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イントゥ・ザ・ストーム

2014-09-03 21:14:01 | ア行の映画

ポスター アクリルフォトスタンド入り A4 イントゥ・ザ・ストーム  光沢プリント

『イントゥ・ザ・ストーム』
"INTO THE STORM" (2014・アメリカ・1h29)
監督 : スティーヴ・クエイル
出演 : リチャード・アーミテイジ、サラ・ウェイン・キャリーズ、マット・ウォルシュ、マックス・ディーコン、ネイサン・クレス、アリシア・デブナム=ケアリー、カイル・デイヴィス、ジョン・リーブ







竜巻に襲われる人々と挑む人々。



ネタバレ有。



竜巻によって起こる自然災害をスペクタクルに描いているがそれは不謹慎なのではないかと思ってしまい途中までは楽しめなかったが、巨大竜巻発生からはそういう事は都合よく忘れてすっかり楽しんだ。
特にピーターとタイタスの意外な活躍にハラハラさせられた。ピーターは念願であった竜巻の目に突入出来たのだからあれはあれでいい人生だったのではないだろうか。わが生涯に一片の悔い無し。と。

ピーターがタイタスのエンジンを掛ける時に掛かるかどうか分からなくてキーを回しながら「カモンベイビー、カモーン!」って言うのがハリウッド映画らしくて良かった。



YOUTUBE二人組も面白い奴らだった。



登場人物の誰かが撮影した映像によって物語が語られる『クロニクル』方式のシステム。クライマックスシーンは誰が撮影したのかよく分からない所も一緒。

教頭の長男を探しに行く時に竜巻撮影隊のカメラマンが一人同行するけど、長男がいる現場ではそのカメラマンが全く画面に映らず行方不明状態になっていた。それはカメラマンを演じる役者さんと監督が不仲で出演シーンを全部カットさせられてしまったのだろうか。と不憫に思ったけど、そうではなくてこの映画でのシステムからするとあの現場での切羽詰まった状況をカメラマンは逐一撮影していたという事ではないだろうか。
それこそが不謹慎の極みではないかと思うが、そう思われるのは困るからなのかカメラマンがあそこで撮影をしていた事については一切触れられていない。
どんな状況であっても誰かがカメラを回していなければならない。というのがこのシステムやPOV方式の難点だろうと思う。



竜巻が発生するとアメリカの映画では牛が飛ぶ。というのが『オズの魔法使』以来のお約束の様。本作では何かの看板的な置物の牛が飛んでた。


思い出のマーニー

2014-08-19 20:18:05 | ア行の映画

思い出のマーニー (ジス・イズ・アニメーション)

『思い出のマーニー』
(2014・日本・1h43)
監督・脚本 : 米林宏昌
声の出演 : 高月彩良、有村架純、杉咲花、根岸季衣、寺島進









自分の置かれた境遇を恨み、自分の存在を憎む少女が持病の喘息の療養に訪れた地で不思議な外国人の少女マーニーと出会う。



ネタバレ有。



主人公が義理の両親と不仲になった原因がもらわれっ子である自分を育てるにあたって国から補助金みたいなものを貰っていると知ってしまったからという理由に、それは随分と繊細な理由だなあと思った。
義理の親であるという事はすでに承知の上であって、でも金を貰っているという事は知らされずにいたのがそこまで人を拒絶する理由になるのだろうか。
その繊細さが繊細過ぎるように思えた。のはその立場に立っていないからなのだろうけれども。



映画自体も繊細な映画だった。それは反面でダイナミックさに欠けるとも言え。宮崎駿監督が引退宣言をしたこれからのスタジオジブリを背負って立つにはいささか心許なく思えた。
スタジオジブリはしばらく新作を作らないらしいがそれは適切な判断ではないだろうか。本作の様な路線で続けていくのは厳しいものが有るのでは。
しばらく休んで脱宮崎路線を模索すると。更に繊細路線を突き詰めていってニッチな所でスタジオを存続させる方向も有る。のか?



