goo blog サービス終了のお知らせ 

gooブログはじめました?

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

ソウルガールズ

2014-01-24 19:39:33 | サ行の映画

Sapphires

『ソウルガールズ』
"THE SAPPHIRES” (2012・オーストラリア・1h38)
監督 : ウェイン・ブレア
出演 : デボラ・メイルマン、ジェシカ・マーボイ、シャリ・セベンズ、ミランダ・タプセル、クリス・オダウド






オーストラリアで白人にいわれのない差別を受けてきたアボリジニ人の少女たちがソウルシンガーとなり外の世界へと足を踏み出してゆく。



女性たちの波乱の半生記の中の一つのエピソードを映画化といった感じ。
囲われた世界の中、制約に縛りつけられて生きるしかなかったアボリジニ人の女性が半ば無謀に外の世界へと飛び出していき、やがて彼女たちの挑戦はアボリジニ人社会への貢献へとつながる事になるのだったと。

それをお堅い説教話しにならずにご機嫌なソウルミュージックに乗せて(ソウルミュージックは困難に立ち向かってゆく歌であると本作の中で言われていた)あくまでエンターテイメント精神を忘れずにという所が観やすさである反面、メッセージ的にはあまり残るものが無かったなあと。


ゼロ・グラビティ

2014-01-13 16:45:47 | サ行の映画

Gravity

『ゼロ・グラビティ』
"GRAVITY” (2013・アメリカ・1h31)
製作・監督・脚本・編集 : アルフォンソ・キュアロン
出演 : サンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニー
声の出演 : エド・ハリス







宇宙でのミッションに就く宇宙飛行士たちにロシア軍が破壊した人工衛星の残骸が襲い掛かる。



映像が凄かった。期待していた以上のものを見せてくれた。アルフォンソ・キュアロン監督の映像感覚の素晴らしさにただただ感心するばかり。
参考となる映像は有ったのだろうけど、無重力の宇宙空間でのパニックシーンなんていう想像力をフルに働かせなければならないシーンをワンカットで撮ってしまう。凄い。

これが恐らく今後の宇宙空間を描く際の基準となるわけで後の人は大変だろうとは思うけど、これと同等、しばらくしたら超えてしまう作品が出てきちゃうのがハリウッドのこれまた凄い所で。
その筆頭候補は『アバター』の続編だろうか。ジェームズ・キャメロンの闘志がメラメラと燃えているのが想像出来る。
ジェームズ・キャメロンに火が着くと周りの人がまた大変な事になるのだろうけど。奥さん更に激痩せみたいな。



話しとしてはシンプル。ジョージ・クルーニー主演の『パーフェクト・ストーム』並みに。シンプルであるからこその力強さを感じた。
現在の科学技術では人間は地球以外で生きるのは困難であると。だから地球にマジ感謝、重力リスペクト。というのがシンプルに伝わってきた。



サンドラ・ブロックにこれまで色気だとかは一切感じてこなかったけど本作の太ももは良かった。健康的な色気と言うか生命力の有る太ももで。



宇宙側からエアハッチを開ける際に必ずバカンッ!って開くのが危なっかしかった。



IMAX3D字幕で。デカいスクリーンで観れたのが良かった。3Dで特に印象に残るシーンは無かった。





続けて新宿ミラノ1の2D字幕で鑑賞。
IMAX3Dで観た後に大きなスクリーンで2Dで観たらどう感じるのかを試してみようと思い。
出来るだけ前の方で観ようと思ったけどビビってしまい前から10列目。1列目とは言わないまでも4、5列目まで攻める気持ちがここは必要だった。空いていたので座れたし。
IMAXの後ではミラノ1の10列目でもスクリーンは小さく思えてしまう。また2回目という事で1回目ほどの集中力でスクリーンを見続ける事が出来ず。時折ボーっとしてしまったので実験は失敗だった。
一応の結果としてはなるべく大きなスクリーン、IMAXが最適で、3Dと2Dはそんなに変りなかったという所。
後は吹替えで観てみたい。字幕ではどうしても文字を追ってしまい映像に集中出来ない所が有るので。



