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沈黙のSHINGEKI/進撃

2014-10-27 19:19:43 | サ行の映画

ポスター アクリルフォトスタンド入り A4 沈黙のSHINGEKI 進撃 光沢プリント

『沈黙のSHINGEKI/進撃』
"GUTSHOT STRAIGHT" (2014・アメリカ・1h30)
監督 : ジャスティン・スティール
出演 : ジョージ・イーズ、アナリン・マコード、スティーヴン・ラング、テッド・レヴィン、スティーヴン・セガール、ヴィニー・ジョーンズ








二流のカードギャンブラーと言われている男がカジノで知り合った男にある仕事を依頼される。



ネタバレ有。



シネマスクエアとうきゅうにて。



スティーヴン・セガールの沈黙シリーズとはなっているが今回セガールは特別ゲスト的な出演。
沈黙シリーズであるとともにGEKIシリーズでもある。そのコラボは本作以前に『沈黙の追撃』という作品が有ったみたいだけどGEKIのアルファベット表記が有るのは本作が初めてみたい。そんなある意味記念碑的作品でセガールが主役じゃないっていうのが面白い。
そこは新宿ミラノのラストセガールという事で配給会社さんの餞別的なサービスだったりするのかも。

本作の主役はよく知らない人。人気テレビドラマに出演しているらしい。
その人がアクションを担当するのかと思いきやその人もアクションをやらず。アクション抜きのクライムサスペンスといった内容だった。エロ方面に行くかと思わせて行かないもどかしさ有り。
新宿ミラノでの上映館は初週がシネマスクエアとうきゅうで(2週目はミラノ2、3週目でまたシネマスクエアとうきゅうに戻った)それは珍しいなと思ったけど出来はともかくとしてこの内容だったら納得できた。

クライムサスペンスとしての締めはセガール(とヴィニー・ジョーンズ)。アクションは無し。エピローグは主役の爽やかな旅立ち。旅立ってどこかへと進撃するのだろう。


ジャージー・ボーイズ

2014-10-17 20:23:28 | サ行の映画

ポスター アクリルフォトスタンド入り A4 ジャージー・ボーイズ  光沢プリント

『ジャージー・ボーイズ』
"JERSEY BOYS" (2014・アメリカ・2h14)
製作・監督 : クリント・イーストウッド
出演 : ジョン・ロイド・ヤング、ヴィンセント・ピアッツァ、エリック・バーゲン、マイケル・ロメンダ、クリストファー・ウォーケン、ジョセフ・ルッソ、マイク・ドイル








現在も歌い継がれる数々の名曲を送り出したフォー・シーズンズがショービジネス界で歩んできた道のりを辿る。



ネタバレ有。



ブロードウェイのヒットミュージカルの映画化だけど本作はミュージカルではなく。音楽映画とも言われているけどそれもちょっと違うような気がする。
有名グループの一代記の形を借りたショービジネス界の光と影を描いたドラマといった所ではないかと思う。
『バード』は一人のミュージシャンの波乱の人生を描いた映画で2作を観較べるのも面白そう。イーストウッドの監督としての進化も分かるかもしれない。

『許されざる者』で西部劇、『グラン・トリノ』でアクション映画にけじめをつけたイーストウッドが本作でショービジネス界にけじめをつけたのではないだろうか。
本作で描かれるのはほとんどが影の部分で、光はラストシーンのエンドロールに集約されている。ショービジネスで表面に現れるのはスターと呼ばれる人たちがキラキラと光り輝き、素敵な歌とダンスに彩られ、そこにはドロドロの人間関係などは微塵も感じさせない。
それがショービジネスのあるべき正しい姿であり、本来見せるべきでは無い影を長年ショービジネス界で生きてきたイーストウッド監督が描いて見せてくれる。
イーストウッドも私生活で特に女性関係については色々と有ったから(最近でも有ったし)イーストウッド自身と重ならないでもない。
しかし、ショービジネス界に影はつきものという事はもう誰もが知っている事なので新鮮味は無いというのが正直な所ではあった。
でもラストシーンがとても良くてそこでいい映画だったなあと思わせてしまうのがイーストウッド監督の上手さなのか。



