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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

2013-01-03 16:40:38 | ア行の映画


ジグソーパズル シンジとカヲル -ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q ポスターイラスト- 1000ピース(639-11)[EVANGELION STORE]《12月予約※暫定》


『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』
(2012・日本・1h35)
総監督・原作・脚本 : 庵野秀明  監督 : 摩砂雪/前田真宏/鶴巻和哉
声の出演 : 緒方恵美、林原めぐみ、宮村優子、坂本真綾、石田彰、立木文彦、清川元夢、三石琴乃、山口由里子







碇シンジが使徒に取り込まれた綾波レイを救い出してから14年の歳月が過ぎていた。世界はサードインパクトを迎えほぼ壊滅していたが、シンジにその間の記憶は無かった。
人類補完計画を成し遂げようとする碇ゲンドウ。それを阻止しようとする葛城ミサトたち。シンジは自分の犯してしまった罪を知り、それを贖おうとする。



新宿ミラノ1にて。
入れ替え無しなので2回続けて観た。1回目は理解出来なかった部分が多かった。2回目もそれほど理解は出来なかったけど、納得出来た所は有ったので2回続けて観て良かった。



『破』でシンジがレイを助け出そうとするその心意気に単純に感動したけど、エヴァンゲリオンはやっぱりそんなに甘くは無かった。
自分が正しいと思ってした事が世界に大惨事をもたらしてしまう。当然その罪はシンジ一人に背負わされる。

それだけだと全く救いの無い話だけど、本作ではシンジ、レイ、初号機がトリガーとなって始まった人類の終わりに必死で抗う人たちがいる。それはミサトやリツコ、その他のそれまでは少年や少女に頼るしかなかった大人たちが今度は自らが使徒との戦いの最前線に立って命がけで戦う。
シンジ一人に罪を背負わせているようでいて、実の所はシンジの周りの人たちも一緒に罪を背負い、迫りくる大きな何かに立ち向かおうとしているのでは。
そこが新劇場版になって大きく変わった所ではないかと思う。



短編特撮映画『巨神兵東京に現る』を併映。Qと繋がる部分が有った様な。
Qでは全く描かれなかったサードインパクトを補完?サードインパクトは前の劇場版でやったので今回はやらなかっただけかも。
巨神兵と言えばナウシカで。ヱヴァンゲリヲン新劇場版も最終的に原作漫画の方のナウシカのような、世界が最悪な状況になったとしてもそれでも生きて生き続けるのだ。みたいな感じになるのだろうか。



マリ役の声の人が上手いなあと思った。マリのキャラクターもいいし。次回で多分明かされるであろうマリの謎の驚愕の事実が楽しみ。
でもヱヴァンゲリヲンだから明かされない事も覚悟をしておかないと。


黄金を抱いて翔べ

2012-12-21 04:06:13 | ア行の映画

黄金を抱いて翔べ (新潮文庫)

『黄金を抱いて翔べ』
(2012・日本・2h09)
監督・脚本 : 井筒和幸
出演 : 妻夫木聡、浅野忠信、桐谷健太、チャンミン、溝端淳平、西田敏行








銀行の地下金庫から金塊500kgを盗み出すために集まった6人の男たち。



好みのジャンルではあるけど日本映画という事で若干の不安。

犯罪映画としては良かった。犯行前のハードルが高過ぎで多過ぎな感じだけど。
各種爆破シーンが迫力有り。中でも車の爆破シーンは凄かった。ほぼ事故に近い。

日本映画らしく人間ドラマが過度に入ってくるのが個人的には残念な所。
浅野さんの己の欲望のために何が何でも突き進んでゆく姿がカッコ良くて面白かったので、映画もそんな感じのただ金塊を盗む。その一点で突き進んで欲しかった。



しかし、あの金塊強奪作戦はかなりバケラッタ。いや雑だった。銀行内部に入り込むまでは用意周到だけど、入ったら後は行き当たりばったり。








新オバケのQ太郎 4 (てんとう虫コミックス 64)

石川進さんのご冥福をお祈りします。
オバQ、ど根性ガエル、どちらの主題歌も名曲ですが石川進さんの歌声有っての名曲である事は間違いなく。


エスケープ・フロム・L.A.

