1日講習・全国出張!職長教育・安全衛生責任者教育ブログ

全国を渡り歩き、職長教育・安全衛生責任者教育を1日講習で行う愛知のRSTトレーナー。

第1章 ゼロ災害全員参加活動と職長の関わり その4

2018-03-23 13:00:06 | 日記
第1章 ゼロ災害全員参加運動とは


3.ゼロ災運動とOSHMSとの一体的運用

職場の安全衛生の確保は、安全衛生管理の徹底がまず基本と言える。そこにOSHMSという管理の仕組みを導入することによって、
職場の危険が適正に除去もしくは低減されて安全衛生水準の向上につながる。
しかしながら、人は時として近道反応・省略行為といった管理では想定しきれないような思いもよらない行動を取る、
それが事故や災害に結びつくことがある。

このような人間の行動特性によるエラー事故やOSHMSにより除去・低減しきれなかった危険については、現場の小集団活動により、
現場第一戦が自主的・自発的に自らの決意によって危険を回避する日常的な取組みが有効である。

このように、安全衛生管理と職場自主活動が一体的に推進されることにより、事業場全体の安全衛生への取組みが完成されることができる。
職場が自主的・自発的にこれらの活動に取り組むためには、日頃から管理管理監督者の現場に対する指導援助、ねぎらい、フォローが鍵になる。
ゼロ災運動を実施している事業場またはこれから実施をしようとする事業場がOSHMSを導入したならば、
ゼロ災運動の推進に管理の仕組みが確立して、眷属的・安全的なゼロ災運動の展開が期待できる。

職長は、現場の小集団活動である職場自主活動を動かす立場にあることから、現場でのOSHMSの運用と職場自主活動の適切な推進が望まれる。
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第1章 ゼロ災害全員参加活動と職長の関わり その3

2018-03-23 10:05:56 | 日記
第1章 ゼロ災害全員参加運動とは


3.ゼロ災運動推進3本柱

ゼロ災運動は、安全衛生管理の徹底と併せて、職場第一戦の自主活動、
すなわち「自分の安全は自分で守る」、「仲間(同僚)の安全はみんなで守る」という自ら進んでヤル気を持って行う職場自主活動によって
安全衛生にライン化を完成させる運動でもある


職場自主活動が上手くいくかどうかは、トップのこの活動への理解と管理監督者の職場第一戦への指導援助、
ねぎらいとフォローが鍵となってくる。


 1  まずはトップの強いリーダーシップ
   事業者のトップは、ゼロ災運動の推進を表明し、ゼロ災運動の推進者となる管理監督者、安全衛生スタッフ等に対して、ゼロ災運動
   の意義および各種安全先取り手法等の習得を促す等、トップ自らゼロ災運動推進への強いリーダーシップを発揮する。トップの決意で
   ゼロ災運動の成否は決まる。
 

 2  管理監督者の率先垂範および安全衛生スタッフのサポート
    管理監督者は、トップの意向を踏まえ、ゼロ災運動の意義および安全先取り手法等の理解に努め、自らこの運動へ積極的に参加し、
    職場への普及・定着に努める。
   
    具体的には、危険予知活動手法等を活用した実践プログラムを作成し、自ら職場への指導、援助を行い、ゼロ災運動の定着に
    努める。
   
    また、安全衛生スタッフは、管理監督者のゼロ災運動の取組みに対して、各種危険予知活動手法の紹介や具体的進め方を助言する
    等管理監督者をサポートする。
 
 3  職場自主活動の活発化による現場力の強化
   働く人一人ひとりが、安全と健康を自分自身、仲間同士の問題ととらえ、毎日のツール・ボックス・ミーティング(TBM)で
    短時間の危険予知活動を実践し、職場自主活動の活発化を図る。
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