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アベンジャーズ

2012-08-19 19:43:43 | ア行の映画

ポスター アベンジャーズ/イラスト PP-32760

『アベンジャーズ』
“THE AVENGERS” (2012・アメリカ・2h24)
監督・原案・脚本 : ジョス・ウェドン
出演 : サミュエル・L・ジャクソン、ロバート・ダウニー・Jr、クリス・エヴァンス、マーク・ラファロ、クリス・ヘムズワース、スカーレット・ヨハンソン、ジェレミー・レナー、トム・ヒドルストン、クラーク・グレッグ







見知らぬ敵が地球に攻め込んでくる事を察知したニック・フューリー長官はヒーローたちを集結させるアベンジャー計画を再始動させた。



『アイアンマン』『インクレディブル・ハルク』『キャプテン・アメリカ』『マイティ・ソー』からなるヒーロー集合映画。
各映画に散りばめられた伏線が本作で収束するので、その伏線が分かってないと何のことだか分からない所も有った。
ただ、後半になると怒涛のアクションでそんな事は関係なくなる。単純にヒーローたちが地球を守るために戦う姿がカッコ良くて面白かった。



ヒーローたちがそれぞれに長所・短所・欠点・相性があり、それらが長年のコミックの歴史の中で完成されていてどのヒーローとどのヒーローを組み合わせればどの様な物語が展開させられるのかが熟知されているようで、『アベンジャーズ』としてはシリーズ1作目であるのに長年続けられているシリーズのような面白さがあった。



ヒーローたちの実力はソーが別格という感じ。なんせ神様だし。その神様であるという事が完璧すぎてヒーローとしての欠点と言えるのかも。

ソーと互角に渡り合えるのがハルクだろうか。暴れ出したら見境無しで止められないってのが面白かった。そんなヒーローだったんだなあとようやっとハルクの面白さが分かった。
地球の危機に際しては理性が働いていたようだったけどそれはヒーローとしての意識が理性を生み出していたのだろうか。そんな場合でも誰彼構わず暴れまくる姿を見てみたかった気もする。

アイアンマンは財力とテクノロジーを駆使して常にバージョンアップ。中の人が若干の問題有りといった所。

キャプテン・アメリカがアベンジャーズのリーダーらしい。この人が一番地球の事、人間の事を思っているからだろうと思う。
ただ実力においては他の3ヒーローと較べると若干劣る感じ。一番の問題は移動能力の低さにあるのではないか。実はめちゃめちゃ足が速いらしいが。
キャプテン・アメリカ版ジェットスクランダーの開発が急務かと思われる。
1/144 マジンガーZ (1998再)



おおかみこどもの雨と雪

2012-08-13 18:03:44 | ア行の映画

角川アニメ絵本 おおかみこどもの雨と雪 ( )

『おおかみこどもの雨と雪』
(2012・日本・1h57)
監督・原作・脚本 : 細田守
声の出演 : 宮崎あおい、大沢たかお、黒木華、西井幸人、大野百花、加部亜門、菅原文太








おおかみ男との間に二人の子供を授かったはな。雪と雨と名付けた子供たちはすくすくと成長したがおおかみこどもであるが故の幾つかの障害も有った。



『マダガスカル3』と同じでこちらは細田監督の前作『サマーウォーズ』を超えられるのかが気になる所だった。
結果こちらは超える超えないではなく『サマーウォーズ』とは別の所を目指しそれが成功した印象。
ものすごく乱暴に分けるなら『サマーウォーズ』は宮崎駿的であり、本作は高畑勲的であったのではないかと思う。
アニメーションの二大巨匠のいいとこ取りが出来る細田監督もまた若き巨匠という事だろうか。

それにしても全編に渡り丁寧に丹精込めて作り上げられた長編アニメーションは観ていて心地がいい。
そこら辺も巨匠の共通点か。



子育ての苦労、しかもおおかみこどもであるので人一倍の苦労が母親にのしかかる。その苦労を乗り越えさせてしまうもの。それは子供が成長する事の素晴らしさなのだろうと思う。
「子供たちの成長を見ているのが何よりも嬉しいのでがんす。」と、たそがれ清兵衛も言っていたけど、子供が育つ喜びや嬉しさで苦労を一点突破する母親の偉大さ(たそがれ清兵衛は父親だけれども)を丁寧に描いた良い映画だと思った。



