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7日間の恋人

2013-01-22 21:08:12 | 英数字の映画


張栢芝、クォン・サンウ主演!リージョンALL&英語字幕付!「DVD/7日間の恋人-影子愛人 ※マレーシア版」


『7日間の恋人』
“影子愛人” (2012・香港=中国・1h27)
監督 : プーン・ユンリョン
出演 : クォン・サンウ、セシリア・チャン、ジン・ティエン






会社重役の女性が消息不明となった。このままでは会社が乗っ取られてしまう。恋人である男は運良く重役女性に瓜二つの女性を見つけ、その女性を身代りに仕立て上げるのだった。



時間的に丁度良かったので観た。クォン・サンウ人気はまだ根強いようでそれなりに入っていた。

王道的ロマコメ。ロマンチックなラブストーリー。ロマンチックである事を最重要視。

本物が姿を消したのには何か裏が有るんだろうと思ったら何もないという。映画冒頭で重役女性と男が喧嘩をしていたけどそれだけが原因だった模様。

クォン・サンウは韓国語以外は吹き替え。


KAMIKAZE TAXI 〈インターナショナル・バージョン〉

2012-12-05 19:17:55 | 英数字の映画

KAMIKAZE TAXI<インターナショナル・バージョン> [DVD]

『KAMIKAZE TAXI 〈インターナショナル・バージョン〉』
(1995・日本・2h20)
監督・脚本 : 原田眞人
出演 : 役所広司、高橋和也、片岡礼子、ミッキー・カーティス、内藤武敏、矢島健一








悪徳代議士とヤクザの親分に復讐を誓う男がペルー育ちの日系人タクシードライバーと偶然知り合いになり行動を共にする事になる。



早稲田松竹にて。『わが母の記』との2本立て。『わが母の記』は観ず。



公開当時、話題になった作品だったけど観なかった。当時は邦画をあまり観ていなかったし、それに2時間半近くある作品がものすごく長いように感じていてそれで敬遠してしまった。

役所さんが出てきてから俄然面白い。なので序盤ちょっとつらい。何より何喋ってんのかが分からない所が多々あるのがつらい。
多分公開当時に観ていたらその事だけでこの映画自体に拒否感があったかも。
その問題は次第に解消される。耳が慣れてきたのかなんなのか。



元々はVシネマで好評により劇場公開されたとか。Vシネマもほとんど観ていなかったので(観たと記憶しているのは『カルロス』ぐらい)よくは分からないけど、多分この作品もVシネマの文脈に則っているのだろうと思う。バイオレンス有り、エロス有り、男の友情有り、など。
その文脈に則りながらも数多く濫造されていた他のVシネマとは一線を画すものがこの作品には有ったのだろうと思う。それが何かはよく分からないけれど、本作が面白い映画である事は分かった。



役所さんの出演作品で未見で気になっていたのが本作と『シャブ極道』だった。

『シャブ極道』、おクスリ一発決めて元気ハツラツのヤーさんのかなりファンキーな話しだとかなんとか。現在の役所さんのイメージとは大分違う感じの作品。
これも2時間45分で長いけど、早稲田松竹さんに是非。

シャブ極道 [DVD]



009 RE:CYBORG

2012-11-29 20:08:41 | 英数字の映画

SOUND OF 009 RE:CYBORG

『009 RE:CYBORG』
(2012・日本・1h43)
監督・脚本 : 神山健治
声の出演 : 玉川砂記子、小野大輔、斉藤千和、大川透、丹沢晃之、増岡太郎、吉野裕行、杉山紀彰、宮野真守、勝部演之






世界中で高層ビル爆破テロが相次ぐ。テロを阻止するためサイボーグ戦士たちが呼び集められるが、009と002はある事情により仲違いをしていた。



サイボーグ009に関してはごく基本的な事しか知らない。流星のシーンは何かで知っていた。BSマンガ夜話だっただろうか。
本作でも流星のシーンが有り、上手く取り入れているなあと思った。
神の存在とかなんやかんやでややこしい話だけれども、エンターテイメント作品として、流星とか加速装置とかジェロニモの孤軍奮闘とかできっちり盛り上がるので良かったと思う。



