何気なく下町から発信するブログ

台東区のスポットや寺社散歩の感想を交えてきままに書いています。

御徒町駅

2008年02月29日 | 東京下町エリアのご紹介
ジャンル:駅

御徒町=おかちまち。

上野で買い物、と言うと実は上野駅ではなくこちらを指すことが多いです。この御徒町という地名、江戸時代よりある由緒正しき地名なのですが、駅名に残っているのみで、住所としての名は残っていません。

JRは北と南に出口がありますが、北のほうが栄えています。北口をおりるとすぐにアメ横。JR線と西側の中央通りとの間に狭苦しく様々な店が並びます。多いのは服屋と靴屋です。スポーツ用品店なども割と多いです。服屋もABABを中心に、渋谷にあるような店もありますし、靴屋もABCマートだけでなく、けっこう若者向けでオシャレで安いところもあります。

駅の東側は宝石問屋街。デパートで買うよりもよっぽど安いとのこと。100万円以上する宝石がゴロゴロ置いてありますが、店はけしてキレイなところだけではありません。でも思い切って入ってみると、割と1万円以下の安価なアクセサリーも多かったりして、セールのときはのぞいてみるのも楽しいかもしれません。小さい店でも店員さんはけっこう親切で怖い感じはありません。

東側の昭和通りを越えた辺りは多慶屋というディスカウントショップの牙城。独特の紫色のビルと同じ色のショッピングバックをもった人で道は連日大混雑です。安いのかと言われれば、確かに若干安い。家庭用品から家具まで何でも揃うので便利ですが、体力ないとちょっとしんどい場所です。

JR御徒町駅の下を走る大江戸線の駅名は「上野御徒町」、西に銀座線「上野広小路」、東に日比谷線「仲御徒町」となっており、3者は地下で繋がっている乗換駅ですが、上野なんだか、御徒町なんだかわかりにくいです。更に大江戸線で両国方面に向かう次の駅が「新御徒町」。つくばエクスプレスの駅も出来ました。こちらは御徒町駅まで徒歩15分ほど、周りには何もありません。駅には「松坂屋は隣駅です」などと張り紙がしてあります。初めての方は、間違えないようにしてくださいね。

場所:台東区上野6丁目付近
HP:JR御徒町駅構内図

旨麺こむぎや(墨田区石原のラーメン屋)

2008年02月28日 | 東京下町エリアのご紹介
ジャンル:ラーメン屋

石原1丁目の蔵前橋通り沿いに「こむぎや」というラーメン屋があります。都営大江戸線のA2出口をおりて、北に5分ほどの蔵前橋通りを右折。駅からは徒歩7分ほどです。JR両国駅からは西口から北へ、国技館、横網町公園を通って徒歩20分ほど。または蔵前駅や錦糸町駅から出ている都バス02系の石原1丁目バス停からすぐです。

見た目は昔ながらの普通のラーメン屋で、特に最近っぽい感じはありません。しかし、味はかなりおすすめ。特にこってりが苦手な私にとって、あっさりした美味いラーメンが食べられる数少ない名店でした。

いつも注文するのが「支那そば」。スープは透き通っていて、あっさりなのですが麺、スープともしっかりと味があります。油が多いこってり系がおいしいのは当たり前。和食と同じく、いかにあっさりした味の中に旨みを持たせられるか。そういう意味ではこの店のラーメンはおいしいと思います。無料のキムチもやしも絶品で、これが食べたいために店を訪れたこともあります。あっさり系の支那そばだけではなく、比較的こってりした醤油とんこつや味噌とんこつもあります(むしろ店のメインはこっちのほうかな?)。

道を隔てた反対側には片男波部屋があります。案の定、店内には玉乃島の手形が飾ってありました。小錦もたまに訪れるみたいです。

駅から遠く、遠方からはなかなか訪れることはできないと思いますが、機会があれば是非いただいてほしい味です。

場所:墨田区石原1丁目付近
HP:お店のHP
評価:★★★★



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茂ル木(墨田区亀沢のイタリアン)

2008年02月27日 | 東京下町エリアのご紹介
ジャンル:イタリア料理レストラン

【しげるき】。北斎通りに「茂ル木」という小さなイタリア料理屋があります。シゲルキと読むらしいのですが、この場所は元々蕎麦屋の業平屋が仮営業していた場所です(現在は道の向かいにあります)。茂ル木のオーナーも業平屋の息子さんらしい。内装も蕎麦屋当時のままで、決してオシャレとは言えないですが、味と雰囲気はかなり良いです。