2012-12-05 20:14:22 | ア行の映画

Escape From L.A. (1996 Film Score)

『エスケープ・フロム・L.A.』
“JOHN CARPENTER'S ESCAPE FROM L.A.” (1996・アメリカ・1h41)
監督・脚本・音楽 : ジョン・カーペンター  製作・脚本・出演 : カート・ラッセル
出演 : ステイシー・キーチ、スティーヴ・ブシェミ、ピーター・フォンダ、ヴァレリア・ゴリノ、パム・グリア




ニューヨーク刑務所からの大統領救出から16年後の2013年。
大地震を契機にアメリカは独裁国家となり、ロサンゼルスは国家の意に沿わない者たちの収容所と化していた。
国家に反抗する勢力にアメリカが開発したすべてのエネルギーを無効にしてしまう装置を奪われたため、その装置を取り戻すべく国家は再びスネーク・プリスキンを利用する。



『ニューヨーク1997』を観たので続編の本作も。15、6年ぶりに。

『ニューヨーク1997』をバージョンアップしたリメイク的な続編。バージョンアップとは言え、今現在観るとちょっとショボイ。
公開当時に観た時もちょっとショボイと感じたような記憶。



スネーク・プリスキン(プリスケン、プリスキンどっちでもいいみたいだけど、どうやらプリスキンの方が主流のよう〉のウィスパーヴォイスは相変わらず。
常にウィスパーだからスネークと呼ばれているんだろうか。そう言えば『ハリー・ポッター』でもヘビ語を話す時はウィスパーだったような。



シリーズ第3弾は作られないんだろうか。本作が2013年の設定なので急ピッチで作って来年公開すれば多少は話題になりそうな気がしないでもない。
でも本作で世界、と言うか現代文明を終わらせてしまったのでその後の話しを作るのは難しいのか。
でも年老いてもアウトローバリバリのスネーク・プリスキンを見てみたい。


アルゴ

2012-11-27 20:03:17 | ア行の映画

Argo: How the CIA and Hollywood Pulled Off the Most Audacious Rescue in History

『アルゴ』
“ARGO” (2012・アメリカ・2h00)
製作・監督・出演 : ベン・アフレック
出演 : ブライアン・クランストン、ジョン・グッドマン、アラン・アーキン








イランで反米感情が高まり遂には暴動に至った。命の危険にある大使館員をイラン国外へ脱出させるため、一人のCIA職員が奇想天外な救出作戦を立案実行する。



奇想天外な作戦をスリリングなエンターテイメントで描く作品を期待していたけど、実際に起きたその出来事を誠実に描いた映画だった。
生真面目に思えるほどの誠実さ。その誠実さがこの映画の良さだろうとは思う。
今や世界の悪役と言ってもいいCIAの中にも善良な人間はいて、金の事しか頭にないと思われているハリウッド映画人の中にも誠実な人間はいると。



ベン・アフレックは自分の監督作に対してはものすごく真面目なんだなあと改めて思った。他人の監督作には不真面目という事ではなく。
でももう少し不真面目な所(遊び心と言うか)が有った方がエンターテイメント作品としては面白くなったんじゃないかと思う。


宇宙人王(ワン)さんとの遭遇

2012-11-26 20:09:19 | ア行の映画
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『宇宙人王(ワン)さんとの遭遇』
“L'ARRIVO DI WANG” (2011・イタリア・1h23)
監督・脚本 : アントニオ・マネッティ/マルコ・マネッティ
出演 : フランチェスカ・クティカ、エンニオ・ファンタスティキーニ、ジュリエット・エセイ・ジョセフ



中国語翻訳家のイタリア人女性が引き受けた通訳の仕事。それはただの通訳ではなく、地球の危機か宇宙人との友好か、それを左右しかねない仕事だった。



物語の導入は面白さを期待させてくれる。しかし、最終的にはイタリアに現れた宇宙人が中国語を喋るというアイデア一発勝負の映画だったなあと。

時間的には短いけど感覚的には長さを感じさせる。尋問官とエイリアンが「お前、怪しい」「わたし、怪しくない」のやり取りをひたすら繰り返し、そこにイタリア語と中国語の通訳が間に入ってきて。
30分位だったらそれもまた面白く思えたのかも。



尋問官の人がボブ・ホスキンスに似てた。



シアターN渋谷にて。遂にラストウィークに入ってしまった。
この日は何故か本編前に『るろうに剣心』と『人生の特等席』の予告が流れた。なんだったんだろう?おすすめ映画だったのだろうか?