最後で謎めいた感じになるけど、あれはフランソワのセーフハウスはどこに存在して、島村ジョーはいつからそこにいたのか。それが重要なんじゃないかと思った。
思うに、フランソワのセーフハウスはフランソワの中に有るんじゃないだろうか。フランソワの中のデータとして。そして島村ジョーは最初からずっとそこにいたのでは。

本作は神についての物語であり、人間にとっての神は人間の脳(心?)の中で創り出されたものであると。
ではサイボーグたちにとっての神とは?サイボーグたちの神は存在するのか。
人間たちの神は人間はもう1回やり直さなければならないと世界を壊し始める。それを目の当たりにしてその世界を守るため自らの命を懸けて戦うサイボーグたちにも自分たちの神が誕生する。それはフランソワの中で。月の裏側に天使のいる世界の中で。

もしかしたらその世界には草薙素子もいるのかも。

全然見当違いの見方なのかもしれないが、もし万が一そうだとしたらシリーズ化するのが難しそう。
2027年の話しで、じゃあギルモア博士は何歳なんだ?っていう事だし。実はギルモア博士もサイボーグ化しているとか。
だから最後、サイボーグ戦士たちと一緒にフランソワのセーフハウスの中にいられたんじゃないだろうか。



今のご時世で日本の映画で核爆弾爆発はかなりチャレンジングだと思う。しかしその意味はハリウッド映画のようなただ凄い威力の爆弾という事ではなく、世界を破滅させるためには何を起こさなければならないのか。という事をしっかりと考えた上での爆発なんだろうと思う。

もしかしたら放射能除去装置が有るのかもしれない。



3D。全然3Dじゃなくても良かった。特に印象に残ったところも無く。
当初フルCGとかいう話しじゃなかったっけか。


SAFE/セイフ

2012-11-26 18:10:02 | 英数字の映画

Safe [DVD] [Import]

『SAFE/セイフ』
“SAFE” (2012・アメリカ・1h34)
監督・脚本 : ボアズ・イェーキン
出演 : ジェイソン・ステイサム、キャサリン・チェン、ロバート・ジョン・バーク、レジー・リー、クリス・サランドン








八百長試合でロシアンマフィアに大損をさせてしまった格闘家。マフィアの報復は壮絶なまでの飼い殺しだった。
永遠に続くかと思われる飼い殺しに根負けし地下鉄のホームの端に立つ格闘家の前を偶然通りかかる少女。
少女は何者かに追われているようだった。格闘家は少女を守る決意をしホームから離れるのだった。



少女は天才的能力を持っており、その能力がある陰謀に関わっており、主人公が少女を守るとともに陰謀を暴く。
って、似たようなのがブルース・ウィリスの映画であった。『マーキュリー・ライジング』。

Mercury Rising [VHS] [Import]












『マーキュリー・ライジング』はもはや内容の方はほとんど憶えていないけどもう一つ面白くなかった印象だったので本作にも期待はしていなかった。

それを裏切ってくれて面白かった。とりあえずアクションシーンが良かった。
チャイニーズマフィアに囲われている少女をロシアンマフィアが強奪のシーンや、ジェイソン・ステイサムvsロシアンマフィア(地下鉄編)などは、アクションのカットが長め(強奪シーンは短めのワンカットだったかも)でじっくり見られる上に迫力があり、編集も上手くてすんなりと見れる。

ジェイソン・ステイサムのアクションもステイサム史上1、2を争うぐらいのキレだったと思う。

残念なのは中盤ぐらいまでは大満足のアクションだったけど、終盤がかなり寂しい。アクションだけで見れば完全な尻すぼみ。



ストーリーとしては、謎の男(主人公)、チャイニーズマフィア、ロシアンマフィア、腐敗した警察と腐敗した政治家がごちゃごちゃと絡んで分かりづらい所も有ったけど、何となくは分かったのでそれで良し。

主人公が少女を守ろうと思ったきっかけはなんだったのか。そこが疑問の残る所ではあるけど、多分それは主人公の殺された奥さんがアジア系だったんじゃないのだろうか。その事が最後で分かる仕組みなのかと思ったけどそれは無かったのであくまで想像。



