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Chaos Café RoyalBlue カオス・カフェ ロイヤルブルー 華緒洲三姉妹/かおすさんしまい




近代日本と物理実験機器 その2

前回紹介した、本「近代日本と物理実験機器」の内容の紹介です。
写真は、PO型ホイートストーンブリッジのページです。このページの写真は、カラーです。オールカラーの本ではありませんので、モノクロのページがほとんどですが、このようにカラー写真のページも結構あります。カラー写真を掲載しているものはやはりインパクトが強いものが多い?ような気がします。

たとえば「六分儀」ですが、アンティークとしての人気も高く、入手しようとすると結構高価なものです。

もっともこの六分儀の場合は、実験機器というよりは、航海計器としての性格が強いので、そちら方面のコレクターの方も収集されています。そのせいで高価なのかも知れませんが。

* 今回紹介している、実験機器は京都大学総合博物館 URL:http://www.museum.kyoto-u.ac.jp/の「旧制第三高等学校の物理実験器具コレクション」のデータベースで見ることが出来ます。

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写真は「近代日本と物理実験機器」という本です。価格が12,000円とかなり高価な本です。

この本を編集したのは、京都大学です。
京都大学が明治、明治から大正期に第三高等学校とよばれた頃の物理学の実験機器を詳細に紹介しています。
表紙を見て分かると思いますが、物理実験機器ということで内容はほとんど金物系の機器になります。まれにガラス系等の機器も乗っていますがそれほど多くはありません。
カラーの写真も多くあり、資料的価値が高い本ではないかと思います。

*内容は別の機会に紹介します。

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富士形3号電話機 共電式

昨日に引き続き電話機の紹介です。今回紹介するのは富士型電話機の共電式のものです。自動式の電話機ではないのでダイヤルはありません。それ以外に構造的に大きな違いはないようです。

この富士型電話機に限ったことではないのですが、共電式の電話機にダイヤルを取り付け自動式に改造しているものもかなりの数出回っています。見た目や、機能的には同じものですが、オリジナルのものが好きな方は敬遠しているようです。私の持っているものの中にも何台かあります。

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共電式加入者受話器
デルビル送話器


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電話機の図鑑「富士形3号電話機」

既に閉鎖してしまった本館の「電話機の図鑑」。まだ完成していなかったのが残念です。新たにサーバを立てたら(いつになることか)再開したいと思います。

そこでしばらくこのブログで電話機を紹介していきます。

☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆

富士形3号電話機

この電話機は、「富士形3号電話機」という電話機です。いわゆる「3号自動式電話機」と同等のものです。

政府は戦争により壊滅的な打撃を受けた電話設備を復旧しようとしましたが、電話機の数自体がが足りなくなりました。そこで、電話機を製造しているメーカの電話機を認定し、3号電話機の代用としました。
その中で、富士通信機製造株式会社(現在の富士通です。この会社は富士電機製造株式会社の電話部所管業務を分離して設立されました)が製造した電話機がこの電話になります。
この電話機は1945年(昭和20年)12月、逓信院の標準規格認定を受け正式に採用されました。
(それ以前は電話機製造業者に指定されていなかったようですが、これ以降正式に指定されました)



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デルビル式送話器の実際の構造を実物で見てみましょう。
まず、デルビル式の送話器を分解してみます。
(本当は分解してはいけません。今回は実験用に一度分解したものを使っています)

写真は分解したものです。左上の金色の金物、中心にある黒い部分が炭素の粒です。中央下の黒い丸い物体は振動板です。薄い鋼板で出来ています。

デルビル式の電話機を入手すると、まずこの送話器が不完全なものが多いですね。内部を開けてしまったのか、炭素粒や振動板、ビスの無いものをよく見かけます。
ちょっと見た目にはわからないので、注意が必要です。

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前回紹介した、デルビル送話器の構造図をお見せしたいと思います。

この図は昭和16年5月発行「電力技術者用電話学」から引用したものです。
構造はそれほど難しくもなく、振動板の奥に、カーボン(炭素)粒がつまっており、そこから電極が出ているというものです。なお、振動板の手前に金網となっていますが、実際は丸い穴の開いたパンチング板がホーンの部分と一体となっています。
(実際にメッシュ状の金網が付いているものは見たことがありません。なお、以前紹介した、島津の送話器説明器では普通の金網が使われています)


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前回は島津の「送受話器説明器」を紹介しました。今回は、実際の電話機に使われているデルビル送話器を紹介します。

デルビル式送話器
デルビル送話器はそれまで用いられてきたガワー送話器を改良し、高感度にしたものです。ガワー送話器に用いられていた炭素棒を炭素粒に替えることにより、接触点を増し、感度を高くすることができました。

写真は実際のデルビル送話器です。ホーン(ラッパ)から入った音は振動板を震わせます。そうすると中のカーボン粒に加わる圧力が振動により変化します。その圧力の変化により電極間の抵抗値が変わることで、電極間の電流も変化し音声信号に変換されます。

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昨日に引き続き、島津製作所物を紹介します。
「送話器説明器」です。本当は、これに受話器説明器がついて、「送受話器説明器」となるのが正解なのでしょう。
(中村理科のカタログではそうなっていました)
残念ながら受話器のほうは欠品しておりありません。もっとも、デルビル式壁掛電話機や、2号壁掛電話機についている受話器と同じものだと思いますので、そちらから流用は出来ると思いますが。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 この説明器は、デルビル送話器の構造と原理を説明するものです。細かく見てみると、実際のデルビル送話器よりはサイズが若干小さくなっています。また、振動板は金属製でなくガラス製となっており、内部のカーボン粒の様子がが観察できるようになっています。写真から分かるように端子がついており、電池と受話器を接続することで、実際に音声が伝わることを確認できるようになっているようです。
つまり単なる模型やカットモデルではないということです。

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島津製作所のMPm型電流計の紹介です。
メータでは横河電機が有名ですが、こちらは島津製作所製です。
昭和18年の製造のマイクロアンペア計(μA)です。フルスケールで150μAの測定器です。
古いという意外に特に目立った特長はなく、あまり面白みがありません。
(個人的な感想です)

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