りょーこのマネージャーな日々

ブログタイトル仮変更。子供達のマネージャー状態な日々をダラダラ書いてます。

「海賊とよばれた男」観ました

2016-12-11 20:17:06 | ものがたり系
今日朝イチで観てきました~今日を逃すとあとはもう年明けまで無理かもしれなかったので…。
仕事休みなのが幼稚園半日の時だけでしょ、そうなると朝のバス時間にかかっちゃううえにお迎えにも滑り込みになりそうだし…かといって子供達を預けられる土日は私も発表会リハ入ってたりお父さんもバスケ入ってたりで、なんだかんだ空いてなくてね…子供が小さいってこういう時ツラいね…。

ともあれ。
私、映画館に行く時はたいがい朝イチだからなんでしょうけど、いつもガラガラなんですよね、今日もガラガラでした。
あ、以下、ネタバレ多数。

原作を読み終えたのは1月だったので覚えてない部分もかなりあったんですけど、大筋としては頭に残ってたので、あれをどう2時間半程度の映像に落とし込むのか興味深かったんですが、大筋としてはすごくよくできてたな~と思いましたよ。
でも、「いっちょやってやろうやないかい!」の直後が、「このあとなんとかかんとかとなった」みたいな黒バックの一文で終わらせちゃうのはさすがにどうかと思いましたがw
同じように最後も、イランに石油を買い付けに行けたけど、その後親日的だったモサデク政権がCIAの仕組んだクーデターで打倒された…の文章だけで終わっちゃうのは、「えっ、このあとの取引とか国岡商店とかどうなっちゃった?」って、ならないかねぇ…原作読んでりゃ分かるけど…。
あと、製油所のあたりがバッサリカットされてたのはさすがに驚きましたね…まぁ私はあのあたりはさすがにワンマンすぎるし現代なら完全にブラック企業だろってかんじがしてあまり好きじゃないのでいいんですけども…(笑)
でも、ユキの描写とか別にそこまでいらんだろって思うし(なんならユキはまるまるいらんよ…まぁ物語としてドラマ性がほしいとなればどうしてもああいうのは必要なんだろうけども…でも後妻だってがんばったわけだしユキだけあんだけ推されてもねぇ…いくら草創期を支えた妻だとはいえ…)、なんか、ここ取り上げるよりあっちカットしないほうが…みたいなのは感じられたところがところどころあったかなぁ。
あと、原作読んでれば分かってるけど、たとえば「メジャー」とか、なんかちょっと説明がないと分かりづらいんじゃない?ってのがちらほらあった気がします。

でも、やっぱり、映像になったことによって圧倒的に迫ってくる臨場感はさすがですよね~。
最初の東京大空襲のシーンなんて(無線から入るあたり「永遠の0」思い出しましたけど…)すごい迫力だったし、テレビの宣伝でもよく流れていた日承丸のシーンとかもすごいですよね(なんで日章丸の名前いじったんだろうね)。
タンク底の油をさらうシーンも、文章だけではイマイチ伝わりきらない空間が、こうして映像で見ると、なるほどって思いますし、生き生きと仕事をしている様子がよく伝わってきました。
海で軽油を売るシーンも、生き生きしてるし、だんだん販売規模が大きくなっていくのがありありと感じられて、すごくよかったです、このシーンが一番好きかも。
なにより、岡田くんの演技力はさすがでしたね~、声にまでこだわったってのはテレビの宣伝で観てましたけど、本当に見事な使い分けだったなと。
まーでも、なんにしろ、ゴツすぎてスーツ似合わんけどなww
それに、特殊メイクして演じてるとはいえ、國村隼とか、堤真一とかと、同年代のように演じてたり年上のように演じてたりするのはさすがにちょっと不思議なかんじはしたかも(笑)
染谷くんの役は、原作と名前も人物もちょっといじってきてましたが、いい味出してましたね。
あと私鈴木亮平って演技見たの初めてだけどいい演技だったし英語が素晴らしくてしびれました~。
全体的にとてもよくできていたとは思いますが、でもやっぱり原作が大ボリュームだけにカットされたところもあまりに多いので、興味を持った方はぜひ原作も読んでみたらいいんじゃないかなと思います。

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