【RokuPara】ろく*ぶろ

┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛
ろくちのつぶやきとつれづれ
┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛by mrk

+突然のその日

2008年03月24日 | ろくち

3月8日(土)
NANAち、卒業旅行に出発、ろくち元気に見送り

3月11日(月)
7:00
いつものように、グルグル廻りで食事にありつき、おとうと一緒に元気に散歩。
いつものように、おかんが出かけるとき、朝のみそ汁だしの煮干もらってフェンス越しにいってらっしゃーいをしてくれました。
19:00
おかん帰宅
おばあが寝室内でころんで起き上がれなく、食事も思うように取れてなかったので、バタバタ片づけなどの対応。
20:30
いつもなら、早く散歩に連れて行けと当然のようにWANWAN催促するのに、今日は、やけにおとなしいなぁ。。。と思いつつ、「ろくちゃぁ~ん!おまたせぇ~」といつもより遅め時間、ご飯をもって外へ出てみると、ろくがフェンスに持たれかかって黙って座っていました。
いつもは、ごはんをもらえるうれしさで、ろくがグルグル廻りで食事にありつくところ、この日は、グルグルがうまくまわることが出来ない様子。
「どうしたの?」っと暗がりのなか、ろくちを見てみると、後ろ足がうまく作動できず、よれよれ状態で一生懸命グルグル廻りをしている。
昨年の10月の椎間板ヘルニアがよみがえり、どんなに雨が降っても、どんなに風が強くても、どんなに雪が降っていても必ず散歩に行くろくちでしたが、生まれて初めての『散歩中止』を決意し、玄関にていつもの食事をペロリと完食。
ろくの玄関お泊りのセッティング。
目がかなり腫れ、目やにが出ていたので、ウエットティッシュでそぉっと拭いてみると、とても嫌がり、痛いのかと案じる。
何分か毎のピクピクッと痙攣、後ろ足の戻りのチェックをしたところ、10月の時よりもかなり戻りがなく、一時的に回復したり、ダランとなったり、かなり不安。
『明日、仕事を休んで、一番に連れて行こう』と決意する。
しばらくろくちのそばで、添い寝をしようと何度も試みましたが、慣れないせいか、すくっと起き上がって不自由な後ろ足をかばいながら、前足でのお座りをしようとするので、パピーのころの子守唄を歌って、寝かせつけました。
おとうが帰ってから、そわそわ起き上がり、いつもこの時間は『おちっこ』タイムなので、「ろくちゃん、おちっこする?」とよれよれの後ろ足を引きずりながらいつもの場所に「ちぃ~」
玄関に入り、『ちぃ~』のご褒美もバッチリもらって、『食欲はまずまず』と感じながらも、痙攣が一晩中、気になり、何度も起きてみてもやはり”ピクッ、ピクッ”は持続。

3月12日(火)
6:00
いつもの朝の『おちっこタイム』、自分から玄関をでて、『おちっこ』をしましたが、へにゃってしまい、抱いて玄関へ戻りました。
『おちっこ』のご褒美を催促する元気はあるもよう。食欲はいつもどおりで、完食。
9:10
後ろ足のふらつき、尻尾が下がりっぱなし、頭がたれて視線が常に下方、とても歩いては病院にいけそうもなく、13キロのろくちを抱いて行くにも、ろくちに負担がかかりそうで、ろくちの苦手な車で早めに向かいました。
到着して、まだ先生が見えるまで、ずっとバスタオルでくるんだろくを抱いておりました。やはり目の腫れと痙攣がかなり気になります。
9:30
先生の診断は、白目の浮腫はアレルギーによるものなので、目薬投与、”椎間板ヘルニア”がかなり重症とのこと。2日間のステロイドの静脈点滴投与のため1日入院することになる。
先生から、夜一度来院するように言われ、一人で帰宅。
すぐに、ホームセンターに行き、無駄になっても『保険!』と思い、これからの介護生活に対応できるようにと、
・ペットカート
・オムツ
・ペットシート
・グルコサミン、コンドロイチンのビタミン剤 など手当たり次第、購入する。
19:00
ろくちに面会に行き、先生から、食欲もあり、一緒にいるにゃんこちゃんも追いかけ、得意の『お手・おかわり』もバッチリ、、、
話のそばで、うろうろしていたろくちが急に後ろ足を前にピンと出して腰砕けの状態になってしまい、先生から、手術の必要も否めないと、この時点では、”椎間板ヘルニア”の治療の話を伺い、ろくちはおかんの後追いをるすでもなく、自分の病室へとっとともどってしまったのは、チョット寂しくもありましたが、入院するろくちをお願いし帰宅。