「野菜のおいしいイタリアン」と銘打っているだけに野菜がかなりおいしいお店。野菜だけではなく、前菜、魚、パスタ、デザート、どれをとってもかなり高いレベルです。メニューはその日によって変わるみたいで、アンティパスト、プリモピアット、セコンドピアットの順で、それぞれ7~8種類くらい用意されています。アンティパストは1品1000円から2000円くらい、メインは1品1500円から4000円くらいです。コースが2種類あって、3500円くらいのコースはそれぞれ1品づつ、5000円くらいのコースは前菜が2品つくボリュームあるコース。以前はどの種類でも差額を払えば選べたのですが、最近はコースの内容は決まっているようです。

以前行ったときの内容ですが、前菜は鳥白レバー、キス、人参とウニのムース、それに自家製のスモークサーモンと生ハム。第一皿はパスタで、手作りのポルチーニとカニのニョッキを和風ソースで。第二皿(メイン)はマナガツオ。インカの目覚めの茎が添えてあり、バルサミコでの味付け。最後はデザート。シンプルなチョコケーキ。甘すぎず苦すぎず、高級チョコと同じ味がしました。

野菜がおいしいので、前菜の「農園のバーニャカウダ」がおすすめかも。珍しい野菜も多いですが、一般的な野菜も味が違う。この店で食べたインカのめざめにはまって、今ではオイシックスで注文しています。ちなみにドリンクも自家製のシソジュースでした。素材にこだわっているだけありますね。

値段は料理に対しては高くないと思いますが、両国の住宅街の中にある店としては高い印象かも。最近は以前に比べて客が増えているみたいです。夫婦でちょっとおいしいものを食べに行くときに良い店ですね。

場所:墨田区亀沢2丁目
HP:お店のHPがなかったのでYahoo!グルメの口コミ情報
評価:★★★☆



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ひまわり歯科(墨田区亀沢)

2008年02月27日 | 東京下町エリアのご紹介
ジャンル:歯医者

亀沢・石原あたりで歯医者を探すのはちょっと苦労するかもしれません。確かに数はそこそこあるのですが、最新治療が行えるキレイな医者は少ないように思います。

私の行きつけだったのは「ひまわり歯科」。清澄通り沿い、第一ホテル両国の向い、横網公園信号の角に位置します(墨田区亀沢1-24-3)。入口は狭く、中も狭いのですが、ここの先生はかなり親切です。いつ行っても混んでいるのがネックですが、混んでいても気軽に相談にのってくれます。何より助かるのは「とにかく安めの治療で」という要求にも気軽に応じてくれること。治療方法により値段がなぜ違うか、そのメリット・デメリットも教えてくれます。最新機器も揃っていますし、腕も確かです。(まあ全て当たり前のことですけれど…)

残念な面もあります。4年前までは、土日も開いていて、平日も8時くらいまで開いていました。仕事帰りにも寄れるし、休みの日でも土日とも開いている分、行きやすいと思い、それでここに決めたのですが、2年くらい前から日曜日は閉まるようになり平日も7時までに短縮、ついに去年からは土曜日も午前中のみ、平日も6時までになってしまいました。これではとても会社帰りには行けません。土曜日に予約が集中するからこれも厳しいです。ということで、半年に1回行ければマシな程度になってしまいました。クリーニングに通いたいと思っていても、有給でも取らないと無理でした。対応がいいだけに、非常に残念でした。

場所:墨田区亀沢1丁目
HP:公式HP
評価:★★☆☆



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六義園

2008年02月26日 | 東京下町エリアのご紹介
ジャンル:庭園

紅葉で賑わう駒込の六義園(りくぎえん)。色づきはじめる程度のときでも相当な人手になることで有名です。

六義園は中央に大きな池があり、その周辺が散策できます。小高い丘がつくってあったり、池から離れた場所にも散策道があったり、なかなか広い庭園です。清澄庭園や浜離宮に比べて、木々が多く、森のように奥深いのが特徴でしょうか。のんびり散歩するにはいい場所ですね。紅葉シーズン中は人が多くてゆっくり歩けませんでしたが、しだれ桜があったり、四季折々楽しめそうな庭園です。私の一番のお気に入りは「渡月橋」(写真)。石の橋で、手すりもないので、行列ができる紅葉シーズンは渡るのがちょっと怖いほど。

地図で見ると、山手線か地下鉄南北線の駒込駅に隣接しているように見えますが、正面玄関は南側なので、5分以上歩きます。紅葉のシーズンは駅最寄のゲートも開いていますが、普段は裏口なので、そこから中央の池までは遠く、道も狭いので混雑します。時間に余裕をもって正面から入ったほうがよいと思います。

