るおといつまでも

~るお日記~

空手伝説

2009-03-24 19:10:04 | Weblog
小さい頃.体が弱かったらしい僕は空手を習わされた。無理矢理だ。しかし.行きたくないと言う僕の意見は無視され.僕の道場通いが始まった。 《空手伝説》 通っていた道場の先生は.北海道でも有名な空手使いだった。空手と言っても.いろんな流派がある。僕のやっていたのは和道流だ。そこの先生は.見た目と稽古中は鬼みたいな感じだが.普段は優しく面白い人だった。空手以外に.アイス家さんみたいな事をしてて.よくアイスをくれた。だから良い人だ。アイスを好きな人に悪い人はいない。そして. 多分.子供が好きだったんだろう?よくみんなを家に泊めてHな話しをしてくれた.キャハ。 初めは嫌嫌行っていた僕も.小学4年ぐらいには.少しづつやる気になってきた。やる気になるまで三年かかっ
たと言う事だ。よっぽど嫌だったのだろう。 やる気のでた理由は.大会に出るようになったからだ。それまで.だしてもらえなかったのは.きっと下手くそだったんだろう。 大会の話しはまた今度にして.今日は稽古前に起きた事件について… 確か.小学三年か四年位の時でした。多分.夏です。先生が稽古前に外で遊ぼうと言ったので.覚えてないが何かして遊んでいた。そのうち.先生の回りにみんなが集まりだした。覗いて見ると先生が石を割っていた。チョップで!子供だった僕らは.先生を尊敬しヒ-ロ-のようにもてはやした。気を良くした先生は.初め小さく平べったく薄い石を割っていたが.中々の石にも挑戦するようになっていった。それでも.見事に石を割った先生は僕の中ではス-パ-マンだった。しかし
.稽古の最後にやる組み手(戦うやつ)で先生とやった時.右手がオモイッキリ腫れてるのを僕は見た。ス-パ-マンはいないと感じた夏だった。きっと.アイスで冷やしたのではないか?と今の僕は思ってる。《つづく》