繊細さが肌に合わず途中飽きかけたけど最後にはいい映画だったと思えた。少女の成長物語として。
しかし都合の良い偶然で物語が成り立っているとも言えるのが素直にいい映画とも言えない所でも有り。都合の良い偶然は映画に限らず物語の上では常套手段でもありそれに対してそんなに目くじらを立てる事も無いのだろうが。
その偶然を奇跡として捉えられればいいのかもしれない。



マーニーの生涯が語られる時に主人公は自分とマーニーとの関係性にもう気付いているのかと思った。観ている側としてはそこで二人の関係に気付いていて、しかし主人公が気付くのはその後の古い写真によってで。観ている側はもう分かっている事に主人公が後で理解するという時間差は物語的にはどうなのか。なんか二度手間的に思えて語り口としてはあまり上手くは無いように思えた。



マーニーはウフフと笑います。のび太の担任の先生はうふっと笑います。
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エグゼクティブ・デシジョン

2014-08-18 19:15:31 | ア行の映画

Executive Decision [VHS] [Import]

『エグゼクティブ・デシジョン』
"EXECUTIVE DECISION" (1996・アメリカ・2h12)
監督・編集 : スチュアート・ベアード
出演 : カート・ラッセル、スティーヴン・セガール、ハリー・・ベリー、オリヴァー・プラット、ジョン・レグイザモ、ジョー・モートン、デヴィッド・スーシェ、J・T・ウォルシュ








ギリシャ発アメリカ(ワシントン)行きのジャンボジェット機がテロリストによってハイジャックされる。アナリストによって化学兵器による特攻テロの可能性が示されたため飛行中の機体に乗り移り事態を把握し鎮圧するミッションが開始される。



好きな映画。今回久し振りに観たが思っていたより地味な作品な事に気付く。
ミッションコンプリートを阻む一つ一つの障害をクリアしていく姿を丁寧に描いている。その極秘ミッションが飛行中の機内で行われるという事で派手なアクションシーンがほとんど無い。
またこの手の映画で有りがちな乗客の家族ドラマは全く描かれず、テロリスト側のドラマも救出隊側のドラマも必要最小限にとどめられている。
描かれるのはテロリストたちとの間接的な攻防戦で、そこに絞った潔さが本作と他の飛行機パニックサスペンスモノとの差別化がなされているところではないかなあと思う。

そしてテロリストたちとの決着がついた後でのもう一つのサスペンスシーンがこの映画での一つ一つの物事に対処していくという姿勢が凝縮されているように思えた。
着陸態勢に入るためにギアを下げたので再度上昇する際にギアを上げなければならないというごく当たり前の事をきっちりと描かれているのが良いなと思った。ジャンボジェット機にギアが有るのか分からないが。



本作はキャスティングが見事だったと思う。キャスティングも一見地味だけど適材適所で。今になってみるとスティーヴン・セガールは意外性を狙い過ぎの様にも思えるが。



本年8月31日をもって閉館する新橋文化劇場にて。
初めての新橋文化。思っていた以上に電車の音が凄かった。実は丸の内TOEI②も丸ノ内線の音が結構聞こえる事にこの間気付いたがその比ではなかった。
そして上映中の客席内は薄暗くというかほのかに明るくスクリーン横に有る時計が目に入り気になってしまう。
椅子は革張り。革張りは渋谷HUMAXシネマだけかと思っていた。

ものすごく細かい事だけど、便所の手を洗うとこの流しの上に有る受け皿みたいのの"TOTO"の向きが逆なんじゃないかと。

観れたら観ようかなと思っていた2本立ての『スペース カウボーイ』は観なかった。『エグゼクティブ・デシジョン』1本だけしか観なかったという事の方が記憶に残りそう。

思うに土地柄的にサラリーマンの都会のオアシス的な場所なのだろう。しかし時代とともにサラリーマンのオアシスは快適性や値段的にもネットカフェへと移り新橋文化が長年果たしてきた役割を終える時が来たのではないだろうか。閉館の理由は高架下の耐震補強工事のためとはあるが。