おおかみ人間はある時点で自分自身で人間であるかおおかみであるかを選ばなければいけない。という事なのだろうか。
雨はおおかみである事を選び人間界から離れる事となったけど、あれが母と子の今生の別れという事でもないんだろうと思う。人間からおおかみの姿になれるのであればおおかみから人間の姿にもなれると思いたい。




黄色い本 (アフタヌーンKCデラックス (1488))

はなの本棚に『黄色い本』があった。


依頼人

2012-07-31 18:10:18 | ア行の映画


韓国初の本格法廷スリラーハ・ジョンウ「依頼人」OST CD


『依頼人』
(2011・韓国・2h03)
監督・脚本 : ソン・ヨンソン
出演 : ハ・ジョンウ、パク・ヒスン、チャン・ヒョク








妻の殺害容疑で起訴された男を弁護する事になった弁護士。妻の死体が発見されぬまま事を性急に進めようとする検察。その裏には男が隠していた事実が関係していた。



果たして真相は…、居眠りこいたので分からず…。肝心の最終弁論でスヤスヤと。
多分、恐らく観直す事は無いので永遠のミステリー。でも真相は知りたい。ウィキペディアかなんかでネタバレしていないだろうか。



韓国では初の本格法廷映画らしい。判事がいて弁護士がいて検事がいて。どこの国でも基本的な裁判制度は変わんないんだなぁとアホみたいに思った。



居眠りこいて書く事無いんで今後個人的に注目の映画を。

『Virginia/ヴァージニア』
巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督のゴシックホラー。と言うかエル・ファニングが出ているので。


天然少女を演じられる天才少女だと思っていたけど実際の所は素で天然の子らしい。
英語なので何の話題で盛り上がってるのかは想像するしかないが雰囲気がなんか面白い。



日本で放送の『エレンの部屋』でエレン・デジェネレスの声を担当しているのが高島雅羅さんで、そうなると『ショウビズTODAY』を思い出さずにはいられない。


『キック・オーバー』
メル・ギブソン主演。アメリカでは劇場公開されずビデオ・オン・デマンドだとかなんとか。



『ロックアウト』
リュック・ベッソンが脚本にも絡んでいるらしいのが若干不安な所。



アメイジング・スパイダーマン

2012-07-26 23:31:18 | ア行の映画

Amazing Spider-Man (The Amazing Spider-Man)

『アメイジング・スパイダーマン』
“THE AMAZING SPIDER-MAN” (2012・アメリカ・2h16)
監督 : マーク・ウェブ
出演 : アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン、リス・エヴァンス、マーティン・シーン、サリー・フィールド、デニス・リアリー








ある日偶然スパイダーマンとなってしまった若者。その能力が若者にもたらすものとは。



サム・ライミ版からの仕切り直しはハルクの時みたいな『アベンジャーズ』への合流が目的なのかと思っていた。
実際の所『アベンジャーズ』と言うより『トワイライト』みたくなってたが。
その『トワイライト』化が正直面白くなかった。
クライマックスのアクションシーンまではかなり退屈で、唯一マーティン・シーンとサリー・フィールドに和ませてもらった。

しかし、本来『スパイダーマン』が偶然スーパーヒーローの能力を持ってしまった若者の苦悩と成長の物語であるという事を考えれば正しい方向なのだろうと思う。
だから『(500)日のサマー』の監督が抜擢され、アンドリュー・ガーフィールドがピーター・パーカーなのだろう。

アンドリュー・ガーフィールドにちょっとアホっぽい役をやらせるとさすがにハマるなぁと思った。アンドリュー・ガーフィールドが素でアホって事は、恐らく無い。多分無い。



また3部作予定なんだろうか。次回作への伏線は張られていた。
何故ピーター・パーカーだけがスーパーヒーローになれたのか、他の人間がトカゲ人間になってしまったのに。
そこら辺にサム・ライミ版に無かった新設定が隠されているのでは。と予想。で、やっぱりどっかで『アベンジャーズ』に合流?



