りょーこのマネージャーな日々

ブログタイトル仮変更。子供達のマネージャー状態な日々をダラダラ書いてます。

ソチオリンピック・女子終了

2014-02-21 19:42:27 | フィギュアスケートlove
眠いです…もう限界です…。
団体から始まった長い長いスケヲタ寝不足月間もようやく終わりですね…(いつもながらエキシスルーの人です)。
今回の時差は、放送の前後にちょっとずつ仮眠を取る程度にしかまとまって寝られなかったのでしんどかったですね…まぁでも夜中にやってくれるから睡眠時間を削りさえすればリアルタイムで観られるっていうのはいいことなのかもしれないけど…。
でもまぁ、仕事始めたら、もうこうはいかないだろうな…多分人生でこうやってリアルタイムで五輪に熱中するのも今回で最後になるんじゃないかな~と思っています。

さて…前置きが長くなりましたが…。
とりあえず、今回の女子は、真央に尽きますよね…。
SP、あれだけミスが続いてしまうと、ああいう曲調のプログラムの時は、本当に印象が暗くなるというか、見てるこっちがつらくなってしまいますね…クリーンに滑ればとても美しいだけに…切なかったし、信じられなかったです。
私は特別真央ファンというわけではないけれど、そんな私でも、あのあと眠いはずなのになかなか寝付けなかったり、目覚めた瞬間また真央のことが頭をよぎったくらいですから…ファンの皆さんや、関係者の皆さん、まして真央本人は、どれだけつらい夜を過ごしたことだろうと思いました。
正直に言うと、SPが終わったあと、真央に関しての日記は、「3Aにこだわるあまり縛られてしまって五輪の金メダルを取ることができなかったのはある意味不幸だと思うけれど、彼女は常に高みを目指さなければいけないタイプのアスリートだったのだから、これはこれで仕方がなかったのだろうな」というような趣旨の日記になるだろうなと思っていたんです。
ところが…FS観たら、なんかもう、そんなことどうでもよかったんだな…と、なんだろうな、上からたらい落とされたくらいの衝撃というか…彼女の目指すところは一般人の想像の遥かに上のところにあったんだなというのが、はっきりと分かりましたね…。
とりあえず、最初の3Aが決まったところでもう涙が出て…最後のジャンプが決まった時に涙が流れ出し…なんてすごい選手なんだろう、昨日あれだけのミスがあってどうして今日ここまでの演技をすることができるのだろうと…とても同じ人間とは思えない。
そして演技後の彼女の涙と満足そうな表情、さらには信夫先生のあの少し潤んだ目を見たら、もう…あぁ、この人達、本当にすごい、これが目指すところだったのか、これこそが真のアスリートだ…と、感動せずにはいられませんでした。
皮肉にも、SPの取り返しのつかないほどの出遅れが、彼女の真の力を解き放ってくれたのでしょうね…彼女はあまりにも大きなものを背負いすぎていたんですよね。
金メダルがほしいという自身の思いだけでも大きすぎただろうに、そこに周りからの期待とプレッシャー、騒がしいメディア、隣国からのバッシング(今回も真央バナーの真央の顔を韓国国旗で隠しているようなとんでもない奴もいましたね…)とそれに対して本来盾になるべき日スケ連の無策…それらが全て、SPの失敗によって溶けてなくなってしまって、残ったのは「自分が納得できる演技をしたい」という純粋な欲だけになった時に、最高の力を発揮できたのでしょうね…。
なんかもう、結果なんてどうでもいいですよね、あの演技見たら…よく「記録より記憶に残る」とか、「試合に負けて勝負に勝った」とか言うけど、まさにこれがそういうことなんだなぁと。
本当に素晴らしいものを見せてもらいました、永遠に忘れることはないでしょう。
こんな選手だからこそ、世界中にファンがいて、世界中のスケーターから慕われているんですよね…。
ぜひまた4年後にリベンジを…まだ若いんだからもっと滑ってほしい…などという声も聞こえてきますが…これはあくまで個人的な意見ですが、これだけの素晴らしい、自分が心から満足する演技ができたのだから、あとは無理しなくていいんじゃないかなって思います。
もちろん、もっともっと見ていたいというファンの気持ちも分かるし、仮に本人がまだ滑りたいと言ったのであれば、それでもちろんいいと思うけど。
でも、4年後は開催国考えたらつらさは今回の比じゃないし…今まで彼女がどれだけつらい思いしながら高みを目指してきたのかは私達はみんな見てきたわけだし…それに、後述しますが、残念ながら今の採点システムである限り、真央が目指す高みを、この競技はなかなか評価してくれないと思うし…だったらもう、ショーで楽しく滑ってくれればいいんじゃないかなって思ったりもしますよね。
引退してショーに出続けて、現役の時以上に輝きを増している荒川静香のようなスケーターもいるわけだしね…。

