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新潮流・・・人との「つながり」

2013-05-26 13:06:17 | 一般
もうすぐ92歳になる母が、一人での早朝散歩。
うっかり歩道段差につまずき転倒・・・左手首骨折、左肋骨のひび。
とにかく片腕・片手指の役割が日常生活に取って、これほど重要なものであったとは・・・と
あらためて感じ入っているようです。
私にとっても・・・ここぞとばかり、看護師になる貴重な経験を積ませて頂いており、
あらためて母親との深い、他の誰にも変えられない「つながり」の強さを感じています。

さて、いま目の前にある建築雑誌の住宅特集のタイトルが・・・
・・・選ばれる「人をつなぐ住宅」・・交流を付加価値に変える住宅・・・とあります。

記事には・・・人とのつながりを重視する住まい手が増えている。「そこに住めば安全」
「そこに住めばビジネスが広がる」など、交流を価値に変える住宅が選ばれ始めた。
背景にあるのは、核家族化や単身世帯の増加といった社会現象からの揺り戻し。
ただし、以前のようにしがらみの強いつながりではなく、住まい手が目的や好みに合わせて
選べるつながりが求められている。つくり手にはこうした新潮流に応えるための提案力が必要だ。
・・・とあります。

具体的には・・・
1.大規模開発--地域をつなげて事業の武器に--街づくり活動の運営組織を法人化
2.戸建住宅--多様な同居を見据える新動向--家族構成の変化にも容易に対応
3.シェアハウス--高級路線で交流価値を訴求--ビジネスを支援する仕掛けも
4.視点--ソフトまで含めた提案がカギ--希薄になった交流を自然に促すデザインを
・・・とあります。

大震災以降も含めた、いや日本だけではなく、世界に広がる新しい価値観が
確実に変化し、前に進んでいるのですね。