アシュラ

2012-11-25 22:03:11 | ア行の映画

映画 アシュラ オリジナルサウンドトラック

『アシュラ』
(2012・日本・1h15)
監督 : さとうけいいち
声の出演 : 野沢雅子、北大路欣也、林原めぐみ、平田広明







大飢饉の時代に生まれ、天涯孤独の身となり、生き延びるため人肉をも喰らってきた名を持たぬ少年が一人の僧と出会いアシュラと名付けられた。
人としての名前を授けられたアシュラが人として生きる意味を知る事になる。



そもそも人間もけだものであって、理性によって人間として生きてはいるが、飢えという本能的な危機感によってその人間としての理性は脆くも崩れ去りけだものとしての本性が現れる。
それは生物としての本能であって人間の真実の姿なのかもしれない。しかし、そうであったとしても人間が人間として人間の社会を形成し存続させるためには何が有っても理性を失ってはいけないのだ。理性こそが人間を人間たらしめるのだ。この作品で訴えたいのはそういう事なのかなあと。

しかし人間の理性は生命の危機の前には非常に脆く。
生命の危機、食糧危機や厄病など。近代世界の先進国ではその危機はほぼ無いと言ってもいいのかと思うけど、それを果たしたのには産業革命とそこから始まった技術革命とか科学と化学の発展が大きな役割を担っていたのではないかと思った。高校での授業の時にはそんな事全く思わなかったけど。

飢えや厄病による生命の危機を逃れた人間は理性を失う事無く、その事によるそれまでに無かった倫理観や思想が生まれ、新たな近代人の誕生となった。

だが今度は産業革命から始まった貧富の格差が争いの火種となって近代人の理性を失わせる。そこら辺が『銭ゲバ』になるんだろうか。

産業革命から約150年。今はまだ情報革命、IT革命の真っただ中にいると言ってもいいのかと思う。
この革命が人間にもたらすものはなんなのだろうか。当然良い事もあれば悪い事もあり。そんな事の繰り返しなのかも。



アシュラの声を演じた野沢雅子さんが名演だった。さすがベテラン。
時折孫悟空やみつばちマーヤのマーヤの相方風に聞こえてしまうけど、それもベテランならでは。釣りキチ三平風には聞こえなかった。

アシュラの赤ん坊時はこおろぎさとみさん。『ブッダ』の時もブッダの赤ん坊時はこおろぎさんだった。
3部作予定だった『ブッダ』はどうしたんだろう?


エクスペンダブルズ2

2012-11-18 20:25:11 | ア行の映画

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『エクスペンダブルズ2』
“THE EXPENDABLES 2” (2012・アメリカ・1h42)
監督 : サイモン・ウェスト  脚本・出演 : シルヴェスター・スタローン
出演 : ジェイソン・ステイサム、ドルフ・ラングレン、ジェット・リー、テリー・クルーズ、ランディ・クートゥア、リアム・ヘムズワース、ユー・ナン、ジャン=クロード・ヴァン・ダム、チャック・ノリス、ブルース・ウィリス、アーノルド・シュワルツェネッガー




前回でのCIAへの借りを返すためエクスペンダブルズは東欧での任務に赴く。任務は無事に果たすが、それは世界を混乱へと導くプルトニウム争奪戦への幕開けでしかなかった。



アクションスター大集結が話題。しかしこれだけ集めるとスケジュール調整が大変だったのだろうなあと。
ミッキー・ロークは欠席。ジェット・リーは早退。ジェイソン・ステイサムも途中お休み。

しかしジェット・リーの早退は早かった。早過ぎた。Wフライパンのみ。スタローンたちが『デイライト』状態で閉じ込められた時の登場を期待したけど出てきたのは前知事でちょっとがっかり。

ジェット・リー、ジェイソン・ステイサムに関してはいなくなる理由をちゃんとつけている。そこら辺は律儀な感じがしたけど、映画としては何かすっきりしない。物語優先ではなくスケジュール優先に思えてしまって。

シュワルツェネッガーとブルース・ウィリスの出番はそんなに多くなくて良かったんじゃないだろうか。前作ぐらいが丁度良かったのでは。
二人の活躍よりエクスペンダブルズの活躍をもっと見たかった。

