1日講習・全国出張!職長教育・安全衛生責任者教育ブログ

全国を渡り歩き、職長教育・安全衛生責任者教育を1日講習で行う愛知のRSTトレーナー。

労働災害防止についての関心の保持および労働者の創意工夫を引き出す方法 その4

2018-03-01 12:57:56 | 日記
(2)ヒューマンエラーの防止

ヒューマンエラーを防止するにはどうすればよいか、労働災害防止についての動機づけとともに、
設備環境などヒューマンエラーを起こしやすくする外的な要因を減少させるものとして、
4つのM」を強化することがじゅうようである。

1.Man(人間関係)の強化
適正配置と監督指示および指導教育で述べた様に、仕事に関する指示を通りやすくし、話し合いをよくするなど職場の人間関係を
良くしてヒューマンエラーの防止に努める。

2.Machine(機械設備や設備環境)について
設備の本質安全化と人間工学的配慮、すなわち使いやすく間違えにくいものに改善をする。

3.Media(仕事のやり方や連絡方法など)について
危険に気付く仕組みを強化する。作業指示書や手順書を積極的に活用していき、作業の中の危険の存在を明確にして
ツール・ボックス・ミーティングなどの活性化を図る。

4.Management(安全管理を進める仕組み)の強化
職場の一人ひとりの役割分担を明らかにして監督指示、計画的な教育の実施と職場の問題点を見つけ解決していく具体的な安全活動を
P(計画)D(実施)C(チェック)A(改善)の管理サイクルを確実に実行することにより、活性化を図る

このように職長は、「4つのM」に目を向けておきヒューマンエラーの発生を可能な限り減少させることによって、
職場から事故や災害を根絶する根性を持ち続けることが肝心であり、必要である。
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労働災害防止についての関心の保持および労働者の創意工夫を引き出す方法 その3

2018-03-01 10:02:00 | 日記
(1)「ヒューマンエラー」の発生形態

事故や災害が発生した場合、人側の問題点として「知らなかった」、「できなかった」、「やらなかった」という問題があることは
以前にも述べたとおりであるが、もう一つの大きな問題として「ついウッカリした」というものがある。
この「ウッカリ」することは、人間の特性であり、完全に無くすことは不可能である
しかし、それはどんなものか、どんな時に起きやすいかなどを知り、適切な対応を取れたなら「ウッカリ」を少なくすることは可能である。

人がこれらのヒューマンエラーを「つい」犯してしまうのは、次のようなときである。

1.「判断の甘さ」------この程度なら大丈夫だと思った。
2.「習慣的な動作」----反射的に手を出した、いつものように安易に行動をした。
3.「注意転換の遅れ」--あることに集中をし過ぎて、他の危険に気付けなかった。
4.「思い込み省略」----いつものことと思い確認をしなかった。
5.「情報処理の誤り」--読み間違い、聞き違い、早合点、勘違い

このようなエラーは熟練作業者に多く見かけるものであり、熟練による反射的な行動が
災害の原因になることもあると認識し覚えておかなければならない。
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