コワルスキー再登場の残留思念のシーンが良かった。ユーモアが有りかつ感動的で。2013年鑑賞作品中と言わず、ここ数年の内の鑑賞作品中と言わず、個人的オールタイムでのベストシーンの一つと言ってもいいかもしれない。

このシーンは自分ではコワルスキーの残留思念だと思っていたけど、どなたかが何かでストーン博士の無意識下での知識と経験と観察と記憶によって導き出されたひらめきだと書かれていてなるほどと思ったしその通りだと思った。ただ、そこにほんの少しだけコワルスキーの残留思念がストーン博士を助けるために関わっていたとも思いたい。



エアハッチはコワルスキー再登場の所でもバカンッ!ってなってたのに気付いた。ストーン博士2回、コワルスキー1回で計3回なってた。
あれはNASAかどっかの設計ミスとかいうんではなくて、緊急事態で何らかの手順を省略しているからバカンッ!ってなるのではないかと思った。手順通りにやればもっと静かに開くのではないだろうか。


寫眞館 陽なたのアオシグレ

2014-01-13 15:17:12 | サ行の映画


『寫眞館』
(2013・日本・0h17)
監督・脚本・原画 : なかむらたかし

『陽なたのアオシグレ』
(2013・日本・0h18)
監督・脚本 : 石田祐康
声の出演 : 伊波杏樹、早見沙織



『寫眞館』
明治から昭和40年代まで続いた丘の上の一軒の写真館の主人とポートレイトを撮ってもらっていた女性のお話し。


話しとしては驚くような仕掛けが有るわけではなく一編の心温まる感動ストーリーといった所。

作画に関しては文句の付けようのないハイレベル。キャラクターの動きが緻密で観ていて気持ちいい。



『陽なたのアオシグレ』
少年ヒナタは同級生のシグレちゃんの事が大好きだった。鳥の飼育係を一緒にする事によって二人は仲良くなるが。


少年少女の甘酸っぱい初恋物語。こちらも話し的には特にどうといった事は無く。

ハシビロコウが大活躍。

Wind Up Hashibirokou

Wind Up Hashibirokou

  • 出版社/メーカー: イワヤ
  • メディア: おもちゃ&ホビー

しらけどりハンドパペット デンセンマン みごろ!たべごろ!ナントカカントカ

しらけどりハンドパペット デンセンマン みごろ!たべごろ!ナントカカントカ

  • 出版社/メーカー: メディコム・トイ
  • メディア: おもちゃ&ホビー





バルト9やシネリーブル池袋での上映は2週間ぐらいで終わってしまい観逃してしまった。今回下北沢トリウッドで上映されたので初めて行ってみた。商店街の中の餃子の王将を目指すとその近くに有る。
昔、渋谷の西武かどっかのデパートの中に有った映画館と言うか上映スペースと言うか、そこを思い出した。そこで観たのは『エル・マリアッチ』。
まだこういう映画館が有るんだなあと何とも言えないものがある。下北沢トリウッドはそんな映画館でした。


サブマリン

2014-01-13 14:14:52 | サ行の映画

サブマリン-オリジナルサウンドトラック

『サブマリン』
"SUBMARINE” (2010・イギリス・1h37)
監督・脚本 : リチャード・アイオアディ
出演 : クレイグ・ロバーツ、ヤスミン・ペイジ、ノア・テイラー、サリー・ホーキンス、パディ・コンシダイン






ウェールズに住むミドルティーンの少年に初めての恋人が出来幸せの絶頂に達していたが、同時に両親の離婚の危機が少年を悩ませる。



ウェールズが舞台の映画は他に何か有ったっけかと思い返してみれば『ウェールズの山』ぐらいしか思い浮かばない。
そのウェールズのド田舎な風景の中で起こる一騒動があまり牧歌的とは言えない人間臭いやり取りで描かれるのが面白かったが、小ジャレた雰囲気を醸し出しているのがちょっと苦手だったりもする。
小ジャレた雰囲気を感知するとイーっとなるその症状は時と場合によって出たり出なかったりするのだけど今回はなんかほんのちょっとイーっとなる所が有ったりした。



