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2006年東大入試分析・国語

2006年03月23日 16時02分09秒 | 2006年東京大学入試問題分析
【国語】
昨年は古典が難化し、受験業界ではここまでの難化は昨年までと言われていたらしい。
その話の通り、今年は易化し、平均点も上がったのではないだろうか。

(漢文)
緊張のためか、一読しても何を言ってるのか理解できなかったが、易化していることは直感的に分かった。
2回目の読みで、ようやく理解でき、せっせと解答作成。
文中の要素もしつこく盛り込む。かつ、日本語らしい言葉と簡潔な説明を心掛ける。
8割は出来たと思う。
東大漢文は表層的な意味だけでなく、話の流れや意義を意識するべき。

(古文)
なんとも話の内容が簡素な物語だった気がする。
全体として何が言いたいかは理解出来たが、個人的に主語の特定に苦しんだ。
東大古文の傍線部訳は逐語訳で十分。
解答欄の大きさからも、裏付けられる。

古典に共通して言えるのは、「東大の古典25ヵ年」での過去問研究がものをいったと思う。
よく東大古典はセンター古典より簡単と言われるが、今年の東大の問題は例年のセンター古典より簡単と言っても間違いではないと思う。

(第1問)
死と宗教についての話は何かの東大模試の4番で見た気がする。
今頃、的中とか言って騒いでたりして。
漢字はかもるべきだが、1問ミスった。
論述は大体答えのポイントとなる場所が容易に特定出来るので、自分の言葉に換言して慎重に解答作成。
120字作文は語れるほどいい答案が書けた自信はありません。

(第4問)
問題の切り口は平易。
問題文も容易に意味が取れる。
設問を意識しながら解答作成。
半分はとれたでしょう。



直前期(本番1週間前)に紫本で演習しようと思ったら、本屋で中々見つからず、白本で代用。
白本の特徴としては、解説が少ないので時間が無い時には有効だが、じっくり東大国語を研究しようとするなら紫本に劣る。
採点基準は載ってるので自己採点は可能。
直前の白本演習では現代文が全然出来なくてかなり焦ったけど、本番は模試問題より簡単だったので模試の難易度に騙されないようにすべき。
受けてみた実感としては、時間が少ないということ。
じっくり解答する際、要素をもれなく、日本語として正しいか?論理的か?簡潔か?と追及していく際にとても時間がかかる。
この辺は慣れの領域か。