3月12日(水)
18:30
ろくちの玄関でのお泊りスタイルは、何枚ものお気に入りの毛布で寝支度。
仕事からの帰宅途中、不自由な足でもゆっくりと寝られるよう、ろくちの大好きなフリース系で出来ているカドラーを一つ購入し、一目散に帰宅。
ガレージがら、ペットカートを取り出しその足で『このカートの必要がないほど、どうぞ、元気になっていますように』と祈りながら病院へ。
先生から、2枚のレントゲン写真、臨床資料をみせてもらい、背骨、骨盤、すべて問題はなく、10歳にしては、かなり丈夫な骨の状態でした。
腰をかばって後ろ足に負担をかけないように歩くため、後ろ足の筋肉がかなり落ちて、13キロの体重が、10キロに落ちているのを指摘され、”ヘルニア”後、体重を増やさないよう、食事には、低脂肪、低カロリー、高タンパクな食事(野菜、鶏肉、大豆製品、ゼラチン)自分なりに気をつけておりましたが、やはり、このところ、ちょっと、腰のあたりの痩せ気味かも、、、と案じているところでところでした。
ヘルニアの場合は、後ろ足がへなった時には、そのままへなった状態が持続し、立ち上がることが出来なくなるので、ろくちの場合は、へなったり、ちょこちょこと歩き復活し、また、レントゲンは、内部にあるゼリー状の髄核が外に出てきたり、外側の繊維輪が突き出してきて脊髄を圧迫もなく、模範的な背骨の状態でした。
血液検査の結果、中枢神経にかなり異常が見られることと、眼瞼浮腫.について、点眼では快方せず、痙攣もあり、”脳腫瘍”の確率がかなり高いので、かかりつけの病院ではこれ以上対応ができないと診断される。
CTスキャンとMRI検査が出来る脳腫瘍の専門医を紹介いただき、「もう一度、元気なろくちゃんが見られるといいですね。」とペットカートにろくちを乗せ、見送ってもらう。
初めてのカート乗車のろくちは、きょろきょろ景色を堪能しているかの様子、ろくちに負担のかからないよう、平らな道を選びながらゆっくりと帰宅しました。
20:30
ろくちは、新しいカドラーがかなりお気に入りもよう、健常な前足でコシコシをしてで満足気にすっぽり収まってうっつら、うっつらしながらも、数分おきの痙攣にピクピク反応。
不安を抱えながら、子守唄、眠りにつく。
22:00
会社から帰宅したおとうに話し、NANAちが帰るまで、出来る限りを尽くそうと決め、検査を予約することする。
おとうに焼いたサイコロステーキの臭いが、ろくちを目覚めさせ食べたそうなので、味なしをペロリとおいしそうにゴックン!
栄養がつくようにと、明日からの食事用に鶏の胸肉をたっぷり煮込み、ゼラチンで固めテリーヌを作りました。
明日は、おとうもおかんも仕事なので、ろくちはハウスで1日中一人でお留守番。
後ろ足が不自由なので、ハウス前のデッキからの昇り降りは負担がかかるため、昼間、お水や、おちっこがすぐに出来るようにと、おとうとデッキをとりはらい、スロープを設置する。

