goo blog サービス終了のお知らせ 

工場・研究所・美術館設計の「老有自」があなたの会社の完全サポート!

長年の工場や研究所、美術館、そして数々の邸宅に至る建築設計のノウハウを公開し、あなたのお役に立つ情報を発信いたします。

ご無沙汰しておりました。

2012-08-21 13:55:20 | 仕事
根本さんとしたことが、66日間も入院しておりました。
病名は「膵炎(すいえん)」・・・膵臓(すいぞう)の病気です。
昨年の夏、十二指腸の乳頭部(膵臓と肝臓からの液の出口)に出来たポリープを削除したのですが、
その回復に当たり、盛り上がってきた肉が約1年を経過し、
盛り上がり過ぎ、膵臓からの膵液出口を塞いでしまったとのこと。

出口を失った膵液が膵臓内に溜まり、高温と激しい腹痛を生じ、
救急車で搬送されたのが6月4日の夜でした。
緊急に出口をつくり、液が流れるようにしたのは良いのですが、
体温の上昇に伴う内臓廻りの皮下脂肪が解けて、体内の厄介なところに溜まってしまったとのこと。

内視鏡手術で、胃内部から細いプラスチックホース2本を、その患部に繋ぎ、
その1本から水を注ぎこみ、他の1本から胃そして腸経由で排出するのに、
紆余曲折(結構危ない局面も・・・)はありましたが、何と2か月以上を費やしたのでした。
途中はもちろん絶食で、点滴の栄養補給のみ、お陰様で体重10キロ減。

問題は、抱えていた仕事の処理、業者の方には西新宿の東京医科大学病院へ足を運んで頂き、
またわざわざ病院までお見舞いに来て頂いた方々には、この場をお借りしてあらためて御礼申し上げます。

さて退院は8月10日で、お盆休みの直前という事もあり、
ちょうど良いワオーミングアップ期間とさせて頂きました。
盆休みも明け、昨日20日からはまた以前の様にバリバリ仕事をやろうと思っています。

せっかちな根本さん・・・皆さんからは「あまり無理しないよう・・・」と口々に言われますが、
貴重なこの経験を生かしつつ、アクセルとブレーキをほどほどに踏み込みながら、
まだまだ続きそうなこの猛暑を、何とか切り抜けたいと思っています。

皆様、今後ともよろしくお願い致します。




忙しすぎの楽しさよ

2012-03-16 07:06:09 | 仕事
年々早々から忙し過ぎで、先月はブログ記入が出来ませんでした。

マンションAの実施設計とマンションBの計画変更、マンションCの長期修繕計画、高級住宅のコンペ参加依頼、免震オフィスAの基本計画、オフィスBの内装など、一気に計画が集中しています。集中するときはこんなもの・・・
仕事が無い時のストレスよりはずっとまし・・・ということはイヤというほど分かっています。

自宅兼事務所になったせいで、朝は7時から夜9時頃まで、みっちり仕事が出来るのが有難い。
一方、読まねばならない貴重な本が隣の棚に9冊積み上がり、建築雑誌も12冊・・・ヒエー・・・

そのせいか、家族と一緒の週末は、逆にしっかり休み、頭も心も体もスッキリさせようと色々な工夫をしています。ここのところ週末の天気が悪く、最近できた湘南テラスモールでの映画干渉は欠かせません。
食事の時間も貴重なひととき・・・
今晩のワインとパンとチーズとピクルスは何にしましょうか・・・
そうそう先週、娘に「沖縄料理」の研究を依頼していましたっけ。

さて今日も、朝9時半から恵比寿でオーナーさんとの打ち合わせ。
それが終わったらアチコチに電話・・・
週末の自宅での作業用にUSBに図面を入れて・・・
午後からは車検に出す車を届けて・・・・
来週は火曜が休日で打ち合わせが出来ないかあ・・・痛いなあ。

ウッシッシの大吉

2012-01-27 10:04:01 | 仕事
今日は1月27日、毎年1月は過ぎるのが早いと思うのは、皆さんも同じではないでしょうか・・・月始めのバタバタがあるからでしょうね。
恒例の「江の島神社」でのおみくじは、本当に久しぶりの「大吉」・・・ウッシッシ!

