フジ子ヘミングのピアノを聴いていて、昨年5月に99歳で亡くなったピアニストのメナヘム・プレスラーを思い出した。
2017年NHKクラシック倶楽部で放送したサントリーホール公演を聴き、ソウルフルな演奏にとても感動したピアニストです。
この時の年齢はすでに93歳でした。
フジ子・ヘミングもメナヘム・プレスラーも、介添えがなければ歩けないほどだったが、生涯現役を貫いたピアニストでした。
フジ子・ヘミングと言えば、リスト作曲『ラ・カンパネラ』のソウルフルな演奏ですが、プレスラーは私にとっての曲はショパンの『夜想曲嬰ハ短調20番』です。
速すぎず、遅すぎず、表現する音符のタッチの繊細さが魂に響いてきます。
今まで聴いたことのない崇高な作品の最高のバージョンです。
『ショパンの夜想曲嬰ハ短調 (演奏 メナヘム・プレスラー)』
この映像を何度も何度も繰り返し視聴しています。