公園なので入園は4時半まで。日が少し傾くと木々が多いので暗くなってしまいます。午前中に行くのがよいですね。紅葉シーズンは夜間のライトアップがあり、午後9時まで開園しているそうです。夜の庭園もきれいでしょうが、さぞ凄い人手でしょうね。

場所:文京区本駒込6丁目付近
HP:都の公式HP
評価:★★☆☆



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アルカキット錦糸町

2008年02月25日 | 東京下町エリアのご紹介
ジャンル:デパート

錦糸町で買い物する場合、アルカキット錦糸町かオリナスが便利です。今回は或るキットを紹介します。アルカキットはずっと以前にそごうがあった場所で、地下にクイーンズ伊勢丹(スーパー)があり、9階には錦糸町で一番大きい本屋(くまざわ書店)があるので何かと便利です。赤ちゃん本舗が入っているので、子連れ&ベビーカーが多いのが特徴です。他にもベルギーの会社ながら日本製の良質な家具を扱うお店(OKAY)や、100円ショップのダイソーはそれぞれ1フロアを独占してかなり広く、スーツカンパニーや、安価な服が手に入るパシオス、和食器や手芸用品、アメリカのカジュアルショップであるエディーバウワーなど個性的な店が入っています。

休日は混みますので、ゆっくり見ているとやはり疲れます。アルカキット内で休む場合は9階にエスプレッソアメリカーノというカフェがあり、そこはホワイトチョコラテなど割と良いメニューが揃ってます。軽食もパスタやパニーニなどあります。最近広くなって、喫煙と禁煙スペースが隔離されたので嬉しいです。

食事をする場合は10階のレストラン街。おすすめはロッソペペロンチーノというパスタとタルトのお店。タルトは割と普通ですが、パスタでおすすめは「揚げ茄子のミートソース」。錦糸町の中では一番おいしいパスタかなと思います。テルミナにはお馴染みの洋麺屋五右衛門がありますが、五右衛門のパスタは固めなので、もっちりと柔らかめが好きな私にとってはこちらのほうが口に合います。それから隣の福寿という焼肉屋さんも、キレイでおいしいです。値段も焼肉なので安くはないですが、それほど高くはありません。キレイな韓国料理店って感じです。広東炒飯店という炒飯の専門店もあります。和風からリゾット風まで種類が多く、味もおいしいのですが、真冬なのに温かいお茶がなくて水しか出てこなかったことがあったので、私にとっては若干のマイナスのイメージでしょうか。

お店は9時まで、地下のスーパーは10時までやってます。錦糸町北口の地下駐輪場に直結していて、アルカキットで500円以上買い物をすれば駐輪代50円がタダになるので、自転車でも来やすいところです。ちなみにここの正面エレベータは3基しかなく、待ち時間が非常に長いことで有名です。裏に一般客も使える高層階直通のエレベータがあるのでそちらを利用しましょう。5F, 9F, 10Fに停まります。あまりのエレベータ待ちのひどさに運搬用を開放したもようです。ただ、元々が運搬用なので、ドアが閉まるスピードが速かったり、空いている時間が短かったりと、ちょっと気を付ける必要はありますが。

場所:墨田区錦糸2丁目付近
HP:公式HP

北斎通り

2008年02月25日 | 東京下町エリアのご紹介
ジャンル:通り

江戸東京博物館から錦糸町北口までまっすぐにのびるのが北斎通りです。道の途中には北斎ギャラリーと謳った小さなポスターみたいな絵が何枚もありますが、残念ながら絵を見ている人はなかなか見かけないですね。通りの由来となった葛飾北斎ですが、江戸東京博物館から少し歩いた場所に、説明書きで「北斎生誕の地」という碑があります。この辺りで過ごしたのでしょう。今は普通のマンションが建っていますけど、昔は江戸の町だったことが伺えます。

通りには比較的服屋さんが多く、どこの店もしょっちゅうディスカウントをしています。裏通りには衣料の会社も多いです。商店街にはなっていませんが、ちらほらと飲食店があったりします。

この通りはどうも駐車禁止の取り締まりがものすごく厳しいようで、通り沿いに店もまばらにあるのですが、ちょっと停めて買いにいこうものならすぐに警察がやってきます。私は自転車なので傍目に見るだけですが、しょっちゅう目撃するので印象深くなります。道幅が片側2車線にできる広さなのに1車線ですから、停車は簡単。それを警察は狙っているわけですね。裏道に入ると100円パーキングも多いので、皆さんも路上駐車にはお気をつけ下さい。

