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ストラッター

2013-10-08 16:10:02 | サ行の映画


『ストラッター』
“STRUTTER” (2012・アメリカ・1h27)
製作・監督・脚本・撮影 : カート・ヴォス  製作・監督・脚本 : アリソン・アンダース
出演 : フランネリー・ランスフォード、エリース・ホランダー、ダンテ・ホワイト・アリアーノ、クレイグ・スターク、ルアナ・アンダース



恋人に振られバンドも解散の危機を迎えたロックンローラー。何かの因果で恋人を寝盗った男と母親の恋人とでギター1人ボーカル2人の変則スリーピースバンドを組む事となった。



モノクロ映画。ジム・ジャームッシュ作品なのか『クラークス』なのかどっちの感じなんだろうかと思ったら、どちらにも似ている所が有るけどどちらでもない独自の作品になっていて面白かった。



ミューズには手が届かないからこそ名曲は生まれるのだ。という結論だったような気がするけど主人公は最後に恋が成就する。
っていう事は主人公はロッカーとして成功しないって事?



出演者はほぼ無名の人たち。知らないだけでアメリカでは有名なのかもしれないが。ここから他の映画にもバンバン出てきたりするのかもしれない。
主役のフランネリー・ランスフォードはかつてニコラス・ケイジが出ていたハートウォーミングコメディなんかがはまるのかも。

主人公の母親の恋人役のクレイグ・スタークは『ジャンゴ繋がれざる者』にも出ていたらしい。
全米11月公開のスタローン脚本、ジェイソン・ステイサム、ジェームズ・フランコ共演の“Homefront”にも出ているらしい。


ジェイソン・ステイサムとジェームズ・フランコの組み合わせが意外。しかもスタローンが脚本。ウィノナも出てる。
これは『エクスペンダブルズ』シリーズにジェームズ・フランコ参戦の伏線だったりして。
それともセス・ローゲンのコメディにスタローンとジェイソン・ステイサムが出演の方か。


ジンジャーの朝 ~さよなら、私が愛した世界

2013-10-04 20:12:36 | サ行の映画

GINGER & ROSA

『ジンジャーの朝 ~さよなら、私が愛した世界』
“GINGER & ROSA” (2012・イギリス=デンマーク=カナダ=クロアチア・1h30)
監督・脚本 : サリー・ポッター
出演 : エル・ファニング、アレッサンドロ・ニヴォラ、アリス・イングラート、クリスティナ・ヘンドリックス、ティモシー・スポール、オリヴァー・プラット、アネット・ベニング







あたかも双子のように育ってきた少女二人が思春期を迎えそれぞれに自我が芽生えてくるのだった。



東西冷戦時代の話し。価値観の多様化が少しずつ認められつつも昔からの画一的な価値観が根強く支配する世の中で生きざるを得なかった人々の物語なのだろうと思う。



ティモシー・スポールとオリヴァー・プラットが恋人?



エル・ファニングが相変わらず美少女だったけどお母さん役の人の巨乳の方に目が釘付け。いや、ド巨乳に目が釘付け。


スター・トレック イントゥ・ダークネス

2013-09-04 20:22:31 | サ行の映画

Star Trek Into Darkness スター・トレック イントゥ・ダークネス IMAXプロモ ポストカード

『スター・トレック イントゥ・ダークネス』
“STAR TREK INTO DARKNESS” (2013・アメリカ・2h12)
製作・監督 : J・J・エイブラムス
出演 : クリス・パイン、ザカリー・クイント、ゾーイ・サルダナ、サイモン・ペッグ、カール・アーバン、ジョン・チョー、アントン・イェルチン、ブルース・グリーンウッド、ベネディクト・カンパーバッチ、ピーター・ウェラー、レナード・ニモイ




カーク達を襲ったテロリストに抹殺指令が出されるがスポックの倫理はそれを許さなかった。スポックの主張を受け入れテロリストを生け捕りにする事に成功したエンタープライズ号であったが地球への移送中に何者かの妨害を受けるのだった。



ストーリーを思い返してみると結構よく有る感じの内容だった。『ガントレット』とか『16ブロック』だとかと同系の話しではないかと思う。
それをSFで、エンタープライズ号の仲間たちの友情と信頼を絡めて描く所が『スター・トレック』の面白さなのだろうと思うし、実際そこが良かった。



