RSM MBA Life

オランダロッテルダムにあるRSM Erasmus UniversityのMBA Programに通う学生達の日記。

Term1終了

2013-04-07 20:23:40 | MBA12生活

Kotaです。二か月ぶりの投稿です。

ちょうど2週間前にTerm1が終わり、その後2週間はまるまる春休みでした。ロッテルダムから出て各地を旅行する人、ロッテルダムに残ってゆっくりする人と、クラスメイトもそれぞれの春休みを満喫している模様です。僕もフランスとスイスに2週間丸々つかって旅行してきました。すっかり英語も忘れてしまい、明日からのTerm2が今から心配です。

早くもTerm1の記憶が薄れつつあるので、タイトルの通り、忘れる前にTerm1の感想を諸々書いておきたいと思います。

~授業~

Term1は基礎科目的な授業が多く、統計や会計、組織論などの授業を履修しました。授業数や予習復習の大変さでいうと、統計、会計等の数値系科目が圧倒的で、たぶんTerm1で勉強した時間の7-8割はこれらの科目に費やされたのではないかと思います。僕個人の場合、会計は大学で学んだ経験があるものの、統計は全くの素人だったので、かなり苦労しました。

各授業の予習にもかなりの時間をとられるので、毎日相当な量の英文(いわゆる「ケース」)を読むことになります。
僕の場合、当初はMBAの授業を甘く見ていたこともあって、それほど熱心に予習復習していなかったのですが、Term1の途中で、明らかに周りの理解度と自分の理解度が乖離していることに気づき、あわててキャッチアップしました。とにかく勉強量は想像以上でした。

いずれの授業も、日本の大学にあるような、教授がひたすら説明を続けるスタイルではなく、学生とのディスカッションをベースにしたスタイルです。自分から予習したり、授業に参加していく姿勢がなければ、学びを得ることは難しいです。正直、自分自身もこれらの授業を活用して学びの機会を活かしきれているかというと、まだまだだと思うので、Term2ではもう少し進化していきたいと思っています。

~グループワーク~

各授業では、「アサインメント」と言われる、グループワークを前提とした課題が、だいたい1授業につき1-2程度課せられます。これらの課題をTerm1の間、一緒に取り組む5-6人のグループが、学校側からランダムで組まれます。僕のチームはカナダ、フランス、台湾、ペルー、インド、日本(自分)という構成でした。

日本の大学をでると、こうしたグループワークの大変さは想像しにくく、僕自身もかなり甘くみていたのですが、実際は死ぬほど大変でした。まず第一に、これは日本人特有の大変さですが、英語でのディスカッションで当初死にそうになりました。1月のプログラム開始当初などは、単純な会話すら聞き取れず、帰国したくなりました。

ただ、英語にも徐々に慣れ、自分の得意分野でチームに貢献していくコツも掴んできたあたりから、多少はラクになりました。僕のチームでは各アサインメントごとにリーダーを変える輪番制を採っていたので、僕もいくつかのケースのリードを経験しましたが、前職の経験を活かせるアサインメントを割り当ててもらい、やりきることが出来ました。課題自体は単純なのですが、英語でチームをまとめ上げて、成果物を作り上げる経験は、自分にとって本当に貴重な経験で、多少の自信になりました。

チーム運営も正直楽ではなく、あまり協力的でないメンバーや適当なメンバーもおり、しばしば不協和音が生じました。そうした部分も含めて学びを得られるよう、意図的にプログラムが設計されているのでしょうが、取り組んでいる最中は本当に大変です。Term2では新たなチームが組まれ、苦労が絶えなさそうですが、頑張って乗り切っていきたいと思います。

~テスト~

3月に入ってすぐ、Term1の期末テストが実施されました。

テスト前になると、数人でグループを組んでテスト対策する光景が散見されるようになります。ぼくも数人のクラスメイトに誘われ、テスト前は朝から晩まで缶詰になって一緒に勉強しました。まったく土地勘のない科目だと、、一人で勉強するよりクラスメイトに教えてもらうほうが効率が良く、かなり助けられました。

面白いのが、これらのテスト前のお勉強グループは、人種別、国別などなどに分かれがちである点です。中国人台湾人は一緒にグループを組む傾向があるし、ドイツ人はドイツ人、インド人はインド人だけで勉強していたりしています。やはり言葉や文化が同じだとお互いの理解も促進しやすいということなんだろうなと思います。僕も、結局韓国人やインドネシア人等のアジア系のクラスメイトと一緒に勉強することが多く、やはり彼らの説明は分かりやすかったし、ぼくの意図を伝えるのも簡単でした。

テストに向けて一緒に勉強した仲間とは、勉強後に飲みに行ったりと、とても親しくなりました。グループワークのチームメイトは、学校側から強制アサインされることもあり、仕事仲間みたいな雰囲気なのですが、 テスト勉強仲間はサークルっぽい雰囲気で、とにかく楽しい時間を共有できました。

明日からTerm2ですが、気付けば早くもプログラムの三分の一程度が終わってしまっています。Term1もあっという間だったので、Term2も一瞬だと思います。Term1の経験も踏まえて、Term2ではより多く学べるよう、日々工夫しながら過ごしたいと思います。