アイマックス3Dで。本編始まる前のアイマックス・カウントダウンが一番自分内で盛り上がった。


アタック・ザ・ブロック

2012-06-29 17:03:56 | ア行の映画

Attack the Block

『アタック・ザ・ブロック』
“ATTACK THE BLOCK” (2011・イギリス・1h28)
監督・脚本 : ジョー・コーニッシュ
出演 : ジョン・ボイエガ、アレックス・エスメイル、フランツ・ドラメー、リーオン・ジョーンズ、サイモン・ハワード、ジョディ・ウィッテカー、ニック・フロスト





南ロンドンの団地に突如襲来したエイリアン。その一匹を退治してしまった悪ガキどもはエイリアンとの戦いを余儀なくされる。



悪ガキの悪は犯罪者レベルの悪なので最初感情移入は出来なかった。
しかしエイリアンとの戦いが激しさを増してくると悪ガキがアンチヒーローとなりとても面白い。
さながら『ニューヨーク1997』のスネーク、『ピッチブラック』のリディックの様なアンチヒーロー。

Escape from New York [VHS] [Import]Pitch Black - The Chronicles of Riddick [UMD] [Import]












悪ガキのリーダー、モーゼス役の子はは2代目デンゼル・ワシントンといった感じ。15歳という設定だけどすでに貫禄がある。



悪ガキどもの正義と言うか勇気の根底にあるのは日本のアニメなのではないかと思った。特に『ナルト』。
だからモーゼスも咄嗟に忍者がごとき刀捌きを繰り出せる。
それは勝手な思い込みなのかもしれないが、『ナルト』の事もよくは知らないが、世界で存在感が薄れてきている日本だけれども、日本人が作り出したアニメがロンドンっ子に良き影響を残しているという事が何か単純に嬉しかったりした。



エイリアンの造形がカッコいい。動物系のエイリアン。
ちょいと昔の動物系モンスターだったりすると登場までの目のアップだったり、牙のアップだったりまではいい感じで怖いのに全身見せたらちょっと可愛らしい。のパターンが多かったけど、この映画のエイリアンはさすがのCG効果でじらす事無く全身を見せて造形もアクションもカッコいい。


愛と誠

2012-06-21 18:12:49 | ア行の映画

映画 愛と誠 オリジナル・サウンドトラック

『愛と誠』
(2012・日本・2h14)
監督 : 三池崇史
出演 : 妻夫木聡、武井咲、斉藤工、大野いと








子供の時に助けてもらった少年を一途に愛し続ける女性。しかし少年は立派な不良に成長していた。



1970年代が舞台。当時のヒット曲を散りばめたミュージカルと言っていいのかと思う。

ミュージカルが苦手なので苛苛しっ放しだった。全然話が前に進まない。そもそも内容はあまり無いけど。例えその愛が勘違いであったとしてもその勘違いを貫き通せ。といった所だろうか。
終わりの方はミュージカルではなくなったので心穏やかにバイオレンスシーンを楽しめた。

妻夫木さんのアクション能力の高さに感嘆するべき所、苛苛の方が勝ってしまうという弊害も。

’70年代を特に検証する事もなく。その手の作品ではないので別にいいんだけど。
’70年代が現在に残したものはヒット歌謡曲と漫画(アニメ)だけだ。という痛烈な批判が込められていたのだろうか。


暗戦 デッドエンド

2012-05-21 19:22:05 | ア行の映画


劇場用映画ポスター映画ポスター 「 暗戦 デッド・エンド 」 アンディ・ラウ






『暗戦 デッドエンド』
“暗戦” (1999・香港・1h30)
製作・監督 : ジョニー・トー
出演 : アンディ・ラウ、ラウ・チンワン、ホイ・シウホン、ヨーヨー・モン、リー・チーホン、ラム・シュー