チャック・ノリスも出演作をほとんど観た事が無いのでもう一つ自分内では盛り上がらなかった。

とは言え、次回更なるアクションスターの登場を期待してしまう。
本作でのラストのボクシング云々のやり取りを前フリだとするなら、アポロ=カール・ウェザース登場!なのか。



プルトニウムが金の延べ棒扱いなのは斬新なのかなんなのか。素手で持ってもいいもんなんだろうか。



要所要所で決めゼリフを決めるスタローン。スタローン決めゼリフ命。といった感じ。



池袋シネマ・ロサにて。


アイアン・スカイ

2012-11-07 21:04:27 | ア行の映画

Iron Sky (Soundtrack)

『アイアン・スカイ』
“IRON SKY” (2012・フィンランド=ドイツ=オーストラリア・1h33)
監督・脚本 : ティモ・ヴオレンソラ
出演 : ユリア・ディーツェ、ゲッツ・オットー、クリストファー・カービイ、ウド・キアー





ナチスの残党は月に秘密基地を建設し移住していた。



キワモノSFと思わせて(こっちが勝手に思っていただけだが)、SFだから出来る社会風刺ドラマであったのだろうと思う。
社会と隔離された場所でナチスの思想がいい方に純化されて世界平和の思想が生まれるとか。一方で現在の世界は今やアメリカの独裁国家のごときであるとか。



ガンダムからの影響を感じてしまうけれども実際の所はどうなんだろう。コロニー落しならぬメテオ落とし。



月のナチスは世代的には2世とか3世、4世まで行くのか。という事は月生まれ月育ちのルナリアン。ルナチス。
月の環境で生まれ育った人間は果たして地球で生きられるのだろうか。大概は月面基地の中にいて、基地の中はなんかしらの仕組みで人工的に重力を発生させているのだろうからそこら辺は問題無しなのか。



最後まで観るとナチスは火星にまで行っているような雰囲気。続編有り?


アウトレイジ ビヨンド

2012-10-19 15:15:09 | ア行の映画

映画 アウトレイジビヨンド オリジナル・サウンドトラック

『アウトレイジ ビヨンド』
(2012・日本・1h52)
監督・脚本・編集・出演 : 北野武
出演 : 小日向文世、三浦友和、加瀬亮、中野英雄、神山繁、西田敏行、塩見三省







関東のヤクザ組織が強大な力を持ちすぎたため、マル暴の刑事は関西のヤクザ組織との抗争によりあわよくば両者の共倒れを画策する。



ストーリーを追う方に集中し過ぎてこの映画の面白さにまでは気付けなかった。前作を改めて観てみたら面白かったので、本作もまたいつの日か観た時には面白く観れるのかも。

関東VS関西にしては若干スケールが小さかったような。関西は関東同士にやらしてる裏で蠢いているという事だからあれでいいのか。

関東と関西の一大抗争。というよりは前作で生き残った奴らの末路に重点を置いて観た方が良かったのかも。



バイオレンスは思っていたより控えめだった。ドリルを除き。
肩パット刑事の肩パットもサイズダウン。



加瀬さんがキャンキャンうるさかったけどインテリヤクザが精一杯の虚勢を張っているという事であれで正しいのだろう。もうちょっと笑える感じでも良かったかと思うけど。

大友VS関西ヤクザ二人の口喧嘩は迫力が有って面白かった。



横転した車が着地で見事にスクリーンのサイズにピタッと収まったのがさすがプロの仕事で感心。


エージェント・マロリー

2012-10-17 16:20:20 | ア行の映画

Haywire [DVD]

『エージェント・マロリー』
“HAYWIRE” (2011・アメリカ・1h33)
監督・撮影 : スティーヴン・ソダーバーグ
出演 : ジーナ・カラーノ、ユアン・マクレガー、チャニング・テイタム、アントニオ・バンデラス、マイケル・ダグラス、マイケル・ファスベンダー、ビル・パクストン







世界各地で危険な任務に就くマロリー。バルセロナで人質を救出した後、ダブリンである人物に接触するごく簡単な任務に就いたところで命を狙われる事となった。何故自分が狙われるのか。その真相を探りマロリーが最後にたどり着いたのはマヨルカ島。



