りょーこのマネージャーな日々

ブログタイトル仮変更。子供達のマネージャー状態な日々をダラダラ書いてます。

毛野国栃木

2006-06-09 09:13:52 | いろんなトコロ
栃木に来てから、気になって仕方がなかったことがありました。
それは、

「毛」

この辺りはどうも「両毛(りょうもう)」と呼ばれる地域らしく、近くのJRも「両毛線」
隣の足利市には、「毛野(けの)」という地域があるようで、「毛野小学校」とかがあるわけですよ。
「出身は?」「毛野小」とかいう会話が存在するわけですね…私は絶対にイヤです(爆)
さらに見つけたのが、「みかも」
佐野の近くでは、ひらがなで書かれた「みかも」という地名をよく見るんです。
「みかもの家」「道の駅みかも」「みかもの月(←萩の月のパクリ)」など。
んで、私はふと思ったわけですよ。
「みかもってやたらひらがなで書かれてるけど、漢字で書いたらどういう字なんだ???」
そう思った瞬間、目に飛び込んできました、看板が。

「三毳不動尊」

毛が3本×3かよ!!!!!

ありえない毛量。
…というわけでですね、どうしてこの辺はこんなにも「毛」が多いのだろうかと。
気になって気になってしょうがなくて、ネットもつながったことだし、ついに昨日調べてみたわけです。
「栃木 毛 由来」なんてあやしげなキーワードで検索しつつ…。
まずはこんなのを発見。

「両毛の由来」
4世紀末から5世紀前半にかけて、群馬県と栃木県は毛野国(けぬのくに)と呼ばれていましたが、その後、上毛野(かみつけの)と下毛野(しもつけの)の2国に分かれ、これが今日の両県の由来となりました。この上毛野と下毛野にまたがる地域という意味で、両毛地域と呼ばれています。


ほうほうなるほど…。
でもこれじゃあ、私の疑問を解決してくれていない!
どうしてよりによって「毛野国」なんて名前なのさ!!!!!
てわけで、次に「毛野国」で検索してみたところ、行き着いたのがウィキペディア。

「毛野国」
毛野国(けのくに、けぬのくに)は、かつて日本の地方行政区分だった国の一つである。現在の栃木県、群馬県を合わせた領域にあたる。毛州(もうしゅう)とも呼ばれる。鬼怒川の古代の表記は毛野川であることが文献上で確かめられている。
沿革
古墳時代に毛野は一つの文化圏を形成しており、毛野王国と呼ぶこともある。そのころヤマト王権から毛人の住む地として毛の国、二字表記にして毛野の字が当てられたと考えられている。当時のこの地の豪族毛野氏(けぬし)は吉備氏、筑紫氏と並ぶ最大豪族の一つだった。一説では「毛は二毛作の毛、即ち禾本科の穀物を指す。昔この地域が穀物の産地であったことから毛野の名をなす。」とする。
後に上毛野国(かみつけぬのくに、後の上野国)と下毛野国(しもつけぬのくに、後の下野国)に分けられた。


分かりましたか皆さん?!
これですよこれ、私が求めていた答えは!!!!!
つまりこの辺の地名にやたら「毛」が多いのは、昔はこの辺りで二毛作、穀物栽培が盛んだったからなんですね!!!!!
あ~~~~~すっきり!!!!!
…それにしても「毛人」「毛野氏」って…(汗)

でもね、「三毳」の由来は結局見つけられませんでした。
「三毳山」というのがあって、そこからきてるというのは分かったんですけど、なんで「三毳山」なんていうどう考えてもおかしな名前になっちゃったのかが分からない。
んで漢字辞典で「毳」を調べてみたところ、「かも」という読み方は出てなかったのですが、代わりに「にこげ」という読み方を発見。
んで「にこげ」を広辞苑で調べてみたところ、「和毛」という字を書くようで、「鳥獣のやわらかな毛」という意味らしい。
更に漢字辞典で熟語を見たところ、「けばだつ」という言葉は「毳立つ」と書くことが判明!!(「毛羽立つ」とも書く)
うーん、これらから推測するに、おそらく「三毳山」というのは、昔は獣がわんさかいたのではないかと。
わんさかいすぎて、みっつの「毛」から成る「毳」という字に更に「三」をつけちゃいたかったくらいなんじゃないかなと。
…あ~~~~~正確な由来知りたいな~~~~~。


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