フォー・シーズンズの音楽はザ・キングトーンズ及びビジーフォーを思い出してしまう。音楽のジャンルは違うのかはよく分からない。オールディーズという事で一緒くたにしていいのか。



個人的には本作は何よりもジョー・ぺシだった。ジョー・ペシが出ている所は全て楽しい。
ジョー・ペシの過去に興味津々。この時はデ・ニーロとは既に知り合いだったのだろうか。ジョー・ペシとデ・ニーロは仲がいいらしいがどんな感じで仲がいいんだろう?ジョー・ペシが一人で喋ってデ・ニーロは笑ってるだけとか『グッドフェローズ』そのまんまを想像してしまう。
フォー・シーズンズがロックの殿堂入りした1990年って『グッドフェローズ』でアカデミー助演賞獲った年だったかと思ったり。
『ジョー・ペシ物語』が是非観たい。イーストウッド監督かマーティン・スコセッシ監督で。

日本未公開の2010年の作品"Love Ranch"以来の新作はCGアニメ"SAVVA"の声優。蚊の役みたい。


こちらも日本で観られるかは分からない。万が一公開されても日本語吹替えだけだったりするかも。
しかしシャロン・ストーンにウーピー・ゴールドバーグにジョー・ペシという1990年代臭が濃厚なキャスティングが魅力的。



フォー・シーズンズのメインボーカル役の人はどこか日本の昭和芸能人臭を漂わせていた。

ホテルのタオルを無駄使いし、のちにベガス送りになり、そののちにジョー・ペシのアシスタントになった人を演じている人が上手かった。ヴィンセント・ピアッツァ。名前からして元々イタリア系の人なのか。
イーストウッド作品からあまり名前を知られていない人がブレイクする事はあまり無い印象だけど(マリオ・ヴァン・ピーブルズぐらい?)この人はブレイクするかも。
意外とフォー・シーズンズのリンゴ・スター(という例えもどうかと思うが)役の人がバンバン売れちゃったりして。



イーストウッドのカメオ出演は事前に知ってしまったので驚きは無かった。
あれをカメオ出演と言っていいのかはちょっと疑問。それなら『イントゥ・ザ・ワイルド』にもカメオ出演している事になるのでは。そして『ローン・サバイバー』にはウィル・フェレルがカメオしてるし、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』にはレジナルド・ベルジョンソンがカメオしている。


猿の惑星:新世紀(ライジング)

2014-10-06 19:05:49 | サ行の映画

猿の惑星 新世紀 (角川文庫)

『猿の惑星:新世紀(ライジング)』
"DAWN OF THE PLANET OF THE APE" (2014・アメリカ・2h11)
監督 : マット・リーヴス
出演 : ジェイソン・クラーク、ゲイリー・オールドマン、ケリー・ラッセル、アンディ・サーキス








猿たちを覚醒させたワクチンにより人類は死滅の瀬戸際に立たされていた。



ネタバレ有。



前作のジェネシスに続き今回も真面目な作品だった。猿がマシンガンぶっ放したり砲塔360度回転とかそれなりに弾けたシーンも有るものの概ねは猿の惑星になるまでの過程を真面目に描いている。
地球が猿の惑星になる。という結末が既に見えているのにその過程を真面目に見せられてもあまり面白さが感じられない。
以前の『猿の惑星』シリーズは1作目しか観ていなくて、その1作目の記憶もラストシーンだけの様なもので。なので本作を観るのにあたっても、猿が支配者となる未来が待っているという先入観だけが有る。
前シリーズでの2作目以降に描かれる物語がどのようなものなのかを全く知らず。猿が支配者となった地球もまた人間が支配者であった時の様な同じ運命をたどってしまう。みたいな事になるのだったりしたら本作でその前兆が描かれていてそこが本作の面白さであったり深さだったりするのかもしれないとも思わないでもない。



次回では生き残っている人間の軍隊との戦いが待っているよう。今はまだ西海岸にいるけど決戦の地は東海岸に移るのだろうか。で、アレがああなる。
しかし決戦が終わってもまだ引き伸ばして完結しない様な気もする。

