四季の風にのって

――野鳥とともに――

ピーツピ・ピーツピ

2023年12月28日 | 日記

センダンは葉がすっかり落ち、実がたわわになっています。実はまだ黄緑色なので食べ頃ではないのか、例年見かけるムクドリやヒヨドリはいませんでした。そこにやって来たのはシジュウカラ。1羽のシジュウカラがしきりに「ピーツピ・ピーツピ」と鳴いています。そこへ数羽が集まって来ました。先日NHKの番組「ワイルドライフ」で、シジュウカラなどカラ類の言葉の研究に密着取材した記録を放送していました。「ピーツピ・ピーツピ」は「警戒しろ!」という意味だそうです。私は相当警戒されたようです。

研究によるとシジュウカラは10種類以上の音声要素をもち、それらを組み合わせて175種類以上の鳴き声の配列を発するとのこと。シジュウカラの言語能力に驚くとともに、それを解き明かそうとする若き研究者鈴木博士に感銘を受けました。


赤い服のサンタさん

2023年12月24日 | 日記

今日も寒い一日ですが、家に閉じこもっていると歩数計が3桁止まりになりますので、日の射す間に出かけることに。以前にベニマシコが水浴びをしていた橋の上へ期待をして向かいました。今日も水浴びをしていたようで、羽をボサボサに濡らした雄のベニマシコがいました。小川の上を覆う木の細い枝の中をあちこちと移動しますが、木の外にはなかなか姿を現わしてくれません。

今日はクリスマスイブ。赤い服を着たサンタさんから良いプレゼントをいただいた思いでした。

ガザやウクライナの子どもたちに「即時停戦」のプレゼントを。


お味はいかがですか?

2023年12月20日 | 日記

ナンキンハゼの木は紅葉した葉がすっかりと落ちて、白い種が青い空にポップコーンを散らしたように残っています。カワラヒワがやって来てパクリと食べています。

下に落ちた白い種をシジュウカラもくわえています。11月には木の上の種を突いている姿を見ましたが、のみ込むのでしょうか? 確認は出来ませんでした。

実と種がどのようになっているのか観察しました。実は黒くなって皮は三つに割れてはじけています(右上)。中に3個の白い種が入っています。他の実は皮は剥がれて落ちています

(種には毒性があるというので、手袋をして)種を半分に切りました。外の白い皮はロウ質でカッターナイフで削り取れます。次に固い黒い皮、中にもロウ質の胚乳がつまっていました。

赤い実や黒い実を鳥が好んで食べますが、どのような味がするのか気になります。それぞれの実にも味の違いや食べ頃があることでしょう。鳥たちはナンキンハゼの実のこのロウ質(脂肪分)を食べてエネルギーにしているのでしょうか? 味で選んでいるのではないのだろう? 中の種は排せつしてもらわないと種子散布の役にはたちませんね。色々なことに次々思いが広がりました。 


今日の来客

2023年12月18日 | 日記

農耕地の「柿の木食堂」が賑わっています。食べ頃の実は、先客が食べたり食べ残した跡があります。4羽のムクドリがその実に入れ替わり立ち替わりやって来ます。順番待ちをすることもあります。「見張り」のモズもいましたが、この日はムクドリを追い払うことなく、見つめていました。


食事中

2023年12月15日 | 日記

今季まだ出会えていなかったアトリが、アキニレやケヤキに来ていました。鳥の姿は見えなくても、ひらひらと葉が落ちてくるので、そのあたりで食事をしているのが分かります。ここでは3羽だけの確認でしたが、種をムシャムシャと食べています。エナガやシジュウカラは動きが速く、写真を撮るのに苦労しますが、食いしん坊のアトリはじっとしていてくれるので私には有りがたい鳥さんです。黒とグレー、オレンジと白が冬の青空に映えていました。

アトリは年によって飛来数が多かったり少なかったり。今年は当たり年では?との情報もあり、これからの出会いを楽しみにしています。