プロデューサーはタランティーノ作品でお馴染みのロレンス・ベンダーってのがちょっと意外。で、ケヴィン・スペイシーが製作総指揮に名を連ねているのも意外。


MAD探偵 7人の容疑者

2012-10-22 18:04:02 | 英数字の映画

MAD探偵 7人の容疑者 [DVD]

『MAD探偵 7人の容疑者』
“神探” (2007・香港・1h29)
製作・監督 : ジョニー・トー  製作・監督・脚本 : ワイ・カーファイ
出演 : ラウ・チンワン、アンディ・オン、ラム・カートン、ケリー・リン、ラム・シュー








常人には計り知れない捜査能力によって数々の難事件を解決してきた刑事バン。
その能力は異能過ぎたため警察組織にはいられなくなったが、ある刑事の失踪に伴う連続強盗殺人事件の解決のためその能力を再び必要とされた。



これはもう一度観ておくべきなのではないか。と思ってレンタル。100円。映画が缶コーヒーより安い時代はいつまで続くのだろうか。



初見の時はあまり理解できなかったが、今回2度目でもあまり理解できていない。
理解しづらいからこその面白さ。という事でならなんとなく面白さが分かった様な気がする。

とは言え、最後の所だけは理解したかった。
最終的にバンに銃を持たせたという事は、バンが失踪した刑事を殺した犯人にさせられたのか。
最初インド人には銃を持たせなかったけど、考え直して銃を持たせたのは現役の刑事を庇っての事なのか。



特典映像のインタビューを見たら、もしも画家のゴッホが刑事だったら。常人には無い能力を持った男が主人公。という所がこの映画のスタートとの事。
バンが耳を切り落とすのもゴッホが実際に行った出来事から来ているという事を知り、ああそうなんだ。と思ったけど、ゴッホに関して知っている事があまり無いのでああそうなんだと思うだけに止まる。


Z108地区 ~ゾンビ包囲網~

2012-10-12 20:49:15 | 英数字の映画


『Z108地区 ~ゾンビ包囲網~』
“棄城” (2012・台湾・1h27)
監督・脚本 : ジョー・チエン
出演 : イヴォンヌ・ヤオ、モーリス・ロン、タイ・ポー、デニス・トー



ゾンビが街中に溢れた頃、ギャングとSWATは対立し、殺人鬼は非道な行いを繰り返していた。



台湾映画初のゾンビ映画との事。
「今まで有ったあんな台湾映画は退屈なだけだ。」みたいな心の叫びが劇中に織り込まれていた。退屈だとされる映画が何の映画を指しているのかは分からないけど、確かに台湾映画にそんなにはっちゃけたイメージは無かった。それは単に知らないだけなのかもしれないが。

この映画が面白いかどうかは別としてとりあえずはっちゃけてはいたように思う。
監督さんは台湾の三池崇史と呼ばれているそうな。



ジャッキー映画でお馴染みのひょうきん(タイ・ポー)が出てた。
ヤング・イップ・マン(デニス・トー)も。


3-4X10月とあの夏、いちばん静かな海。

2012-09-20 20:03:02 | 英数字の映画

3-4x10月 [DVD]

『3-4X10月』
(1990・日本・1h36)
監督・脚本 : 北野武
出演 : 小野昌彦、井口薫仁、飯塚実、ピートたけし、渡嘉敷勝男、石田ゆり子








ヤクザとのトラブルを自ら解決するべく男は沖縄に銃の調達に向かった。



たけし軍団卒業記念(実際卒業とかそういった事は無かった。今現在軍団がどうなっているのかよく分からない。)の意味合いで作られた作品。という事で観れば確かにそのように思える。
まだ何者でもない主人公(弟子、たけし軍団)が型破りでやんちゃな男(師匠、ビートたけし)と出会う事で多大な影響を受ける。
最後に「なんちゃって」なオチをつけたのは北野監督の照れからなのかも。



タカさんカッコ良かった。『座頭市』でも良かったし。『ゼブラーマン』の続編ではあまり良くなかったけど、それはタカさんの良さを一番知っているのは師匠の北野監督だからという事だろうか。



