蝦夷犬(エゾイヌ)

奥羽越列藩同盟の東北北海道さらに新潟県をテーマとして、地域の新聞から記事を選び、勝手なことを書きたいと思う。

藤井新王座 八冠独占

2023-10-12 09:02:00 | 日記
河北新報電子版 朝刊
令和5年10月12日 1/26

21歳2ヶ月の快挙!
中盤で永瀬前王座が勝つと思った。
途中経過の解説もそのように説明していた。
将棋は門外漢だが、長男が幼少の頃に地方の強豪の棋士数人に教えを頂き、それほど面白いものかと、興味を抱いてから動静を見ているが、今回の練習仲間である藤井聡太名人七冠と、永瀬拓矢前王座の戦いは、特別に興味を引くものだった。
それにしても、棋譜内容はちんぷんかんぷんだが、ふたりが同じように盤上を睨み回す様子は、微笑ましくもあり、また勝負の世界の残酷さとも感じて、面白かった。
お疲れ様でした。

藤井聡太新八冠と野球の大谷翔平選手がオーバーラップして見えるのは、私だけでは無いらしい。
時に同様の感想を目にすることがある。
勝負の世界で異彩を放つ2人なので、前人未踏の荒野を開拓する姿が似ているように思うのだろう。
苛酷な世界に身を置き歩を進めて、若くして頂点を極めたそのストイックさも2人の共通点と思い、見えて、どこかシンクロするものに感じているのだろう。

週刊現代によると2人ともに次男坊の7月生まれだと言う。
お2人のお母さんまで似ているとは取材した記者の言葉である。
取材拒否などの否定的な対応や言葉を発するではなく、大谷加代子さんも、藤井裕子さんも穏やかながら言質を取られない気働きのできる女性であるそうだ。
東大に4人の子供を入れました、などと顰蹙を受けかねないような驕りの見える言動など考えようもない。
日本の母はそうでなくっちゃと、私のようなジジイは感激する姿勢である。
私の同学年の唯一尊敬畏敬の念に駆られる、とある大学教授は、母を育てたいと女子大に赴任したことがあった。
まさに女性が育って母となるなら、この親にしてこの子ありと思う理想の家庭を築き、天才はそこから巣立って来るのだろう。
私などは赤面汗顔の思いである。

ひふみんeyeを連載している加藤一二三氏は、かねてから藤井聡太名人八冠を非常にお気に入りだが、言葉が踊るように、今回の王座奪取について書き記した。
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21歳、デビュー7年弱でタイトル総なめですか。藤井8冠、快挙ですよ。明らかに敗勢だった局面で勝負形に持っていく指し回しは、タイトル戦という大きな舞台の中で身につけた「局面を複雑にして粘って、勝ちを拾う」という第3の戦術でした。デビュー間もないころから得意だった「一直線の攻め合い」、対局を重ねるうちに感覚的に体得した「渋い受け」とともに、藤井将棋の大きな柱となっていることが、8冠全制覇の対局で明らかになりました。
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ひふみん興奮冷めやらぬ、大絶賛の観戦記である。
- 藤井聡太名人八冠達成と、好々爺ながらますます矍鑠(かくしゃく)たるひふみんに、大天晴れを贈り、今後の精進とご活躍を祈念申し上げます。
壮絶絶後の名勝負は、語り継がれることでしょう。


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