1日講習・全国出張!職長教育・安全衛生責任者教育ブログ

全国を渡り歩き、職長教育・安全衛生責任者教育を1日講習で行う愛知のRSTトレーナー。

職長の役割-1.職長とはについて

2018-08-31 13:10:22 | 日記
職長とは、「作業中の労働者を直接指導又は監督する者」と定められて
います(労働安全衛生法第60条)。ですので、職長とは総称に過ぎず、
事業場によっては、監督、班長、リーダー、作業長等、さまざまな名称で
呼ぶことができ、また呼ばれています。名称はともかく仕事を行う上で、
現場で指揮、命令する人は必ず必要となります。

労働安全衛生法では、さまざまな安全衛生教育の実務が義務付けられています
(表1-1-1)。特に、製造業等の一定の業種において新任の職長に義務
付けられている「職長教育」(労働安全衛生法第60条)は、職長としての
職務を果たすために必要な能力を付与するもので、その実施要件が法令等
により定められています(表1-1-2)。





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日々の危険予知活動の実践について

2018-08-31 10:15:36 | 日記
 日々の作業に指差し呼称、指差し唱和、健康KY、各種KY手法を
組み込み毎日実践していくプログラムを現場に提供するのは管理監督者の
役割といえます。

 日々の作業は大別して、作業前、作業中、作業後に分けられるが、こうした
1日の作業サイクルに各種安全先取り手法を組み込み毎日実践することを
「安全作業KYサイクル」と呼びます。建設業では、「安全施工サイクル」
とも呼ばれています。「安全作業KYサイクル」を日々、月、年と回すことに
より、各種手法が実践活動として生かされ人間尊重理念の実現に向けた
組織ぐるみの活動となります。実施例は以下のとおりです。

(1)作業前
 作業前には、指差し呼称による始業前点検、監督者による部下の健康観察・
健康問いかけ、一言スピーチ、目標唱和、適切作業指示、実践KY等を行う。

(2)作業中
 作業中には、指差し呼称による安全確認、現地現物KY、管理者の職場
巡視の際の問いかけKY、非定常作業時には作業指示STK訓練を活用し
作業指示者による適切作業指示等を行います。

(3)作業後
 作業後には、指差し呼称による終業時点検、ヒヤリ・ハット報告、帰宅時、
出勤時を想定した交通KYT等を行います。



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主な危険予知活動手法-(5)・(6)について

2018-08-30 13:10:26 | 日記
(5)健康KY

 監督者が部下の健康状況を自己チェックさせたり、観察したり、問いかける
ことにより、適切な指導や作業場の必要な措置を行うための手法です。特に
高所作業など危険な作業に従事させるときには、強い関心を持って行う等、
健康が安全作業の基本だという認識から生まれた手法です。

(6)ゼロ災チームミーティングシナリオ役割演技訓練

 始業時等にリーダーを中心に行うチームミーティングのシナリオを作成し、
そのシナリオを数人のメンバーできびきびと役割演技(ロール・プレイング)
することによって、短時間の充実したツール・ボックス・ミーティング
(TBM)の定着化を図る手法です。各種の手法を組み合わせ、現場の
実践活動に即応用ができ、しかも双方向のコミュニケーションが図られる
ことから「現場力」を向上させる手法として活用されています。

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主な危険予知活動手法-(4)について

2018-08-30 09:59:27 | 日記
(4)危険予知訓練
 危険(キケン)のK、予知(ヨチ)のY、訓練(トレーニング)のTを
とって、KYTという。KYTとは、危険に関する情報をお互いに寄せ集め、
話し合って共有化し合い、それを解決していく中から、危険のポイントと
行動目標、指差し呼称項目を定める手法です。KYTを日常的に訓練する
ことにより、危険に対する感受性、集中力、問題解決能力を高めるほか、
自ら進んで取り組むことにより、実践への意欲を高め、いきいきとした
職場風土づくりに効果を上げます。
 KYTは、KYTの基本手法である「KYT基礎4R(ラウンド)法」を
ベースに産業現場の中で、短時間に活用できる多くの応用手法が生み出され
ました。主な活用レベルの代表的な手法を紹介します。

① 作業指示者レベル
 作業を安全で誤りなく進めさせるには、監督者の適切な作業指示が重要な
要素となる。適切な作業指示とは、5W1H(なぜ、誰が、いつ、どこで、
何を、どのように)により作業指示のもれをなくすとともに、KYの
ポイントを確実に伝える必要がある。また、復唱、復命を活用し作業指示者の
指示が適切に伝わったかを確認することもミスの防止に欠かせない。これら
作業指示者レベルのKYTとして開発された手法に「作業指示STK訓練」、
「適切指示即時KYT」等の手法がある。

② チームレベル
 始業時、現場到着時、作業開始時等、その時その場に即して、チームで
ごく短時間に行うKYT手法が多くの業態で創意工夫され生み出された。
「ワンポイントKYT」、「SKYT(ショートタイムKYT)」はその代表的
手法であり、5分、3分と短時間に行うKYT手法として多くの事業場で
実践されている。

③ 1人レベル
 特に非定常作業における安全確保に有効な手法として開発されたのが
「自問自答カード1人KYT」である。1人KYの問題点は、1人で早く
実践しようとするために重要危険を見落とす可能性があることから自問自答
項目のチェックにより重要危険の見落としを防ぐ手法である。

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主な危険予知活動手法-(1)・(2)・(3)について

2018-08-29 13:10:44 | 日記
(1)指差し呼称
 指差し呼称は、作業行動の要所要所で、自分の確認すべきことを
「○○ヨシ!」と、対象を腕を伸ばしてしっかり指差し、はっきりした声で
呼称して確認することによって作業を安全に、誤りなく進めていくために
行う確認手法です。

(2)指差し唱和
 指差し唱和は、リーダーがスローガン等の対象を「○○ヨシ!」と唱和し、
続けてメンバー全員で対象を指差し、唱和することにより、その目標に気合を
一致させ、チームの一体感・連帯感を高めることをねらいとする手法です。

(3)タッチ・アンド・コール
 タッチ・アンド・コールは、チーム全員が手を合わせたり、組み合わせたり
して、リーダーのリードでスローガン等を唱和します。全員でスキンシップを
図りチームの一体感・連帯感を高めるとともに、無意識的にも安全行動の
とれる人づくりをねらいとする手法です。

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