脚本も書いた本作が実質的なデビュー作と言えるのかも。『その男、凶暴につき』も元々あった脚本をかなり変えたらしいが。
後の北野作品につながる要素が所々で見られる。



あの夏、いちばん静かな海。 [VHS]

『あの夏、いちばん静かな海。』
(1991・日本・1h41)
監督・脚本・編集 : 北野武
出演 : 真木蔵人、大島弘子、河原さぶ、小磯勝弥、藤原稔三









捨てられていた壊れたサーフボードを拾い自分で修理して初めてのサーフィンに挑戦する茂。サーフィンに夢中になっていく茂を恋人の貴子は砂浜から見つめていた。



初めて映画館で観る。良かった。映画も良かったし映画館で観れたのも良かった。
結末を知った上で観るので二人の姿にただ涙腺が緩みっぱなし。
このままいったら最後どうなっちゃうんだろうと思ったけど、涙腺崩壊という事は無く。やっぱり北野作品は死に向かっていってしまうんだなあと冷静に観れていた。

それでも良かった。古風と言えば古風な話なのかもしれない。自分の置かれた状況に不平不満を言わずに受け容れる。
男はぐっと我慢、女はじっと耐える。それを良しとする映画であろうしそれが良いなあと思った。

北野監督の素っ気ない優しさが感じられるのも良かった。特にはサーフィン大会が終わって茂と貴子が茂の職場の先輩の行きつけの飲み屋に顔を出すシーン。と言うかカット。
あのカットにいつもやられる。



この映画は桑田佳祐初監督作『稲村ジェーン』に触発されて作られたという認識。どっちかと言うと批判の意味を込めて。と今まで思っていた。それはオールナイトニッポンでの放送上、芸人ビートたけしのトークがより過激に聞こえていたのかもしれない。
実際の所は良い所も有るし違うんじゃないかと思う所も有りで、それがこの映画に反映されたという所らしい。らしいと思っただけで実際どうなのかは分からないが。
『稲村ジェーン』は未見。2本立てで観てみたい。



小磯勝弥さんはテレビドラマ『たけしくん、ハイ』で北野武少年を演じた方。



早稲田松竹にて。北野武監督最新作『アウトレイジ・ビヨンド』完成を記念して『その男、凶暴につき』「3-4x10月』『あの夏、いちばん静かな海。』の3作品を一挙上映。

『その男、凶暴につき』は観なかった。


THE GREY 凍える太陽

2012-08-25 22:27:54 | 英数字の映画

Score

『THE GREY 凍える太陽』
“THE GREY” (2012・アメリカ・1h57)
製作・監督・脚本 : ジョー・カーナハン
出演 : リーアム・ニーソン、ダラス・ロバーツ、フランク・グリロ、ダーモット・マロニー







雪原に墜落した飛行機。数名の生存者はさらに生き抜くため大自然と戦わなければならなかった。



本格的サバイバル映画。大自然の中、狼のテリトリーのど真ん中に放り込まれた人間は果たして生き残れるのか。を冷徹に描いた映画。

主人公はそれなりのドラマを抱えていたけど、その必要性はあまり感じられなかった。
むしろ自殺願望のあった主人公が究極のサバイバルの中で必死に生き抜こうとする姿に若干違和感があった。それは実際の死に直面した時に人間が本来持っている生存本能が覚醒するという事だろうか。



主人公に夢の中で女性が「恐れないで」と語りかけるけど、あれは「死を恐れないで」なのか「生き続ける事を恐れないで」なのか。
それは観た人にお任せで、どっちに解釈するかで主人公がどうなったのかの解釈も異なるのかもしれない。
個人的な解釈としては相討ちだろうか。リーアム・ニーソンなら勝てそうな気はするけど狼の生存本能も半端ないと思うので。
それにあそこで人間が勝ったら狼に失礼というか。