『カーンの逆襲』を観ておいた方がより楽しめたのだろうか。未見だと思っていたけど確かあっちの方の映画版のスター・トレックは2作目まで観ていたはずなので多分観ているはず。内容は全然憶えてないけど。

『ロボコップ』は観ておいても観てなくても本作には関係ないが、でもピーター・ウェラー久し振りに見たなあ。

【完全盤】ロボコップ(Robocop)













サイモン・ペッグが老けていたのが軽くショックだったけど大活躍をしていたので良かった。
↓こっちも楽しみ。




エンタープライズ号は原子力宇宙船?『パシフィック・リム』のロボットは原子力ロボットだった。
未来になってもSFであっても人類は原子力以上のエネルギーを発明・発見出来ないよう。



新宿ミラノ1にて。2Dで。3Dじゃなくても全く問題は無かったように思う。


ザ・タワー 超高層ビル大火災

2013-08-23 17:10:42 | サ行の映画


『ザ・タワー 超高層ビル大火災』
(2012・韓国・2h01)
監督 : キム・ジフン
出演 : ソル・ギョング、キム・サンギョン、ソン・イェジン、アン・ソンギ



クリスマスイヴに起きた超高層ビル大火災。消防隊による必死の消火・救助活動が行われる。



ネタバレ有。



『タワーリング・インフェルノ』+『バックドラフト』+『海猿』という感じだろうか。『バックドラフト』しか観ていないのであくまで想像。



消防隊の副隊長が救いの天使となる所が面白かった。



アン・ソンギとソル・ギョングが上司にいる消防隊!この二人がいたら絶対の安心感しか感じられない。
なのだけどそこは自己犠牲で物語が締めくくられるのはいかにも韓国映画だなあと思えてしまう。日本映画でもそういう事になりがちだが。
そこで思うのはスタローンの『デイライト』はどうだったんだろうかという事。『デイライト』はあれで良かったのか悪かったのか。あれはあれでいかにもスタローンの映画で良しとする所だとは個人的には思うのだけど。



終戦のエンペラー

2013-08-23 17:08:11 | サ行の映画

ポスタ- アクリルフォトスタンド入り A4 パターンD 終戦のエンペラー 光沢プリント

『終戦のエンペラー』
“EMPEROR” (2012・日本=アメリカ・1h47)
監督 ; ピーター・ウェーバー
出演 : マシュー・フォックス、トミー・リー・ジョーンズ、初音映莉子、羽田昌義、西田敏行、夏八木勲、片岡孝太郎








1945年8月。終戦した事により連合軍の天皇への戦争責任の調査が行われる事になった。



天皇だけではなく日本の責任。そして戦争に突き進んでいった日本人の国民性の考察。という所かと思う。その結論は集団になった時の日本人の狂気半端無えって所だろうか。
しかしアメリカ人が日本人の国民性とかそんなに興味ないだろうと思われるが。そういう映画がハリウッド映画で作られた事は意味のある事だし快挙と言えるのかも。



『ローン・レンジャー』を丸の内ピカデリー1で本作をピカデリー2の2階席で観た。
ピカデリー2の方が客席数が少なくその分2階席はスクリーンとの距離が近い。なのでピカデリー2の方がスクリーンが大きく感じられた。感覚的にはアイマックスと遜色無いような。音響的にはどうなのか分からないけど。

丸の内ピカデリー1と2両方で気になったのは扉を開け閉めする度にゴゴッ!シュー、ゴゴッ!っていうのがかなり耳障り。気密性が高いのだろうか。上映中はそんなに開け閉めする事は多くは無いからいいのだけど。


三姉妹 ~雲南の子

2013-07-30 17:22:20 | サ行の映画


『三姉妹 ~雲南の子』
(2012・香港=フランス・2h33)
監督・撮影・編集 : ワン・ビン



中国雲南省の高地に暮らす三姉妹。父は都会へ出稼ぎに。母は家を出ていた。
親戚の世話になりながら家事をしっかりとこなし三姉妹はたくましく生きる。



世界第2位の経済大国となった中国の寒村で生活する家族を追ったドキュメンタリー。
予告はかなり大袈裟。どんだけ救いの無い映画なのだろうと身構えて観たけどそんなに全く救いが無いわけではなかった。
確かに恵まれている環境で生きている側から見たら厳しい状況と言わざるを得ないだろうけど、その土地で生活している人たちからしたらそれが当たり前の暮らしなのだからそれを可哀想だとかなんだとか言うのは何か違うような気がする。
特にまだ子供である三姉妹にとってその暮らしは時に楽しんでいるようでもあり、とてもたくましく大変微笑ましかった。それもまたこちらの勝手な思い込みなのかもしれないが。

