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インサイド・ヘッド

2015-10-19 16:04:18 | ア行の映画

インサイド・ヘッド オリジナル・サウンドトラック

『インサイド・ヘッド』
"INSIDE OUT" (2015・アメリカ・1h34)
監督・脚本 : ピート・ドクター  共同監督 : ロニー・デル・カルメン
声の出演 : エイミー・ポーラ、フィリス・スミス、ルイス・ブラック、ミンディ・カリング、ビル・ヘイダー、ケイトリン・ディアス、カイル・マクラクラン、ダイアン・レイン





11歳の少女ライリーの中にある感情たちがライリーの人生を喜びに満ちたものにするため奮闘する。



キャラクターの表情や動きが生き生きとしているのが素晴らしく、それを見ているだけでも楽しい。
Funko Disney/Pixar: Inside Out Mystery Mini Vinyl Figure - Joy by FunKo [並行輸入品]








話の内容は大人向きではないかと思うが、動く絵の楽しさでちびっ子たちも面白く観られる作品なんじゃないだろうか。



おもちゃ、虫、車、魚、モンスター、ロボット、ヒーロー、ねずみ、王女、じいさん、本作の同時上映の短編では火山とこれまで様々なものをキャラクター化してきたピクサーはついに実体のない感情をキャラクター化。行き着くところまで行っちゃった感じがしないでもないがこの先は何をキャラクター化するのだろう。これから先は過去のヒット作の続編が多めになるみたいだけど。ネタ切れ?。
文字とか、


都道府県は既に日本でキャラクター化済み。

都道府県の持ちかた (ポプラ文庫)



悪党に粛清を

2015-10-07 19:27:23 | ア行の映画

Salvation [DVD] [Import]

『悪党に粛清を』
"THE SALVATION" (2015・デンマーク=イギリス=南アフリカ・1h33)
監督・脚本 : クリスチャン・レヴリング
出演 : マッツ・ミケルセン、エヴァ・グリーン、ジェフリー・ディーン・モーガン、ミカエル・パーシュブラント、ジョナサン・プライス、エリック・カントナ







西部開拓時代。暴力によって支配された社会では復讐が復讐を呼ぶ。



デンマーク製西部劇。主人公がデンマークからの移民という所が珍しくも思えるが、元々アメリカという国が移民国家なのだから全然珍しい事ではないのだろう。

西部劇の作りとしては奇をてらった作品ではなくオーソドックスな西部劇だったと思う。
最近はオーソドックスな西部劇の新作を観られる機会も減ったけど、男子たるもの映画俳優となったのであれば西部劇の主役を一度は演じなければならないのではないか。
マッツ・ミケルセンは西部劇がとてもよく似合っていた。マッツのお兄さん役のミカエル・パーシュブラントもカッコ良かった。
ミカエル・パーシュブラントは他にはどんな映画に出ているのだろうかと調べてみたら、『ホビット』シリーズに出ているらしく役名はビヨルン。ビヨルンって誰だっけ?と調べたら獣に変身する人だった。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%A8%E3%83%AB%E3%83%B3



主人公は町を牛耳る支配者を倒して町から去ってしまったのだろうか。そのまま居座って新たな支配者になればいいのにとか思った。
そしてその土地の石油産業の支配者ともなって、莫大な財を築き政界に進出といったきな臭いアメリカンドリームサーガの可能性も有るんじゃないかと思った。


映画ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~

2015-10-06 20:05:40 | ア行の映画


『映画ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~』
"SHAUN THE SHEEP THE MOVIE" (2015・イギリス=フランス・1h26)
監督・脚本 : マーク・バートン/リチャード・スターザック



日々同じことの繰り返しの日常に変化をもたらそうとしたひつじたち。その行いは牧場主を失踪させた。失ってあらためて気付く牧場主との単調ではあるがかけがえのない日々。ひつじたちは牧場主との暮らしを取り戻すため大都会へと向かう。



劇場内に本作の熱狂的ファンと思われるちびっ子が約一名いて、何見ても大爆笑、その自分の大爆笑が面白くてさらに大爆笑といった感じで、そのテンションも最後までは続かないだろうと思っていたが最後までそのテンションでちびっ子スゲエな。というのが本作で一番印象に残った事。
確かにちびっ子の熱狂も分かるアードマンらしさに溢れた作品で面白かった。


アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン

2015-10-01 19:53:32 | ア行の映画

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン-オリジナル・サウンドトラック
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』
"AVENGERS: AGE OF ULTRON" (2015・アメリカ・2h22)
監督・脚本 : ジョス・ウェドン
出演 : ロバート・ダウニー・Jr、クリス・エヴァンス、マーク・ラファロ、クリス・ヘムズワース、スカーレット・ヨハンソン、ジェレミー・レナー、ポール・ベタニー、アーロン・テイラー・ジョンソン、エリザベス・オルセン、ジェームズ・スペイダー、サミュエル・L・ジャクソン





トニー・スタークが地球を守るために創り出したウルトロンが暴走し人類を滅亡の危機に陥れる。



ネタバレ有。



マーベルコミックヒーロー集合のお祭り映画。御贔屓のヒーローがいないのが自分がお祭れない理由だと最近気づいた。

毎度おなじみの内輪揉めな所がなんだかなーと思う。いっつも内輪揉め。聞く所によると『キャプテン・アメリカ』の3作目も内輪揉めだとか。



ポール・ベタニーは将来的に自分がああいう格好になる事を承知してあの役を引き受けたのだろうか?もし知らされずに引き受けたのならポール・ベタニーが不憫で仕方ない。
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アリスのままで

2015-09-23 20:37:52 | ア行の映画

ポスター アクリルフォトスタンド入り A4 アリスのままで 光沢プリント

『アリスのままで』
"STILL ALICE" (2014・アメリカ・1h41)
監督・脚本 : リチャード・グラツァー/ワッシュ・ウェストモアランド
出演 : ジュリアン・ムーア、アレック・ボールドウィン、クリステン・スチュワート、ケイト・ボスワース、ハンター・パリッシュ








50歳にして若年性アルツハイマーを発症した大学教授のアリス。病状は確実に進行しその事を受け容れるしかなかった。



ネタバレ有。



言語学者として妻として母として颯爽と生きるアリスに病魔が襲い掛かり、その病状の進行が余す事無く描かれのを観ているのは辛いものがあった。
アリスは過去の自分や家族の事などの記憶をなくしてしまったのかもしれないけど、だからと言ってアリスでなくなったのではなくて、記憶をなくしてしまった事も含めてアリスであり、それがアリスの人生であるという事なんだろう。
不謹慎かもしれないが記憶をなくし赤ちゃん返りしてしまったようなアリスの姿はかわいく思えた。それはジュリアン・ムーアの演技力がなせる所であるのかも。

病状を進行させるアリスに対する旦那さんのある決断は薄情にも思えたけど、それが許される状況なのであればアリスの人生に引きずられるのではなく、自分の人生を優先するべきという事でそれも一理あるのかなあと。



本作でジュリアン・ムーアはアカデミー賞主演女優賞を受賞。のちにアカデミーウィナー二人の共演作となる映画という事で『NEXT -ネクスト-』が注目を集めた。という事実は無かった模様。
今後この二人が再共演する日は来るのだろうか。
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今年2月に全米で公開された同じくアカデミーウィナー共演作の"Seventh Son"はアメリカでの興行は芳しくなかったよう。
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2011年のブルーレイ発売の際に『ビッグ・リボウスキ』の出演者が集った時の写真の様。ジュリアン・ムーアとジェフ・ブリッジスの足のポーズが一緒(偶然?)なのが可愛らしい。
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左端の人はT・ボーン・バーネットという超有名なミュージシャンの方らしい。

はっちゃける名優二人に喜ぶ名優。
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1998年頃?
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イニシエーション・ラブ

2015-06-24 20:44:58 | ア行の映画

【チラシ付映画パンフレット】 『イニシエーション・ラブ』 出演:松田翔太.前田敦子.木村文乃

『イニシエーション・ラブ』
(2015・日本・1h50)
監督 : 堤幸彦
出演 : 前田敦子、松田翔太、森田甘路、木村文乃、三浦貴大










1987年、静岡で生まれたカップルの恋の行方。



ラスト5分にどんでん返しが有るという事で自分なりに考えながら観ていたけど全く見当がつかずラスト5分で見事にやられた。

男がどうしようもねーなーと思いながら観ていたが、恋愛に関しては女性の方が一枚も二枚も上手と。
人として結局どっちもどっちだったが真相が明かされた時には爽快感すらあったかもしれない。