『猿の惑星』の1作目が映画史に残る作品となったのはやはり驚愕のラストによる所が大きいと思われ。この新シリーズがそれを超えるのには1作目以上のラストを迎えなければならないのかも。安易に考えると猿の惑星になると思わせておいてそうはならないとか。
ジェームズ・フランコが新型ワクチンを開発し覚醒しながらも人間に従順な猿を生み出し、その猿を猿たちの世界に潜入させ猿の抹殺を目論み絶大な効果を上げる。窮地に立たされた猿のリーダーは偶然見つけた時の裂け目に乗り過去に戻ってジェームズ・フランコを生んだ母親の殺害を企てる。時の裂け目に乗った事によりワクチンの効果がさらに効いてほぼ人間になったリーダーが殺害を企てていたジェームズ・フランコの母親と恋に落ちる。実はジェームズ・フランコの父親は猿のリーダーだったのだ!みたいな感じで『ターミネーター』と合流してみるっていうのは。



新宿ミラノ1にて。


柘榴坂の仇討

2014-09-25 21:10:46 | サ行の映画

柘榴坂の仇討 オリジナルサウンド・トラック

『柘榴坂の仇討』
(2014・日本・1h59)
監督 : 若松節朗
出演 : 中井貴一、阿部寛、広末涼子、中村吉右衛門、藤竜也







主君を討たれた武士が死に場所を求め暗殺者を追い続ける。



地味だけど丁寧に作られていて時代劇として良い作品だったと思う。
最近の風潮として武士をことさら美化して持ち上げる事に関してはあまり同調したくない気持ちではある。本作でも持ち上げる所も有ったが(ケミストリーの人が出てた)、最終的に武士の最大の本分である主君に対しての絶対的忠誠から解き放たれるという事で結局のところ持ち上げてんのかそうではないのかがよく分からなかった。

中井さんの役は心情がストレートに描かれるので理解は出来る。一方で阿部ちゃんの役は心情が今イチ分からない。
身分を偽り姿を隠してまでなぜ生き続けているのか。それは武士道に反しているように思えてしまう。反していながらも武士としての己を引きずっている。
自死出来なかった時点で武士である事を捨て近代人として覚醒した人物。とした方が生き続けている事に関しても理解はしやすかったように思うが、武士としての苦悩を引きずりあう者同士だからこそ分かりあえたという事なのか。そこはやっぱり美化なのか。



お千代坊が可愛かった。



池袋シネマ・ロサにて。


ザ・ヘラクレス

2014-09-10 19:38:08 | サ行の映画

Hercules the Legend Begins [DVD] [Import]

『ザ・ヘラクレス』
"THE LEGEND OF HERCULES" (2014・アメリカ・1h40)
製作・監督 : レニー・ハーリン
出演 : ケラン・ラッツ、スコット・アドキンス、リアム・ギャリガン、ガイア・ワイス、リアム・マッキンタイア、ロクサンヌ・マッキー







暴君の父王による乱世を鎮める願いを込められて神と人間の間に生まれてきた王子ヘラクレス。父王の策略によりエジプトに出征し剣闘士として売り買いされギリシャに戻り父王と対決する。



テンポよく話が進むので退屈はせず。しかし面白さもあまり感じず。といった所だったけどヘラクレスが神の力でマイティ化するとスペクタクル度も上がり面白かった。



父王がヘラクレスとの対決の時に自らの事を「虐殺王」と名乗っていて、一見カッコいいけどその自覚が有るっていうのがなんか凄いなと思った。
しかし自分が名乗るのはOKだけど周りがうっかり「虐殺王様」とでも呼ぼうものならその人を虐殺しちゃうんではないかと思われる。その狂気こそが虐殺王が虐殺王たる所以。



主役のケラン・ラッツは『トワイライト』シリーズが代表作らしいが全然思い出せない。
ただの筋肉兄ちゃんかと思ったけど決戦前の演説はモーフィアスやアラゴルンと違ってちゃんと腹から声が出ていてただの筋肉兄ちゃんではないんではないかと思えた。



新宿ミラノ2にて。3Dで。
特に3D効果は感じられず。なんかフワフワしたものがスクリーンいっぱいにフワフワしているシーンが2回ぐらい有った。別にフワフワしているものを見たかったわけでもないのに。