とは言え貧困は何とかしなければいけない問題で有り。長女の咳き込みが気になる。それをなんとかするためにはこの映画を中国の方が観るのが一番良いのではないかと思う。

そもそも共産主義国家で貧富の格差があるって事が矛盾しているはずで。矛盾してない国なんて有るわけないんだろうけど。
本作のオフィシャルサイトを見ると村ごと引き払う政策がとられるとかなんとからしい。

三姉妹という事がすでに中国では一人っ子政策に反する事で上映に規制か何か掛かるのだろうか。
よく分からないが農村では子供も働き手に入るのだろうと思う。だからこの村では多くの家庭で兄弟姉妹がいたようだった。



本作はドキュメンタリーであるけど、何かドキュメンタリータッチのドラマを観ているようでもあった。

長女のほのかなロマンスも有り。ロマンスの相手が『ハイジ』のペーターのように思えた。



出演は人間、豚、ヤギ、ニワトリ、犬、猫、ロバなど生き物多数。シラミも画面には映らなかったが出演。



三姉妹の10歳の長女と敵対する同じ村に住む6歳の少女の勝気っぷりが凄まじかった。
三姉妹の伯母ちゃんもキツそうだった。


サイレントヒル:リベレーション3D

2013-07-28 20:18:00 | サ行の映画

Silent Hill: Revelation 3d

『サイレントヒル:リベレーション3D』
“SILENT HILL: REVELATION 3D” (2012・フランス=アメリカ=カナダ・1h36)
監督・脚本 : マイケル・J・バセット
出演 : アデレイド・クレメンス、キット・ハリソン、ショーン・ビーン、キャリー=アン・モス、デボラ・カーラ・アンガー、マルコム・マクダウェル




サイレントヒルに閉じ込められた母と娘だったが娘だけは脱出し10数年の歳月が流れた。ある役割を果たすとされる娘はサイレントヒルの住人にその身を狙われ遂には父親を人質に取られてしまう。父を助け出すため娘はサイレントヒルへと向かうのだった。



人気ゲームからの映画化第2弾。そのゲームをした事が無いからなのかなんだかよく分からなかった。何が分かっていないのかさえ分かっていない。



前作はビジュアルが素晴らしかったけど本作は前作ほどでは無かった。3Dだから?

3D効果は冒頭の灰が舞い散るシーンが素晴らしかったがそれ以外には特には効果は感じられなかった。


スプリング・ブレイカーズ

2013-07-22 21:21:27 | サ行の映画

Spring Breakers

『スプリング・ブレイカーズ』
“SPRING BREAKERS” (2012・アメリカ・1h33)
監督・脚本 : ハーモニー・コリン
出演 : ヴァネッサ・ハジェンズ、アシュレイ・ベンソン、レイチェル・コリン、セレーナ・ゴメス、ジェームズ・フランコ






春休みに羽目を外し過ぎた女子大生がマイアミギャングの抗争に巻き込まれて。



巻き込まれるが最後にはその抗争の中心に居座るという現代の女の子パワーの恐ろしさ。



物語の語り口はかなりトリッキー。『レクイエム・フォー・ドリーム』になんとなく近い感じがしたけど、『レクイエム・フォー・ドリーム』がどんな映画だったのかあまり憶えていないのであくまでなんとなく。



若者たちの乱痴気騒ぎ演出が見事だった。演出されたものなのか本当の乱痴気騒ぎなのかは不明。



ジェームズ・フランコが良かった。こんなに幅広い引き出しの有る人だとは『スパイダーマン』の時には思いもしなかった。正直な所『スパイダーマン』シリーズだけで消えていく人だろうと思っていた。


サンダーボルト

2013-07-22 19:37:06 | サ行の映画
130707.jpg
『サンダーボルト』
“THUNDERBOLT AND LIGHTFOOT” (1974・アメリカ・1h48)
監督・脚本 : マイケル・チミノ
出演 : クリント・イーストウッド、ジェフ・ブリッジス、ジョージ・ケネディ、ジェフリー・ルイス