さて…そして今回、私的金メダリストは、文句なくコスでした!!!!!
SPのあのアヴェマリア、団体の時も素晴らしかったけど、今回も全く変わらず美しかった!!!!!
あの伸びやかな音楽に、彼女の伸びやかなスケーティングが絶妙にマッチしていて、さらには彼女の長身と長い手足が優雅な雰囲気を倍増させている…というかんじですかね…。
ボレロは昨シーズンのものに戻したんですね、これだけ単調な音楽なのにずっと惹きつけられっぱなしって、すごいと思います…。
どちらにしてもそうなんだけど、ミスがないからこそ、ここまで引き込まれるんですよね、ミスがないことに加えて、もともとの滑りの美しさや動きの優雅さが加わるからこそ引き込まれる…。
コスって、何年か前までは、ヨロでは絶対女王だけど世界になると崩れて結果を残せないってイメージがあったんだけど、いつの間にか本当に強く美しくなったなぁと…。
特にこのアヴェマリアは本当にマスターピースですね、素晴らしかったです。
個人的には、ほんと、金でもよかったんじゃないかって思ったくらいですが…でも3度目の五輪で初メダル、本当におめでとう!!

そしてほんとの金を手にしたソトニコワ。
SPは完璧でしたね~。
FSは正直、眠すぎて、観てるのがやっとであんまり覚えてないんですけど(苦笑)、ほぼミスなくまとめてきてましたよね。
ただ、演技自体が魅力的だったかと言われると、私はあまり好みのかんじではなかったですけど…(振付、チェルニシェフなんだ…だいぶ懐かしい名前だ…笑)。
てか、多分第2Gの真央でかなりの点数が出たせいもあるんだろうけど、最終Gの点数はだいぶ爆盛り感が…。
彼女の場合地元のご祝儀点も多少あっただろうし。
まぁでも、そういうことを含めても、あの場面であれだけの演技を見せて、2日間とも揃えてきたんだから、素晴らしい金だと思います。
なにげにずっと、女子だけ五輪の金がなかったロシア…悲願達成ですね、スルツカヤも喜んでるかな~なんて思っちゃいました。
てか、団体の日記にもちらっと書いたんだけど、なんか今回は、若い子が勢いで持っていきそうな予感がしてたんだよね~…。
ま、でも、正直、ヨナの2連覇を阻止してくれてよかったな~ってのが、本音…(苦笑)

そのヨナなんですけど。
個人的に…こないだジェーニャに関連したとこでも書いたんだけど、やっぱり、長いことまともに試合に出てなかった人が、復帰していきなりポンと勝っちゃうのは、個人的にはイヤなんだよね、まじめにずっとがんばってきた選手達が報われてほしいって思うタイプ。
そういう意味で、今回はヨナに連覇はしてほしくないなぁってのは、正直思ってました。
まぁ、私は基本的には、彼女の演技は好きなほうなんですけどね(最近嫌韓になっちゃったので、今はだいぶバイアスかかっちゃってるけど…)。
でも今回はやっぱり、「無難にまとめてる」感が、以前に増して漂ってるな~ってかんじがしましたね。
タンゴに関しては私はムダにうるさいってのもあるんだけど…やっぱりタンゴっぽさとか情熱とかは足りないと思ったし。
イヤでも、これだけまともに試合に出てない状態で、あれだけの難易度のジャンプをノーミスで2日間完璧に入れてくるって、すさまじいことだと思うんですよ…たとえそれが、真央とかに比べて、つなぎとかにそこまで凝ってなかったとしてもね、それにしても、やっぱり、なにあの鉄板具合、って思っちゃうよ。
それに、その「無難にまとめてる」ってことが、残念ながら(?)今の採点システムでは高得点を確実に取る方法であることも事実だし、勝つための作戦としては正しいんだと思います。
ただ…さっき真央のところにも書いたけど、「記録より記憶に残る」という点で、今回彼女の演技が記憶に残ったかといえば、正直残ってないんだよね、SPもFPも。
イヤ、完璧だったし、美しかったとも思うし、でも、それ以上のなにものでもないというか、今回真央やコスが見せたような、魂に訴えかけてくるような滑りではなかったと思う。
まさに今回の彼女は、「試合に勝って勝負に負けた」典型じゃないかなと…あ、銀の時点で一応試合にも負けてるのか…。