朝、映画館の前でちょっとの時間並んでいたら隣のロマン劇場の前にブラック師匠がいた。

さようなら新橋文化劇場。


エージェント:スティール

2014-08-18 19:03:28 | ア行の映画

エージェント・スティール [DVD]

『エージェント:スティール』
"THE ART OF THE STEAL" (2013・カナダ=アメリカ・1h30)
監督・脚本 : ジョナサン・ソボル
出演 : カート・ラッセル、マット・ディロン、ジェイ・バルチェル、キャサリン・ウィニック、ケネス・ウィルシュ、クリス・ディアマントボロス、テレンス・スタンプ、ジェイソン・ジョーンズ







義弟の裏切りにより泥棒家業から足を洗った男だったが大金を稼げる仕事で再び義弟と手を組む事となった。



日本では劇場未公開(アメリカでも映画祭で上映→限定公開→ソフト発売といった流れの様)という事であまり期待せずに観た。
スタイリッシュな演出でテンポも良く面白かったが、コンゲームとしての辻褄が合っているのかがよく分からなかったので見事に騙された感はそんなに無かった。多分合っているんだろうとは思うが。



カート・ラッセルの恋人役はキャサリン・ウィニックだったが黒髪だったので分からなかった。特に見せ場は無く、セリフも少なかったのが残念。



カート・ラッセルは貫禄が付き過ぎな感じ。役作り?『ワイルド・スピード』7作目ではもうチョイ絞っての登場を期待。

2006年頃のカート・ラッセルとジェフ・ブリッジス。明星の表紙ごっこをするふたり。
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オール・ユー・ニード・イズ・キル

2014-07-24 21:33:22 | ア行の映画

映画 オール・ユー・ニード・イズ・キル ポスター 約90x60cm トム・クルーズ Edge of Tomorrow  【並行輸入品】

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』
"EDGE OF TOMORROW" (2014・アメリカ・1h53)
製作総指揮・監督 : ダグ・ライマン
出演 : トム・クルーズ、エミリー・ブラント、ビル・パクストン、ブレンダン・グリーソン









宇宙からの侵略者に全く歯の立たない人類であったが1人の女性兵士の活躍によって反攻の士気は高まっていた。その勢いに乗り現勢力の大半を投入した作戦に参加する事となった一人の男が人類の命運を握っていた。



ネタバレ有。



同じ日の繰り返しによって成長する主人公という所で『恋はデジャヴ』が連想されシリアスな感じに思えないのが困りものだった。途中からは『恋はデジャヴ』とは違う方向になっていくのでそこからは問題なくシリアスに観れたので問題ないと言えば問題ない。前半はブラックコメディ的に笑わせようという意図も有るのかもしれない。



失敗しても最初からやり直せる能力を持っている設定からその能力を失ってしまい人類の命運を賭けた作戦においてはやり直しのきかない一発勝負になる。っていうのがハラハラして上手い持って行き方だなあと思う。
その結果はトム・クルーズ主演作品ならではという所だけど、あれはあれで良かったんじゃないかと思う。

しかしあのリセット能力が本体の方から受け継いだという事はその能力はより強力になったと考えられなくもなく。そうだとすると主人公はもう二度と死ぬ事は無いんじゃないだろうか。主人公が死ぬとまたやり直しで。それが永遠に続く。今度主人公が死んだ時にはどこまで戻るんだろうか?
永遠にリセットされ続けている事に気付いた人間が人類の歴史を前に進めるために最後はあの本体の様にトム・クルーズを爆破して木っ端微塵にする。っていう続編が有るのかも。