余命1か月の男が企てた犯罪計画。敏腕刑事が捜査を担当するが、敏腕であるが故にその計画に巻き込まれる事になる。



シネマート六本木。香港電影天堂2012 Part1にて。



香港映画ならではと言うかジョニー・トー監督ならではの一筋縄ではいかない犯罪映画。
犯罪者寄りの話しになるのがジョニー・トー監督ならでは。
ギャグの入れ方はいかにも香港映画。『未来警察Future X-cops』とは違いこちらはちゃんと笑えたので良かった。
そしてちょっとしたラブストーリーも有って。

ピカレスクなクライムサスペンスとギャグとラブストーリーが混在していて、それが強引にではなく自然と混ざり合っているという不思議な味わいが魅力の犯罪映画だった。



二枚目のアンディ・ラウと個性派ラウ・チンワンの組み合わせが良かった。
ラウ・チンワンの敏腕刑事っぷりがカッコ良くて。

アンディ・ラウの特殊老けメイクは良く出来ていたと思う。あそこらへんちょっとデ・パルマっぽい感じがした。いかにもなトリックを正々堂々とやっちゃう所に。
女装は、細身のアンディ・ラウといえども、それでも女装となるとゴツくなるんだなぁと思った。

ラム・シューは少しほっそりしていた。そして髪型がチャラかった。


裏切りのサーカス

2012-05-17 22:39:20 | ア行の映画

Smiley Versus Karla: Tinker Tailor Soldier Spy, the Honourable Schoolboy, Smiley's People

『裏切りのサーカス』
“TINKER TAILOR SOLDIER SPY” (2011・イギリス=フランス=ドイツ・2h08)
監督 : トーマス・アルフレッドソン
出演 : ゲイリー・オールドマン、ジョン・ハート、コリン・ファース、マーク・ストロング、トム・ハーディ、ベネディクト・カンバーバッチ







英国諜報部上層部にスパイがいるとの事。



『ぼくのエリ』の監督という事で、この映画のテンポにも納得と言うか我慢できた。

内容は多分あまり理解できていない。
KGBによる英国諜報部へのスパイ疑惑を利用して諜報部の乗っ取りと言うか刷新と言うか粛清と言うか、そのような事を行った。という事なのか。
そういう意味でのKGBのトップと英国諜報部元ナンバー2との目に見えない頭脳戦が繰り広げられていたのだろうか。

そこに諜報部員同士の人間臭い人間関係が絡んで。
あの二人って『ブロークバック・マウンテン』的な関係という事でいいんだろうか。それを利用されて一人がブタペストに行かされた。という事?

トム・ハーディ(やっぱりケヴィン・コスナーに似てた)のエピソードは何の意味があったのか?

理解するためには二度三度観るべき映画なのだと思う。それもあまり間を置かないで。
ただ、個人的には2時間超をもう一度観るのはちょっとためらわれる。観たら観たで発見が有って理解も深まるのかもしれないけど。

ハリウッドリメイクでテンポアップで1時間40分位のが有ったら、オリジナルとリメイク。といった感じで立て続けに観れるのかもしれない。


王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件

2012-05-17 21:04:18 | ア行の映画


探偵を演じるアンディ!【DVD】【お取寄せ】アンディ・ラウ(劉徳華)、カリーナ・ラウ(劉嘉玲)狄仁傑之通天帝國[香港版]-DVD


『王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件』
“狄仁傑之通天帝國” (2010・中国=香港・2h08)
製作・監督 : ツイ・ハーク
出演 : アンディ・ラウ、リー・ビンビン、ダン・チャオ、レオン・カーフェイ、カリーナ・ラウ








中国、唐の時代。初めての女帝が誕生しようとしていたが、それを快く思わない者たちがいた。
不穏な空気の中、巨大仏像建立現場で起きた謎の人体発火事件の捜査のため、反乱の罪で囚われていた判事ディーが呼び戻される。



ツイ・ハーク完全復活!という事で世間で話題になっているのかはよく分からない。
そしてツイ・ハークの全盛期に触れてこなかったので、完全復活と言われてもあまりピンとこない。
でも映画はギミックやハッタリやデタラメ満載の香港エンターテイメント作品で面白かった。