ザ・バッグマン 闇を運ぶ男

2014-07-24 21:12:11 | サ行の映画

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『ザ・バッグマン 闇を運ぶ男』
"THE BAG MAN" (2013・アメリカ・1h49)
製作総指揮・監督・脚本 : デヴィッド・グロヴィック
出演 : ジョン・キューザック、レベッカ・ダ・コスタ、ロバート・デ・ニーロ、クリスピン・グローヴァー、ドミニク・パーセル









バッグを受け取りボスに届ける。男が請け負ったのはただそれだけの仕事だったはずがそのバッグを巡り多くの死者を出す事態に。



導入部を大胆に省略(『レザボア・ドッグス』を思い出した)。これはいいテンポで話が進んでいくかと思ったが、それ以降はあーでもないこーでもないといった感じであまりテンポは良くなかった。



ネタバレ有。



最後で真相が明かされる。ボスが手下の中で一番信頼を寄せるのが殺し屋である男だったが、男に婚約者が出来た事によって殺し屋としての才能を鈍らせてしまうのではないかとボスは危惧しその結果婚約者を殺してしまう。
婚約者を失った男は一時的に精神的不調に陥るがしばらくの後復活する。婚約者を殺したのはボスだという事を知らない男はボスへの忠誠は変わらないままでいたが、ボスの方は男がかつてほどの信頼に値するものなのか決めかねており、今回の全ては男をテストするものだった。
という事で、そのプロットは面白いんじゃないかと思うが、その面白さが生かされるのがネタばらしをするラストの3、4分だけというのが勿体ない様な気がした。



ジョン・キューザック、デ・ニーロともに髪型がなんか変だった。



保安官役の人が無名ながらいい味出してんなあと思ったが有名な人だった。ドミニク・パーセル。
モーテルの店主役はクリスピン・グローヴァー(『チャーリーズ・エンジェル』の悪役など)だしそれなりに有名な人が顔を揃えている作品だった。



新宿ミラノ3 ≪復活!!男たちのヒート祭り!≫にて。


サード・パーソン

2014-07-21 21:12:09 | サ行の映画

ポスター アクリルフォトスタンド入り A4 パターンB サード・パーソン 光沢プリント

『サード・パーソン』
"THIRD PERSON" (2013・イギリス=アメリカ=ドイツ=ベルギー・2h17)
監督・脚本 : ポール・ハギス
出演 : リーアム・ニーソン、オリヴィア・ワイルド、エイドリアン・ブロディ、モラン・アティアス、ジェームズ・フランコ、ミラ・クニス、マリア・ヴェロ、キム・ベイシンガー







パリ、ローマ、ニューヨークで起きている3つの出来事にはなぜか共通するものが見え隠れするのだった。



ネタバレ有。



3つの出来事ともスランプに陥っている作家の頭の中で起きている出来事と言う解釈でいいのだろうか。
そうだとして3つの物語がスランプを脱して売れっ子作家へと返り咲く事が出来るほどの物語という事になっていたみたいだけど、本当にそうなのかなあと疑問に思える内容だった。
もしその3つの物語が唸るぐらいの傑作に思えていたのなら真実味が増しこの映画自体が傑作になっていたのではないか。



3つの話のバランスがあまり良くなかったと思う。ローマがやけに重点的に描かれていたような。その分ニューヨークが薄っぺらになってしまったような。



出版社の編集者だか代理人だかの役の人がものすごいサル顔だった。David Harewood デヴィッド・ヘアウッドと読むのか?今後注目していきたい。



シネマ・ロサにて。


ザ・ホスト 美しき侵略者

2014-07-18 20:19:57 | サ行の映画

ポスタ- A4 パターンG ザ・ホスト 美しき侵略者 光沢プリント

『ザ・ホスト 美しき侵略者』
"THE HOST" (2013・アメリカ・2h05)
監督・脚本 : アンドリュー・二コル
出演 : シアーシャ・ローナン、ダイアン・クルーガー、ウィリアム・ハート、ジェイク・アベル、マックス・アイアンズ、チャンドラー・カンタベリー