狼の襲撃が常に唐突なのが不満だったけど、あの演出は次第に効いてくる。いつ襲われるのかが分からないので映画への集中度が高まる。

作品中唯一と言っていい息が抜ける生存者各自の思い出を語り合うシーンが良かった。あの時でも内心ハラハラしながら観ていた。



なんちゃってサバイバルの『ぱいかじ南海作戦』との2本立てというのは。


WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々

2012-08-19 19:59:30 | 英数字の映画
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『WIN WIN ダメ男とダメ少年の最高の日々』
“WIN WIN” (2011・アメリカ・1h46)
製作・監督・原案・脚本 : トム・マッカーシー
出演 : ポール・ジアマッティ、アレックス・シェイファー、エイミー・ライアン、バート・ヤング



小さな町の弁護士。仕事は順調とは言えず金銭面で問題を抱えていた。軽度の認知症の老人の後見人となる事で一定の報酬を確保できたが、老人を訪ねてきた孫の面倒も観る事になってしまった。



途中まではものすごく良かった。丁寧な演出と物語運び。出演者も好演で。心温まりながら笑いも有って、上質なドラマだと思った。

ストーリーとしては主人公のついた嘘が大事となり、それを解決してハッピーエンドという道筋は予想できた。
実際の所はハッピーエンドとはちょっと違ったがその様な感じにはなる。ただその過程がそこの着地点有りきの予定調和な感じがして登場人物の心情が伝わってこなかった。

しかし後になって思い返してみれば、主人公の嘘を許せる土台は前半での疑似家族が本物の家族のような絆を作り上げる過程で出来ていたのだろうと思う。
そういう風に思えるほどに前半部分は素晴らしかった。


Virginia/ヴァージニア

2012-08-14 16:54:40 | 英数字の映画

Virginia/ヴァージニア (竹書房映画文庫)

『Virginia/ヴァージニア』
“TWIXT” (2011・アメリカ・1h29)
製作・監督・脚本 : フランシス・フォード・コッポラ
出演 : ヴァル・キルマー、ブルース・ダーン、エル・ファニング、ベン・チャップリン








借金の返済に迫られている作家。自著を手売りするために立ち寄った小さな町で次の作品の題材となりそうな殺人事件に巡り合う。
事件の解決と新作を書き上げるためにはその町で過去に起きた幼児12人の殺人事件と、その町にかつて滞在していた事のある作家エドガー・アラン・ポーが重要なカギを握っていた。



エドガー・アラン・ポーという人とその著作についての知識が無いと理解しづらい内容。謎解きやこの映画の結末についても大きく関わっているよう。
エドガー・ア・ランポーと思っていた人間がここにいますが、そんな人間に理解出来る筈も無く。

理解しづらいからつまらなかったという事は無く。巨匠フランシス・フォード・コッポラが肩の力を抜いて作った小品のミステリー映画という感じで、なんかちょっと変な所も有ったりして。こちらも肩の力を抜いて面白い感じで観られた。

ミステリーであるとともに、クリエイターが作品を作り上げる時の苦しみを乗り越えるのには何が必要なのか。コッポラ流の答えも提示されていた様な気がした。どんな答えだったか憶えていないのが残念。



エンドロールでヴァル・キルマーの元奥さんジョアンヌ・ウォーリーが出ていたことを知って。どこに出てたんだろう?と帰って調べてみたらヴァル・キルマーの奥さん役での出演だった。別れても仲のいい人たちなんだろうか。



しかしヴァル・キルマーの肥えっぷりにはかつてのハンサムガイっぷりを知っていると残念過ぎる。愛嬌は有っていいと思うんだけど。
コッポラもかつて『地獄の黙示録』の時に肥えて現場に現れたマーロン・ブランドの事を苦々しく思い出したりしたんじゃないだろうか。
ヴァル・キルマーがマーロン・ブランドの物真似をしているシーンが有ったが、当人たちは全く気にしていなかったりするのかも。


007/危機一発(ロシアより愛をこめて)

2012-05-31 19:24:02 | 英数字の映画

映画パンフレット 「007-ロシアより愛をこめて-」 監督 テレンス・ヤング 出演 ショーン・コネリー/ダニエラ・ビアンキ/ペドロ・アルメンダリス/ロッテ・レーニヤ/ロバート・ショウ/バーナード・リー

『007/危機一発(ロシアより愛をこめて)』
“FROM RUSSIA WITH LOVE” (1963・イギリス・1h55)
監督 : テレンス・ヤング
出演 : ショーン・コネリー、ダニエラ・ビアンキ、ロバート・ショウ、ペドロ・アルメンダリス








