昭和のかほり

ここ３日ほど、シャワーを浴びている最中にガスの作動が止まり、

冷水かい！
のシャワーになってしまうという恐ろしい状況に見舞われまして。

「冷水でシャワーすると良いよ～。僕、やってるんだけど、もうお湯なんて必要なくなるよ。
冬でも、体がぽかぽかするよ～。」
と膝のリハビリの先生が言っていたのを思い出して、
この際、冷水シャワーにチャレンジするか！
と・・・

じゃー…
(膝までかけてみる)

！！！！！！！
つべたい　つべたい　つべたい(;・д・ノ)ノ
そんなもん無理じゃーーー(｀□´)

・・・てわけで、おとなしくガス器具屋さんを呼ぶことに。

最初、
「忙しくて今日中はちょっと伺えるかどうか…」
みたいにおっちゃんが言うので、

「けっこう困ってるんですよ～ぅ」

と、たまにしか使わない『可愛いフリ』を炸裂使用！！
「うーん…、ではもし今日中に伺える状況になったらまたお電話します」
と。

30分後…
電話が♪(*^ ・^)

んー、まだ使ってみるもんやなー可愛いフリ☆

来てくれたおっちゃんは、もうおじいちゃんと言っても良いほどの人で、とても親切そう。

ちょっと電源等をいじってくれた後、
「じゃあ、ちょっとお湯出してもらえますかー？」
「はいー」

じゃー…(１分ほど出す)

だいたいこうやって来てもらってる時に限って問題なく作動したりするもんで、ちゃんとお湯が出る。

もうしばらく出す。

「あっ、もしかして、お湯、溜めないで流しちゃってます？」
「ハイ。溜めてないです。」
「溜めておいたほうが良いですよ。もしまた調子が悪くなるといけないから、そのお湯にひとまず今日は入られて、ね。」
とおっちゃんのアドバイス。

結局、おっちゃんの見てくれてる前で冷水になることはなく、でもガス湯沸かし器の老朽化が気になるので、大家さんに後日、新しくしてもらうように検討しましょう、ということで話はまとまり、おっちゃんは帰って行きました。

で、おっちゃんのアドバイス通り、溜めたお湯が温かいうちにお風呂に入ってしまうことに。

まだ17:00。贅沢にも夕日を浴びつつお風呂に入る。

うーん。古き良き昭和って感じだ…(´～｀)

あなたー
ここに浴衣、おいときますよー、みたいな。
(勝手な昭和初期妄想)

で、お風呂から上がってしばらくすると、またおっちゃんから電話が…

「お風呂、入りました？
その後のシャワーとかも大丈夫でした？(ユニットバスだから)」

親切すぎるぜおっちゃん(・д・ノ)ノ

おっちゃんは、私の『可愛いフリ』にひっかかったわけでも何でもなく、
困っている人を助けたい、心正しきサービスマンだったわけです。

東京で久しぶりに会った、昭和のやさしさ漂う人でした。