心臓病児を育てる-左心低形成のちっちとのあゆみ-

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病気の子供を育てながら働くということ

2005年03月24日 | かっちゃん
私はちっちを育てながらフルタイムで働いています。ちっちが生まれて大変な病気だとわかったときに、一瞬仕事をやめようかとも思いましたが、10年続けてきた仕事にはそれなりのやりがいも見出していましたし、社会とのつながりが途絶えてしまうことへの不安もあり、とりあえずもうだめだと思うところまでやってみようということになりました。5年の間に一時はパートになりましたが、2年前からは再び正社員で働いています。初めのころは、ちっちも体力がなく、風邪をひけば入院という状態だったため、仕事に穴を開けることも多く、人間関係もギクシャクして精神的につらい日々でしたが、とにかく一生懸命働き、ほかの職員が風邪をひいたときには自分が休みであっても気持ちよく出てあげる事で何とか今までつないでいるといった感じです。

普段は同居している母に世話をお願いしています。といっても母も不定期に仕事をしているので、母が仕事のときに風邪をひかれるともう大変です。100キロ離れたところに住む義母にSOSし、看病をお願いして、帰りに交通費とお菓子を渡します。出費がちょっと痛いですが、義母も気持ちよく引き受けてくれるので本当にありがたいです。やはり、子供を育てながら働く(働き続ける)ためには多くの助けが必要だとつくづく感じます。不景気の上に核家族が増えている今、助けになってくれる人を探すのは容易なことではありません。行政も、もっともっと子育て支援に力を注ぐべきだと強く感じる今日この頃です。

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