場所:墨田区亀沢2丁目付近
HP:公式HP

言問団子

2008年02月24日 | 東京下町エリアのご紹介
ジャンル:和菓子

今まで食べた中で一番おいしい団子と自信をもって言える味、それが言問団子です。小豆餡、白餡、味噌餡の3種類の団子があり、小豆と白餡は餡が外側、味噌餡は餡が内側に入っています。餡のおいしさも絶品ながら、いわゆる「ガワ」も絶品。一口でもいけるサイズですが、もったいない。楊枝で少しづつ切って食べるのがよいでしょう。

皆さんに味わっていただきたい美味なお菓子ですが、ネックはお店がちょっと遠いこと。銀座線浅草駅から隅田川沿いの公園を歩いて20分くらい、桜橋を渡った墨田区側にあります。浅草の松屋デパートでもおみやげ用が売っていますが、6個1100円から。高級品です。それに1人で食べるのにはちょっと多いかもしれません。店内では3つ500円で食べられます。お茶を飲みながら、優雅に休むひと時は最高です。是非浅草から散歩がてら隅田川を見つつ訪れてほしいお店です。

場所:墨田区向島5丁目
HP:お店のHP
評価:★★★★



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デッドホースポイント州立公園

2008年02月15日 | 東京以外の名所
ジャンル:アメリカ旅行

アメリカに行ったのなら、ロスやニューヨークに行くよりお奨めなのが大自然の絶景を見に行くことをおすすめします。国土は広いのですが、小さな都市にも空港があり、日本からの便が到着する主要空港からの国内線のネットワークは幅広いですし、高速道路、一般道が無料で使いやすいため、距離さえ気にしなければアクセスが容易です。それに大自然を保護する国立公園の制度も充実しているため観光しやすいという利点があります。

中でも是非訪れてほしいのはユタ州。ユタからネバダ、アリゾナにかけては荒涼とした自然の岩場が形成される地帯で、有名なグランドキャニオンはアリゾナ州北部にあります。あえてメジャーな観光地を外しておすすめしたのはユタ東部にあるキャニオンランズ国立公園。ここはアクセスが少々悪いため、訪れる人は少ないのですが、その景観はグランドキャニオン以上だと思います。

キャニオンランズ国立公園に隣接して、「デッドホースポイント(Dead Horse Point)」というユタ州の州立公園(State Park)があります。ここが一番のオススメ。かつて馬が渓谷に落ちて死んだのが名前の由来でしょうか?ここはグランドキャニオンと景観は似ていますが、はるかに小ぢんまりしています。ただし、地形の複雑さ、その自然のアート性はこちらのほうが上。真っ青な川が蛇行して走り、その川にえぐられた真っ赤な渓谷。これを天空から見下ろすように眺める最高のポイントがあります。絶景です。道路が整備されているので、本当に間近まで車で行けます。グランドキャニオンと違って団体客はまず行かない場所ですし、道路はここに向かうための道路だけですので、キャニオンランズへ行く観光客が寄る程度でしょう。

行き方ですが、日本からなら西海岸のどこかで乗り換えてデンバーまで行きます。デンバーからレンタカーを借りてハイウェイ70号をひたすら西に向かいます。デンバーを出てすぐ、ロッキー山脈を横断します。と言っても高速道路なので時速120キロくらいでかなり快適に走れます。途中、世界的に有名なスキーリゾートであるVail(ベイル)などを通り、コロラド州西部のグランドジャンクションという町まで走ります。ここからは一転荒涼地帯。赤茶けた景観が限りなく広がります。ユタ州に入り、ハイウェイ191号の降り口で70号を降り、南下します。途中にキャニオンランズへ行く1本道がありますから、この道を逃さず曲がります。あとは道沿いに行くとデッドホースポイントへの分かれ道が見えてくるでしょう。デンバーから約550キロ。車でおよそ7時間といった距離です。

周辺には集落はありません。公園から191号へ戻り南に下ったところにMoab(モアブ)という町がありますので、そこに泊まるしかありません。モアブの町はこの近辺の国立公園散策の拠点となる町なので、この町を中心に散策したいところです。西部劇の原風景がそのまま残るこの辺りにはアメリカ原住民(インディアン)が多い。顔はアジアっぽく、何か不思議な感じがしますが、生活は全くのアメリカンスタイル。そんなアメリカの歴史も垣間見ることもできるかもしれません。

アメリカに行ったら自然を楽しむ。これが賢いアメリカ旅行だと思っています。

場所:ユタ州モアブ付近
HP:ユタ州公園管理局の公式HP
評価:★★★☆