百☆合

百合いろいろ。

インディゴ・ブルー(祥伝社、やまじえびね)

2010-05-04 07:19:11 | 百合(?)
古本屋で見つけたマンガ。

エロい。


○あらすじ
異性愛者を装って生きてるバイ(?)の主人公(女)が、
同性愛者(女)と出会い恋人関係になったことから
同性愛者として生きていくことを決めるお話。

主人公は、男の恋人とは体の相性?は良いが恋愛感情は抱けない。
大学時代に彼氏持ちの同性(女)に片思いした経験から、
その行きどころのない思いを吐き出すために小説を書きはじめた小説家。
主人公と恋仲になる人は主人公の小説のファン。

○感想
自分の小説を読んだだけで、一見分からぬように同性愛を表現したことを
読み取ってくれて、初対面で「私はレズで、あなたの小説が好きで、
あなたに一目惚れしました」って言ってくれる女性が現れた時点で、
主人公は勝ち組すぎるw
なにそのおとぎ話。
眠ってたらイケメン王子様が来て「一目惚れした、結婚してくれ」
っていうディズニーと何も変わらん。

まあ、そのあと主人公は彼氏の存在をもてあましたり、
せっかく出来た彼女と破局の危機を迎えたりするんだけど。


破局しかけて、仲直りした後の主人公の心情描写が分からない…。
↓注:環=主人公の彼女
「環という人間を少しも理解していなかった
そのことに 気がついた」


主人公に対しての周囲の言葉に違和感を感じる。

「好きでもないのにつきあってたの?」
「なんかちょっと気の毒ね その男たち」
とか
「その気がないなら別れ話をきちんとしろよ」
とか。

つきあうって何だ?と考えさせられた。(中二病ぽいwww)
私の中では、
つきあう=一緒に行動することに対して理由を求められないような関係
だと解釈してる。

つきあう=お互い好き合ってる状態、という考えもあるのは分かるけど…。
別に他人の脳内なんて分かるわけないんだから、
好きじゃなくても一緒に出かけられるんならつきあってることになるし、
全然、主人公とつきあってた過去の男性陣は気の毒じゃないと思う。
直接「好きじゃない」と言ってる訳じゃないし、貴重な時間をその人のために多少なりとも割いてる訳だし。
そもそも、つきあう際に何を要求される・するのかについて、主人公と周りには意識差があるように思う。

どうでもいいかw