コレクターズ・エディション) [DVD]










名作『十二人の怒れる男』のパロディでもありオマージュでもある。インスパイア?
それでいて笑えるという点においてオリジナルを越え、ミステリーとしても面白いという奇跡に近い作品。だと個人的には思う。



キャストは正直言って地味。でもこの作品に華やかさは要らないと思う。実力のある人がいるべき所にいる適材適所のキャスティング。梶原善さんはちょっと鬱陶しいが。

陪審員4号のおじさんの正義感!素晴らしい。感動。
その正義は信じ込みと言ってもいいかなり危うい正義ではあるけれど。


4デイズ

2011-10-11 20:16:51 | 英数字の映画
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『4デイズ』
“UNTHINKABLE” (2010・アメリカ) 1h37
監督 : グレゴール・ジョーダン
出演 : サミュエル・L・ジャクソン、キャリー=アン・モス、マイケル・シーン



核爆弾を全米中のどこか3ヶ所に仕掛けたと言う男。その身柄はすでに当局によって拘束されていた。
男にゲロさせるために呼ばれた男はその道のプロ中のプロであった。



激しくネタばれ。



後味悪い系のサスペンス。核爆発ムービー。
しかしアメリカではラストがカットされているらしい。カットしたから後味が良くなるのかといったらそれはどうなんだろうかと。

後味悪い系サスペンス。でも面白い『隣人は静かに笑う』
Arlington Road [VHS] [Import]












“UNTHIKABLE”はサミュエル・L・ジャクソンつながりで“UNBREAKABLE”から?

Unbreakable [VHS] [Import]













サミュエル・L・ジャクソン太った。お腹ポッコリ。
キャリー=アン・モスは痩せた。しかしトリニティだった面影は薄くなった。トリニティは遠くになりにけり。

Matrix











映像が若干地味だった。
監督は『戦争のはじめかた』の方だと後になって知った。そう言えば『戦争のはじめかた』も映像的には地味だった。様な印象。
でも『戦争のはじめかた』は面白かった。エド・ハリスがいつものイメージとは違う役柄で。
Buffalo Soldiers [VHS] [Import]



BIUTIFUL ビューティフル

2011-08-12 01:03:05 | 英数字の映画

Biutiful/Almost Biutiful

『BIUTIFUL ビューティフル』
“BIUTIFUL” (2010・スペイン=メキシコ) 2h28
製作・監督・原案・脚本 : アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ
出演 : ハビエル・バルデム、アナー・ボウチャイブ、ギレルモ・エストレヤ、マリセル・アルバレス






余命僅かと宣告された男。娘と息子が生きてゆく自分のいない世界をより良いものにしたいと願うが。



エンドロールで“IKIRU”と出てきて、その内容の方はスペイン語か何かだったので分からず。でもそこではじめて本作が黒澤明監督の『生きる』から影響を受けた作品だったのではないかと思った。
スペイン語か何かだったので違うかも。しかも『生きる』は未見。
ただ『生きる』の大まかなストーリーは知っていて、余命僅かと宣告された男が社会をより良くしようと奮闘する。とか、大まかな所ではそんな感じではないかと。
Ikiru [VHS] [Import]












本作でも男が自分の身近な社会を良くしようと奮闘する。
しかし男が一人で良くしようと思った所で何も変わらず。それは死期の近づいた男の願いであったとしても。
『生きる』の方は多分主人公の社会を良くしたいという願いが叶うんじゃないだろうか。
人種、犯罪、人間関係その他諸々が複雑に絡み合う現代においては、例え映画の中であっても男の願いは叶わない。
ただ、だからといって絶望するのではなく、世界は変わらなくても人間はまだ信頼するに値する。そういう希望が男を救ったのだろうと思った。


127時間

2011-07-28 21:12:08 | 英数字の映画

127 Hours: Between a Rock and a Hard Place

『127時間』
“127 HOURS” (2010・アメリカ=イギリス) 1h34
製作・監督・脚本 : ダニー・ボイル
出演 : ジェームズ・フランコ、ケイト・バートン、トリート・ウィリアムズ










大自然の中に閉じ込められた男。



実際に起きたその数奇な出来事の再現ドラマ。と言ってしまえばそれまでの作品のように思えるけど、それをちゃんとした作品、ダニー・ボイル監督作品として作り上げる所がさすが。
クライマックスでの昂揚感はダニー・ボイル監督ならでは。

最後に出てきた二人は本人と奥さん?