製作総指揮のベン・スティラーが一瞬だけ出ていた。



シネマカリテで500円一週間レイトショー興行の第2弾作品。


サカサマのパテマ

2014-01-12 20:37:45 | サ行の映画

サカサマのパテマ 公式設定資料集

『サカサマのパテマ』
(2013・日本・1h39)
監督・原作・脚本 : 吉浦康裕
声の出演 : 藤井ゆきよ、岡本信彦、土師孝也、大畑伸太郎








環境の激変により超管理社会となった国家の地下深くには全く逆の重力が働くサカサマの国が有った。



ネタバレ有。



絵柄が可愛らしいのでファンタジー寄りの作品かと思ったがSFだった。しかも原作付きではないオリジナルのSF劇場用長編作品。



結末がよく分からなかったのはただ単に観ている側の理解力が無いからなのか。なんか空に土星(?)が見えていたという事はそこが地球では無かったという事なんだろうか。



互いにサカサマの世界で生きている者同士が片方の世界に居合わせるというのを絵で表現する際に構図と言うのかレイアウトと言うのかよく分からないが、パースがどうのこうのでそこら辺もよく分からないがただ上下が逆になっている二人を描くだけの単調な絵になっていないのが良かった。
上下逆さまな二人を斜め上から見て違和感なく見せるというのは構図なんだかレイアウトなんだかのパースがどうのこうのでかなり面倒臭いのではないだろうか。

昔、アニメの『アラレちゃん』でニコチャン大王と家来の会話のシーンが毎週必ずの様に有って。それがただ二人(人?)が並んで突っ立てるだけのを正面からの絵で「そうだがや」とか「だがやだがや」喋ってるやつで。それを見て子供ながらにああ手抜きだなあと思っていたのを思い出しました。
年を無駄に重ねた今ならば毎週放送のペースをどうにか切り抜けるための苦肉の策とも思えるのだけど。

Dr.スランプ アラレちゃん ニコチャン大王 トイレットロールカバー

Dr.スランプ アラレちゃん ニコチャン大王 トイレットロールカバー

  • 出版社/メーカー: ハピネット
  • メディア: おもちゃ&ホビー







ザッツ・ザ・ウェイ・オブ・ザ・ワールド

2014-01-10 15:40:36 | サ行の映画

ザッツ・ザ・ウェイ・オブ・ザ・ワールド リストアHDマスター版 [DVD]

『ザッツ・ザ・ウェイ・オブ・ザ・ワールド』
"THAT'S THE WAY OF THE WORLD” (1975・アメリカ・1h40)
製作・監督 : シグ・ショア  音楽・出演 : アース・ウィンド&ファイアー
出演 : ハーヴェイ・カイテル、エド・ネルソン、シンシア・ボスティック






黄金の耳を持つと噂の音楽プロデューサーはダイナマイトなサウンドを繰り出すバンド"グループ”を売り出そうとしていたが、会社の方針により当節の流行りであるファミリーユニット"ペイジズ”をプロデュースする事になった。



レンタル店で目についてなんとなく借りてみた。アース・ウィンド&ファイアーはなんとなく知っていたし、ハーヴェイ・カイテルの若き日の出演作という事で。

『ザ・コミットメンツ』的なアース・ウィンド&ファイアーのライブも堪能できる音楽映画を期待していたけれどその点は全くの期待外れだった。
アース・ウィンド&ファイアーはこの映画の音楽を担当しており(サントラ盤である『暗黒への挑戦』は大ヒットしたらしい)そっちがメインで映画への出演はゲスト的なものだった様。

物語はハーヴェイ・カイテルが主役の音楽業界内幕モノ。この映画の当時はジュークボックス業界がレコード業界に対して大きな力を持っていたという事が興味深い。ジュークボックス業界をマフィア的な人たちが牛耳っていた様な感じ。
その後ジュークボックスは力を失っていくわけで。代わって力を付けていくカラオケ業界とかそこら辺の所を映画にしてみても面白そう。



ペイジズにおいてリードボーカルである娘だけがフィーチャーされ、父と息子がバックコーラス以下の扱いになってゆくレコーディング風景が面白かった。



前フリ無し、全く無いわけではないけどちょっと唐突に思えるオチは"ザッツ・ザ・ウェイ・オブ・ザ・ワールド”字幕では「世の中そんなもんだ」というセリフが重要なキーワードとなっており、そんなものなのかと思えれば納得できる。



