

<表紙> <裏表紙>
キルピチニコワ作
宮川やすえ訳
グラスリッツェンをはじめてから、徐々にガラスってなんだろう?
と、ガラス自体にも興味がわいてきました。
手彫りに向いているものは・・・?から始まって、成分や製造方法についても
知りたいと思い、ガラス関係のサイトを調べるうちに、この本が紹介されて
いるのを見つけました。
実在の人物で、ロシアの伝説的なガラス吹き「ボリス・イリョーミン氏」の
一生を綴った児童向けの小説です。
村中に、ガラス吹きの名人がいて、幼い頃からその仕事に憧れていたこと。
一時は才能がないと、諦めかけたこと。そして、ついには国家的な大きな
仕事を任されるまでになり、勲章を受章したこと。
結構古い本なので、昔の伝記的な雰囲気なのですが、ファンタジックな
場面があったり、イタリア・ムラーノ島に(その技術を他国に知られないように
するため)軟禁されたガラス職人の話や、今から4千年前に古代フェニキアの
船乗り達が、初めてガラスに出会った話なども挿話として織り込まれていて、
大変興味深い読み物としても楽しめます。
その上、子どもの本とあなどるなかれ。あとがきの部分には解説がついていて
ガラスの語源、歴史、原材料、製造過程についてなどがとても分りやすく
説明されているのです。
実は最近読んだ本ではないのですが、最初に読んでから、何度か借りては
読み直している、大好きなとっておきの一冊です。
(残念なことに絶版なんですよね

表紙もアートっぽくていいんです。
ガラスに興味がある方は、一度読んでみることをおすすめします。
この本の表紙を見たときに、
荒井良二さんの絵本かな?と思いました。
なんとなくタッチや色使いが似ているようで。
ロシアのお話なのですね。
専門的な内容の本は難しくって理解しにくいのですが、
同じ内容で子供向けに書かれた本って、
とても易しくわかりやすく書いてあるので、
入門編として大人が読むのも、とても良いですよね!
観ているだけのガラスでしたが、
読んでみようと思います!
とても斬新な色で
インパクトがある表紙に
しばし釘付けです。
ガラスをもっと知るために
是非とも
全くの素人の私も読んでみたいと
思いました。
それにしてもいい本…ほど絶版が多いのが
残念ですね
私は、もっぱら児童向けの調べ学習の本などを見て
楽しんでいます。写真や、図解もいっぱいでわかりやすい。
このところ下の娘社会科で、新聞つくりがつづきました。
テーマを絞って国や人を調べ、それを新聞にするという
調べ学習の仕上げで、すっかり図書館のビジュアル百科
のコーナーなどがおなじみになってしまいました。
この本、ガラスの魅力があふれています。ガラスって
透明で冷たいようだけれど、実は太陽みたいに熱いのです。
大変わかりやすく書かれていますから
おすすめですよ~。
もう、この本お持ちの方がいらしたら譲っていただきたい
くらいです。
再出版のお願いができるサイトがあるでしょう?
そこに、頼もうかと思っているのですよ。