1987年放送のTBSドラマ『男女7人秋物語』が重要なカギを握っている(ドラマの出演者も数名出演)がこの映画の製作は日本テレビ。
1987年当時はドラマのTBS、バラエティのフジ、巨人戦の日本テレビと言われていた時代でしょうか。


海にかかる霧

2015-06-23 20:20:41 | ア行の映画


韓国映画/海にかかる霧(DVD) 台湾盤 Sea Fog


『海にかかる霧』
(2014・韓国・1h51)
監督・脚本 : シム・ソンボ
出演 : キム・ユンソク、パク・ユチョン、キム・サンホ、イ・ヒジュン、ムン・ソングン、ユ・スンモク、ハン・イェリ









国の経済危機により困窮に陥った漁船の船長はある犯罪行為に手を染めるが事態が急変し船上は修羅場と化す。



修羅場の凄惨な描写はさすが韓国映画ならではだけど、そこに至る船長の狂気は描き切れていない。何か元から狂気有りきの人の様だったけどあそこまでの狂気を宿している人には思えなかった。
それは演じるのがキム・ユンソクだからという事で納得しなければならないのかも。



若い二人の恋愛が物語に花を添え、映画の結末もそっちの方向に回避させているのは韓国映画だなあと思った。
あれだけの事をやったんだからもっとどんよりとした終わり方の方が良かったとは思う。

若者の船員役はアイドルの方らしいが、どうにもTKOの木下さんに見えてしまう。



性欲ストロングマシーン1号と2号。最低な奴らだったけど生き物の根源的な欲望に忠実な奴らで、やっぱり最低だった。


インヒアレント・ヴァイス

2015-04-23 03:03:01 | ア行の映画

ポスター アクリルフォトスタンド入り A4 パターンA インヒアレント・ヴァイス 光沢プリント

『インヒアレント・ヴァイス』
"INHERENT VICE" (2014・アメリカ・2h28)
製作・監督・脚本 : ポール・トーマス・アンダーソン
出演 : ホアキン・フェニックス、キャサリン・ウォーターストン、ジョシュ・ブローリン、オーウェン・ウィルソン、リース・ウィザースプーン、ベニチオ・デル・トロ








別れた恋人の頼みで不動産王の家庭の事情に首を突っ込むこととなった私立探偵。別れた恋人と不動産王は姿を消し、殺人事件に巻き込まれ、やがて国家の陰謀が見え隠れする所まで探偵は足を踏み入れる事になる。



ポール・トーマス・アンダーソン監督の前作『ザ・マスター』が自分には意味不明な作品だったので本作も引き続きその路線なのかと心配は有った。
ハードボイルドなミステリーといった感じで物語は進むが、話があっちこっち行ってそれに伴い登場人物が増えるので話についていくのに苦労した。最後の方でちょっと見失いかけたがなんとかついていけた。

1970年代の文化や世相をポール・トーマス・アンダーソン監督のセンスで切り取りその時代のアメリカ社会を総括しようとしているのでは。などと小難しく考えながら観ていたが、allcinemaを見たら本作のジャンルがコメディ(サスペンス/犯罪)になっていて(imdbではクライム/ドラマ/ミステリー)、ポール・トーマス・アンダーソン的コメディ、要は長いという事だけど、アメリカ国家権力の横暴が背後にあるがそれもまだ初期的段階の様に思えその恐ろしさもまだ今からしたら可愛らしいもので、そういう所ももっと気楽に笑いながら観ていい作品なのではないかと思った。
場内ではジョシュ・ブローリン絡みの所で笑いが起こっていた。「モットパンケーク!」



『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』で共演したホアキン・フェニックスとリース・ウィザースプーンって仲悪いんじゃなかったっけ?とゴシップ記事を鵜呑みにして下世話な興味津々で二人の共演シーンを見ていた。
ホアキン・フェニックスについてのニュースは迂闊に信用しない方がいいんだけど。



エンドロールをいつもの様にぼーっと眺めていたらネガティブカッター・モー・ヘンリーだったような気がする。
最近では確か『インターステラー』もネガティブカッター・モー・ヘンリーだったような気がする。


イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密

2015-04-18 22:23:15 | ア行の映画

ポスター A4 パターンB イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密 光沢プリント

『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』
"THE IMITATION GAME" (2014・イギリス=アメリカ・1h55)
監督 : モルテン・ティルドゥム
出演 : ベネディクト・カンバーバッチ、キーラ・ナイトレイ、マシュー・グード、チャールズ・ダンス、マーク・ストロング、ロリー・キニア