主人公の名前がケイジでどうしてもニコラス・ケイジの顔がちらついてくるのも困る。『恋はデジャヴ』のビル・マーレイの顔もちらついてくるし。



エンディングの主題歌と映像の雰囲気がジェイソン・ボーンの様。


インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌

2014-07-23 20:23:28 | ア行の映画

Inside Llewyn Davis Original Soundtrack Recording

『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』
"INSIDE LLEWYN DAVIS" (2013・アメリカ・1h45)
製作・監督・脚本・編集 : ジョエル・コーエン/イーサン・コーエン
出演 : オスカー・アイザック、キャリー・マリガン、ジャスティン・ティンバーレイク、ジョン・グッドマン、F・マーレイ・エイブラハム





1960年代初めのニューヨーク。売れないフォークミュージシャン、ルーウィン・デイヴィスの日常。



ルーウィン・デイヴィスという実在のミュージシャンがいるのかと思っていたが、モデルとなった実在のミュージシャンはいるけどルーウィン・デイヴィスは架空の人物だという事を映画を観た後で知った。
なので映画で描かれている事にはフィクションも混じっているのだろうか。
どこまでが事実なのか分かっていないし、モデルとなった人がフォークソング界でどれほど有名な人なのかも分かっていない。
現在、伝説級の大物ミュージシャンにも売れない時代が有り、音楽を諦めなければならないような事態にもなったけどそれでも音楽を続けてきたからこそ現在が有るのだ。という映画だったのだろうか。そういう前向きな映画ではないのか。
コーエン兄弟だからそんなに前向きではなさそう。ラストでループするから物事が悪循環しても結局懲りずに音楽をやり続けるしかない男の話なのか。



ジョン・グッドマンが出ているニューヨーク~シカゴの旅パートは後から思い返すとホラー映画の様でも有った。ジョン・グッドマンの付き人を連行していった警察官は本当に警察官だったのか?という事を考えるとかなり怖い。



毒舌キャラを演じるキャリー・マリガンが良かった。表の顔は清楚さが売りのフォークミュージシャンだけど裏の顔は超毒舌。
その二面性の腹黒さが自分が勝手に持っているキャリー・マリガン本人のイメージにぴったり合っていて、コーエン兄弟がキャリー・マリガンにそういう役を振ったのに大いに納得した。


オールド・ボーイ

2014-07-22 19:19:52 | ア行の映画

Oldboy

『オールド・ボーイ』
"OLDBOY" (2013・アメリカ・1h43)
監督 : スパイク・リー
出演 : ジョシュ・ブローリン、エリザベス・オルセン、シャールト・コブリー、サミュエル・L・ジャクソン、マイケル・インペリオリ







20年間監禁された男が解放される。何故監禁されたのか、そして何故解放されたのか、男はその二つの謎を解かなければならなかった。



日本の漫画を原作としているが、その映画化と言うより韓国でパク・チャヌク監督によって映画化されたものをハリウッドリメイクしたという所のよう。
漫画の方は週刊アクション連載当時に初めの方は読んでいたけどかなり早い段階で挫折。話がなかなか進んでいかなかったような印象。
パク・チャヌク版の方は今となっては覚えているのはそんなに多くはない。タコとか横スクロールトンカチアクションとかベロとか。



本作はアメリカでの興行成績はよろしくなかったようで。酷い出来なのかと思ったら全然酷くなかった。むしろ面白かったと思えた。
アメリカでヒットしなかったのは作品の出来云々ではなくモラル的に受け入れ難い内容だからではないだろうか。他の国の人間(日本人や韓国人)の事ならばオージーザスぐらいで済むのかもしれないけど、あれを白人のアメリカ人がやってしまったという事は許せないのかも。