宮廷だったり町並みだったり仏像内部だったり魔窟だったり、それらを説得力のある映像できちんと見せてくれる所が素晴らしいなぁと思った。さすが香港のスピルバーグだと。



「人体発火」。英語では「スポンティニアス・コンバッション」。正確には「人体自然発火」らしいからこの映画の事例は異なるのかも。
なぜかその英語は覚えていて。トビー・フーパー監督作で覚えた。という事も覚えていて。で、そんなに面白くない映画だったなぁという事も覚えている。


女ドラゴンと怒りの未亡人軍団

2012-05-17 18:06:58 | ア行の映画


『女ドラゴンと怒りの未亡人軍団』
“楊門女将” (2011・中国・1h48)
監督・脚本 : フランキー・チェン  製作 : ジャッキー・チェン
出演 : セシリア・チャン、リッチー・レン、シャオ・ミンユー



宋王朝に仕える楊家。一家の主が戦死したとの報せを受け一人息子を戦場の最前線に送り出さなければならなかった。
しかし一家の後継ぎとなる男は数々の戦によりその息子ただ一人。
息子を守るため立ち上がったのは、武術の使い手であり戦術のエキスパートである曾祖母、祖母、母、叔母、その他で構成された未亡人軍団だった!



配給会社はかなりのダメ映画として売り出しているけど。そのおかげで抵抗力がついていたのかそんなにダメ映画とは思えなかった。
むしろ面白かったぐらいで。
でも抵抗力が無いとやっぱりダメ映画なのかも。

超一流のエンターテイメント作品ではもちろんないけれど。かと言って超二流でもなく。
超三流とは言いたくないので、間取って超二流半・・・でもなく超二流七分五厘といった所で。

主題歌有り、メイキング&NGシーン有りのジャッキー印の映画。となればアクションシーンは当然一流。成家班のお仕事?



未亡人軍団のメインはほぼ女子(息子の他にもその他大勢としての男もいる)。その女子が壮絶な殺し合いの果ての勝利した際の歓声が何とも可愛らしく。そして健気さも感じさせ、殺し合いをしている事を忘れさせてくれる。

可愛らしい殺し合い。っていう相反するものを強引にひとまとめにしてしまう。その他にも家族愛だったり、夫婦愛だったり、戦時における権謀術策だったり。とにかく色んなものを強引にまとめる。その強引さが面白いんだなぁと思った。


アポロ18

2012-05-09 17:06:34 | ア行の映画

アポロ18 - 映画ポスター - 11 x 17

『アポロ18』
“APOLLO 18” (2011・アメリカ=カナダ・1h27)
監督 : ゴンサーロ・ロペス=ガイェゴ
出演 : ウォーレン・クリスティー、ロイド・オーウェン、ライアン・ロビンズ








アポロ計画はアポロ17号で終結したとされている。しかしこのたびアポロ18号が月面着陸を成功させた映像が発見された。そこには月に関する驚愕の事実が隠されていたのだった。



『パラノーマル・アクティビティ』と似た感じの手法でのSFスリラー。
あの感じの手法での問題点は退屈と紙一重という所で。それをリアルととるのか退屈ととるのかは観た人の判断で。

SFスリラーとしては特に目新しい所は無いので手法に変化をつけた。という所なのではないかと思う。だからこの手法でなければ駄目だったという事も感じられず。別に普通のSFスリラーでよかったのでは。と思えなくもない。



結局残されたフィルムは誰が回収したんだろう?そこらへんは続編を視野に入れていたのだろうか。



この手のフェイクなリアルを描き出そうとする映画において、出演者は全く無名な方がよりその効果がある。はずだけど、丸刈りの宇宙飛行士役の人は『ブラック&ホワイト』で同じく丸刈りで出ていた。その点何か契約の詰めが甘かったような。何年間は丸刈りでの出演禁止とかの契約が必要だったのでは。



