元高校教師のブログ[since2007/06/27]

地元仲間とのウォーキング、ハイキング、サイクリング、旅行の写真入報告。エッセイや意見も。

"Cathedral Quartet" のコーラスが凄い

2020-07-13 08:22:25 | 音楽

"Cathedral Quartet" 紹介

 アメリカ南部で*ゴスペルソングを歌う4人組として1964年にスタート。もう50年近く活躍した。リードシンガーのグレン・ペイン(Glen Payne)とバスのジョージ・ユース(George Younce)の二人は発足から解散までのメンバーだった。テノールとバリトン(ベースギター)の若手はメンバーの入れ替えはあったが、1990年代にはテノールのアーニー・ハーセ(Ernie Haase)とバリトン(ベースギター)のスコット・ファウラー(Scott Fowler)、それと、ロジャー・バーネット( Roger Bennett (piano and rhythm guitar))が務めている。
 ペインとジョージは高齢になり病魔にも侵され、1990年代に引退してグループは解散した。
 *なお、ゴスペル(Gospell)とはGod+
spell(=魔法・魔力)の合成語で、神の不思議な力に魅せられ、神を誉め讃え感謝を捧げる歌として、過酷な黒人奴隷の世界に広まって行った歴史がある。
  ※以下の2曲はモーゼの「出エジプト記」が下敷きになっている。
     映画「十戒」を観ると、よく分かる。

Cathedrals. Oh What A Savior . 1990 ( Live In Nashville ..

おお、何と救い主が----Words and Music by Marvin P.Dalton, in 1948
  *以下の歌詞はDaltonの原作とは少々異なるようだ。
      特に最後の部分の歌詞が私には良く聞き取れない。正しく聞き取れる人は
      教えてください。私のアドレスは トップページのプロフィールにあります。
 
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(1) He gave His life-blood for even me.

(2) Once I was straying in sin's dark valley,
(3) No hope within could I see,
(4) They searched through Heaven, 
     And they found a Savior
(5) To save a poor lost soul like me.

     Oh, what a Savior, oh hallelujah*!
(6) His heart was broken on Calvary**,
(7) His hands were nail scarred,
(8) His side was riven,
     He gave His life-blood for even me.

(9) Death's chilly waters I'll soon be crossing,
(10)But His hand, it will lead me safe o'er,
(11)And then I'll join the chorus in that bright city,
(12)And sing up there for ever and evermore.

      Oh what a Savior, oh hallelujah!
      His heart was broken on Calvary,
      His hands were nail scarred,
      His side was riven,
      He gave His life-blood 
      For even me.
      Oh what a Savior!

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*hallelujah; →レルヤ」とは?意味や使い方を解説! | 意味解説**Calvary; この英語はラテン語 Calvaria から派生したもので、マタイ伝にある「ゴルゴタの 
 丘」のことである。神奈川県の大和トンネルは交通渋滞でよく名が出るが、その近くにある「大和カルバリーチャペル」のよ
うに、Calvery はキリスト教の教会名によく使われる。
 話はそれるが、
→ ゴルゴサーティーン; さいとう たかを の人気劇画。自民党副総理もファン
 だというが、国籍不明のスナイパーが主人公で高倉健がモデルとも言われている。また、
 ルゴ
は「ゴルゴダの丘」、数字13は絞首台に登る13階段を彷彿させる。

行数字による単語などの説明
(1) His life-blood →「主自らの生き血を」 /for even me→「私ごとき者のためにさえ」
(2) once 「かつて」/ in sin's dark valley 「まだ感謝を知らない暗い谷間を」
(3) →I could see no hope within me 「心の中に何の希望も見いだせなかった」
(4) sin's dark valley に対抗する「楽園」の中を捜し歩いた。
(5) like 「~のような」/「私のような哀れな罪びとを救うために」
(6) 「主の心臓は突き破られた、ゴルゴタの丘で」
(7) nail 「釘」/「主の両手は釘で傷つけられた」
(8) side「 あばら骨」/「肋骨が貫かれた」
(9) waters 紅海のことか / 「まもなく私は身震いするような死神の海を渡ってい
  ることになろう」
(10) 「しかし主の手が現れて、私を無事に向こう岸に導いてくれることになる」
(11)that bright city 「その光り輝く都市国家」
(12)sing up 「声高らかに歌う」/ there =in that bright city / for ever and evermore
       「いつまでも、いつまでも」

Canaanland Is Just In Sight-The Cathedrals - YouTube
Canaan Land Is Just In Sight】--約束の地・カナーンはもうそこだ
   ----Words and Music by Jeff Gibson, in 1981
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(1) Moses* led God's children
(2) Forty years he led them 
(3) Through the cold and through the night
(4) Though they said, "let's turn back",
(5) Moses said, "Keep going 
(6) Canaanland** is just in sight."

