我が家のちょっとしたブームは、「ビブリア古書堂の事件手帖」回し読み。
学校の朝読書の時間に読む本を探していた次女に、「これは?」と私が薦めてみました。
実は、私も年甲斐もなく読みたかったりして。
それがTVドラマが始まる直前のこと。
ミーハーなのもありますが、読んだ物と映像を比べるというのを張り合いにするため
必死になって読んでいました。
原作と順番が違っていて、「あ~。まだ読んでいない話だった」と残念がることもあり。
もともとあまり読書好きとは言えない次女ですが、国語の教科書に出てきた星新一に興味を
持ったので、筒井康隆の「時をかける少女」を薦めてみたらこれが彼女の中では大ヒット。
私もSFやミステリー好きなので、傾向は似ているのかも知れません。
ご存知ない方のために、「ビブリア・・・」とはどんな内容の本か簡単に説明しますと
「主人公は、古本屋のイメージにそぐわない美貌の持ち主。古書の知識は並大低ではないが、
初対面の人間とは口もきけない人見知りでもある。だが、ひとたび本の事となると夢中になり、
客が持ち込むいわくつきの古書にまつわる謎と秘密を、次々解き明かしていく。」
という、ミステリー。
とはいえ、内容は「日常の謎」のほんわかしたものです。
ドラマと本を比べるのも楽しんでいましたが、本の中に出てくる古本に興味を持ち
それを読んでみたいと言い出しました。
「たんぽぽ娘」 ロバート・F・ヤング 著 という本なのですが、市の図書館の蔵書には
ありませんでした。近隣の市の図書館を検索すると、28人待ち。
しからばネットで購入しようと思ったところ、な・な・な~んと50000円以上の
信じられない高値がついていました。
短編集のうちのひとつで、これ自体は短いお話なので、ネットに出てはいるようなのですが
やっぱり本で読みたいんですよね。
絶版本でしたが、5月に復刊されるので、待ちたいと思います。
たんぽぽ娘で検索したら、関連で出てきた本の中になつかしい本がありました。
会社に勤めている時、先輩社員から教えてもらった、こちら。
「時の娘」 ジョセフィン・テイ著
歴史やシェークスピア劇で非道な人物として描かれていたリチャード三世が、実は善良で
民衆に慕われていた王様だった。
その実像を、入院中で寝たきりの刑事が解き明かす、という歴史ミステリです。
英国の歴史的背景も知らないし、人物もごちゃごちゃになり、非常に読みずらかったのですが、
何とか読み切ったものです。難しかったのですが、達成感があったんですよねー。
面白かったという記憶は残っているのですが、本は借りたものだったのか、手もとにないので
思わず注文してしまいました。
帯にリチャード三世の遺骨発見と書いてありました。そういえば、ニュースになりましたっけ。
読みやすくはないですが、絶対に面白いおすすめ本です。