謎の宇宙生命体によって人類がほぼ乗っ取られた地球はその歴史上もっとも平穏な時代であったが乗っ取られていないわずかな人間たちが抵抗を試みていた。



『トワイライト』シリーズの原作者による原作をアンドリュー・二コル監督によって映画化。
『トワイライト』シリーズでも有った三角関係の恋愛が本作でも展開されるがアンドリュー・二コル監督の手によってSF要素が強めになっていたので面白く観れた。元々原作がSF要素強めなのかもしれないが。



侵略者に侵略されると人類は皆平等になるという。それは個性が失われる事で成されるので侵略は断固阻止するべきと。侵略され個性が失われてもやがて個性が芽生える人間が出てくるという事だったが。
現実の社会を見れば侵略された方がいいんじゃないかと思える。人類が皆平等な平和な世界になるのだったら。
そんな甘い話は無くて侵略の裏側にはとんでもない悪意が存在するのだった。っていう続きが有ったりするのだろうか。



シアーシャ・ローナンが本作ではとりわけ美人だった。美人と言ってもよく見ると顔も全身もどこかなんかアンバランスな感じがして。そこがいいなあと思う。



新宿ミラノ1にて。


ジャッカス/クソジジイのアメリカ横断チン道中

2014-05-08 20:35:55 | サ行の映画

Jackass Presents: Bad Grandpa [Blu-ray] [Import]

『ジャッカス/クソジジイのアメリカ横断チン道中』
"JACKASS PRESENTS: BAD GRANDPA” (2013・アメリカ・1h32)
製作・監督・原案・脚本 : ジェフ・トレメイン  製作・原案・脚本・出演 : ジョニー・ノックスヴィル  製作・原案・脚本 : スパイク・ジョーンズ
出演 : ジャクソン・二コル







78歳のジイさんが8歳の孫を父親に引き渡すため各地で騒動を起こしながらアメリカを旅する。



これまでの『ジャッカス』シリーズの様なドッキリ、無謀チャレンジの羅列かと思っていたがちゃんとストーリー性のあるコメディ作品になっていた。
『ボラット』とかのサシャ・バロン・コーエンの一連の作品に近い感じ。



子供が加わった事でこれまでのお下劣さが幾分かマイルドになっている。
とは言っても一番笑ったのがジイさんの片タマモロ出しの男性ストリップへの闖入だった。



孫役のジャクソン・二コル少年が芸達者。
しかし恐らくドッキリの現場では基本的にアドリブが中心になるんだろうけどそこら辺はどうやって切り抜けたんだろう?いくら芸達者とは言えそこはまだ少年だから現場はグダグダになりそうな気がするが。



ジョニー・ノックスヴィルのジイさん老けメイクが見事だった。全く違和感のないジイさんになっていた。
アカデミー賞ではメーキャップ部門でノミネートされていて。残念ながら受賞はならず。
作品が全く高尚なものではなくても、片タマがモロ出しの映画であってもきちんとした仕事はちゃんと見ていて、評価するべき所では分け隔てなく評価するというのはさすがだなと思う。


セインツ‐約束の果て‐

2014-05-08 19:32:18 | サ行の映画
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『セインツ‐約束の果て‐』
"AIN'T THEM BODIES SAINTS” (2013・アメリカ・1h38)
監督・脚本 : デヴィッド・ロウリー
出演 : ケイシー・アフレック、ルーニー・マーラ、ベン・フォスター、キース・キャラダイン、ネイト・パーカー



離れ離れになった愛し合う二人に再会の時がやってこようとしていたがそれを阻む障害があった。



雰囲気映画。何かしらのいい雰囲気をいい感じに醸し出すというのは難しい事なのだろう。
本作は十分に醸し出せていたと思う。そのお手本はテレンス・マリック作品だろうか。
雰囲気だけ。とも言えなくもなく。



劇場初日プレゼントで貰ったペカンナッツショコラが美味しかった。ペカンナッツが本作の舞台であるテキサスの名産品だとか。
http://www.grandplace-shop.jp/shop/item_list?category_id=70542
品川に店舗が有るという事でプリンスシネマに行った時にでも買いに行こうかなと思っていたが品川は閉店して汐留に新しく出来たらしい。