さてさて、本年早々は、現在やっているマンションの確認申請の詰めをやらねばです。
最近は、従来の申請業務に加え建築規模にもよりますが、「バリアフリー法」や「省エネ法」などへの対応も増え、作業時間が大幅に増加しています。
しかし、今までになかった勉強もせねばならず、結果新たな知識を得た充実感も得られ、新たなプロジェクトへの意欲も湧いて来ています。

今でも財布に忍ばせてある、先ほどの「おみくじ」。
・・・次第に運は開け幸福は増し、商売は繁盛します。しかし安心して油断をするとせっかくの幸が禍となります。用心することです・・とあり・・コワッツ!!・・です。

今年も身も心もキリリと引き締めて、いざ・・・ガンバルドー!!




早まっている爪の伸び方

2011-12-20 15:11:51 | 仕事
先月は、仕事でのあまり忙しさについブログ記載を忘れてしまいました。
今日は12月20日、今年もあと10日余りで終わろうとしています。

私個人の今年は、実に変化に富んだ面白い一年でした。
大好きだった建物の竣工、家族小旅行、面白かった2週間の初めての入院、2か月に及ぶ(至福の?)留守居生活、その期間中に家族に内緒で一人でやった家の改装、ワクワクの新しい仕事の始まり、そして何より家族と過ごす週末の充実化です。

そうそう、3月には“あの大震災があったのですね・・・”急停車の電車の中、高台の線路から横転転落するのでは?と思ったのを思い出します。傍のおばさんの悲鳴も泣きじゃくるお姉さんの姿も、耳に目にいまだ残っています。
家族と連絡が取れた時の安堵感・・・何とアメリカにいる娘との方が先に連絡が取れたとか・・・あの時のことは皆さんもそれぞれに思い出すことでしょう・・・その後の節電生活も、日本人の素晴らしさを世界がたたえたことも・・・思い出しています・・・。

その後の欧米の金融財政問題、アラブの春、昨日はキム・ジョンイル・・・。
今年はまだ10日残っていますが、まだ何か起こりそうな気もします。
色々な出来事が急転し、そのテンポは益々早まり、指の爪の伸び方さえ早まっているような気がします。何か大きな大きな変化の予兆を感じているのは私だけではないでしょう。

新しい年が、皆々様に散って、実り多い出会いと、良い変化へと向かう事柄が少しでも多くなることを・・・願うばかりです。

大いなる変化・・・

2011-10-28 07:27:57 | 仕事
今朝はちょっと寒いので、足温器を付けてパソコンに向かっています。
目黒区の青葉台マンションの実施設計も佳境に入ってきました。
今週は「確認申請機関」との折衝も始まり、来週には「消防署」との折衝も始めなければ・・・

雑用も多く「建築士事務所の更新手続き」「川村美術館での特定来館者への説明会」「同美術館の定期調査報告書の作成」「藤沢マンションの25年長期長期修繕計画の作成」なども処理せなばならず、同時に「東京日仏学院の小さな増築設計」、知人からの紹介で「住宅設計コンペ」への参加も視野に入れなければなりません・・・もう今年も10月の終わり・・・

そう言えば、今日は10月28日・・・「マヤカレンダー最後の日」と言われているそうですが・・・我々凡人の計り知れないところで何か大きな変化が起こっているのでしょうか・・・

世間的には「TPPへの参加問題」が大きく扱われています。
「反対」をする人達(特に農業団体とそれを支持する政治家達)に、「将来への展望」があるのでしょうか。
私個人的にはジリ貧状態が続く今の日本を抜け出すには「攻撃は最大の防御」、得意の「技術立国」を盾に腹をくくって「大いなる覚悟」をし、自ら道を切り開いて行く努力をする・・・以外に日本の道は無い・・・知れば知るほどあらゆる分野での「日本の底力はすごい」のですから・・・



絶食・切除・点滴・抜糸・おかゆ

2011-09-30 07:00:12 | 仕事
8月は公私ともども大変忙しく、ついブログ記入を忘れてしまいました。

年一回の健康診断(胃カメラ)で、十二指腸にポリープが・・・
精密検査の結果、悪性ではなく、ガンまでの5段階のうち2~3段階だそうですが、早めに取っておいた方が良いですよ・・・との医者の勧めで入院を決意。

全身麻酔内視鏡手術ですが、絶食・切除・点滴・抜糸・おかゆでの2週間。
6人部屋での生活は「文庫本」と「隣人の家族愛」「女子ワールドカップ」などで実に有意義な時間でした。6~7㎏の減量。ヤッター!!

