最近野球ネタをちょこちょこ書いてるので、今日はそれ関係の思い出話をひとつ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私が高校2年だった時、秋田から夏の甲子園に行ったのが金足農業高校。
金足農業はその年ベスト4まで勝ち残った。
その金足農業のエースピッチャーだったのが、3年生の佐藤さん。
この人がめちゃめちゃ私の好みで…私はテレビの前にかじりついて応援してました。
当時秋田に住んでいたら間違いなくすぐに会いに行ってただろうけど、残念ながら私はその時水戸に住んでいたのです。
風の噂で、その佐藤さんが青山学院大学に進学したと聞く。
そして次の年、私は全く偶然にそしてまぐれに、青山学院大学に進学することになった。
そういえばあのピッチャーも青学だったよなって思い出したのは、入学が決まった後。
これは会いに行くしかないでしょう!!!!!
…と思ったんだけど、野球部の練習場や寮は大学のキャンパスから電車乗り継いでいかなきゃいけない結構遠いとこで、なかなか行けずじまい。
男ばっかりの寮に行くってだけで緊張するってのに、行って「佐藤さんいますか?」って言って、「ファンなんです
」って言いに行くのかと思うと、なかなか行動に移せない。
誰か友達作って一緒に行ってもらおう…なんて思いながら、夏休みが過ぎ、あぁもうやばいいい加減行こう!と、結局1人で寮のある横浜綱島へ向かう。
秋の夜でしたね…。
知らない道を「こっちでいいのかな?」なんて思いながら歩いてました。
ドキドキしながら。
会ったらまずなんて言おう?握手してもらおうかな?写真撮ってもらおうかな?
彼女いるのかな?いないわけないなぁ…。
なんてことをいろいろ考えながら。
何分くらい歩いたかは忘れましたが。
とにかく着きました。
寮らしきものはすぐに見つかった。玄関は開け放たれていた。
おそるおそる中に足を踏み入れると、たまたま1人の部員らしき人が。
「あの~すみません」
「はい?」
向こうもさぞ驚いたことでしょう。こんな時間にこんなところに女の子が1人で来るなんて。
「ここに佐藤●●さんっていますか?」
「…あぁ、辞めましたよ」
「えっ?!」
予想だにしなかった返事に、私は思わず大声を上げる。
「いつですか?!」
「8月だったかな…」
「じゃあもう秋田に帰ったんですか?」
「さぁ…よく分からないけど…」
「…そうですか…」
引き返すしかなかった。
ドキドキしながら歩いてきた道を、肩を落として歩く。
8月かぁ…じゃあ戸惑ってないで入学してすぐに来てたら会えたかもしれないんだな…。
なんてことを考えながら。
綱島から電車に乗って家に帰る。
途中乗り換えの関係で海老名駅で電車を降り、暗く人もまばらなホームで母親に電話をした。
別に高2の頃から途切れることなくず~~~~~っと思いこがれてたってわけじゃなかったんだけど、でもなんだかすごく切なくなって、電話しながら大泣きしてしまった。
…会いたかったなぁ…。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
…っていう思い出話でした!
人間いつどうなるか分からないから、言いたいことは言える時に伝えたほうがいいネってことで。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私が高校2年だった時、秋田から夏の甲子園に行ったのが金足農業高校。
金足農業はその年ベスト4まで勝ち残った。
その金足農業のエースピッチャーだったのが、3年生の佐藤さん。
この人がめちゃめちゃ私の好みで…私はテレビの前にかじりついて応援してました。
当時秋田に住んでいたら間違いなくすぐに会いに行ってただろうけど、残念ながら私はその時水戸に住んでいたのです。
風の噂で、その佐藤さんが青山学院大学に進学したと聞く。
そして次の年、私は全く偶然にそしてまぐれに、青山学院大学に進学することになった。
そういえばあのピッチャーも青学だったよなって思い出したのは、入学が決まった後。
これは会いに行くしかないでしょう!!!!!
…と思ったんだけど、野球部の練習場や寮は大学のキャンパスから電車乗り継いでいかなきゃいけない結構遠いとこで、なかなか行けずじまい。
男ばっかりの寮に行くってだけで緊張するってのに、行って「佐藤さんいますか?」って言って、「ファンなんです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/heart_pink.gif)
誰か友達作って一緒に行ってもらおう…なんて思いながら、夏休みが過ぎ、あぁもうやばいいい加減行こう!と、結局1人で寮のある横浜綱島へ向かう。
秋の夜でしたね…。
知らない道を「こっちでいいのかな?」なんて思いながら歩いてました。
ドキドキしながら。
会ったらまずなんて言おう?握手してもらおうかな?写真撮ってもらおうかな?
彼女いるのかな?いないわけないなぁ…。
なんてことをいろいろ考えながら。
何分くらい歩いたかは忘れましたが。
とにかく着きました。
寮らしきものはすぐに見つかった。玄関は開け放たれていた。
おそるおそる中に足を踏み入れると、たまたま1人の部員らしき人が。
「あの~すみません」
「はい?」
向こうもさぞ驚いたことでしょう。こんな時間にこんなところに女の子が1人で来るなんて。
「ここに佐藤●●さんっていますか?」
「…あぁ、辞めましたよ」
「えっ?!」
予想だにしなかった返事に、私は思わず大声を上げる。
「いつですか?!」
「8月だったかな…」
「じゃあもう秋田に帰ったんですか?」
「さぁ…よく分からないけど…」
「…そうですか…」
引き返すしかなかった。
ドキドキしながら歩いてきた道を、肩を落として歩く。
8月かぁ…じゃあ戸惑ってないで入学してすぐに来てたら会えたかもしれないんだな…。
なんてことを考えながら。
綱島から電車に乗って家に帰る。
途中乗り換えの関係で海老名駅で電車を降り、暗く人もまばらなホームで母親に電話をした。
別に高2の頃から途切れることなくず~~~~~っと思いこがれてたってわけじゃなかったんだけど、でもなんだかすごく切なくなって、電話しながら大泣きしてしまった。
…会いたかったなぁ…。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
…っていう思い出話でした!
人間いつどうなるか分からないから、言いたいことは言える時に伝えたほうがいいネってことで。