スノーピアサー

2014-02-21 19:29:58 | サ行の映画

雪国列車 韓国映画OST(韓国盤)

『スノーピアサー』
(2013・韓国=アメリカ=フランス・2h05)
監督・原案・脚本 : ポン・ジュノ
出演 : クリス・エヴァンス、ソン・ガンホ、コ・アソン、ジェイミー・ベル、ティルダ・スウィントン、オクタヴィア・スペンサー、ジョン・ハート、エド・ハリス






抜き差しならない地球温暖化を打開するため講じた対策が失敗し地球を氷河期にしてしまう。生き残った人類は走り続ける列車の中にいて生き残り続けていた。



ネタバレ有。



とんでもない設定だけどそれはSFとして有りだと思うし、そのとんでもない設定を生かした面白いシーンも少なからず有った。特には最初の関門を突き破るシーンと松明リレーのシーンはテンション上がった。
ただ、そのとんでもなさの割に結末が想定内というか突き抜けたぶっ飛んだ感じではないのでその点で全体の印象が弱くなってしまった様な。



最後に出てきたシロクマは地球はまだ人類が存在できるという希望なのか、それとも人類が再び繁栄する前に立ちはだかる敵という事なのか。
あれがウサギとかの小動物だったなら人類の敵という風には思えないのだろうけど、氷河期の地球においての現最強の生物と思われるシロクマをあそこで登場させたという事は対立関係を思わせる。結局人間はどんな状況であっても対立関係を築いてしまうと。
続編は『スノーピアサー/シロクマ激闘篇』とか。真っ白な世界を真っ赤な血で染め上げるとか。



プロテイン・ブロックの正体はあれでもまだましだったのではないでしょうか。オクタヴィア・チョコパイ・スペンサーのあれじゃ無くて良かった。じつは隠し味で入ってたりしたらやだな。あれ。


ザ・イースト

2014-02-21 19:06:34 | サ行の映画


『ザ・イースト』
"THE EAST” (2013・アメリカ・1h56)
監督・脚本 : ザル・バトマングリッジ
出演 : ブリット・マーリング、アレキサンダー・スカルスガルド、エレン・ペイジ、パトリシア・クラークソン、トビー・ケベル



あこぎな商売をする企業に正義の鉄槌を下す集団”ザ・イースト”。社会からは危険なカルトテロ集団と見なされる。その内情を調査するため一人の女性が内部に潜入する。



ネタバレ有。



潜入モノと言えば香港映画のイメージが強いけど、本作は香港映画の路線とは大分違った感じなのは至極当然の事で。でも、香港映画でリメイクしてみてもそこに香港映画らしさが加わって意外と傑作になっちゃたりするんじゃないだろうか。



信念の話しなのだろうと思う。自分の信念にどれだけ真剣に向き合えるのか。"ザ・イースト”のリーダーは実はうわべだけで、主人公は信念を揺るがされ事になるがひとたび意志が固まればそれに向かって突き進む。
主人公の意志の強さは信仰心とも繋がっているようだった。



スカルスガルド・ジュニアは声、喋り方がお父さんにそっくり。



ジュリア・オーモンドが出てた。1994年、95年でブラッド・ピット主演『レジェンド・オブ・フォール』、リチャード・ギア、ショーン・コネリー主演『トゥルーナイト』、ハリソン・フォード主演『サブリナ』などのハリウッドスター出演作品でヒロインを演じて脚光を浴びたけどぱったりと姿を見なくなって。でも『チェ』とか『ベンジャミン・バトン』なんかにも出ていたらしい。
久し振りに見た姿はビックリするほど老け込んでいたという事も無く変わらず美人のままだった。


ジ・エレクション 仁義なき黒社会

2014-02-18 21:09:46 | サ行の映画

ジ・エレクション 仁義なき黒社会【DVD】

『ジ・エレクション 仁義なき黒社会』
"飛砂風中轉” (2010・中国=香港・1h35)
監督・脚本 : フェリックス・チョン
出演 : ジョーダン・チャン、イーキン・チェン、アレックス・フォン








