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『食べて、祈って、恋をして』 (2010) / アメリカ

2010-09-10 | 洋画(た行)
原題: EAT PRAY LOVE
監督 : ライアン・マーフィー
原作 : エリザベス・ギルバート
出演 : ジュリア・ロバーツ 、 ハビエル・バルデム 、 ジェームズ・フランコ 、 ビリー・クラダップ

公式サイトはこちら。 [ 2010年9月17日公開 ]





ジュリア・ロバーツが先日この映画のために初来日しましたね。

この邦題・・・
最近は原題とどえらくかけ離れた邦題をつける映画もあって、見ている方が恥ずかしくなることすらありますが、これはその反対。
あまりにもまんますぎて、かえって「これもっとどうにかならなかったのか?」って思っちゃう。
だけどやたらに「恋愛」とかがつくよりはマシか、とも思ってみたり。 邦題のつけ方は難しいね。



自分で選んだはずの生き方がやっぱり違ってたかもしれない、って感じることは人なら誰しもがあるでしょう。
だけど今を壊してまで、新たな道に踏み出す人は少ない。
満たされない現状のなかに甘んじる人が大多数じゃないだろうか。
リズは、しかし、
「壊してみて初めてわかることがある」と考える。
そして、今までの生活を全て捨てて1年間の旅に出る・・・ ということなんですが。。。


この生き方、見ようによってはとてもじゃないけどあり得ない、とか、
勝手すぎる、とか、ネガティブに捉える人の方が多いかもしれません。
誰かが現れるとその人に染まってしまって自分が分からなくなってきた経験しかしていないリズにとっては、
1度自分を、全く知る人がない環境に置いてみたくなったのではないでしょうか。
そんなお気楽な旅なら私もしてみたい(爆)、と思ってしまったらそれまでなのですが、
たぶん、今の環境を捨てられるものなら捨ててみたい、やり直してみたい、自分を見つけたいと思っている人は潜在的には多いはず。
荒療治とも言うべきなのか。。
こんなことができれば言う事ないですけどね。


実際には、こんなに自分が置かれている環境を変えることはできないにしても、気持ちの持ち方でいくらでも自分は変わることができる。
その最たるものが人を愛すること。
誰かを愛した時、その人の望むようになりたいと思う。 これは自然の本能でしょう。
それを、「恋人にいつも似てくる」と評した言葉については、
無理もないのではないか? と思いたくもなってくる。


「誰かを愛することで調和が崩れるとしても、そのこと自体が調和になっていくのだから」という意見の後では、
誰かが誰かを愛するときに向けられる言葉のなかに、自分が今まで感じたことがない気持ちを起こさせるものがあったとしたらそれはそれでいいと思うし、
好きな人の色に染まっていくこと自体は決して悪いことではない。
たぶん本作、リズの恋愛に対しての考え方が、今一つ筋が通ってないように感じる方もいらっしゃるかもしれません。
“旅の間は恋をしない、一人身を貫くこと”なのに、あれ? って・・・。
ですが恋とはそんなものかもしれません。
突然やってきて突然落ちていくもの。
恋をしながら人生の調和を取っていく。 それが生きるエネルギーになっているわけですから。


多少ストーリーに無理があるかな・・・? とも思うんですよね。
そして2時間半はやはり長さを感じます。
それぞれのエピソードでも詰めることができたような。。。
イタリア、インド、バリの、それぞれの土地の美しい風景や、その土地らしさも、もうちょっと見たかったなあと。 ストーリー展開でいっぱいいっぱいでした。
ハビエルさんはやっぱり・・・ な感じでしたが、でもこの映画には合ってましたね。
ジェームズ・フランコくんは今回はちょっと大人しめの役、そしてリチャード・ジェンキンスはちょっとしつこい役(笑)
ジュリアの衣装も可愛いし、彼女も綺麗。 ここも見どころです。



今日の評価 : ★★★ 3/5点










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