ネタバレ有。



格闘アクションが迫力が有って良かった。マイケル・ファスベンダーがスタント無し(のように見えた)で頑張ってボコボコにやられてた。

ユアン・マクレガーも自分でアクションをやってたように見えたけど、カットが多かったのであまりアクションとしては良くなかったのだろうか。と邪推してしまう。



アントニオ・バンデラスは喋らない方がカッコいい。

結局バンデラスが単独での黒幕だったのだろうか。確かバンデラスとマイケル・ダグラスがつるんでいた様な感じだったけど。
マイケル・ダグラスは凄腕のマロリーを自分の下に置きたくてマロリーを罠にはめた。という事でもないんだろうか。


映画 ひみつのアッコちゃん

2012-10-12 20:24:34 | ア行の映画

映画 ひみつのアッコちゃん (小学館ジュニアシネマ文庫)

『映画 ひみつのアッコちゃん』
(2012・日本・2h00)
監督 : 川村泰祐
出演 : 綾瀬はるか、岡田将生、吉田里琴、もたいまさこ、塚地武雅








大人の女に憧れる少女が鏡の精に貰った魔法の鏡で大人の世界を体験する。



アッコちゃんあまり知らないんだが。校長先生が用も無いのに登場しなかった。納豆売りも。

アッコちゃんで2時間ってどう。と思ったけどそんなに長さは感じなかった。
レンタルで観ようとした時(多分無いけど)に2時間と見て、そっと棚に返す姿は目に浮かんでくるが。

綾瀬はるかさんの泣きの演技が可愛らしい。

早稲田大学算数学部が面白かった。



池袋シネマ・ロサにて。
前売り券を買っていったら、1階の窓口で入場券に引き換えるシステムになっていた。定員入れ替え制になったという事ではないよう。
後々入れ替え制になってゆくのだろうか。デジタル導入で悠長な商売もしていられないだろうし。


踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望

2012-10-09 20:27:24 | ア行の映画

映画パンフレット 劇場版 踊る大捜査線 THE FINAL新たなる希望 監督 本広克行 出演織田裕二、深津絵里、ユースケ・サンタマリア、柳葉敏郎ほか

『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』
(2012・日本・2h06)
監督 : 本広克行
出演 : 織田裕二、柳場敏郎、深津絵里、ユースケ・サンタマリア、伊藤淳史








湾岸署管内で殺人事件発生。被疑者が警察内部にいる事が分かった警視庁上層部は隠ぺいに動く。スケープゴートとして辞職勧告がなされた青島だったが独自に犯人を追い続ける。



お馴染みのメンバーの警察コメディとしての面白さは相変わらず。小林すすむさんの姿を見てしんみりするものは有ったけど。

『踊る大捜査線』の大きなテーマとしてのキャリアとノンキャリアの対立は、いくらドラマの中といえどもそう簡単に解決するものではないのだろう。
やっとこさの有識者会議で少しはいい方向に向かうのかもしれない。という希望だけを残すのが精いっぱい。



サスペンスとしては唐突なバナナ押し(映画が始まる前にもミニオンが出ていたけど、フジテレビ側の大人の事情による所らしいhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121001-00200040-mantan-ent)と湾岸署のワイルドキャッツの大活躍には正直な所失笑苦笑ものだった。だけども『踊る』もこれが最後という事なので全て有り。全く問題なし。



最後という事だけどキッチリとした終わり方はしなかった。それはドラマ、映画として描かれる事は終わるけれど、湾岸署の刑事たちの物語はこれからも続いてゆくという事なのだろうと思った。

いつか何事も無かったようにしれっと再開しても何も文句は言わない。



警視庁の会議室の円卓の上の照明がカッコ良かった。エヴァっぽい感じで。


あなたへ

2012-10-07 19:41:35 | ア行の映画

あなたへ (幻冬舎文庫)

『あなたへ』
(2012・日本・1h51)
監督 : 降旗康男
出演 : 高倉健、田中裕子、佐藤浩市、草なぎ剛、大滝秀治、ビートたけし、余貴美子、綾瀬はるか








亡くなった妻の遺言により散骨のため妻の生まれ故郷へと向かう男。その道中様々な人たちと出会う。



ロードムービーで健さんと色々な役者との共演を共演を楽しむ映画なのだろうと思う。

この映画が言わんとしている事はストレートには伝わってこなかった。結局なんだったんだと。
そこで考えるに、これは大人として正しい人と人との距離の取り方が描かれていたんじゃないだろうか。
他人の心にズカズカと入り込まず傷つけず、かと言って無関心なのではなく礼節と思いやりと誠意をもって人と接する。
その様は健さんのイメージと重なる所が多々あり(実際の所は分からないけど)。
みんながみんな健さんのような生き方をしたら世界はもっと秩序正しいものになるのかもしれない。そんな健さんイズムを世界に広めるための映画だったのでは。