面白かったけどラストの主人公の笑顔の意味は分からなかった。笑って終わるような内容に思えないだけに不気味だった。



エリザベス・オルセンが豊満ボディを出し惜しみしないのが素晴らしい。


浮城

2014-07-21 17:05:08 | ア行の映画


郭富城(アーロン・クォック)主演人間ドラマ★お取り寄せ★リージョンALL!!「DVD/浮城 Floating City ※香港版」


『浮城』
"浮城" (2012・香港・1h44)
製作・監督・脚本 : イム・ホー
出演 : アーロン・クォック、チャーリー・ヤン、アニー・リウ








太平洋戦争終結から香港島中国返還の50年間、香港人と欧米人とのハーフである男の一代記。



主人公がハーフであるという事が英国に統治されていた香港と重ね合わされているのだろう。
アジアの真っ只中の一つの区画でありながらヨーロッパ文化が社会の中心となっていた香港。
自分自身と社会には二つのアイデンティティが存在し、それに翻弄される人生を送らなければならなかった主人公が達した結論は「香港最高!香港人最高!」という事なのだろうと思う。香港愛に満ちた映画。


インフェルノ 大火災脱出

2014-07-21 13:34:48 | ア行の映画


ビル火災大パニック!香港映画/逃出生天 Inferno(DVD) 台湾盤


『インフェルノ 大火災脱出』
"逃出生天" (2013・香港・1h47)
製作・監督・脚本 : オキサイド・パン/ダニー・パン
出演 : ラウ・チンワン、ルイス・クー、アンジェリカ・リー









消防士である兄と消防士を辞めた弟が高層ビル火災現場で顔を合わせる。



高層ビル火災という事で香港版『タワーリング・インフェルノ』といわれる向きも有るようだけど(邦題もそっちからの様)『タワーリング・インフェルノ』を観た事が無いので、兄弟の消防士の物語として香港版『バックドラフト』と思ってしまう。本作の中でバックドラフト現象も起こっていたし。

密室の中で延焼が続き室内の酸素が失われる事で一旦は鎮火したかのように思えるが、外部からの突入などで酸素が一気に流れ込む事によって爆発を起こす。っていうのがバックドラフト現象だと『バックドラフト』を観て学習した。



ラウ・チンワンとルイス・クーのコンビという時点で個人的には観る前から満足度はある程度満たされていた。本作では2枚目兄弟の設定。ラウ・チンワンが2枚目を演じていても今や何の違和感もなくなってきている。

火災パニックサスペンスとしてはそれほど期待はしていなかったが、思っていた以上に良く出来ていた。
それでも香港映画ならではの大らかさというか細かい事にはあまりこだわらない所は見られた。特にはクライマックスのシーンでそれが顕著だったけれど、香港映画だからまあいいかと思えた。
もしこれが日本映画だったら全力で貶すかもしれません。香港映画には甘く、日本映画には厳しく。


オー!ファーザー

2014-07-16 17:26:13 | ア行の映画

【チラシ付映画パンフレット】 『オー!ファーザー』 出演:岡田将生.忽那汐里.宮川大輔

『オー!ファーザー』
(2013・日本・1h43)
監督・脚本 : 藤井道人
出演 : 岡田将生、忽那汐里、佐野史郎、村上淳、宮川大輔、河原雅彦、柄本明









高校生である若者は4人の父親と1人の母親と暮らしていた。4人の父親それぞれの教育により様々な知識を得た若者がある事件に巻き込まれる。



一般の家庭とは異なる家族が問題に直面するがその家族なりの独特なやり方で立ち向かう。その独特さを面白おかしく見せてくれたら映画が面白いという事になるのだろうが残念ながらその肝心な所がそんなに面白いとは思えなかった。



かつてのNHKの朝ドラ主演女優の古村比呂さんが出ていたけどそんなに特には物語に絡んでこない役だった。そんなに絡んでこない役でいいんですか?と余計な心配をしてしまうほど。



なんだか最近の日本映画にはもれなくえもっちゃんファミリーのどなたか一人が出演しているような。
ご長男のご結婚によりファミリーが増殖。シアター・イメージフォーラムの前でお二人を見かけたことが有ります。
日本映画がえもっちゃんファミリーによって支配される日はそう遠くはないのかもしれません。


