名も泣き戦士のブログ

ワンブリ生、rrrのブログ。

今だから入試回顧録・第2章

2007年03月12日 01時00分00秒 | 今だから入試回顧録

英語は得意じゃなかった。

2週間というブランクだけでも僕を不安と緊張のどん底に落とし入れるには十分すぎるのに、である。

だが、試験が始まれば目の前の問題にのめり込めるはず。
今までもそうだった。

さぁ、読もう!



「The anxieties of our time are not fundamentally ・・・」



・・・ん?



「The anxieties of ・・・」



えっと・・・



「The anxieties ・・・」





あ、アンキシティーズ・・・










なんだっけこの単語(anxieties)の意味(汗






意気込んで迎えた僕の国立大学入試試験後期日程は、わずか2単語目で早くも挫折の空気を漂わせた。
決してブログを面白おかしくするために書いてるわけではない。
僕は本当に分からなかったし、非常に焦ったのだ、今でも鮮明に覚えている所以だ。



僕はこの状況をどのように打破したのか。



これは中々大きなポイントだと思う。
実は、最初の設問が問題文の開始早々あったのだ。
約三行分の英文和訳の問題。



〝しめた〟と思えた。



僕は、英語の中でも、リスニングや長文読解の記号問題には自信が無かったが、英文和訳にはそこそこの自信があった。
模試でも英文和訳だけは何度も満点を取っていたからだ。

文構造や文法がしっかり取れていることをアピールしつつも、無理のない的確な日本語に訳し、分からない単語は推測しながら『減点されない訳し方』を心がける。



攻めるところは攻め、守るところは守るのだ。



この問題に腰を据えて取り組んだ。
自信のある答えが書ければ自身と余裕が生まれ、また、序盤の問題文の内容が理解出来ると考えたからだ。

そして自分なりの〝傑作〟を作り上げ、先に進む。



これは見事に功を奏し、その後はスムーズに読み進め、後で確認したところ、記号問題は全問正解。
英文和訳・日本語での説明問題は、アピールにアピールし、妥協せずに全ての問題に満足のいく解答を書き上げた。


長文問題が終わると、待っていたのは自由英作文。
要約型と、創造英作文型。
これらはどちらも『自由英作文のトレーニング』で直前に勉強しまくったところなので、採点要素を漏らさぬよう、そしてスペル・文法ミス等のケアレスミスが無いように丁寧に答えを書いていった。



その最中に始まったリスニング。



僕はリスニングは自信が無かったが、一橋後期英語のリスニングは、なんともお粗末なものだった。中学生レベルじゃないか!?と思いながらせっせと解答。
差はつかないな、と安心した。




気付けば20分余して全問解答。
何度も何度も自分の答えをチェックして、静かに終了の合図を待っていた。




こうして1科目目は、予想に反して良い感じに幕を閉じた。




だが、一難去ってなんとやら。
続いてはあまり対策のしていない小論文が待ち構えているのである・・・続く。

今だから入試回顧録・第1章

2007年03月12日 00時00分00秒 | 今だから入試回顧録

受験生の皆さん頑張ってますか?
オレも頑張ってます(何

もう勉強のノウハウはオレなんかより皆さんの方が詳しいと思うので、オレに出来るアドバイスは何か考えてみた。

まず、とにかく『大学に合格した』という経験でしょうか。
オレの場合、かなり運がよかった。

正直、今通ってる大学の入試を受けた時は、かなり適当だった。

国立前期試験終了から後期試験までに勉強したのは、過去問の数学3題と英語の長文1題(途中で挫折)、併せて1時間も満たなかった。

その間やったことと言えば、友達の家でDVDを9本ぶっ続けで見たり、サイゼでだべったり、ポテチを一気に3袋食ったり、ゲーセンに行ったり、と、受験という束縛からの、間違った開放感を微妙に謳歌していた。

入試前日は親に「明日受けんの?」と言われて無償に腹が立ち(笑)、「あぁ?どういう意味だよ、受けねえよ!」とか言ってケンカになったりもして、当日のコンディションは最悪だった(結局受験料が勿体無いと言う理由で受けに行く)。

下見どころか、模試の志望校覧にも書いたことが無かったので、当日は当然道に迷いながら、なんとか辿り着いたという感じだった。



が、である。




3月中旬の国立駅前の大学通りは、入試を終えていないオレを尻目に桜が満開だった。




オレが今の大学に行きたいと思ったのはこれが最初で、最高のモチベーションを与えてくれたと思う。

今だから分かるのだが、入試が行われていたのは西キャンパスだったのに最初東キャンパスに向かっていたのは如何に事前準備が足りなかったかを物語っている。

自分の教室を見つけ出し、席に着いたとき思ったのは後期試験では誰もが目の当たりにする

「空席の多さ」

ガラガラもいいところ、前期で受かった奴、足きりになった奴、色々いるんだろうなぁ、と思いながら「今オレはここにいる」ということを肝に銘じて、おもむろにトイレに向かう。

席に戻って何をしてたっけ・・・あぁ、過去問見てました。
論文が不安で仕方なかったので、赤本の解答解説読んでネタ仕込み。
あとは「自由英作文のトレーニング」を読みまくってこちらもネタ仕込み。
これは今思い返しても、中々功を奏したように思う。

後期試験は何処か前期試験とは違った趣で、入試と言うより、どこか定期試験に似ていたような気がする。
前期試験失敗に終わって否応なしに下がってしまったモチベーションは誰しも皆、容易には回復できないようだ。
だが、皆。





そこがチャンスなのだ!!




さて、1科目目、英語、怒涛の開始!
この後起こる悲劇にこの時はまだ気付く由もないのであった・・・続く。