サンダーボルトの異名を持つ凄腕の銀行強盗は訳有って田舎町の牧師に成りすましていたが元の強盗仲間に急襲される。その窮地を救ったライトフットと名乗る若者とのあてどの無い旅を続けていたがいつしか銀行の金庫めがけて20ミリ機関砲をぶっ放すサンダーボルトがいた。



オーディトリウム渋谷 《’70年代、アメリカ》にて。

35ミリフィルムでの上映。映画上映前に爆音映画祭の関係者の方の挨拶が有って、現在はアメリカのメジャー会社はDCPへの完全移行に確実に向かっていて、その中でフィルムからDCPへ変換されない作品が数多く出てくるのではないかという事。それはそれらの作品が映画館での上映がされない可能性が有るという事だった。

今回本作のフィルム上映は、バウスシアターでの爆音映画祭でフランスの会社にマイケル・チミノ特集で上映するマイケル・チミノ監督、ミッキー・ローク主演の『逃亡者』を注文したはずがウィリアム・ワイラー監督、ハンフリー・ボガード主演の『必死の逃亡者』が来てしまい(『逃亡者』が『必死の逃亡者』のリメイク作品である事からのミスだろうと思う。『逃亡者』のフィルムもその後無事に届いて無事上映された模様)、その『必死の逃亡者』の料金をどうするのかでごちゃごちゃしていた時にオーディトリウム側が『サンダーボルト』のフィルムが爆音映画祭で日本に来ている事を知り「『サンダーボルト』うちでも上映したいんだけど」と申し出て、それをフランス側に伝えたら「んじゃ、『必死の逃亡者』の料金払ってくれたら『サンダーボルト』上映してもいいよ」という経緯が有っての今回のオーディトリウムでのフィルム上映に至ったらしい。

『サンダーボルト』のフィルムでの上映は現存するフィルムがこの1本しか確認できておらず、またフィルムの状態も完全とは言えず、故に今回の上映が日本で最後のフィルム上映になるのではないかとの事。



本作はイーストウッドのアメリカン・ニューシネマだなあと思った。それも作ろうとして作ったニューシネマではなく、あくまでイーストウッド主演の犯罪バディムービーだったはずが時代の流れで最終的にニューシネマとして着地してしまった珍しい作品なのではないだろうかと勝手に想像。
イーストウッド唯一のニューシネマかと思ったけど『ダーティハリー』がニューシネマの代表作の一本として位置づけられていた。



後のイーストウッド監督作品『ミリオンダラー・ベイビー』と通じる所が有るような気がする。



昔のゴールデン洋画劇場の放映告知CMの記憶なのか『ガントレット』とごちゃ混ぜになっているのか機関砲は連射するものだと思い込んでいたけど3、4発の発射だった。



イーストウッドとジェフ・ブリッジスの共演は本作のみ。二人とも爺となった今の共演作が観てみたい。

イーストウッドと共演作の多い(『ダーティファイター』などで共演)ジェフリー・ルイスがジュリエット・ルイスのお父さんである事を初めて知った。
父と娘
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ぼんやりと見ると女の子(ジュリエット・ルイス)の足が3本に見えなくもない。


殺人の告白

2013-07-22 17:22:48 | サ行の映画


『殺人の告白』
(2012・韓国・1h59)
監督・脚本 : チョン・ビョンギル
出演 : チョン・ジェヨン、パク・シフ、チョン・スヨン、チョン・ヘギュン、チョ・ウンジ



時効を迎えた事により自らが連続殺人事件の犯人である事を名乗り出た男が告白本を出版し注目を集めるがそれを快く思わない者たちがいたのだった。



『殺人の追憶』を意識せざるを得ない邦題。実際冒頭の追跡シーンまでは『殺人の追憶』路線の作品に思えるけど次第に離れ、最終的には全く別路線のアクションエンターテイメント作品になっていた。
ちょっとやり過ぎに思えるアクションシーンなどが有ったりしてもう一つ映画に入り込めなかったけど、韓国の整形事情が大きく絡んでくる真相にはなるほどと思った。



チョ・ウンジを久し振りに見れたのでそれだけでとりあえずは満足。



ワンレンボブおじさんが気持ち悪くて良かった。ああ見えて『ノーカントリー』のハビエル・おかっぱ・バルデムと互角に戦えるのではと思えるぐらいに強いというのがまた良い。柔道有段者?