邦題に中黒多いなあと思ってたらトム・クルーズの新作も多かった。


テレビ東京の映画情報番組『シネマ通信』に出演していたジェファソン・デイビスの監督作『ジョン・ジョン・イン・ザ・スカイ』も多い。


【レンタル落ち】【ケース交換・検品をしています】【VHS】【中古】ジョン・ジョン・イン・ザ・スカイ 夢は空の彼方に【字幕】■監督:ジェファーソン・デイヴィス//マット・レッシャー■(1999) 東京テアトル■【10P11Jan14】





ザ・コール[緊急通報司令室]

2014-01-06 20:15:39 | サ行の映画

Call [DVD] [Import]

『ザ・コール[緊急通報司令室]』
"THE CALL” (2013・アメリカ・1h34)
監督 : ブラッド・アンダーソン
出演 : ハル・ベリー、アビゲイル・ブレスリン、マイケル・エクランド、モリス・チェスナット








緊急通報者と警察をつなぐオペレーター。何者かに誘拐された少女自身からの通報を受け少女を救おうと懸命に努力する。



ネタバレ有。



オペレーターは指令室から一歩も出る事無く少女との通信のみによって少女を危機から救い出す。だったらA級スリラーになれた可能性も有ったと思うが、A級への可能性を追わずにB級アクションを選んでしまったのが残念に思えた。

でもB級アクションになったおかげでアビゲイル・ブレスリンの見事な顔面キックを見れたのでそれはそれで良しとする所。



犯人が家庭では良き父親だったというのが何ともやるせない。



本作のハル・ベリーを見て「お、大西操だ!」と感慨深いものがありました。

おやこ刑事 狙撃編 (IDコミックス)

140106-3.jpg


サプライズ

2014-01-05 20:08:57 | サ行の映画


『サプライズ』
"YOU'RE NEXT” (2011・アメリカ・1h34)
監督・編集 : アダム・ウィンガード
出演 : シャーニ・ヴィンソン、AJ・ボーウェン、ニコラス・トゥッチ、ウェンディ・グレン



両親の結婚記念日のお祝いに集まった4人の子供たちとそれぞれの同伴者。宴もたけなわな頃射ち込まれる1本の矢。犯行はそれだけにとどまらず次々と犠牲者が増える中次男の恋人だけがそれに立ち向かう術を知っていた。



タイトルが示す通りにサプライズな展開が待っていて。そういう予想外な展開の映画は好きなはずなんだけれども本作にはそれほど惹かれるものが無かった。
緻密さに欠けるというか結構大雑把な感じなのでそういう所でもう一つ入り込めなかったのかも。


ジ、エクストリーム、スキヤキ

2014-01-03 15:35:20 | サ行の映画

ジ、エクストリーム、スキヤキ オリジナル・サウンドトラック

『ジ、エクストリーム、スキヤキ』
(2013・日本・1h51)
監督・原作・脚本 : 前田司郎
出演 : 井浦新、窪塚洋介、市川実日子、倉科カナ







十数年連絡が途絶えていた旧友二人が再会し、女性二人を伴ってブーメランを飛ばしに海への週末小旅行に出かける。



キャラクターが面白く更にキャラクターを生かした会話が面白い。
会話では聞き返しが多いけど、それは欽ちゃんが観たら「聞いちゃダメ。聞いたらおしまい。0点。」っていう事になるんではないか。本作の場合聞き返しが独特のリズムになっていて面白いんだけど。



所々で挿入される事故のシーンは小旅行の前なのか後なのか、それとも小旅行が現実では無いという事なのかは最後まで分からなかったけど、車内に文庫本が有ったように見えたので小旅行前という事で納得する事にした。


ジャングル‐不滅‐

2013-12-16 19:30:58 | サ行の映画


『ジャングル‐不滅‐』
"THE JUNGLE” (2013・オーストラリア・1h25)
監督・脚本 : アンドリュー・トラウキ
出演 : ルパート・リード、アグン・ピンダ