[Chorus]
(7) There will be no sorrow 
(8) There, in that tomorrow
(9) We will be there by and by.
(10)Milk and honey flowing there 
(11)That is where I'm going
      Canaanland is just in sight.

(12)Though we walk through valleys,
(13)Though we climb high mountains,
(14)We must not give up the fight.
(15)We must be like Moses, 
(16)We must keep on going,
      Canaanland is just in sight.

[Chorus]--2回
There will be no sorrow 
There, in that tomorrow
We will be there by and by.
Milk and honey flowing there 
That is where I'm going
Canaanland is just in sight.

Canaanland is just in sight.

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*Moses; 旧約聖書によれば、ヘブライの血を引くモーゼはエジプトで生まれたが、訳あってファラオの娘に大切に育てられていた。だが、自らの出自を知ったモーゼは奴隷状態のヘブライ人をエジプトから連れ出す使命をヘブライ(イスラエル)の神ヤハウェから告げられたという。「約束の地」へ向かうモーゼの一行をエジプト軍が追ってきたが、神の奇跡が起こり紅海が真っ二つに割れ、その中の道をモーゼ達は渡ることができた。
現在のサウジアラビア領に渡った一行は40年にわたって荒野を彷徨し、ついに「約束の地」にたどり着いた。
約束の地; イスラエルの神がイスラエルの民に与えると約束した土地。当初はエジプトの川から
ユーフラテス川までの領域とされ出エジプト後は、約束をされた者の子孫に与えられるとされた。(Wikipediaから部分抜粋)

**Canaanland; パレスチナ地方の古名。聖書では場合によってヨルダン川西側の地一帯を、場合によって東地中海沿岸の地をさしている。その名は、この地方の特産である紫染料を表す語と深い関係があるとされている。『旧約聖書』によれば、カナーン人の祖は、ノアの孫、ハムの子カナーンであるが、実際に紀元前四千年からこの地の主流となったのはセム人であり、ウガリト、アララク、アッコなどの諸都市国家が形成された。エジプトおよびメソポタミアの影響を受けて前二千年なかばにカナーン文化は最盛期を迎えたが、前13世紀以後、「乳と蜜(みつ)の流れる地」とよばれたこの地を求めて侵入したイスラエル人に引き継がれ、聖書の舞台となった。[ニッポニカ、漆原隆一]

行数字による単語などの説明

(1) God's children エジプトで苦難を強いられたヘブライ人(イスラエル人)を指す
(2) Forty years 紅海を渡った一行はサウジアラビアの荒野を40年もさまよったと旧約
  聖書に書いてある。
(3) 「寒さの中を夜をついで」
(4)
"let's turn back" 約束の地に辿り着けないので、「エジプトに戻りましょう」と皆が
  言ったのだ。
(5) Keep going 「前へ進み続けるのだ」
(6) Canaanland** is just in sight." 「約束の地カナーンは、もう見える所まで来ている」
(7) There 此処では敢えて強い意味にとりたい。「そこでは、悲しみなど一切無い」
(8) There 「そこでは 」/ in that tomorrow 「そこの未来では」
(9)  by and by  「まもなく」
(10)Milk and honey flowing ニッポニカに「乳と蜜(みつ)の流れる地」とある。/ there
     = in Canaanland
(11)That is ~「そここそ~の場所だ」 / where = the  place to which / I'm going 「私が今向かって
  いる」
(12)Though we walk 「我々は歩いているけれども」 /through valleys 「幾多の谷を」
(13) high mountains 「幾多の山々を」
(14) give up 「~を途中で諦める」/ the fight 幾多の険しい谷や山々を超えることを
  「この戦い」と言っている。
(15) be like Moses 「
(我々の逞しき) モーゼのようになる」
(16) keep on = continue  / going = going to the place
 

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※上記2曲は、録画音声が劣るので、以下のを聴いてみてください。 [2020-07-13追記]

Hymn Medly-The Cathedrals

 

 

 

 

 
 
 

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1 コメント

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Unknown (ZのS)
2020-07-18 20:42:51
残念ながらlisteningは全くダメです。歌詞は全く聴き取れません。
45年前の大学入試はひたすら読解力、語彙力、作文力、文法力でした。
当時の私が高校生時代に取り組んでいた『Z会英語問題』、そして素晴らしい解説の『Z会旬報』をscanして、別途、お送りします。
今でも3年間のZ会旬報持っています。言わば私の宝物です。
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