聖☆おにいさん

2013-05-24 18:22:04 | サ行の映画

聖☆おにいさん オリジナルサウンドトラック

『聖☆おにいさん』
(2013・日本・1h30)
監督 : 高雄統子
声の出演 : 森山未來、星野源、来宮良子







日本にバカンスにやって来たイエスとブッダの春、夏、秋、冬。



宗教ネタのゆる系アニメといった所だろうか。
原作漫画は読んだ事が無いのでところどころは面白いと思いつつもそのゆるさになかなか馴染めなかった。
でも冬になって映画も終わろうとする時には終わってしまうのが寂しく思えるほど馴染んでいた。
主題歌も良かった。

原作ファンの間では不評との話を聞くけど、不評の原因は夏なんじゃないかと思うがどうなんだろう。
夏はちょっときつかった。



宗教小ネタの中ではイエスの「バッチカン!」くしゃみが面白かった。


セデック・バレ 第一部 太陽旗  第二部 虹の橋

2013-05-24 18:14:29 | サ行の映画


新入荷続々♪メール便180円♪宅配便350円♪SALE OFF!新品北米版DVD!【セデック・バレ(完全版)】 Warriors of the Rainbow: Seediq Bale - 4 1/2 hour International Version!


『セデック・バレ 第一部 太陽旗』
“賽克・巴” (2011・台湾・2h24)

『セデック・バレ 第二部 虹の橋』
“賽克・巴 彩虹橋” (2011・台湾・2h12)

監督・脚本 : ウェイ・ダーション
出演 : リン・チンタイ、ダー・チン、木村祐一、安藤政信、河原さぶ、ビビアン・スー



台湾の山奥深く、狩猟部族のセデック族は自分たちの定めた掟に従い厳しい自然環境の下、その自然の一部となり生活していた。
台湾が日本の統治下となった事でセデック族の運命も一変し自由は奪われた。
自由を取り戻し誇り高きセデック族として生きて死ぬため日本軍に戦いを挑む。



戦いの始まり、和やかに運動会が始まろうとしているその時に現れる一人のセデック族。その手には切り取られた人間の頭が掴まれていた。
あのカットの緊張感と言うかある種の異様さが凄かった。



デジタルなのかCGなのかよく分からないがところどころで動きがカクカクしていた。



セデック族のリーダーの真意はセデック族を誇り有るセデック族のまま、勇気ある者だけが迎え入れられるという虹の橋の向こうへと向かわせるための戦いであったと。
それを部族の他の者は理解していたんだろうか。リーダーは初めから戦いに勝つことよりも誇りある死に向かうために戦いを始めたのにリーダー以外は自由を取り戻すための戦いと信じて戦っていたのだとしたらそれは悲し過ぎる。

歴史上この戦いはレジスタンスだったのかそれともただの復讐だったのか。とした時にレジスタンスにしては罪の無い、有ったとしても殺すほどのものではない女性や子供までも殺したのはどうなのかという事だし、でもただの復讐という事にはしたくないし。
なのでレジスタンスでも復讐でもない、もっと神聖な人間の尊厳を守るための戦いであったのだ。としたかったのではないだろうか。

確かに人間の尊厳を踏みにじっちゃいけないとこの映画を観て思った。



TKPシアター柏 supported by KINEJUNにて。http://www.kinenote.com/main/tkptheater_kashiwa/home/
今年2月、千葉県柏にオープンした映画館。
日暮里から常磐線の快速で20分ぐらい。時間的には遠さを感じないけど距離的にはやはり遠い。電車止まったらどうしようという不安を抑えて覚悟を決めて行く必要がある距離。それはお台場あたりにも言える事だけど。
後、電車賃。最近はスイカなので気にしなかったけど当然それなりに掛かる。

改札口から徒歩2分、ダッシュで1分の好立地。しかし映画館の場所をうろ覚えで行ったので迷った。ビッグシティ柏でしばし彷徨う。

3スクリーンで3スクリーンとも150席クラス(160、148、130)。今回は148席のスクリーン。ゆったりとしていていい感じ。
ロビーも広くていい感じ。キネ旬サポートという事で閲覧自由のキネ旬のバックナンバーや販売書籍が多数有り。