このことは、先にアメリカに住む長女の引っ越しを手伝いに行った妻と次女さんが2か月の滞在中での出来事。90歳でも元気モリモリのオフクロさんにお世話になりました。
退院後の1か月、週末も1人生活、その間に懸案だった家のペンキ塗や便座取付けなどを無事終え、帰国後の二人への内緒のプレゼントとしました。
喜んだこと喜んだこと・・・お陰様でだいぶ株が上がった様です・・・


仕事的にもマンションなどの打ち合わせや役所廻りなどで結構忙しくしております。
体重は3キロ戻りましたが、何とかこのレベルで維持できれば最高なんですが・・・


東日本大震災(3)

2011-07-12 14:42:27 | 仕事
先回の続き・・・

民主党は中央官僚が牛耳る「中央集権的システム」でもなく、経団連の強い影響下にある「市場原理的システム」でもない、それぞれの地域住民が地産地消の地域密着型の産業やサービスで生活できる「定住自立経済圏」、地域ごとに独立した「地域共同体にゆだねるシステム」への移行を目標とすること自体は、私も正しい方向と大いに認めるところ・・・しかし、以降の尖閣列島・普天間基地問題等々ですっかり我々国民の支持を失ってしまったことは大変残念な思いがしているのは私だけでは無いことでしょう。
続く管政権に於いても、日本が本来目指すべき方向が見えているにもかかわらず、実行力の乏しさなどから迷走していた正にその状況下で、今回の大震災・原発事故が起きたという状況・・・

この様な状況下でまず予想されるのは、生活のニーズとは直接関係のない観光、外食、エンターテイメント、出版などの産業が影響を受け、連鎖的倒産が増大。次にそれらの産業に融資していた金融機関の倒産が相次ぎ、この段階になると失業・リストラと社会不安が続く可能性大とのこと。 

 ではこれからはどうするか。
この様な状況下でも何とか経済を維持するためには、政府が大規模な公共投資をあらゆる分野で実施し、経済のけん引役にならなければならないでしょう。海外からの投資も途絶えた状況下では、政府しか頼るものがない。これは民主党政権が抵抗し、解体の方向性を模索していた「中央集権的システム」への回帰がまた始まろうとしているとのこと。
 
もちろん、こうした政策の導入は、政府に巨額な財政赤字をもたらし、長期的には返済不能の借金となりますが、社会不安に直面する政府はこの様な政策を導入せざるを得ないでしょう。この過程で、国家や政府の経済に対する介入とコントロールは強化されます。これは歴史的には何度も繰り返されてきた事で、つまりこれを「国家資本主義の台頭」と言うのだそうですが
そこは日本人全員が賢さを発揮して、何とか新しい「地域主権の概念」との摺り合せを、どの政権とは関係なく、期待したいものです。

 この様に、これからの日本は激変し、これまでの豊かで個人主義的で、自由な日本では無くなる可能性が高く、度重なる自然災害が襲う困難な時代が待っているかも知れません。

 この様な時代に於いて、まず我々一人一人がしっかりと覚悟を決め、困難な環境を生き抜いていくことで、我々の意識と価値観は一層進化するという事なのかも知れません。
日本文化に基底に流れている協調の哲学と精神性に帰ることが要求されています。
3.11以降、大変な危機の時代に入った様に見えますが、日本は幾度となく破壊と再生を繰り返してきており、とてつもなく危機に強い文化(モラル・精神性・美意識・技術革新・等々・・・間違いなく世界一)・・・
この国民相互の信頼感こそが一人一人の「安心」が得られる根拠となるのではないでしょうか。

 

 


東日本大震災(2)