ソ連の暗号解読装置を狙う国際犯罪組織スペクターが、英国諜報部を利用しての解読装置奪取の計画を実行に移した。それが罠である事を見抜いた諜報部であったが、その利用される計画を利用する事によって解読装置を手に入れようと目論み、ジェームズ・ボンドをその罠の中に送り込むのだった。



第3回午前10時の映画祭にて。



ショーン・コネリーの『007』観るの初めてかも。
『007』シリーズ最高傑作。との呼び声高い作品。それはスパイ映画としての最高傑作という事ではなく、スーパーヒーローのジェームズ・ボンドの活躍を描く映画として、またスーパーヒーローのジェームズ・ボンドを生み出した作品としてなんだろうなぁと思った。

個人的にはスパイ映画として期待していた所があったのでその点では今イチだった。

金髪のロバート・ショウがカッコ良かった。



スーパーヒーローとしてのジェームズ・ボンドが後々に受け継がれ、ジョージ・レイゼンビー、ロジャー・ムーア、ティモシー・ダルトン、ピアース・ブロスナン、ダニエル・クレイグと。
ダニエル・クレイグがそれまでのジェームズ・ボンド像を変えたとかなんとか。その前にティモシー・ダルトンがハードなジェームズ・ボンドを打ち出してあまり評判が良くなかったとかなんとか。
そうだとするとスパイ映画として面白いのはティモシー・ダルトン版なのかなぁと思ったり。
ティモシー・ダルトン版観てるんだけど内容思い出せない。



ソ連領事館爆破の際にかかる曲が『エヴァンゲリオン』の曲とそっくり過ぎてビックリした。


REC/レック3 ジェネシス

2012-05-17 20:21:25 | 英数字の映画


メール便限定配送料無料!メール便による紛失、傷、汚れは商品を無料交換しますのでご安心下さい。2012年公開の映画「REC/レック3 ジェネシス」のA4アクリルフォトスタンド入りA4サイズプリントポスター全2パターン【楽ギフ_包装選択】【01May12P】


『REC/レック3 ジェネシス』
“[REC]3 GENESIS” (2012・スペイン・1h20)
監督・脚本 : パコ・プラサ
出演 : レティシア・ドレラ、ディエゴ・マルティン









アパートで起きた惨劇の同日、同時刻。結婚式の披露宴会場にも異変が起きていた。



ネタバレ有。



シリーズの売りであったPOV(主観映像)を途中で放棄する潔さがカッコ良かった。
確かにPOVでやり通すにはどこかで無理が生じる。危機的状況であっても誰かが常にカメラを回していなければならないという。
次回有った場合はどうするんだろう。またPOVに戻ってもそれはそれで面白いと思う。



かなり救いの無いホラー。あそこまでホラーヒロインとして活躍させておきながらのあの結末は意外だった。
このシリーズが徹底して救いが無いホラーだったのか。すっかり忘れてる。
そうなるとバスに逃げ込んだちびっ子たちもそういう事になるのだろう。徹底して救いが無いのだから。

ヒロインに関しては、あの爺さんの耳が遠いなら歯もボロボロでよかったんじゃないかと思ってしまう。入れ歯だったから大丈夫だったとか。
それはこのシリーズでは無い事なのかもしれないが。

だけれどもゾンビ化したヒロインは美しかった。もしかしたら今まで観た中で一番美しいゾンビかも。



このシリーズのゾンビは強い。戦闘能力かなり高い。
と言うかゾンビだったけか?悪魔だったような気もする。確か悪魔が芋虫形態だったような。悪魔がいてその手下のゾンビ?


