La Rose et Le Vin

バラとワインをこよなく愛するひとのために・・ On boit du vin! / Monsieur Rose

ワイン探求物語-ワイン通と呼ばないで!

2007年03月14日 10時59分24秒 | ワインのエトセトラ
この本は私が本格的なワイン好きになったきっかけを作ってくださり、さらにワインを楽しむ上での舵取りをしていただいている原口真一先生の著書です。
文芸社より昨年の秋に出版されたもので、とにかく内容が興味深くしかも読み物として面白いので私はすでに三度も読み返しをしています。
原口先生は東京にある超一流ホテルでサービスのプロとして活躍されていましたが、現在は教鞭をとりながら日光市に在住されており、幸いにも近くに住む私はワインを通して親しくお付き合いをさせていただいています。
王道を行くワインから名も知れぬ造り手の逸品まで守備範囲は360度、経験と知識に裏付けられた眼力から選ばれるワインはすべてが一級品です。
そんな先生が、プロの立場からではなく市井のワイン愛好家の視点で書かれたのがこの本であり、一般的なワインハウツー物ではありません。
ブルゴーニュ新婚旅行滞在記と、ワインに関する興味深いテーマを二本立てとした内容で、ワイン好きにはたまらない本だと思います。

先に紹介したピュズラのテゼとSAYONARAも先生に薦められ購入したものですし、我が家のセラーにあるワインの大半は先生に推薦されたものか、購入前に相談に乗ってもらったものばかりです。
ワインに限ってことのではないかも知れませんが、風潮に惑わされず自らの判断でワインを選ぶことは思ったより難しいものであり、自分の選択眼を鍛えるためにはとても参考になるはずです。
アマゾンでは本の中身も少しだけ閲覧出来ますので、興味のある方はぜひ購入してみて下さい。絶対にお薦めです。

ワイン探求物語(Amazon)


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6 コメント

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Unknown (たーちん)
2007-03-14 23:34:47
ムッシュさま。ワインも奥が深いのですね!
私もワインが好きなのですが、ディリーばかりです。
コンビニとかでも買ってしまいます。
大人買い?のワインは年に一度のボジョレーだけ
だったりします汗。
ムッシュさんのおかげで薔薇にもワインにも興味を持てたのは感謝してますよ。ありがとうございます。
まずは、本を読む事からですね。
早速 読んでみます。
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さっそく、 (少佐)
2007-03-15 00:39:16
読んでみることにしますね。^^
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とにかく楽しみましょう! (むっしゅ)
2007-03-15 09:09:16
たーちん
コメントありがとうございます。バラは暖冬のせいで先月から動き始めていたのですが、ここのところの寒波で足踏み状態です。この分だと開花は例年と同じ時期になるかも知れませんね。
さてワインの方ですが・・・
ワインは値段でもないし格付けでもありません。ましてやグラスをくるくる回すことでもなく薀蓄を語るものでもありません。
もちろん個人の自由だからどんな楽しみ方をしても良いのですが、何よりも一番大切な事はワインは特別のお酒ではないということです。
ビールや日本酒、焼酎など他のお酒と一緒で美味しくて酔うほどに気持ちが楽しくなれば、それだけで十分だと私は思っています。
この本を書いた原口先生も、真面目に造られたワインならば上下貴賎はなく、それぞれの個性を認めるべきだと私に教えて下さいましたよ。

ちなみに私が昨夜飲んだワインは、コメントをしてくれた少佐殿も愛飲している「王様の涙」という格安中の格安赤ワインでした。
たぶんコンビニワインよりずっと安いはずですが、普段の夕食で楽しむには十分です。和食のおかずをつつきながらコップでグイグイと楽しむワイン、こんなのも気軽で楽しいものです。
あまり難しく考えずに、先ずはワインを楽しんで下さいね。それが一番ですよ!
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この本は・・・ (むっしゅ)
2007-03-15 09:25:03
少佐殿
この本にはお薦めのワイン銘柄や小難しい理屈はほとんど出てきません。
そのかわり愛好家が何故ワインに惹かれるのか、何故求めてやまないのか、その辺の疑問がやんわりと解けてくると思います。
最近ワインの勉強を始めたようですが、葡萄の種類と個性や産地、格付けなどの基本的な事さえ知っていれば先ずは十分なはずです。
あとはワインをのんびりと楽しんでください。数をこなせばお気に入りも出てくると思います。
私のデイリー単価は平均1,000円、このクラスでも基礎知識と仲間からの情報さえあれば美味しいワインはいくらでも見つけることが出来ます。
ぜひ気軽に楽しんで下さいね。
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どうも! (ハラシン)
2007-03-16 19:31:05
あら、こんなところで「販促活動」ありがとうございます。
おかげさまで、第1刷目の出版社持ち在庫も、だいぶ減ってきたようです。
多くの皆様に読んでいただけると嬉しいですね。
ワイン飲みが一人でも増えてくだされば・・・
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それは良かったですね。 (むっしゅ)
2007-03-17 09:40:00
この本は所謂「読み物」としての価値も高いと思うのです。内容の半分以上は以前から知っているものですが、構成が上手なため同じ話を読んでも受ける印象が違っているんですよね。エッセーのような感じで読みながらもワインを探る上でのヒントがたくさんあるから何度読み返しても飽きませんよ。ワインに詳しい人から初心者まで楽しめる本だと思います。
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