2011-06-22 19:35:35 | 仕事
今回もかたい話・・・
今回の大震災と原発事故は、日本が国のかたち変えない限り乗り越えられないような苦境のさなかに起こった。
 国際社会の中で国が生き残っていくためには、以下のような基本原則が存在するのだそうだ。
(1)経済システムの整備
(2)国と社会の安全の確保
(3)エネルギーの安定的な確保
(4)社会的安定性の保障
(5)教育の整備
 これらの条件の充足に失敗すると、戦争や侵略、内乱や革命などの危機が発生しやすくなり、国の存続が脅かされる。
国家と社会が存続するためには、これらの基本原則は何としても充足させなければならない。歴史的に見ると、この条件を充足させるには次のような方法があるそうだ。
(A)中央集権的システム
(B)市場の原理にゆだねるシステム
(C)地域共同体にゆだねるシステム
 これらのどの方法を採用するかによって、国のかたちが決まってくる。戦後の日本は、政府の全責任で上記の5つの原則を充足させるという中央集権的システムであった。
いまの日本は、中国やインドなどの新興国の台頭による世界経済の変化で低迷し、コストのかかる中央集権的システムの維持が出来なくなりつつある状況だ。
 2001年に登場した小泉政権は、(A)の中央集権的システムを(B)の市場原理にゆだねるシステムに変更しようとしたが、基本的に失敗した。国民の鬱積したストレスと不満を利用して改革への熱狂を作り出し、市場原理を広範に導入しようとした。しかし、社会的なセーフティネットのほころび、派遣労働者の解禁、そしてこれらの結果として格差がこれまでになく拡大し、一億総中流と呼ばれ安定した日本社会は解体した。

 2009年夏、市場原理にゆだねるシステムが引き起こした社会矛盾の拡大に嫌気を感じた国民は、自民党の長期政権を選挙で葬り去り、戦後始まって以来の本格的な政権交代となる民主党鳩山政権を誕生させた。鳩山政権は(A)の中央集権的システムや(B)の市場原理にゆだねるシステムのどちらでもない(C)の地域共同体にゆだねるシステムへの移行を目標とした。

・・・この政権の末路は皆さん御承知のとおり、管政権の今後・・・そして今後の書問題はどうなるか・・・は次回で・・・

大震災に思うこと(1)

2011-05-13 05:51:40 | 仕事
世界中が言葉を失った「東日本大震災」。
これだけの犠牲を伴った事件から我々は一体何を学ぶべきでしょう。
2か月が経った現在、その意味合いが次第に見えてきたようにも思えます。

日本が、そして世界が変わるべき方向性が示されています。
「地域コミュニティーへの回帰」「広域自給自足経済圏」「持続可能な経済システム」・・・
これらのキーワードは以前から提唱されていましたが、今回の事件で今後かなり
具体化の方向に動く事でしょう。

日本政府の新成長戦略にも「分散自立型・地産地消の地域経済圏」
「定住自立圏」「地域集権型社会」等が提言されています。
それに加えて「新エネルギー政策」・・・
耳触りの良い言葉を並べているとの思いも有りますが、
我々の今の「集合意識」の中には、確実に「農」を中心とした
自給自立経済圏のイメージが育ちつつあります。

計画停電に伴う一人一人、一企業毎の工夫に置いても、これらの言わば
「新しい自然回帰」の概念が急速に生まれ、静岡の浜岡原発の運転中止で、
更に広域に広がりそうです。

もともと世界に抜きん出て精神レベルの高い日本人。
加えてもともと持っている「クリーンエネルギー技術」などなど。

きっと世界の模範になるシステムの提示が出来るのでは・・・と、
今から胸が高鳴る思いもして来ます。

多くの犠牲者への思いとして、この様な世界の実現が最もレベルの高い
「弔い」になるのではないでしょうか。



これが私の至福の時・・・

2011-02-25 08:42:01 | 仕事
ゼネコンさん勤務の昔からの知り合いの方が、この春、その会社の社長さんに成られました。
その方は、昔からの仕事関係での友人グループの一員でもあります。
仲間の応援もあり、その会社で受ける設計業務で“これ”という仕事を、私にまわして貰える事に成りました。
こんな時代に、何と有り難い事でしょう。
現在マンション物件2件。コンペ形式の物も有りますが、考えて居る時が最も楽しいので、
このところ充実した時間を費やしています。
今までに蓄積してきた「理想のマンション案」を少しでも設計に込められるよう、
全力を尽くすばかり・・・
“マンション余り”と言われて久しいこの時代・・・
過当競争に勝ち抜くための「目玉」作りに時間と頭を費やしています。
時間の経つのが早い早い・・・お腹が空くのも忘れ・・・ベットに入っても頭が巡り・・・
手帳が離せません。
この至福感・・・他に置き替える事は出来ないことは、私が最も知るところです。
また、近くの神社へ“感謝のお参り”に行ってきます。