TKPとは、”シアター柏なんとかかんとか”の略かと思ったら企業名だった。そこの企業がお金を出してキネ旬が運営をサポートする仕組みなのだろうか。


キネ旬、ここ何年も買ってないし立ち読みすらもしていない。
読んでた頃は、巻末の方にあった一人の映画監督の人となりと歴史をたどる漫画(絵物語?)が好きだった。
すぎやまチヒロさんの『スクリーンの魔術師』。2006年頃までの連載だったとか。


ジャッキー・コーガン

2013-05-18 11:05:16 | サ行の映画

Killing Them Softly
『ジャッキー・コーガン』
“KILLING THEM SOFTLY” (2012・アメリカ・1h37)
監督・脚本 : アンドリュー・ドミニク  製作・出演 : ブラッド・ピット
出演 : リチャード・ジェンキンス、スクート・マクネイリー、ベン・メンデルスゾーン、レイ・リオッタ、ジェームズ・ガンドルフィーニ






賭場を襲った二人組を探し出しその裏にいる人物も含めて殺す。その人の名はジャッキー・コーガン。



回りくどさだけが感じられる映画だった。特にはジェームズ・ガンドルフィーニの出演シーン。
色々とくっちゃべって結局なんにもしないで刑務所にぶち込まれる。
わざと外した感じの面白さなんだろうけど、本作の場合それが面白さにまではならなかったと思う。



スローモーションの銃撃シーンはカッコ良かった。

ブラピが車外に出るショットでカメラが変な動きをして、なんだろうと思ったら車のドアにカメラを固定しているようだった。面白い絵になってて良かった。


シー・トレマーズ

2013-05-17 20:37:08 | サ行の映画


『シー・トレマーズ』
“AMPHIBIOUS 3D” (2010・オランダ=インドネシア・1h22)
監督・脚本 : ブライアン・ユズナ
出演 : ジャナ・ファサート、マイケル・パレ、モニカ・サヤンバティ



違法に未成年をこき使うゴロツキどもの前に海洋巨大生物が現れる。



邦題に完全に釣られて観た。今後も『ハイジャック・トレマーズ』や『スペース・トレマーズ』等が公開されたら懲りずに釣られるかも。
『シー・ゴッドファーザー』や『シー・椿三十郎』『シー・ルパン三世カリオストロの城』等には積極的に釣られてみたい。



おふざけパニック映画を予想していたけど真面目なパニック映画だった。
その真面目さには好感が持てるけど、これで面白かったらもっと良かった。
どうやら3D映画だった模様。だから巨大生物の形態はあれだったのかと納得。


スキャナーズ

2013-05-10 15:16:31 | サ行の映画

Scanners [VHS] [Import]

『スキャナーズ』
“SCANNERS” (1981・カナダ・1h44)
監督・脚本 : デヴィッド・クローネンバーグ
出演 : スティーヴン・ラック、ジェニファー・オニール、マイケル・アイアンサイド、パトリック・マクグーハン








他人の意識を読み取る事が出来、攻撃する事も可能な超能力者がアメリカ国内に複数存在する事が確認されていた。
その能力に着目した警備会社は超能力者たちを囲い込もうとするが強力な能力を持った男をリーダーとしたグループがそれに反抗していた。



本作とのファーストコンタクトはビートたけしさんのギャグ「スキャナーズ!頭がポン!」だった。「ポン!」と同時に両耳辺りに添えていた両手を上方に高く突き上げる。という言わば「コマネチ!」の別パターンのギャグだった。
『スキャナーズ』がコマネチほど一般には浸透していなかったからなのかそのギャグも流行らなかった。確かそれを聞いたさんまさんが「なんでんのそれ?」みたいなリアクションだったかと思う。捏造された記憶なのかもしれないが。


本家の正調はやはり型がいい。正調を一発決めてからの連続高速コマネチっていう流れが好き。



何十年か振りに観た『スキャナーズ』は地味だった。こちらの感覚が今の派手な映画に慣れ過ぎているのかもしれない。暗くて地味で病的な所が『スキャナーズ』の良さなのだろう。
『死霊のはらわた』や『キャリー』がリメイクされている昨今『スキャナーズ』のリメイクも有るのだろうか。



マイケル・アイアンサイドがカッコ良かった。
ジェニファー・オニールが美人だった。当時33歳で白髪まじりなのは超能力者ゆえの設定なんだろうか。