あっこちゃんと佳菜子もがんばりましたね。
SPは日本人3人とも出遅れてしまって本当に残念でしたが…あっこちゃんはFSではらしさを発揮してくれたし、佳菜子はこれを4年後に向けてのばねにしてくれたらいいなと思います。

あとは、アメリカ勢もがんばってましたね~。
私、今回エドモンズの演技を初めて見たんですけど、この子めっちゃいいじゃないですか~!
きれいな体の使い方するな~って思いながら見始めたら、足元もめっちゃ滑る!いいじゃないか!好みだ!
昔の私は上半身で踊れる人ばっかり見てたけど…いつの間にかほんとに、足元滑るスケーターばっかり好きになるようになったなぁ…。

まー、とにかく…なんかすごいもん観た、ってかんじの2日間でしたよね…。
観てるだけでも精根尽き果てた2日間でした。

にしても、やっぱり、採点に関しては、いろいろ意見が出てきてますね…まー、いつものことだけど…(苦笑)
ソトニコワの金がおかしいとか、ヨナの銀がおかしいからって署名活動が起きてるとかなんとか…勝手にやってろ韓国人、ってかんじですけど(嘲笑)
人が採点する競技である以上、完璧なシステムなんてないと思うんですけどね、ただ、スポーツである以上、高みを目指す選手が報われるシステムでなければいけないとは思うんです。
でなければ、スポーツとしてのその競技は衰退してしまうわけで。
そういう意味で、4年前の男子の4回転論争なんかもそうだし、あと真央の演技に対する評価なんかもそうなんだろうけど、やっぱり技術的に高いものに挑戦している人がもっともっと報われるようにしていく必要はあるのかな~とは、思ったりします。
実際今回の女子FSのプロトコル見ても、さすがにソトニコワのPCSは盛りすぎ感がある気がするし…まずスケーティングスキルで真央とかコスとかより上ってどうなのよとも思うし…てかこないだダンスの日記にも書いたけど、とりあえずスケーティングスキルの評価が適当すぎるよ全ジャッジ!!!!!
コレオグラフィとかさ、そういうとこは、ジャッジの嗜好にもよるだろうから、ある程度ふり幅あっても仕方ないのかな~とは思うけどさ、スケーティングスキルとかトランジションとかはシロートが見ても「???」ってなる点数が結構あるしね…。
まぁ、昔の6.0方式よりはよっぽど具体的で、個人的にはいいとは思ってるんだけど、毎回こうやって問題が噴出してるわりにはあまりそういう根本的なところの改善に至らないのが残念ですよね(点数をつけたジャッジが誰かを明確にするとか、そういうところ)…なんか細かいルール改正は毎年あるわりに…。

…なんかまとまりませんが、このへんにしときます。
とにかく、今回は、真央とコスに、感動をありがとうと言いたい。

最後に。
今回リアルタイムでツイッターなんかも見ながら放送観てたんだけど、美姫のツイートが素晴らしかったね。
女子だけじゃなくて男子やダンスもそうだったんだけど、ほぼ全選手に対して、演技後にコメントをしていて、それが全部前向き。
たとえばヨナに対しても尊敬の念をあらわしてるし(美姫、何度もヨナには煮え湯を飲まされてるはずなのに…)、すごく素敵だな~と思いました。
どうやら今朝の情報番組に出た時も、報道が真央一色のところ、最後にあっこちゃんと佳菜子のコメントも無理やりねじこんだとか?
ごめんね、私、この日記でふたりにほとんど触れてないけど…(苦笑)

あ~…疲れました…。
スケヲタの皆様、お疲れ様でした。
また4年後を楽しみに…って言いたいとこだけど、4年後は純粋に楽しめる気がしないわ…(苦笑)

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