きょうは!

思いつくまま

バルテュス & ジャック・カロ

2014-06-14 | その時折

 

         

 

 

               たまっていた美術展のチケット、

      なんとか今日行けるだけ行ってきた@

 

      新宿でやっているオランダハーグ展というのも魅かれたが、

      時間の余裕もないので、上野と東京駅周辺に絞ることに。

 

 

 

 

 

     

 

 

      大宣伝というか、大々的な前評判の バルテュス展。

      彼が若いころ、

      ピエロ・デッラ・フランチェスカに惹かれ作品を模写していたとわかり、

      フィレンツェでみた、 

      端正な雰囲気で、相反する色彩を効果的に使う 

      ピエロ・デッラ・フランチェスカの作品を思い出し、

      そうかと合点がいった。

      バルテュスの作品自体は、構図がどうのと言われているより、

      とても古典的要素が強いと思っていたから。

      「賞賛と誤解だらけの20世紀最後の巨匠」と謳われるけど、

      それってピカソが言ったから? とか言ったら睨まれるか@

      それになんだかんだ言ったって、

      猫・少女が彼の感性の多くを占めていたのは間違いないもの。

      やはりそういう「危うい美」に惹かれていたわけでしょ、彼は。

      「誤解」とか弁明つけなくったって堂々としてればよいのじゃないか? 

   

     

 

 

  

      予想以上に楽しんだのが 国立西洋美術館の美術展。

      「ジャック・カロ―リアリズムと奇想の劇場」と銘打って

     

 

       

 

 

      奇怪な人物が、ぼ~んと出てるから

      魑魅魍魎、奇形なものたちの跋扈する世界かともおもっていたわ@

      ところがこれが、素晴らしい版画の数々! 

 

 

 

        

 

 

        驚きの連続だった。

 

 

 

 

 

     

 

 

        なになに?! これって明日までだったではないの?!

        よかった、滑り込みセーフで!

 

        同時開催の 「非日常からの呼び声 平野啓一郎が選ぶ西洋美術の名品 」

        これもおもしろい。

        看板右の絵もなんかおかしな落ち着かない構図でしょ。

        マックス・クリンガー 「手袋・行為」

        これは連作のうちの一枚で、

        よくみると男性はスケート靴を履いていて、

        奥にいる人物たちのおかしな姿勢の訳がわかる。

        でも惜しいのは、この連作の続き、

        平野啓一郎によると、思いもかけない展開をするのだそうな。

        「思いもかけない展開」って?!

           あ~あ、気になる気になる@

           続きの写真とかお話を、脇に書いていてもらいたかったわ@

      

 

        でも、きょう会得した教訓、

        「広告文に、惑わされてはいけないよ」