エンドロールは大作映画級の長さ。この映画においてエンドロールがある事自体が興醒めではあるけれど。
しかし珍しい事にエンドロールが終わるまで一人も退出者がいなかった!
十数人しかいなかったけど。それにしても一人もいなかったのは相当珍しい。エンドロール後に何かが有るのかも。とみんなが思っていたのだろうか。

この映画に限らずエンドロールが始まったらさっさと帰る事になんの問題もないとは思うが。別に見た所でなんの得も有るわけでもなし。たまには有るけど。
まあそれでも一応義理として最後までいるタイプの人間で。そこで問題なのが通路側の席を好んでいるのでさっさと帰ろうとしている方たちの邪魔になっているのが多々ある事。気を使ってもらってその方々の帰りを遅らせてしまう事が心苦しい。
どうせアルファベットの文字の羅列を眺めているだけなのでどんどん前を通ってもらって構わないです。と、ここにご報告まで。


アーティスト

2012-04-15 00:45:36 | ア行の映画

Artist

『アーティスト』
“THE ARTIST” (2011・フランス・1h41)
監督・脚本 : ミシェル・アザナヴィシウス
出演 : ジャン・デュジャルダン、ベレニス・ベジョ、ジョン・グッドマン、ジェームズ・クロムウェル






サイレント映画の大スター、ジョージ・ヴァレンティン。トーキー映画の流れに乗れず過去の人となってしまう。



マルコム・マクダウウェルの出番ってあれだけだったんだなぁとしばらく後になって気付く。



ただの懐古趣味の映画ではないのか。と思っていたけれど、サイレントからトーキーへの移行、そして映画に欠かす事の出来ない一つのジャンルが誕生する。という話しの持って行き方は上手いなぁと思った。
これなら『ヒューゴ』と『アーティスト』どっち?となったら『アーティスト』となるのも納得した。



サイレント映画の良さが分かったのかというとどうなのか。この映画だからサイレントで良かったのだろうし。
他の昔のサイレント映画を観てみたい。という気分にまではならなかった。

近くにおばちゃんの二人組が座って、これうるさかったらヤだなぁと思ったけど。思った通り感情表現豊かに鑑賞されて。ただそれが不快には思わず。むしろサイレントのこの映画にはそれが正しい観方のように思えた。
悲しいシーンでは悲しい気分で、楽しいシーンでは楽しい気分で。観客の想像力に頼る所が大きいサイレント映画なだけに、その気分を表に出して観客同士が共感し合う。それが重要なのかもしれない。



音楽、作曲の事は全く分からないが、ほぼ全編に渡って音楽が流れ続ける本作。音楽が昂揚を生み出しているとも言える。
シーン毎の音楽が流れ、穏やかな場面では音楽は穏やかに。シーンが盛り上がる所で音楽がそれを盛り上げる。
シーンが始まってから2分32秒までは穏やかな感じで、ややコミカルさを増し4分22秒あたりで緊張感が加わり5分34秒でクライマックスに入り6分52秒でフィニッシュ。なんていう秒単位での発注が有ったのかもしれない。それに応えるのがプロならではのお仕事なのだなぁと思った。
作曲賞も見事オスカーゲットでおめでとうございます。



観終わると幸せな気分になる映画だけれど、フィルムからデジタルへの移行が急激に進む現在の事を思うとこれはシビアな事が描かれているのではないかと。
常に新しいものを取り入れ、必要の無くなったものは淘汰されてきた映画。それは観る側が新しいものを求め、受け入れ、それまで有ったものを必要としなくなるからという所も有り。
今そこにあるものを取り入れ今を描く。だから映画は面白いのだろうし。伝統を重んじ固執するなら伝統芸能を観ればいいわけで。
つまり映画とはそういうもんで。フィルムからデジタルへの移行なんて当然の成り行き。
もはやフィルムや映画館に固執することが懐古趣味になっているのかもしれない。
なんだけど、そう簡単に割り切れるものでもなく。それによって無くなる映画館が有るかもしれない事を思えば受け入れ難いものがあります。


