千花日記

その日にあった自分のイベントや、感じた事を書きたいと思います。

人それぞれの死

2006年09月14日 22時55分35秒 | 悲しい出来事
2006.9.14(木)山形→福岡

今日、山形から福岡に戻ってきました。
朝、会社に向かう父に「気をつけてな」と言われ
仙台空港行きのバス停まで送ってくれた母に「元気でね」と言われた。
寂しくて泣きたくなるのと同時に、父母が年をとったな
私はいつ両親と死に別れるのかと考えてしまった。

そんな寂しい気持ちを抱えながら福岡に着いて
無事に着いたと実家に電話したら、キャッチホンで
母から「おばさんが亡くなって今電話中」と切られた。
頭の中が???誰が亡くなったって?
少ししてから母から電話がかかってきて、4月に亡くなった祖母の妹さんが
家族と車で旅行中に居眠り?運転による交通事故で亡くなったらしい。
後部座席にいたおばさんだけが亡くなった。
品があって頭が良くて料理がとても得意なおばさん。
栗の渋皮煮とかお彼岸の料理とかも頂いた事があるのですが全部美味しかった。
お盆の期間は毎食違うものを仏様に供えるって言っていたので
どんな物をお供えしているのか、是非下げたものを食べさせて欲しいってお願いしたら
「どうぞ」と言ってもらっていたのに、親に遠慮しなさいと言われ行かなかった。
後悔してもしきれない。おばさんの料理教えて欲しかった。
あんなにお元気そうだったのに、もうこの世にいないなんて悲しすぎる。

私が経験した死ぬ前の光景
病気になってどんどん自由を奪われて
病院で体中機械をつけられて、痛みと苦しみで助けを求める手。
家族の疲れきっている顔、悲しんでいる姿。
あの状況は忘れたくても脳裏に焼きついている。
でも残り少ない一緒に過ごす時間を大切に、その人に感謝する時間はあった。

今まで理想の死は、事故であっという間に死ぬのが良いと思っていた。
そんなに苦しまないだろうし、お金もかからないし、家族に負担を掛けなくてすむから。
でも、昨日まで元気だった人が、いきなりこの世からいなくなったら
どう心の整理をしたら良いんだろう。
ましてや交通事故で被害者だったら、誰かを恨んでしまう。
今回は家族が運転していてという事で、誰も事故について語らない。
どこにこの悲しみをぶつけて良いのか。
事故でも寿命と考えるしかないのだろうか。





最新の画像もっと見る