ジャワ島に生息する絶滅危惧種のヒョウを保護するためにジャングルの奥深くを進む学者一行。何か得体のしれない生き物の痕跡を発見し現地ガイドは恐怖を感じるが学者はヒョウの保護を強行するのだった。



ヒューマントラストシネマ渋谷 遺伝子震撼!!映画まつり第2幕http://idenshi-shakefes.com/

ヒューマントラストシネマ渋谷では1週間限定上映とか珍しくないがこの特集は1本が3週間上映されるので観られる機会が増えて良い。多分これも1週間だけとかだったら観ていなかった。



アニマルパニックPOV。
POV有る有る。何かが有りそう何かが起こりそうというのを匂わすだけで結末まで引っ張り続けるのはPOVに有りがち。


人類資金

2013-12-04 17:22:10 | サ行の映画

人類資金 オリジナルサウンドトラック

『人類資金』
(2013・日本・2h20)
監督・脚本 : 阪本順治
出演 : 佐藤浩市、森山未來、香取慎吾、観月ありさ、仲代達矢、岸部一徳、オダギリジョー、ユ・ジテ、ヴィンセント・ギャロ






本土決戦のために隠されていたという日本軍のM資金。戦後それは日本とアメリカによって共同管理されていたがある志を持った人物によって流用される。それを好ましく思わない者たちによってその人物は命を狙われる事になる。



エコノミックサスペンス。経済の事がよく分からないので不安だったけどなんとか薄っすらとは理解できた。気がするだけでその理解が合っているのかが分からない。



人類資金によって生まれる人類の資源。それを活用する事が出来るか、それ以前にその資源を認められるのかが人類の未来を決定するのだ。と。
正しい未来に進むために正しい選択をしよう。という事が青臭い理想論によって語られる。理想は掲げなければ意味は無いし掲げた事によって何かしらの変化は生じるだろうし、ただ青臭いからと言ってそれだけで否定するのは良くないのではないかと思った。

青臭さで物語を締めながらもその最後には日本経済破綻の警告を残す。という終わり方だったのだろうか。



観月さんのハイキックが決まってた。まさか観月さんのハイキックが見られる映画だとは思っていなかったのでそのサプライズ演出が嬉しかった。手足が長いからスーツ姿のアクションが決まる。

森山さんの格闘シーンは確かバレエをやってたとかなんとかなので、格闘アクションと言うよりどこかダンスの振付に近い感じがした。相手を叩きのめすのではなく形を綺麗に見せる事に重きを置いているような。実際に形は綺麗だったので相当な身体能力の持ち主。



仲代さんは臭めのお芝居で、それがハマると面白いんだけど今回は正直浮いてた。



池袋シネマ・ロサにて。


セブン・サイコパス

2013-12-03 19:26:42 | サ行の映画

Seven Psychopaths

『セブン・サイコパス』
"SEVEN PSYCHOPATHS” (2012・イギリス・1h50)
製作・監督・脚本 : マーティン・マクドナー
出演 : コリン・ファレル、サム・ロックウェル、クリストファー・ウォーケン、ウディ・ハレルソン、トム・ウェイツ、アビー・コーニッシュ、オルガ・キュリレンコ、ガボレイ・シディベ



愛と感動のサイコスリラー映画『セブン・サイコパス』の脚本を書き進める脚本家に役者志望の友人が協力する事となり脚本家の周囲に次第にサイコパスが集まり始めクライマックスには砂漠での銃撃戦が用意された。



サイコパスにも良いサイコパスと悪いサイコパスがいるよ。と。
しかしつまるところどちらもサイコパスなので一筋縄では行かない物語が展開される辺りがイギリス映画ならではないかと思った。



コリン・ファレル、サム・ロックウェル、クリストファー・ウォーケン、ウディ・ハレルソン、それぞれに声や喋りに特徴のある人たちばかりで。その人たちの会話を聞いているのが楽しかった。会話の内容は聞いてるだけでは分からないけどリズムとかテンポとか雰囲気が聞いてて気持ちいい。
特にはコリン・ファレルはこの中ではツッコミ役で、他のサイコパスたちの異常行動に驚いたり嘆いたり注意したりをアイルランド(?)訛りの英語でツッコミを入れるのが面白かった。