インベーダー・ミッション

2014-07-07 20:30:28 | ア行の映画

『インベーダー・ミッション』
"INVASOR" (2012・スペイン・1h39)
監督 : ダニエル・カルパルソロ
出演 : アルベルト・アンマン、アントニオ・デ・ラ・トレ、インマ・クエスタ



2004年、イラクの戦地で負傷し祖国に帰還した医師は一時的に失っていた記憶を徐々に取り戻し始めるがその記憶にはある者たちにとって不都合な真実が含まれていた。



『ワイルド・ルーザー』と同じ監督という事であまり良くない印象のまま本作を観始める。
邦題の『インベーダー・ミッション』のイメージだけでSFスリラー的な内容を予想していたが実際の所は硬派なポリティカルスリラーといった所で『ワイルド・ルーザー』とは全く違うテイストで良くない印象も払拭されていった。
しかし、じわじわと真相に迫ってゆくタイプのスリラーで後半は眠気との戦いに入ってしまい映画に集中出来ず。



かつて軍事独裁政権下にあったスペインだといまだ民衆の間には軍隊アレルギーみたいなものが有ったりするのだろうか。
疎まれる存在の軍隊が起こした不祥事、疎まれている事を承知しているからこそ不祥事を明るみに出したくない軍隊。そこら辺のスペインにおける軍隊の存在が物語の核になっていそうな気がしないでもない。



主人公は『ワイルド・ルーザー』に出ていた人という事はすぐに分かったけど、主人公の同僚役の人が『カニバル』の主役の人という事には全く気付かなかった。
主人公の奥さん役の人は『ブランカ・ニエベス』に出ていたという事で(全く思い出せないが)、この映画は現在のスペイン映画界で人気、実力を備えた人たちが出演している映画という位置づけでいいのかどうかはよく分からない。
スペイン人俳優と言えばアントニオ・バンデラス。でスペイン映画知識が止まっているので。


アナと雪の女王

2014-05-07 19:10:05 | ア行の映画

ディズニー アナと雪の女王 ビジュアルガイド

『アナと雪の女王』
"FROZEN” (2013・アメリカ・1h42)
監督 : クリス・バック/ジェニファー・リー
声の出演 : クリスティン・ベル、イディナ・メンデス、ジョナサン・グロフ、ジョシュ・ギャッド、サンティノ・フォンタナ









女王は常人には無い能力を持ったがため一人きりで生きてゆく決意をした。



高品質は保証付きのいつもながらの安心のディズニーミュージカルプリンセスアニメ。それ以上でもそれ以下でもないとは思えたけどそれは人それぞれ好みによるところで。



2Dで。短編は3Dで観た方が良かったのかもしれない。と少し後悔した。


レット・イット・ゴーのシーンは曲と合わせて名シーンだったと思うが、予告で丸々そのシーンを見ていたので特に感動する事も無く。
一番いい所を予告で事前に見せてしまうデリカシーの無さはいかがなものかと思うが、レリゴー以前にもその手法は有ったみたい。
↓ これは最後に公開日が出てくるので多分予告なのだろうと思う。好みとしては断然こちら。


去年(?)のゴールデングローブ賞授賞式。どういう設定のミニコントなのかは分からないけど雰囲気だけでも面白い。



オール・イズ・ロスト~最後の手紙~

2014-05-06 10:25:06 | ア行の映画

ALL IS LOST OST

『オール・イズ・ロスト~最後の手紙~』
"ALL IS LOST” (2013・アメリカ・1h46)
監督・脚本 : J・C・チェダー
出演 : ロバート・レッドフォード









単独で航海に出ていた老人がアクシデントにより漂流してしまう。



決して諦める事の無い男の姿を描いた映画。その状況の中で自分が出来る事を出来る範囲で行う事の大切さについて。徒労に終わってしまう事があっても諦めてはいけないと。



1回目の嵐の直前に髭を剃っていたけど、あの時はまだ余裕があったんだろう。でもその後を見てるとあんまり髭は生えない体質のようだったけど。ダンディズム?ダンディ老人?漂流ダンディ老人?