3月13日(木)
5:30
いつもなら、おかんが起きると、正座をしておはようの挨拶とそのご褒美をもらうろくちでしたが、ぐっすり眠っている。
おそるおそる、ろくちに触れると、ゆっくりと呼吸をしており、かなりしんどいのかと案じながら、朝の家事に従事。
7:00
おとうが起床すると、玄関に向かってろくちもそわそわ。不自由な足を引きずり、よろけながら庭に出て、いつものように定位置に『おちっこ』。
テリーヌなど、たっぷり盛り付けると、パクパク、あんまりたくさん入れすぎたのか、ちょっと食べ残す。
ペットカートで、おとうと一緒に、公園へ散歩。
公園では、いつものように研究熱心にクンクン。おとうと快適に散歩から、帰宅。
昨晩設置したスロープをゆっくり昇ってハウスに入り、やっぱり、足が不自由なせいか、ハウスにセットした、カドラーにすっぽり。
出社時、「ろくちゃん、早く帰ってくるから、ゆっくり、ねんねしててね。」と声をかけ、出社。
会社から、3月16日(日)15:00 CTおよびMRIの予約をする。(http://www.vmn.jp/yokohama/ ベイサイド アニマル・クリニック 腫瘍治療のスペシャリスト院長 南毅生先生)-犬の脳腫瘍、6500分の1の確率-
18:00
会社からの帰宅途中、昨日購入したふわふわカドラーが気に入ったようすなので、玄関のお泊り用にともう一つ購入。
家に近づくと、ろくちが吠えていました。『吠えれるぐらい回復したのかな。』とちょっとプラスに考え、「ろくちゃん!」と声をかけながら帰宅。
階段を昇ると、ろくちがフェンスの角でぐったり倒れており、吠え続けている。
目全体が充血して真っ赤、まったく見えない様子。
買ってきたカドラーにろくちを寝かせ、「ろくちゃん、もう大丈夫よ。」声をかけながら、カドラーごと抱きかかえ玄関に。
玄関にカドラーを置き、のどが渇いているかと思い、おばあが入院時使用していた、吸口を出してきて、水を飲ませようとするも、かなり吠え続けていたせいか、口をあけたまま、飲むことすらできない。
もちろん、ごはんもまったく食べることができず、痙攣もひどくなり、のた打つ感じになり、バスタオルでろくを包み、カドラーに入れソファーに置き、そばであやすも効果なく、抱きかかえてあやすも効果なく、吠え続ける。
18:30
以前近所から、吠えに関して苦情があったので、ろくをカートに乗せ、公園に向いました。
断末魔が頭をよぎり、『これが最後の公園となるだろう』とカートのろくちに、ずっと、話しかけながら、涙をこらえながらゆっくり公園へ。
『もしかすると、朝まで公園にいることになるかも。』と考えながら、大好きだった公園の空気を感じたのか、痙攣しながらも、起き上がっては、クンクンと公園を確認していました。
公園を一回りすると、安心したのか、カートの中で眠りについたようなので、自分の着の身着のままを思い出し、とりあえず、携帯と身支度と思い、一度帰宅することにしました。
20:30
ガレージにろくを乗せたカートを置き、携帯を持って身支度をして戻ると、カートの中でうずくまって苦しそうでした。
再度の公園行きを断念し、車の中なら、吠えても近所迷惑にはならないだろうと考え、カドラー、毛布を持ち出し、車の中でろくを見守ることにする。
携帯からおとうに、ろくが痙攣と断末魔で苦しんでいることをメールすると、会社から新幹線に乗って駆けつけ帰宅。
21:30
おとうが帰宅後、家がそのままなので、おとうにろくちを見守ってもらい、おばあの片付け物、おとうの夕食の支度をし、おとうと交代。
おとうが吸口で水をやると、舌をペロペロを出しながら、水を飲んでいてくれました。
23:00
断末魔のろくちを不憫に思い、今日は寝室で『川の字』で寝ようと、ろくちを家にいれ寝かせるもかなり吠え続け、2階のおばあ、近所への配慮もあり、再度、ろくを車の中に入れることにする。
24:30
枕と布団を車に入れ込み、おとうが夜通し付き添うことになりました。
「ろくちゃん、おとうと一緒だから、大丈夫よ。」

