My Little Southern-Cross

藤田伸二騎手をおっかけるおやじのブログ。大相撲開催時期には「相撲部」のみなさんが集まります。

「ジョッキーマスターズ」開催。

2007-04-22 03:38:23 | 競馬のお話・予想・結果など
本日の午後4時半過ぎに、東京競馬場で

「ジョッキーマスターズ」

というレースが開催されます。

すでに現役を引退している、過去に日本ダービーやオークスを制して
一時代を築いた名騎手の騎乗シーンを再び観ることができるという、
オールドファン必見のこの企画。全部で9人の元騎手が参戦するわけ
ですが、私が競馬を本格的に見はじめたのが平成5年。この当時は
9人全員がまだ現役でやっており、一応全員の騎乗姿は目にしている私。
というわけで出場者の紹介をやってみようと思います。


1番 河内 洋(現調教師)

武豊騎手の兄弟子としても知られる、長く関西の重鎮として一戦で
活躍した名手。アグネスフローラ、ニシノフラワーといった牝馬との
コンビで名を馳せ、「牝馬の河内」との異名がついていたが、牡馬でも
2001年にアグネスフライトで日本ダービーを制覇。私も馬券を
買うときには信頼を置いていた騎手の1人です。8年ほど前に京都に
旅行に行ったときに入った喫茶店でこの人に遭遇したのですが、声を
かけることができなかったのはちょっと残念です(苦笑)

2番 中野 栄治(現調教師)

1990年の日本ダービーをアイネスフウジンで逃げ切り。そのときに
客席から自然発生した「ナカノコール」は今でも語り草になっている。
今回もし勝つようなことになったら再び発生する可能性も?
私が競馬を見だしたころは、我が地元・小倉でもよく騎乗姿を見る
ことができました。

3番 安田 隆行(現調教師)

1991年の皐月賞・日本ダービーをトウカイテイオーで優勝。その後
トウカイテイオーはこの人の手を離れることになってしまい、この名馬に
騎乗していたという事実は非常に影が薄いものになってしまったが、
この場は「トウカイテイオー=岡部幸雄(もしくは田原成貴)」という
イメージを変えるチャンスかもしれません。この人も現役時代はよく
小倉で騎乗していました。

4番 加藤 和宏(現調教師)

1982年のオークスをシャダイアイバーで制し、1985年には
シリウスシンボリで日本ダービーも優勝。地味な印象はありますが、
私が競馬をはじめる以前には大レースでもかなり活躍していたようですね。
現在は息子がJRAの騎手としてやっていますが、父親を超えるような
活躍は今のところできておりません。同姓同名の騎手が現在地方競馬で
がんばっています。

5番 岡部 幸雄(現競馬評論家)

言わずと知れた日本競馬界の大御所。築いてきた実績や経験は他を圧倒して
おり、今回の出場者の中でもひときわ目立つ存在。この人に逆らってまで
ほかの人が勝つことができるのかが焦点とも言えるでしょう。
競馬を知らない人でも、武豊騎手とこの人の名前くらいは知っている人も
多いはず。

6番 松永 幹夫(現調教師)

昨年まで現役騎手だったので、あとに紹介する本田元騎手とともに勝利に
近い位置にいるのは間違いないでしょう。一昨年の秋の天皇賞では超人気
薄のヘヴンリーロマンスで勝利し、観戦に来られていた天皇陛下に向かって
馬上で深々と頭を下げたシーンは覚えている人も多いことでしょう。昨年の
現役引退のときには残り2回の騎乗となった時点で通算勝利数は1398。
最後のレースは勝つことがほぼ勝つことが決まっているような馬に乗る
ことが決まっていたのですが、その1つ前のレースもまったく人気のない
馬を勝たせてしまい、ピタリ1400勝で引退。最後まで華のある騎手
でした。

7番 的場 均(現調教師)

ミホノブルボンの3冠を阻み、メジロマックイーンの天皇賞3連覇を阻止
するなど、「脅威のマーク屋」として名を馳せたライスシャワーの主戦
騎手。競馬をはじめたばかりで新聞に踊らされ、どう見ても勝つだろうと
思ってしまっていた天皇賞のメジロマックイーンをねじふせたライスシャ
ワー。あれで「新聞のことはそうそう信用してはいけないんだな」と
思ったりしたものです。加藤元騎手同様、こちらも息子が現在JRAで
騎手としてやっていますが、父親以上の成績を望むのは難しいでしょうね。

8番 根本 康弘(現調教師)

1987年のダービーをメリーナイスで後続をぶっちぎる圧勝。当時
宮本輝の小説『優駿』の映画化が進んでおり、そのモデルとなった馬
としても知られています。これだけ見たらエリートっぽいですが、
メリーナイスは同じ年の有馬記念でそこそこ人気を背負いながらも
スタートで根本騎手を振り落としてしまうなど、なかなか一筋縄では
いかない競走生活を歩みます。この騎手も誰が見ても勝つはずだった
シンボリルドルフを豪快にギャロップダイナで差し切ってしまうなど、
かなりの個性派騎手として名をあげています。今回も周囲を驚かせる
騎乗ぶりを見せてくれるでしょうか?

9番 本田 優(現調教師)

今年の2月までバリバリの現役騎手としてやっていたので、ここに
登場するのはいかがなものかという気はしますが・・・。体力的な
面から見ると勝利にいちばん近い存在。馬体を合わせての追い比べ
にでもなったらまず負けることがないのでは?
私的には現役最強牝馬候補のカワカミプリンセスが引退するまでは
騎手を続けるのではないかと思っていたのですが・・・。


長々と書いてしまいましたが、以上の9名の名騎手が参戦します。
残念ながら民放の競馬放送の時間帯(午後3時~4時)には組まれて
いないため、一般の人がレースを目にすることはほぼないと思います
が、昔から競馬を知る人は競馬場に足を運んだり、グリーンチャンネル
で観たりしてノスタルジーに浸ることになるのでしょう。私もこの
時間は仕事なのですが、しっかり録画予約をしておきます☆

ちなみに私の予想は

◎ 松永幹夫
○ 岡部幸雄
▲ 本田優
△ 河内洋

やはり「最近まで現役組」がなんだかんだ言っても有利なはず。あと
は大御所に遠慮せずに勝ちに徹することができるかどうかでしょう。
個人的に馬券を買う上でいちばん参考になった騎手は河内さんです
ので、応援する意味も込めての△です。


<日曜競馬予想>

中山11R フローラS
◎ミルクトーレル   ○ホクレレ
▲ミンティエアー   △パッションレッド
×ランペイア     ×ベッラレイア

阪神11R アンタレスS
◎トーセンブライト  ○メイショウトウコン
▲クワイエットデイ  △ワイルドワンダー
×キクノアロー    ×スナークファルコン

福島11R 奥の細道特別
◎シンボリモーガン  ○オルドリーバ
▲ペガサスファイト  △モンブランカフェ
×タニノディキディキ ×タイインテンスリー

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kousamas horse racing club ライター MVB