裏組織のボスを諸事情により交代する事となり現ボスの推す候補者と対立する候補者、そして他1名の3名が名乗りを上げるが3名のうち2名は乗り気ではなかった。



ジョニー・トー監督作品『エレクション』のような作品なのだろうと思っていた所『エレクション』のパロディのような作品だった。それと『インファナル・アフェア』のパロディも随所で見られる。
古惑仔(こわくちゃいシリーズの二人が再共演という事で古惑仔ネタも多分恐らく有ったのだろうと思うが古惑仔シリーズを観た事が無いのでそこら辺の事は分からず。

笑い有りバイオレンス有りどんでん返し有りとサービス精神たっぷりの香港エンターテイメント。
タイトルや予告、ポスター、チラシから想像させるような作品では無かったけどこれはこれでこれなりの面白さが有った。




セッションズ

2014-02-13 20:31:39 | サ行の映画

Sessions [DVD] [Import]

『セッションズ』
"THE SESSIONS” (2012・アメリカ・1h35)
製作・監督・脚本 : ベン・リューイン
出演 : ジョン・ホークス、ヘレン・ハント、ウィリアム・H・メイシー、ムーン・ブラッドグッド、ロビン・ワイガート








人生のほとんどを寝たきりで過ごしてきた男が未知の新たな領域へと足を踏み入れる。



障がいを持った人の性を描く。その行為は赤裸々に描かれるがそこには誠実さが滲み出ていてとても良い映画だった。

アメリカが本来持っている良さとも言えるのだろうけど、何事かをしようとしている人に対してサポートする精神、それが押し付けがましくなくごく自然にあっけらかんと行われ。それぞれ生活が有るから無償というわけにはいかずお金でつながっている部分は有るにしてもただ単にビジネスライクな関係ではなく。そういうアメリカの良い一面が描かれていて観ていて心地よかった。

主人公と神父の関係性も良かった。信仰がそれぞれの人たちにちゃんと根付いていて生活の中の大切な一部になっている。
そういう信仰心についてはかなり分かってはいないが本作で良い一面を見せられると羨ましくも有る。良い面も悪い面も有るのだろうけど。よく分かんないけど。
神父を演じるウィリアム・H・メイシーが良かった。



ラスティ・シュウィマー(『シネマ通信』)が初めの方で出てた。
デ・ニーロの顔真似の元祖ってラスティじゃないのかなあと思っていて。また元祖デ・ニーロ顔真似が見たい。
デ・ニーロ顔真似一歩手前といった感じのラスティ
140213.jpg



池袋シネマ・ロサにて。


ゼロ・グラビティ

2014-02-06 20:31:12 | サ行の映画

【映画パンフレット】 『ゼロ・グラビティ』 出演:サンドラ・ブロック.ジョージ・クルーニー
『ゼロ・グラビティ』
"GRAVITY” (2013・アメリカ・1h31)
製作・監督・脚本・編集 : アルフォンソ・キュアロン
出演 : サンドラ・ブロック、ジョージ・クルーニー





宇宙での船外活動中事故に遭った二人の宇宙飛行士は地球へ帰還するため国際宇宙ステーションを目指す。



3D日本語吹替えで観てみた。字幕を追わないで済むのでより映像に集中できるかと思っていたけど、観るのが3回目という事も有ってかそれほど集中出来なかった。やっぱり初見が一番集中して観れたような気がする。初見、大事だなと思った。



ストーン博士とコワルスキーの今生の別れの時に宇宙空間においての作用反作用の法則(?)がどうなってんのかがちょっとよく分からない。



吹替えるのはプロの声優さん方なので安心して観れた。
ライアン博士は昔懐かしい『ショウビズトゥデイ』の高島雅羅さんかと思ったが違う人だった。
http://www.youtube.com/watch?v=JaTwlkdAltI

アメリカ流の犬の鳴き真似もワゥーと見事に再現されていた。



中国の宇宙ステーション、宇宙船の登場は中国での公開を意識してという所もちょっとは有るのだろうけど、それよりも国際的な規格は遠慮なく取り入れるけど国際的な決まりごとは軽視するみたいな所で生み出されるサスペンスに現在の中国はうってつけの国という事なのだろう。