イップ・マン 誕生

2012-03-31 11:03:57 | ア行の映画


【DVD】【お取寄せ】サモ・ハン・キンポー(洪金寶)、ユン・ピョウ(元彪)葉問前傳[香港版]-DVD


『イップ・マン 誕生』
“葉問前傳” (2010・香港・1h40)
監督 : ハーマン・ヤオ
出演 : デニス・トー、ルイス・ファン、クリスタル・ホアン、ローズ・チェン、ユン・ピョウ、ラム・シュー、サモ・ハン・キンポー、イップ・チュン










のちに詠春拳の達人となるイップ・マン。若かりし頃の恋と友情と鍛錬の日々。



戦う相手がやっぱり日本人であったりする所に居心地の悪さを感じ、ストーリー展開も直情径行と言うか短絡と言うか。
そんなんなんだけどアクションが素晴らしいので無問題。スピード、切れ、力強さ、リズム、どれもが超一流。いいもん見してくれてありがとうございます。



サモ・ハン・キンポーとユン・ピョウの組手!



ラム・シューが出てるの知らなかった。カンフー映画で見るの初めてかも。カンフーはやらなかったけど、見たかった。虎拳とか似合いそう。熊みたいな虎拳。
ラム・シュー主演で『カンフー・パンダ』の実写版作っちゃえばいいのに。


青い塩

2012-03-21 20:18:38 | ア行の映画


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『青い塩』
(2011・韓国・2h02)
監督・脚本 : イ・ヒョンスン
出演 : ソン・ガンホ、シン・セギョン、チョン・ジョンミン、イ・ジョンヒョク








ヤクザ稼業から足を洗った男は料理教室に通っていた。同じ教室に通う女にはある任務が課せられていた。



ソン・ガンホ主演なのでまさかそんな事は無いだろうと思っていたらまさかのおじさまロマンス映画(サスペンス、ミステリー、アクション、バイオレンス含む)だった。
ある程度のロマンスがあった上での骨太な硬派な映画を予想していて、ヤクザ渡世の仁義の世界にそんな硬派な匂いを漂わせるものも無くは無かったがその正体は甘ぁいおじさまロマンス。
正直個人的には受けつけない所が多々有ったけれど、最初からおじさまロマンスと知っていればこれはこれでそこまで悪い映画ではなかったのかなぁと思う。

監督が『イルマーレ』の人と後で知ってかなり納得できる映画だった。



殺し屋役の人がフルーツポンチの村上さんにそっくりだった。
のだけど、他の画像とか見たら全然似てないことが判明。
お笑い男子校 Vol.3 (2010 MARCH) (ワニムックシリーズ 145)



おとなのけんか

2012-03-15 21:22:43 | ア行の映画


『おとなのけんか』
“CARNAGE” (2011・フランス=ドイツ=ポーランド・1h29)
監督・脚本 : ロマン・ポランスキー
出演 : ジョディ・フォスター、ケイト・ウィンスレット、クリストフ・ヴァルツ、ジョン・C・ライリー



子供の喧嘩の後始末についての大人の話し合いがやがて大人の喧嘩へと発展する。



陰湿なドロドロとした喧嘩ではなかったので不快感が無くて良かった。
お国柄なのかそれぞれが思ったっ事を吐き出し合う(お一人はリンゴと洋ナシのコブラーを吐き出す)。それは健康的で正しい大人の喧嘩の姿である様。
喧嘩は夫婦対夫婦、男対女、個人戦でのバトルロイヤル。状況に応じて組み合わせが変わってゆく。
しかし互いの主張に妥協点は見つけられず、決着は全員戦意喪失のドロー。
誰かの起死回生の大技でのドローだったら映画としては面白かったのかと思う。



クリストフ・ヴァルツはオスカー獲ってからはハリウッドの大作映画で消費されてしまうだけなのかと思ったら、やっぱり実力のある人なので面白い役を演じればさすがに面白い。



ジョディ・フォスターのドスを利かせた啖呵を久し振りに聞いた気がする。往年と変わらないあの感じはジョディ・フォスターならではだなぁと懐かしんだり。



ドイツ

スペイン

イタリア

フランス

ロシア

イタリア語バージョンが一番面白そうに思える。韓国語バージョンを聞いてみたい。