百☆合

百合いろいろ。

王となった少女(THE GIRL KING)

2016-11-09 00:10:40 | 映画
フィンランド映画祭2016にて視聴。

予告映像の映像美(百合)と、あらすじ(百合)にひかれてチケット購入。
百合豚ですから。

以下、ネタバレだらけの感想など。

○あらすじ
1600年頃に生きたスウェーデン女王クリスティーナの生涯

○百合豚並感想
まず、、、英語でしゃべるんかい!!
フィンランド語に身構えてたらずっこけた。笑

姉が弟の婚約者をNTRなんて興奮する!
衣装や背景等の美術がとても綺麗。
相手役のエバ伯爵夫人(サラ・ガドンちゃん)は
華奢な体と透明感のある上品で美しい顔が絶品。
そりゃ、誰でも恋に落ちるわ。
ふわふわのファーのついたコートがとても似合っていた。
史実だとクリスティーナ女王は、各方面手当たり次第に
ガールハントしていく恋多き方だったようだけど、
本作は一対一の関係に焦点を当てて丁寧に関係を描いていてよかった。

ただ、宗教対立やら啓蒙思想やら母の愛の欠如やら、
不要な(=百合以外の)シーンもやたら多くて参った。
特に、解剖学?のために死体の脳を開く場面はグロくて見てられない。
そんな場面よりももっと映すべきものがあるでしょうよ!!
エバ伯爵夫人のかわいい顔とかマント姿とかドレス姿とか!!!

あと、主役の方のキャスティング、もっと麗しい方はいなかったの?(直球)
いや、男勝りなゴツさや粗野な感じは出てたけど、
主役がケイト・ブランシェット様のようなイケ女だったら
非の打ち所がない名作になったと思うわ。
あぁ、もったいない。
あと、パヤパヤシーンに入るとこの雰囲気は超良くて最高なんだけど、
どれも短すぎよ!
そこをもっと伸ばして、グロシーンを削れば名作に(ry

クリスティーナ女王がデカルトの啓蒙思想かぶれと見せかけて、
恋のお悩み相談のお手紙出してたのにはちょっと萌えたわ。
後継を周囲にうるさく言われた女王の解決策が自分の婚約者♂を
養子にして、王位継承したのには、その手があったか!と目からウロコ。
女王が産まなきゃいけないかと思い込んでた自分のこり固まった考えを恥じた。

あと、最後はバッドエンドといっていいと思うので、
ハッピーエンド好きは注意。


キャスティングもったいない度
★★★★★

二人(クリスティーナ×エバ)の関係
★★★★☆

オススメ度
★★☆☆☆

結論:早送りで二人が出てる場面だけ見てキュンキュンするのが一番楽しめると思います。