第二次大戦で勝利するにはナチスドイツが開発したエニグマによる暗号を解読しなければならなかった。そのために集められたエリート集団だったが解読は難航した。



難航。ニュース番組で「協議が難航」とか聞くと池中玄太の「楠公さんよー」が思い出され懐かしスイッチが入ってしまいます。



ネタバレ有。



前にもエニグマ解読の映画がユアン・マクレガー主演で有ったと思ったが、映画自体は有るもののユアン・マクレガー主演では無かった。
タイトルは『エニグマ』http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=241218

『エニグマ』の方の内容はあまり覚えていない。内容があまり理解出来なかったような事は何となく覚えている。
本作でもどのようにして暗号解読は成されたのかはよく分からなかった。でも解読はめでたく成されてそれでヨカッタネヨカッタネで終わりではなく、そこからナチスドイツに勝利するには解読による情報を基にした戦略が重要で、戦略には犠牲も必要と。それが戦争であり、そこまで見越せるのがさすが天才なのだなあと感心するばかりだった。



主人公アラン・チューリング。略してアラチュー。(加藤優がかつて在籍し「腐ったミカンの方程式」が生まれた所は荒谷二中。と又しても懐かしスイッチが入る。最近やけに懐かしスイッチが入ってしまうのは加齢によるものだろうか。)の嗜好がアラチュー自身の将来に大きく影響を及ぼすのはそういう時代だったのだなあと思うしかない。多様な嗜好が現代よりも遥かに認められない悲しい時代であったのだと。

アラチューが解読機に捧げた情熱、それは将来的にコンピューター、そして人工知能へとつながるものだったのだろうか。
それはフランケンシュタイン博士、鉄腕アトムの天馬博士、エヴァンゲリオンの碇ゲンドウと同じものだったのだろうか。その時代の社会がもっと寛容で有ったらアラチューの思いはどこまで成就出来ていたのだろう。


アンリミテッド

2015-04-02 03:09:55 | ア行の映画


『アンリミテッド』
"TRACERS" (2015・アメリカ・1h34)
監督 : ダニエル・ベンマヨール
出演 : テイラー・ロートナー、マリー・アヴゲロプロス、アダム・レイナー、ラフィ・ガヴロン



自転車便で生計を立てる青年がパルクール愛好家たちの仲間入りをするが愛好家たちはパルクールの技術を生かした裏の家業を営んでいた。



パルクールを生かしたアクションシーンは見応えが有り、そこに青春ラブストーリーが程よく絡み犯罪サスペンスが終盤を盛り上げ、それらが収束する幕切れが小気味のいい約90分のアクション映画としてなかなかの良作だったのではないかと思う。
幕切れの小気味よさを優先するためご都合主義である事も否めないが小気味よかったので良し。

何よりテイラー・ロートナーが体を張ってアクションシーンを演じているのが良かった。
今回は髭面で髪ボサボサという事でいつも以上に見た目もっさり。


イントゥ・ザ・ウッズ

2015-03-24 19:33:08 | ア行の映画

イントゥ・ザ・ウッズ オリジナル・サウンドトラック -デラックス・エディション- (CD2枚組)

『イントゥ・ザ・ウッズ』
"INTO THE WOODS" (2014・アメリカ・2h05)
製作・監督 : ロブ・マーシャル
出演 : エミリー・ブラント、ジェームズ・コーデン、メリル・ストリープ、アナ・ケンドリック、リラ・クロフォード、ダニエル・ハットルストーン、クリス・パイン、ジョニー・デップ





パン屋の夫婦が子宝に恵まれない理由は魔女の呪いにあった。その呪いを解くためパン屋の夫婦は森の奥深くへと入っていく。



ネタバレ有。



観るつもりは無かった。ミュージカルだし。でも日本での評判があまり良くないと知ってどんなもんかと気になって観た。



シンデレラ、赤ずきんちゃん、ジャックと豆の木、ラプンツェルなどのおとぎ話の登場人物が存在する言わば物語の世界でのおとぎ話。『シュレック』シリーズみたいな。



有名おとぎ話のハッピーエンドのその先を描くという事は予告や宣伝などで知っていた。そのハッピーエンドに至るまでも結構時間をかけて丹念に描かれていて、でハッピーエンドに至ったらそこで満足してしまいその先にどうにも気分が乗らなかった。

