1日講習・全国出張!職長教育・安全衛生責任者教育ブログ

全国を渡り歩き、職長教育・安全衛生責任者教育を1日講習で行う愛知のRSTトレーナー。

環境改善の方法と環境条件の保持-1について

2018-10-31 13:10:19 | 日記
職場における労働衛生の問題は、粉じん、有機溶剤等の有害物による
職業性疾病への対策が中心でした。しかし、今日では、VDT作業などに
代表される疲労、生活習慣病、メンタルヘルスなどの新たな問題が
生まれています。

このように、多様化している健康問題への対処のためにはさまざまな対策が
必要です。また、リスクアセスメントの結果、健康障害を生じるおそれのある
作業環境の改善も必要です。今後、職長にとって部下の健康問題は避けて通る
ことができない重要な問題で、職長の役割は従来にも増して重くなってきます。

1.作業者の健康に与える要因

作業者の健康障害は、おおむね
○職業性疾病、○作業関連疾患、○私病(生活習慣病)の
3つに大別できますが、その発生要因は、一般的に
①物理的要因
②化学的要因
③生物的要因
④社会的要因
の4つに分類されています。


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設備の改善-まとめと討議テーマについて

2018-10-31 10:07:48 | 日記


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作業設備の安全化-(4)・(5)・(6)について

2018-10-30 13:10:27 | 日記
5.作業設備の安全化

(4)運搬設備
ア 照明装置、制動装置、非常停止装置、警報装置、巻過防止装置などを設ける。
イ 適正なワイヤロープ、つりチェーン、つり具を使用する。
ウ 積み荷の落下防止装置などを設ける。
エ 人との接触防止装置(防護柵、出入り口遮断装置など)を設ける。

(5)飛来崩壊、倒壊のおそれがある場所や設備
―飛来に対して―
ア 防護柵(あさがお)、防護網などを設ける。
イ 物の荷降ろし、または投下設備を設ける。
ウ 高所作業床には、幅木(爪先板)を設ける。

―崩壊、倒壊に対して―
ア 土止め支保工、ずい道支保工、擁壁などを設ける。
イ 支柱、壁つなぎ、控などを設ける。
ウ 防護網を張る。

(6)墜落災害のおそれがある場所や設備
ア 高所作業床、ローリングタワー、開口部、ピットその他の墜落のおそれの
  ある場所には、手すり、囲い、覆いを設ける。これらの措置が困難な
  場合は、防護網を張り、安全帯取付け設備を設け安全帯を使用させる。
イ 昇降するための安全な設備を設ける。
ウ 足場、ゴンドラ、脚立、ローリングタワー、作業構台などの構造および
  材料を適正にする。
エ 鉄骨建方における玉掛け脱着つり用具など、高所危険作業をできるだけ
  少なくする方法を採用する。

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作業設備の安全化-(1)・(2)・(3)について

2018-10-30 10:02:43 | 日記
5.作業設備の安全化

作業設備の安全化を必要とする例をあげると、次のようなものがあります。

(1)機械設備
ア 動力伝導部分、機械の作動部分、鋭利な突起物等には、囲い、覆い
  などを設ける。
イ 動力遮断装置を機械ごとに設ける。
ウ 機械を停止して分解、修理などを行う場合には、起動装置には施錠し、
  表示札などを取り付ける。
エ 構造規格に適合した機械、検定に合格した安全装置および保護具を使用する。
オ 作業箇所には、囲い、覆い、安全柵、安全装置、自動供給装置などを設ける。
カ 稼動するテーブル等のストローク端が作業者に危険を及ぼすおそれの
  ある機械について、危険を防止する措置を講じる。

(2)電気設備
ア 充電部分は絶縁するか、囲い、覆いを設ける。
イ 水などで湿潤している場所、鉄板、鉄骨などの通電しやすい場所で
  使用する電動機械器具には、感電防止用の漏電遮断装置を設ける。
ウ すべての電気設備には、アースを取り付ける。
エ 静電気を発生する作業設備は、アースに加えて静電気除去装置を取り付ける。
オ アーク溶接機には、自動電撃防止装置を取り付ける。

(3)爆発火災のおそれがある設備
ア 可燃性のガスや引火性の蒸気を扱う設備では、これらが漏えいしない
  ようにするとともに、着火源をつくらないように管理を徹底する。
  (防爆構造、無火花工具、補修作業などでの火花管理など)
  また、可燃性のガスや引火性の蒸気の漏えいを検知し、警報を出す装置や
  緊急遮断装置を設置する。
イ 粉じん爆発の防止については、粉じんの飛散防止、湿式工法の採用、
  不活性ガスによるシールなどの対策とともに着火源の管理を徹底する。
ウ 水蒸気爆発の防止については、溶融高温物の取扱場所を雨水、地下水が
  浸入しない構造にし、水と溶融高温物との接触を防止する。
エ 化学物質の混触による危険を防止する。

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本質安全化とはについて

2018-10-29 13:10:50 | 日記
4.本質安全化とは

どんな状況においても災害を発生させないことが機械安全の究極の目的です。
機械の危険源を除去すること、すなわち人に危害を及ぼす原因そのものを
なくすことが「本質安全化」なのです。踏切事故をなくすために平面交差を
立体交差に変えることが典型例です。これに加えて、作業者がミスをしても
災害にならない機能(フールプルーフ)や機械が故障しても人の安全が
保たれる機能(フェールセーフ)を実現することも「本質安全化」と
位置付けられます。

(1)危険源の除去(エネルギーを小さくする例)
・操作盤の電源電圧が高いと漏電などで感電災害が起きるので、DC24V
 などの低電圧に変更すれば感電災害はなくなります。
・鋭利な端部を丸くすれば突き刺しなどの災害は最小限に留められます。
・質量の大きな可動ドアにはさまれると指を潰されますが、軽いドアなら
打撲で済みます。

(2)フールプルーフ(Fool proof)
フールプルーフを目指した設備の例としては、次のようなものがあります。
・一定の高さ以上に荷を吊り上げられないようにしたクレーンの巻過防止装置。
・扉を閉めないと加熱できない電子レンジ(マイクロ波の外部放射防止)。

(3)フェールセーフ(Fail safe)
フェールセーフを組み込んだ設備の例としては、次のようなものがあります。
・停電や故障で電源が遮断されると自動的にブレーキが働き、重力で荷が
 下りてこない機構を持つクレーンの巻き上げ装置。
・転倒したとき自動消火装置が働き、火災にならない構造の移動式石油ストーブ。

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