百☆合

百合いろいろ。

「秘密の花園」 三浦しをん 新潮文庫

2007-09-19 15:16:30 | 百合(?)
本屋をぶらぶらしていたら、
秘密、花園、三浦しをん、という単語が
目に入ったので手に取ってみた。

裏の説明書きを読む。
「…カトリック系女子高に通う、三人の少女…」

購入決定!

あさのあつこ氏の時もこんな感じで買って
結果は地雷だったけど、
三浦氏なら百合姫にエッセイ書いてた気がするし、
大丈夫だろう……

○感想(ネタバレあり)
三人の少女が主人公で、それぞれの視点からの短編が一つ、
あわせて三つの短編が入っている本だった。

<主人公紹介>
五十嵐那由多:美少女
中山翠:美少女。那由多が好き
坊家淑子:男性教師とアッー!

翠→那由多はガチ。片思い描写がとても萌えるけど
書き写すだけの体力が今の私には無い。残念。

那由多は開明高校(明らかに元ネタは○成)の男子に
告白されるも、ずっと翠の方を気にかけていて好印象。
翠が思う以上に、那由多は翠のことを好きだと思う。
だから実は両想いなんだな。うん。こういう設定は好きだ。

淑子は"那由多と仲良くなりたい"と思ったり、
翠と那由多の特別な関係を羨んだりしていて
百合の素質はあるのに、男性教師と… orz
しかもこの本の中では淑子編が一番長い。そしてエロい。

やってくれましたね、三浦さん…
よく私の百合への期待を見事に打ち砕いてくれました…

救いとしては、三つのうちの最後が翠編だということ。
翠編が一番百合度が高かった。