おとぎ話には教訓がつきもので、ハッピーエンドの先に本作の教訓が込められているのだろうとは思う。
その教訓とは物語を語る事と語り継いでいく事の重要性といった所だろうか。数々の有名おとぎ話も現在まで語り継がれているから今もなお存在しているわけで。おとぎ話だけに限らず大切な事は語り継いでいかなければならないと。



巨人が転んだだけで絶命というのは拍子抜けだったけど、実際問題として地上にあれだけの巨体の生き物が存在したら一回転んだら起き上がるのも困難と考えられ、そもそもが地上で生きられる生き物では無かったのだろう。



ミュージカルシーンは別に無くても成立した様な気がした。個人的には無い方が良かった。バカ王子たちの水辺でのバカっぷりを表わすミュージカルシーンだけは面白かった。


アナベル 死霊館の人形

2015-03-13 19:29:01 | ア行の映画

ポスター アクリルフォトスタンド入り A4 パターンB アナベル 死霊館の人形 光沢プリント

『アナベル 死霊館の人形』
"ANNABELLE" (2014・アメリカ・1h39)
監督 : ジョン・R・レオネッティ
出演 : アナベル・ウォーリス、ウォード・ホートン、アルフレ・ウッダード、トニー・アメンドーラ









悪魔を崇拝する者たちの犯罪に巻き込まれた夫婦。それ以降不可思議な現象が妻の周りで起こる。



ネタバレ有。



『インシディアス』シリーズと『死霊館』でジェームズ・ワン監督が劇中死亡する人間が極端に少ないホラー映画という珍しいジャンルを作り上げたが、本作は『死霊館』のスピンオフでジェームズ・ワンもプロデューサーに回ったためなのか死亡者が5人と大幅に増えた。とは言っても中心人物である一家3人は無事。



本作の恐怖演出は直接的な描写よりその以前の何かが起こりそうという所を丹念に描いている。それで結局大した事が起こらなかったり何も起こらなかったりする。
直接的な描写で怖がらせるのか、何か恐ろしい事が起こりそうと心理的に怖がらせるのか。どちらかに偏り過ぎるのも面白くは無く、その丁度いいバランスがきっとあるのだろう。



ミシンの電源スイッチがあんな所に付いているとは思わなかった。あんな所に付いていたら普段ミシンを使わないであろうご主人は当然分かるはずも無く。なので勝手に動き出したミシンを止めようとするがスイッチの場所が分からずコンセントを抜くというのは細かい演出だったのだなあと感心した。

ご主人がいい人だった。医大生でありながら一軒家を持ち(借家?)、その一軒家から高級そうなアパートへと引っ越せる財力のある家柄なのだろう。裕福さが人の好さに出るのかもしれない。


アメリカン・スナイパー

2015-03-11 21:25:54 | ア行の映画

映画 アメリカン スナイパー ポスター 42x30cm ブラッドリー クーパー American Sniper 【並行輸入品】

『アメリカン・スナイパー』
"AMERICAN SNIPER" (2014・アメリカ・2h12)
製作・監督 : クリント・イーストウッド  製作・出演 : ブラッドリー・クーパー
出演 : シエナ・ミラー









2001年のニューヨークテロをきっかけに愛国心に目覚め入隊し狙撃手としての才能を開花させた男。しかしその才能によって男の精神は次第に蝕まれてゆく。



主人公が精神を蝕まれてゆく姿をもっと突っ込んで描いたどんよりとした映画なのだろうと思っていたが違った。
そこにはあえて突っ込んでいかず、ある程度の距離を保ったまま傍観しているというか。
それは主人公の内面にもっと突っ込んで主人公の主観に近い視点で描いてしまうと、主人公はバリバリの愛国者であるからどうしてもそっち寄りの右側の視点になってしまい物事を広い全体像で見えなくなってしまうからなのではないだろうか。
物事を狭く見てしまうのはとても危険という事で、だからあえて距離を置いた傍観者の視点を選んだんじゃないだろうか。
映画を観ている観客も傍観者になるという事で、それはこの映画で描かれている事についてそれぞれが考える余地が有るという事なのだろう。