芦川誠さんの姿を久々に見れたのは、浅野忠信さんよりも個人的にはお得感があった。
久々と言っても出演作を見てみたらそんなに久々でもなかった。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%A6%E5%B7%9D%E8%AA%A0

芦川誠さんと言えばどうしても『翔んだカップル』(テレビドラマ)を真っ先に思い出す。後は『その男、凶暴につき』と『スポーツ大将』でのピッチング。

『翔んだカップル』はバラエティなノリのドラマで面白かった印象。今観たらどうなのかは分からないが。面白かった印象のままでいた方がいいのかもしれない。


ウェイバック ‐脱出6500km‐

2012-09-20 20:12:55 | ア行の映画
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『ウェイバック ‐脱出6500km‐』
“THE WAY BACK” (2010・アメリカ=アラブ首長国連邦=ポーランド・2h14)
製作・監督・脚本 : ピーター・ウィアー
出演 : ジム・スタージェス、エド・ハリス、コリン・ファレル、シアーシャ・ローナン、マーク・ストロング



ナチスドイツの侵攻と同じくしてソ連にも侵攻されたポーランド。反共産主義者と疑われた者は極寒の地シベリアに送られた。
自由、もしくは自由の下での死を望む者たちが脱走するが自由への道程は強制収容所よりも過酷だった。



戦争とかなんとか主義だとかで約半世紀、人生の大半において自由を奪われた人たちがいたという事。
自由を得るためにこの過酷な脱出行をやり遂げた人たち、命を落としてしまった人たちがいたという事を忘れてはいけないのだろうと思った。



脱出行は過酷であったけれども重苦しいだけではなくユーモアがあったのが良かった。
自然界のサバイバルにおいてはさほど重要視されない社交性。でも人間社会でのサバイバルにおいては社交性は大事であると虫除け具ゲットのシーンで思い知った。



エド・ハリスが久し振りにカッコいい役だった。その点でもう満足。最後はなんかすっきりしない感じだけど、進む道が違ったという事なんだろうなあ。と納得。




珍しくマーク・ストロングが変装無しでの出演。とは言え役柄的には二面性のある男。


アメリカン・グラフィティ

2012-08-25 22:54:19 | ア行の映画

アメリカン・グラフィティ [DVD]

『アメリカン・グラフィティ』
“AMERICAN GRAFFITI” (1973・アメリカ・1h50)
監督・脚本 : ジョージ・ルーカス
出演 : リチャード・ドレイファス、ロン・ハワード、チャールズ・マーティン・スミス、ポール・ル・マット、キャンディ・クラーク、シンディ・ウィリアムズ、ハリソン・フォード







1962年の若者たち。大学進学のため町を離れる者、離れる事に悩む者、町に残る者。それぞれの想いを抱えて一夜が更けてゆく。



午前10時の映画祭にて。



当時のヒット曲を散りばめた青春群像劇の元祖と言われているらしい。
『スターウォーズ』のイメージが強いジョージ・ルーカスだけどそういった所でも先駆者であったという事だろうか。

ヒット曲に関しては疎いので何がどうとも思わなかったけど、スラップスティックなコメディでもありながらその裏側に若者たちの瑞々しい青春が描かれた佳作だと思った。
『スターウォーズ』マニアであるケヴィン・スミス監督は『アメリカン・グラフィティ』にも影響を受けているのだろうか。



主役4人のその後がシビア過ぎてドキッとした。
のちにベトナム戦争を控え、そんな未来である事を知らずにいた若者たちをベトナム戦争が泥沼化していた1973年に追悼するという想いが込められているのか。



リチャード・ドレイファスの18歳の役がどうにもピンと来ない。当時25、6歳だったらしい。
本作の後が『ジョーズ』で次が『未知との遭遇』でその次の『グッバイ・ガール』でオスカーゲット。ってすげえノリノリでイケイケだったのだなあと。



脇役のハリソン・フォードが良かった。罵り合いが上手い。ちょっと雰囲気がウィル・フェレルな感じ。