SUPER 8/スーパーエイト

2011-07-12 19:35:40 | 英数字の映画

Soundtrack

『SUPER 8/スーパーエイト』
“SUPER 8” (2011・アメリカ) 1h51
製作・監督・脚本 : J・J・エイブラムス
出演 : ジョエル・コートニー、エル・ファニング、カイル・チャンドラー







イーティーゴーホームで町がパニック。



J・J・エイブラムス監督の思い出映画だったなぁと。それと思い入れ。
現実の思い出と映画の思い入れが入り交じった。

そういう映画が許されるのなら個人的にはお姫様を守る泥棒さんが現れる。とか、異常に足の指力の強い少年が現れる。とか、見た目まるっきり犬の名探偵が現れる。とか、そんな思い出映画を観てみたい。



新宿ミラノで鑑賞。意外とこじんまりとした内容ながら大作感はあり。そういう大作感のある映画を大きな映画館で観れた事だけで満足感は有った。

新宿ミラノの目の前。元新宿プラザ、元新宿コマ東宝の解体工事が本格的になってきた。
と思っていたら、今日の新聞に跡地にシネコン建設決定の記事。
TOHOシネマズ歌舞伎町。ではなくTOHOシネマズ新宿。

かなり大規模なシネコンになるらしく、これは新宿ミラノにとってはかなり厳しい状況になるのでは。

TOHOシネマズ歌舞伎町ではなく新宿のオープンは2015年春を予定。
4年後。なにか新宿ミラノのタイムリミットが設定されてしまったような。建物の老朽化とかも有るだろうし。

そんな心配もあれば、新宿ミラノが最悪の状況になったとして『ヱヴァ新劇場版』の完結はそれまでに間に合うのだろうか?という心配も。


X-MEN:ファースト・ジェネレーション

2011-06-28 20:24:47 | 英数字の映画

Soundtrack

『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』
“X-MEN: FIRST CLASS” (2011・アメリカ) 2h11
監督・脚本 : マシュー・ヴォーン
出演 : ジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ケヴィン・ベーコン、ジェニファー・ローレンス







ソ連がキューバに核ミサイルを配備しようとしている。激しく抗議するアメリカ合衆国。第3次世界大戦は勃発してしまうのか。



ネタばれあり。



歴史の裏側にはX-MENの存在があった。と、どこか『ウォッチメン』のような。



X-MENの始まりを描く。過去の『X-MEN』シリーズとのつながりがなるべく破綻しないように丁寧に作られている感じ。
プロフェッサーXが全力疾走するシーンが良かった。

しかし、過去のシリーズの薄っすらとした記憶を頼りにつなぎ合わせようとして観てたら疲れた。
ウルヴァリンってあの時はどういう状況だったのだろう?

1作品としてもかなりボリューミー。3部作は無理にしても前・後編に分けても全く問題無かったと思う。それを1本にギュッと濃縮した感じで疲れた。



ケヴィン・ベーコン、オリヴァー・プラット、マイケル・アイアンサイド、ジェームズ・レマーと、渋めの実力派を揃えた所が嬉しい。



キューバ危機回避のために核ミサイル積んだ輸送船を爆撃って所はさすがアメリカ映画。
きのこ雲が上がらなかったのは、実は核ミサイル積んで無かったとか?
しかし、プロフェッサーの全く躊躇無しの爆撃ってのも恐ろしいものがある。

核爆発映画
True Lies [VHS] [Import]Sum of All Fears [VHS] [Import]Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull


PERFECT BLUE パーフェクト ブルー

2011-05-18 21:12:04 | 英数字の映画

「パーフェクト・ブルー」オリジナル・サウンドトラック


『PERFECT BLUE パーフェクト ブルー』
(1998・日本) 1h21
監督 : 今 敏
声の出演 : 岩男潤子、松本梨香、辻親八、大倉正章







アイドルから卒業し女優への転身を図る一人の女性。
体当たり演技で女優へのステップを登っていくが、彼女の周囲の人間が次々と無惨に殺される事件が起きる。
そして彼女の前に現れるアイドルだった自分。
もう一人の自分が現実とも虚構とも区別のつかない世界へと彼女を迷いこませる。



観客も迷い込ませる。



何か色々と制作上のトラブル連発だったようで。そのため監督としては納得はしているけど納得しきれていない作品のよう。
それでも素人目からすると充分クオリティの高い作品に思える。

際どい描写有り。R-15指定作品。