『オズの魔法使』
“THE WIZARD OF OZ” (1939・アメリカ・1h42)
監督 : ヴィクター・フレミング
出演 : ジュディ・ガーランド、バート・ラー、レイ・ボルジャー、ジャック・ヘイリー、フランク・モーガン、ビリー・バーク、マーガレット・ハミルトン
竜巻で家ごと飛ばされた少女ドロシーと犬のトト。故郷に帰るため偉大な魔法使いオズの元を訪ねる。
虎の門に期間限定でオープン中の映画館と言うか映画上映スペースで上映されたので観に行った。
Garden Theater in 虎ノ門四丁目http://www.mt-garden.com/index.php
何かのエコロジー関係のイベントにテントが設置されていてそこでの上映。テントで映画観るのって『どついたるねん』以来だろうか。
昼間だったからなのかテントの中は真っ暗にはならなかったり(薄暗いというよりも薄ら明るいといった感じ)、空気でテントを膨らませているのか空調の音がうるさかったり、座席がギイギイいったりと環境的には必ずしも良くはなかったけど映画が面白かったのでそれほど気にはならなかった。
本作の前日譚にあたるとされている『オズ はじまりの戦い』を先に観ていたのは順番的にどうだったのか。良かったのか悪かったのか分からないけど、もう観ちゃったので仕方ない。
『オズ はじまりの戦い』がつながりをきちんと考えて作られている事は分かった。そういう風につながってるのか。と思いながら観れた。
家に踏みつぶされた魔女ってレイチェル・ワイズ?
『ツイスター』で竜巻で牛が飛ばされるのは本作のオマージュだったという事をようやく分かったのが良かった。他にも色々と後の作品でオマージュを捧げられているのが有るのだろう。
トトが可愛かった。何より挙動が面白い。賢いんだろうけど賢いと言うよりものすごく人懐っこいように思えた。
人の周りをうろちょろしてて何か突拍子もない事が起きてビビッて遠ざかるけどすぐにまた近寄ってくる。その繰り返しが面白かった。
ジュディ・ガーランドを見てると何故かマット・デイモンの顔が浮かんできてしまう。演技の感じが似ている気がする。
パロディで(なんならリメイクでもいいけど)ドロシー役をマット・デイモンがやったら意外とはまるのではないか。お下げ髪のマット・デイモンが歌い踊る。
かかしとロボットとライオンはメル・ギブソンとケヴィン・コスナーとハリソン・フォードで観てみたい。
『オズの魔法使』は“使い”ではなく“使”。「早っ」とか「遅っ」などの現代用語を先取りしていたかのよう。