それがこの映画についての議論を活発にさせそれでアメリカで社会現象になり大ヒットしたとなにかでチラッと耳にしたか目にしたが、それが何故か日本でもアメリカほどではないにしても大ヒットという事で。日本でのヒットの理由がさっぱり分からないが上映館は大変混雑していて。比較的空いている所を探したらIMAXでの鑑賞となった。IMAXで観ると音響が良かったと思う。何がどう良かったのか詳しくは分からないが。

IMAXでもカードタイプのムビチケが使える事が分かった。ネット予約は出来ないけど劇場窓口でIMAX料金との差額を払って使用できる。



本作には娯楽戦争映画としての面白さも有ったと思う。超長距離スナイプとか。
それを面白いと思ってはいけないのではないかという思いも有ってなんか複雑だったが、でもそれを素直に面白いと思ってもいいんじゃないかとも思う。娯楽戦争映画としての面白さを感じつつ、戦争の意味や戦争に関わる人たちの心の内を考える。それがイーストウッド監督の懐の深さなのではないかと。


オオカミは嘘をつく

2015-03-11 19:20:23 | ア行の映画

映画パンフレット オオカミは嘘をつく

『オオカミは嘘をつく』
"BIG BAD WOLVES" (2013・イスラエル・1h50)
監督・脚本 : アハロン・ケシャレス/ナヴォット・パプシャド
出演 : リオル・アシュケナージ、ロテム・ケイナン、ツァヒ・グラッド、ドヴ・グリックマン









連続少女誘拐殺人事件の容疑者を強制的な自白によって犯人としたい刑事だったが、容疑者と共に復讐心に燃える被害者の父親によって人里離れた一軒家の地下室に閉じ込められてしまう。



事件の犯人は誰なのか?その真相に驚きは無かったがなるほどなあと納得の出来るサスペンスだった。
窓越し(マジックミラー?)に見るバレエ教室とかはどういう事だったんだろう?と理解出来ていない所も有るが。



イスラエルの映画を観るのは初めてかも。劇中にアラブ人が出てきて、アラブとの関係が険悪なイスラエルの映画ならアラブ人は悪者として描くという不文律が存在するのかと思ったらどうやらそういう事は無く。本作ではむしろユダヤ人の事を卑下しているようにも取れた。
報道されているイスラエルとアラブ間の関係のイメージとは違う面が有るという事が知れたのが良かった。



川越スカラ座にて。都内でのロードショーが思っていたより早く終わってしまったので観逃してしまい、公式サイトで川越スカラ座での上映が有ると知りその日を待っていた。
初めての川越スカラ座。存在自体は大分前から知ってはいたけどこれまで行く機会は無かった。場所をうろ覚えで行ったら案の定迷ってしまった。そんなに迷うような複雑な道のりでは無いのに。時の鐘を目指すとその近くにあるという事だけは覚えていたのでなんとか上映時間には間に合った。バス使えばいいって事なんだけど。

座席は今風のものではないが作りがしっかりとしているのか体勢を動かしてもギイギイ言わない。ドリンクホルダーはついていない。
上映中の場内は薄暗かったり薄ら明るかったりするんじゃないかと想像していたけど意外なほど真っ暗になる。
ちょっと残念だったのは端の方に座るとスピーカーがスクリーンに若干被る。最初それが分からなくて何かが浮き上がって見えて3Dなのかと思った。被るのも若干なのでその内気にならなくはなる。
後、扉が閉まる時に結構大きな音がするので上映中の出入りは注意が必要。


エクソダス:神と王

2015-03-05 19:22:11 | ア行の映画

映画 エクソダス:神と王 パンフレット

『エクソダス:神と王』
"EXODUS: GODS AND KINGS" (2014・アメリカ・2h30)
製作・監督 : リドリー・スコット
出演 : クリスチャン・ベイル、ジョエル・エドガートン、マリア・バルベルデ、ジョン・タトゥーロ、ベン・キングズレー、シガーニー・ウィーヴァー






紀元前1300年、エジプト。幼い頃から共に過ごしてきた若き王を支える立場の男が自らの出自を知った事により王と対立し、400年間虐げられてきた同胞を救うため立ち上がる。



聖書の超古典な物語を大真面目に作り上げたといった所で特に面白さは感じなかった。
古典を伝え続ける事も大事だとは思うが、現代的な独自の解釈も有った方が映画としては面白いんじゃないかとも思う。
元々の物語をよく知らないので本作にも独自な解釈は有ったのかもしれない。神が子供の姿をしている所とかはどうなんだろう。