M★A★S★H マッシュ

2012-05-10 20:07:32 | 英数字の映画

Mash [VHS] [Import]

『M★A★S★H マッシュ』
“MASH” (1970・アメリカ・1h56)
監督 : ロバート・アルトマン
出演 : ドナルド・サザーランド、エリオット・グールド、トム・スケリット、ロバート・デュヴァル








朝鮮戦争時のアメリカ軍。野戦病院の医師たちは懸命の治療と同様、日夜悪ふざけにもいそしんでいた。



午前十時の映画祭にて。



コメディだとは承知の上で観たけど、ここまでコテコテのコメディだったとは思わず。
40年以上前の笑いが現代でも笑えるかと言うと、個人的にはちょっと難しい所ではあった。
なぜかアメフト映画となる所は面白い。

コテコテのコメディ映画ではあるけど、これも立派な反戦映画だと思った。
大真面目に戦争の悲惨さを訴えるのも反戦なら、戦争を徹底的に悪ふざけの材料とするのも戦争の馬鹿馬鹿しさを表す反戦なのだと。


Black&White/ブラック&ホワイト

2012-05-01 21:06:04 | 英数字の映画


★リース・ウィザースプーンを奪い合う!★■先行告知Ver■ [映画ポスター] Black & White ブラック&ホワイト (THIS MEANS WAR) [ADV-DS]


『Black&White/ブラック&ホワイト』
“THIS MEANS WAR” (2012・アメリカ・1h38)
監督 : マックG
出演 : リース・ウィザースプーン、クリス・パイン、トム・ハーディ、ティル・シュヴァイガー








CIAでコンビを組む二人が同じ女性に好意を持ってしまった。



最近よくある男女間のぶっちゃけ系ラブストーリーだった。
CIAエージェントだとかアクションだとかサスペンスだとかは取って付けた様な感じで。ワンカットで見せるシーンが2つぐらいあって、それは良かった。

それにしてもヒロインの友達役のおばちゃんがウザかった。



トム・ハーディ、『インセプション』の時は全く気付かなかったけどケヴィン・コスナーにそっくり。


SHAME ‐シェイム‐

2012-03-31 10:53:44 | 英数字の映画


★多くの映画祭で高い評価を受ける作品★■両面印刷Ver■ [映画ポスター] SHAME シェイム (SHAME) [DS]


『SHAME ‐シェイム‐』
“SHAME” (2011・イギリス・1h40)
監督・脚本 : スティーヴ・マックィーン
出演 : マイケル・ファスベンダー、キャリー・マリガン、ニコール・ベハーリー










性的衝動を抑えられない男の苦悩。



扇情的な内容を想像させるもその描写はそれほどハードではなかった。
まるっきりそういうものが無いわけではなく、でも大半は思わせぶりな演出で妖しげな雰囲気を醸し出す。
思わせぶり演出に忍耐力が必要だった。

その思わせぶりが主人公の行動の原点には衝撃的な秘密があって。という結末に結びつくのだろうと。その秘密が知りたくて忍耐したけど、その秘密は明かされないというある意味衝撃的な結末。
一瞬『人生はビギナーズ』的な、クリストファー・プラマー的な事だったのか。と思ったけど、あれは堕ちる所まで堕ちてゆく主人公。という事なんだろうと。

思うにこれは罪と罰がテーマだったのではないだろうか。
主人公は罪深き行為をしていると自覚しているから苦悩するのだろうし、その自覚が無ければ何も悩む事はない。

主人公と妹は鬼畜な家庭で育ったのではなく、むしろお上品な、性的なものを罪とする家庭で育ったのだろうと思う。たとえば厳格なクリスチャンであったり。
罪であると強く植え付けられているからこそ苦悩はより深い。

苦悩という罰が与えられてもその罪深き行為をやめる事は出来ず、罪と罰の無限ループに堕ちてゆく主人公。
それはセックス依存症を様々な事に置き換えれば、例えば戦争であったり、それがいけない事と分かっていながらやめる事の出来ない人間の性(さが)が描かれた救いの無い映画だったのではないかと思う。



ニューヨーク、高級クラブのシンガーを演じるキャリー・マリガンのシンガーとしての魅力はISSK(※)も感じられなかった。下手ではなかったけど決して上手くもなく。雰囲気だけは醸し出していたのでそれでいいのかもしれない。
「ニューヨーク・ニューヨーク」は兄妹の生い立ちを知る何かの手掛かりなんだろうか?あれもただの思わせぶり?


(※)いささか

KTSR  ことさら
NNGN  何気に
KTHRITIW  片腹痛いわ
ANSNSIMNUTJ  安心せい峰打ちじゃ