【前置き】
既に冠動脈に埋め込んであるステントの状況を検査するために、先週の土曜日まで入院していた。左手手首の血管から心臓の脇ま管を通したので、腕は自由に使えない。右手手首からは血管の中に点滴を入れているので、こちらも自由にならない。
ベッドの上に仰向けに寝ていてTVも見れないし、本も読めない。数日間、ひたすら時間の過ぎるのを待つだけであった。左耳はほとんど聞こえないが、右耳は何とか役にたつ。だから、頼りになるのは、携帯ラジオとウォークマンだけだ。
入院前から分かっていたことなので、ウォークマンに200曲以上登録していた。こうした曲に関して、幾つかはすでにブログで述べている。本日は "Deportee" について紹介したい。
現在のアメリカ合衆国は、もともと北米大陸に住んでいた原住民から白人が奪った国だ。その辺から人種差別の歴史が始まり、特に南部では奴隷制度が定着し、南北戦争に至る。奴隷解放の時代になっても、人種差別は続いている。第二次世界大戦の頃には向こうにいた日本人も、相当差別されたようだ。
最近は、中南米から米国に押し寄せる難民が話題になり、トランプはメキシコとの国境に大統領命令で強固な壁を作らせている。
一理あるようには見える。だが、過去の南部大地主たちがメキシコ人たちを、どのように扱ってきたか、また国がどのような態度をとったか、その歴史を知る必要がある。
アメリカ第一主義ということで、勝手にエイペックを抜けて時代を逆行させたり、
中東でも一部の国に肩入れをし、武力衝突を激化させたり、勝手なことを続けてい。
なのに、降って湧いたような「ノーベル平和賞」候補の話題---何だそれ、そんなことになったら、ノーベル賞の権威失墜だ。我が国の首相が尻尾を振ったのかと思ったら、そうではなく、トランプ自ら「推薦してくれ」と首相に頼んだと言うではないか。
【さて、本論】---"Deportee" は protest song だ。
(Dolly Parton が歌う)この歌を初めて聴いたとき、この歌の価値の凄さが分からなかった。
すごく悲しい歌のようだ。
crops peaches rotten oranges fly --back to Mexican border money
my father my brothers my sisiters died
goodbye to my ? goodbye Rosalita adios mis amigos Jesus Maria
big plane deportees
上記の単語が聞き取れた、というか胸に突き刺さった。
ところが、次の記事 ミュジックブログMAGICTRAIN に出合い歌詞を見て、とんでもない歌だということがよく分かった→「ディポーティー」[歌詞和訳] : Deportee (Plane wreck at Los Gatos ... この中で、Joan Baez や ガスリーの
子 Arlos Guthrie も歌っている。また、上記のブログの末尾に Deportee (Plane Wreck at Los Gatos)Wikipedia があり、これも非常に参考になる。
Woody Guthrie の友人、あの Pete Seeger が歌ったのを機に、この歌は広く知られるようになったと述べている。
※1948年発表の歌だが、トランプが聴いたら何と言うだろうか?今日的な問題でも
ある。