出演者はロバート・レッドフォード1人(最後にもう1人だけシルエットで登場)だけど、スタッフロールを見ると普通の映画と同じくらいの人が関わっていて。画面に出る俳優が一番目立つ所にはいるけど画面に映らないもっと多くの人たちとの共同作業よって映画は作られている事を改めて思い知った。

日本ではセリフのほとんど無い本作でもなんでか分かんないけど吹替え版が作られて。それを作った人たちもこの映画を作る上で大切な人たちであって。なんで作ったのかは分からないけど。


乙女のレシピ

2014-05-04 09:06:26 | ア行の映画


『乙女のレシピ』
(2012・日本・0h56)
監督 : 三原光尋
出演 : 金澤美穂、城戸愛莉、秋月三佳、渡辺恵伶奈、優希美貴、徳井優



山形県の女子高校生。料理部に所属する4人は優勝賞品のハワイ旅行を目指し炊き込みご飯コンテストへ出場する予定だがコンテスト前日までレシピが決まらないでいた。



なかなかこっぱずがしい内容も含んでいる(素人漫才とか)が、そのこっぱずかしさも含めて何気ない日常がかけがえのないものであるという事を言われていて。
それは震災以降何気ない日常がいまだ戻らない人たちがたくさんいるという事が念頭に有るのだろうと思う。
また、一応学生時代も経験している身としてはそんなに大した学生時代でも無かったけどそれでもかけがえのないものだったのだなあと思える年頃なのでそれはまったくもって仰る通りだと思えた。



本作に限らず今の若い子たちは演技が上手い。ずば抜けて下手くそな人とかあまり見ない気がするが、それは選び抜かれた才能ある人たちだからで中にはとんでもなく下手くそな若い子もいるのだろう。ちょっと見てみたい気もする。そんな子をもし見かけたら全力でボロクソにけなすだろうけど。


あなたを抱きしめる日まで

2014-04-21 17:16:52 | ア行の映画

ポスター アクリルフォトスタンド入り A4 パターンC あなたを抱きしめる日まで 光沢プリント

『あなたを抱きしめる日まで』
"PHILOMENA” (2013・フランス=イギリス・1h38)
監督 : スティーヴン・フリアーズ  製作・脚本・出演 : スティーヴ・クーガン
出演 : ジュディ・デンチ、ソフィ・ケネディ・クラーク









カトリックの教義に背き未婚のまま妊娠した女性たちが助けを求めた修道院では生まれてきた子供たちを養子へと出していた。50年後、一人の女性が養子に出された息子との再会を願いジャーナリストに調査を依頼する。



ネタバレ有。



母子モノの感動作かと思っていたがそこら辺はわりかしあっさりとしていて。
思うに信仰心に関する映画。一途な信仰心を持つおばちゃんと信仰に対して懐疑的な男との交流を描いたロードムービー。
交流によってお互いの信仰に対して劇的な変化が現れるという事は無く。男の方にちょっとした変化が現れる。
それは、信仰に嫌悪感すら抱いていた男は妄信的とも言える信仰を持つ人たちの人間性をも否定する傾向にあったが、おばちゃんとの交流によって信仰心とはおばちゃんという一人の人間を形成する一部であり、おばちゃんの信仰心を否定する事はおばちゃんの存在そのものを否定する事であると知ったのだろうと思う。
男の信仰に対する懐疑的なスタンスは変わらないけど、おばちゃんが大切にしている信仰を無神経にとやかく非難するべきではないと気付いたのではないか。
大雑把に言えば信仰心も人それぞれと。



『ターナー&フーチ』のヒロイン、メア・ウィニンガムが出てた。



ナレーションは山ちゃん?