3月14日(金)
2:30
一人で寝ることもできず、いろいろと考え、やっぱりろくちには、どんなに吠えても畳の上で休んでもらおうと、ガレージの車を覗くと吠え疲れたのか、ろくが痙攣しながら眠っていました。
ろくには、苦しい中、行ったり来たりで、本当に不憫で申し訳なく思いました。
介護用に買ったオムツをしてやり、朝まで、苦しいそうで、手足も全く動かせず懸命に息をするろくち。
消化出来なかったのか、何度か朝食べたものを戻しました。
明け方、すべて出しきっってしまって楽になったのか、口をあけながら眠っていたので、吸口で水を流しながらろくちの口を洗ってやりました。
吸口を近づけると、ペロペロ舌を出してゴクゴク水を飲んでくれました。
5:30
出勤するため、家事をしなければならず、起床。
今日はおとうが偶然所用で休みを取っていたので、ろくちを朝一番で医者に連れて行き診てもらうことにしました。
おとうが、おかんを会社まで送るよっと言ってくれましたが、何かあったら、きっと後悔するからと思い、おとうにはろくに付いててもらうことにしました。
相変わらず、ろくちは懸命に息をしてNANAちが帰るまで、がんばっている様子でした。
「ろくちゃん、もうすぐNANAちが帰ってくるから、がんばってね。」それがろくにかけた最後の言葉となってしまいました。
9:43
おとうから携帯に不在着信。その後『息しなくなった』とメール。9:38 ロク 昇天
まさか、こんなに早く逝ってしまうなんて。。。。。。
すぐに帰宅を申し出、支店長の取り計らいで、10:30に会社を出られました。
11:30
おとうがろくちのそばにずっと付いていてくれたので、ろくちは安心して虹の橋を渡ることが出来ました。
苦しかったから、楽になって良かったね。
NANAちに苦しい姿を見せたくなかったのかもね。
ろくちゃん、たくさんの楽しい思い出、ありがとう。
また逢う日まで、待っててね。
ろくちゃんが精一杯生きたこと、忘れません。
自分も精一杯これから生きようと思います。
4日間(ドックイヤー換算で約24日間)の闘病、
ほんの4日前まで思いっきり元気だったから、
未だに信じることができません。
もうちょっと長生きしてほしかったけれど、
おとうがそばで一緒だったから、
とっても苦しそうだったから、
良かったんだなと思います。

ろくちゃん、
長生きさせてあげられなくってごめんなさい。
苦しいときに何もできなくってごめんなさい。
寂しい思いばかりさせちゃってごめんなさい。
海、山、川へ連れて行ってやれずごめんなさい。
一緒にいてやれなくってごめんない。

ろくちゃん、
たくさんの元気をありがとう。
たくさんの思い出をありがとう。

その晩、逝き急いだろくちの苦手な春雷と強い雨が深夜まで続いておりました。

3月15日(土)
NANAち、帰国

3月16日(日)
14:00
おとう、NANAち、NANAちのお友達、おかんで荼毘に付す。
ろくちゃん、また逢う日まで。

最後のろくちの記録をお読みきただきましてありがとうございました。

+URAGAERIぐみ

2008年03月24日 | ろくち
ゆったりとかまってやれず近くの公園しか知らなかったろくち。
お友達が出来るようにと、はじめさせていただきましたURAGAERI組ですが、たいへん残念ながら、突然ではありますが、組元の不在により、あたらしい組員への対応が現在のところ出来かねますので、登録は、71わんちをもちまして終了とさせていただきます。
ずぼらな管理人でいろいろとご迷惑をおかけいたしましたが、たくさんのかわいい組員のわんちゃんの応援は、とてもありがたく心より感謝申し上げます。
組員の皆様には、さらに元気なURAGAERIで毎日を送っていただけますよう、心から願っております。
ありがとうございました。