コリン・ファレル、今回は眉芸有り。監督がコリン・ファレル主演の『ヒットマンズ・レクイエム』の監督で、コリン・ファレルはこの監督の時には眉芸を披露するのだろうか。


死霊館

2013-11-12 17:36:27 | サ行の映画

Conjuring

『死霊館』
"THE CONJURING” (2013・アメリカ・1h52)
監督 : ジェームズ・ワン
出演 : パトリック・ウィルソン、ヴェラ・ファーミガ、ロン・リヴィングストン、リリ・テイラー、シャンリー・キャズウェル、ヘイリー・マクファーランド、ジョーイ・キング、マッケンジー・フォイ、カイラ・ディーヴァー





1970年代後半、アメリカの田舎町の新居に越してきた7人家族。その屋敷で起こる様々な怪奇現象に悩まされる一家はある夫婦に助けを求める。



ネタバレ有。



ジェームズ・ワン監督の『インシディアス』とよく似た雰囲気だったけど最終的には全く別路線の作品になっていた。
驚いたのは今回の件に限っては人間の犠牲者が一人もいない。一匹と何羽かの犠牲のみ。過去の件では数名いた。
そこら辺はオカルトホラー作品としては異例な事態なんじゃないだろうか。ホラー失格と言ってもいいのかもしれない。
でも個人的には家族愛、親子愛、夫婦愛が悪魔を退ける(一応)というのは有りだと思った。誰一人として不幸にならないホラー映画。



出来上がった作品は終始重苦しいものだけど撮影現場はあの年頃の女の子が5人もいたら相当賑やかだったんじゃないだろうか。

撮影現場での一家の和やかな写真。窓の向こうに誰かがいるのがちょっと怖い。
131112.jpg


ヴェラ・ファーミガはおっかなそうなのでヴェラ・ファーミガが一緒の時だけはおとなしかったりして。

きゃあきゃあはしゃいでいるとこんな眼でキッと睨まれ
131112-1.jpg

泣いて謝る
131112-2.jpg


サイトシアーズ ~殺人者のための英国観光ガイド~

2013-10-16 16:14:02 | サ行の映画
130929-1.jpg
『サイトシアーズ ~殺人者のための英国観光ガイド~』
“SIGHTSEERS” (2012・イギリス・1h28)
監督・編集 : ベン・ウィートリー
出演 : スティーヴ・オーラム、アリス・ロウ



あるカップルがキャンピングカーで英国観光名所を旅するが二人が訪れた場所で必ず死者が出るのだった。



オチがブラックコメディとして秀逸。全体的にもエロスとバイオレンスがそれほどドぎつくないブラックコメディの良作だと思うけどオチが突出して面白いのでオチだけが印象に残ってしまう。


サイド・エフェクト

2013-10-09 20:14:48 | サ行の映画

Side Effects

『サイド・エフェクト』
“SIDE EFFECTS” (2013・アメリカ・1h46)
監督・撮影・編集 : スティーヴン・ソダーバーグ
出演 : ジュード・ロウ、ルーニー・マーラ、チャニング・テイタム、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ







患者の起こした殺人事件は精神科医の処方した薬の副作用によって起こってしまったのか。



ネタバレ有。



社会派サスペンスから不条理劇を経て復讐のドラマへと。

復讐の戦略の一つとしてジュード・ロウがキャサリン・ゼタ=ジョーンズと病院の敷地内で会う場面をルーニー・マーラが病室から目撃しなければならないわけだけど、ルーニー・マーラがその時に病室の窓際にいてその場所を見ている理由の説得力が全く無かったのがサスペンスとしてとても惜しいと思う。
別にルーニー・マーラがそれを見ていなくても構わず、見てたらラッキー(ウフフ)。ぐらいの策略だったのだろうか。



ジュード・ロウが新たに開院したクリニックの外観が『殺しのドレス』のマイケル・ケインのクリニックっぽいなあと思った。ロケ地が同じニューヨークだからだろう。
半地下が有って一階には階段使って上がるタイプのアパートがなんかニューヨークのイメージとしてある。